校長室から

2018年3月の記事一覧

本年度のご協力、ありがとうございました。

連日、春の陽気に包まれ、校長室の目の前の桜や運動場周辺の桜も満開を迎え、とても華やいでいます。

そのような中、平成29年度の学校業務も今日で最後となりました。

この1年間、「やかたの子(やさしい子・かしこい子・たくましい子)」の育成を目指し、教職員一同、チーム押方として精一杯力を注いで参りました。

それに応えるよう、子どもたちも「やかたの子」目指して学習や様々な活動に全力で頑張り、心も体も健やかに成長してくれました。

教育は学校だけでは成し遂げることはできません。これも一重に、この1年間の保護者や地域の皆様の日頃からのご理解・ご支援・ご協力の賜と、学校長として衷心より厚く御礼申し上げます。そして、平成29年度を無事に終了できますことを、皆様と共に喜びたいと存じます。本当に、ありがとうございました。

                                  高千穂町立押方小学校 校長 川越鉄郎

 
☆ 来る平成30年度も、変わらぬご支援・ご協力をいただきますよう、重ねてお願い申しあげます。


 

また少し、安全な通学路に。

昨夕、PTA生活環境部員の皆さんと職員で、通学路の側溝にグレーチングを設置しました。

子どもたちが毎日学校に通う通称「1.3Kmウォーク」の通学路は、峠道で狭くてカーブも多いのですが、側溝の蓋がなく危険なため、生活環境部の事業として年次的に毎年グレーチングを設置し、少しずつその距離が延長、改善されてきました。

今年度も高千穂町建設課より70枚のグレーチングが届き、蓋がない箇所2箇所、約70mにグレーチングを設置しました。設置の際には、側溝の溝さらいや道路の清掃もしてくださいました。また、学校入り口付近の運動場の側溝にも設置していただきました。

 新学期が始まったら、子どもたちは、また少し安全になった通学路を登校してくることができます。生活環境部の皆さん、ありがとうございました。
  
☆ グレーチングが設置されると道路も広く感じます。子どもたちが自動車と接触する危険が減り、より安全に登校できるよ
 うになります。ありがとうございました。


「忘れてはいけない日」。

昨夜は、春の嵐が吹き荒れました。今朝は、雨はあがっていましたが、時折強い風は残りました。しかし、ひと月前の雪や厳しい寒さを考えると、ずいぶん寒さも緩み、道ばたには、コバルトブルーの小さな花「オオイヌノフグリ」も咲き始め、春が足音を立てて一気にやってきそうな気配です。

今日から3月。本年度も6年生は16日、1~5年生は17日の授業日を残すのみとなりました。まさに「光陰矢の如し」、1年はあっという間です。

さて、今朝は3月の全校朝会でした。「忘れてはいけない日」と題して子どもたちに話をしました。「忘れてはいけない日」、それは、「3月11日」です。高学年の子どもたちは、何の日であるか知っていました。今から7年前に起こった「東日本大震災」。今の小学生が生まれたばかりから保育園児の頃のことです。

はじめに当時の映像も見せ、「東日本大震災」について説明を加えました。そして、「なぜ、忘れてはいけないのか。」を「南海トラフ巨大地震」をもとに話をしました。今後30年以内に、この宮崎でも「南海トラフ巨大地震」が高い確率で発生すると予想されています。高千穂での震度や宮崎市や延岡市などの沿岸部での津波予想、想定される被害などについて県の想定資料を挙げて解説しました。

地震については、押方小の子どもたちも2年前の熊本地震で震度5強の怖さを経験しています。学校でも本年度2回、地震避難訓練を行いました。ところが、高千穂は津波に遭う心配はありません(山津波は別です。)ので、津波の避難訓練はしておらず、津波に対する意識も高くない現状があります。しかし、本当に、いつ、どこで発生するか分からない地震や津波です。もしも沿岸部にいる時に大地震に遭遇したら、津波から命を守る行動を取らなくてはなりません。山間部の子どもたちにも、このことをしっかり理解させておく必要があります。

 不幸にして起こったこれまでの大災害を決して忘れることなく、教訓として、「自分の命は自分で守る」防災や減災の意識付けや避難訓練に、今後も積極的に取り組んでいこう、と東日本大震災から8年目を迎える3月、改めて子どもたちを前に思いを強めました。
  

☆ いつ・どこで地震や津波にあうか分かりません。「3月11日」を決して忘れず、「自分の命は自分で守る」ことができるよう、日頃から心構えや備えをしておきましょう!

☆ 男子バレーボール少年団の表彰も行いました。よく頑張りましたね。おめでとう!