日誌

2024年9月の記事一覧

9/12 ライフプラン

今日の3年生でライフプランニングの授業が行われ、その中で金融庁のライフプランシミュレーターを用いました。

こちらから利用できます → 金融庁

これは、現在の自分のの収入・支出などの情報や将来の計画を入力することで、将来の家計収支をシミュレーションし、結果をグラフで確認することができるものです。

生徒たちは、最初の入力では自分の理想の収入や支出などについて「これくらいかな」と入力していきますが、実際に示されたグラフを見ると大きくマイナスなったりして驚いていました。

生徒たちは、収入に応じて計画的な支出や貯蓄をすることの重要性を実感として持てたとても良い経験となりました。

 

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9/11 スキルup

昨日、理科の自由研究の審査会があり、本校の理科担当が出席しました。

残念ながら本校からの入賞はありませんでしたが、次年度に向けていろいろ刺激になったと報告がありました。

他校の出品された研究の多くが、手書きではなくPC等で作成・印刷されたものだったそうです。

手書きは生徒の思いが伝わってきて好きですし、手書きのイラストや図を交えてまとめるのが大変上手な生徒もいます。しかし、多くの生徒にとっては後から修正や追加する場合は書き直しになるなど大変な面が多いのも確かです。

今後はタブレットPCを使う場面が多くなるでしょうから、慣れの面からもPCで作成するようにした方が良いのかもしれません。

なにより、レイアウトを変えたり、グラフなども見やすいように何度も形を変えたり、目盛りを変えたり試行錯誤や工夫ができます。

 また、理科の自由研究の下地として、普段の授業の中で予想を立て、実験し、結果を考察しまとめる場面で活用できます。

授業の中で、タブレットを活用して実験レポートを作成する経験を積むことが可能です。

大学などでもレポートの提出は電子データで行うことが当たり前の時代です。

自由研究の場面だけでなく、高校進学後や社会に出てからも必要とされるスキルを高めるチャンスになると思います。

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9/10 原石

生徒達が、自分がダイヤの原石だと思えないのには2つの理由があると思います。

・「何で磨けばよいのかまだ気付いていない。」

・「まだまだ磨きが足りない」

教師がどうかかわるかが問われます。

 

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9/9 鎮魂歌

 

「今日の授業」では、1年生の国語の時間の様子を紹介しました。

実際に戦争を体験した方の話が20年以上も教科書に載り続けるということは、それだけ私たちに様々なことを投げかけ、考えさせるものであるからだと思います。

以下にあらすじを記載しますが、気になる方はお子様の教科書をご覧になってください。

 

あらすじ

弟のヒロユキは太平洋戦争の真最中、僕が小学4年生のときに生まれた。

父は戦争に行き、毎日のように空襲があった。

食べ物は十分ない中、母は僕たちに食べさせるために自分はあまり食べなかった。そのせいで、ヒロユキのためのお乳が出なくなった。

配給のミルク缶1つがヒロユキの大切な食べ物だった。

そんな大切なミルクを、甘いものが欲しい僕は盗み飲みしてしまう。

そんな作者に母は怒るでもなく、『ミルクはヒロユキのごはんだから、ヒロユキはそれしか食べられないのだから』と言う。

空襲がひどくなったため疎開しようと思い、引っ越しの相談をするために田舎の親戚を訪ねた。

母と僕と弟を見た親戚の人が口にしたのは「うちに食べ物はない」と言う言葉だった。

くるりと後ろを向いて帰った母の顔は悲しくも、子供達を必死で守ろうとする強く美しい顔だった。

ようやく疎開先が決まり、石釜という山あいの村に引っ越した。そこは桃源郷のようで僕は胸をはずませた。

しかし疎開者に配給はなく、着物と米と交換するしかなかった。

着物もなくなると、ヒロユキは病気になり、しばらく入院していたが、ヒロユキは栄養失調で死んでしまった。

 ヒロユキのために小さな棺が用意されたが、棺が小さすぎて入らなかった。

母は、「大きくなっていたんだね」と言って初めて泣いた。

 ヒロシマに原爆が落とされたのはその九日後のことだ。さらにその三日後には、ナガサキに-。

 そして、六日後の一九四五年八月十五日、戦争は終わった。

 

米倉斉加年さんのあとがき

”戦争ではたくさんの人が死にます。そして老人、女、子どもと弱い人間から飢えて死にます。私はそのことをわすれません。…そのことを私たちはわすれてはならないと思います。そのことをわすれて、私たちの平和は守られないでしょう”

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9/6 達成感

今日のものづくり体験は大変すばらしい内容でした。

簡易的ではありましたが、畳を作る経験はなかなかできません。

生徒達も楽しく一生懸命に作業に取り組めて本当に良かったです。

また、技能士の方々の教え方が素晴らしく、全員がびっくりするような素晴らしい出来のミニ畳を完成させていました。みんないい顔をしていて達成感を味わっているようでした。

技能士の方の話によると、畳づくりの体験は何年も前からやってきているということで、作りやすくするために様々な工夫を積み重ねているということでした。

完成後は畳の裏の処理跡が見えないようにするために、裏面全体に木工用ボンドを塗り、紙を貼り付けていたそうです。しかし、慣れないときれいに晴れないため、今は畳の紹介を兼ねた全面シールを貼るようにしているとのことでした。

技能士の協会の皆さんも、できるだけ子供たちに楽しく、そして誰でも完成できるような工夫をされていて素晴らしいと思いました。

授業の最後では、畳にまつわる話をいくつかしていただきましたが、内容も興味深く、別途講話で依頼したいくらいでした。

畳工業組合の皆様、今日は本当にありがとうございました。

※下はミニ畳制作用の説明図です。

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9/5 自律

今日の朝の生徒集会で、生徒会役員が朝のボランティア活動の今後のルールについて説明をしてくれました。

6月の生徒総会までは、学校がある日は雨の日以外ほぼ毎日朝のボランティア活動を行ってきました。朝8時40分からの10分間ですが、除草や落ち葉を掃きを毎日続けるのは大変だったと思います。テストがある日も同様に取り組んできました。

テスト勉強がしたいのでは・・・と思いつつも、数年前から生徒会が中心となって始めたことですので、こちらからは特段声を掛けずにいました。ようやく今回、定期テストはテストのある週、課題テスト等は当日のみ、3年生は12月から受験終了までは休みとすることが確認されました。

生徒総会で要望を受け、生徒会で試行的にテスト休みを設け、その結果をアンケートに取るという取り組みをした結果です。アンケートの結果では、テスト勉強ができてよかったと好評だったようです。

このように、現状に問題があればそれを議題にし、協議しながら自分たちで検証し、その結果を受けてよりよい形に変えていくという流れができたことは素晴らしいことだと思います。

 

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9/4 協働

先日「すきメンマ」のニュースがありましたが、その件について「すきむらんど」代表の青野さんが来校されました。今回の件のお礼とのことでした。

3年生を中心に「小林の未来予想図」というテーマで今後の須木について学習を進めていく予定ですが、すきむらんど様の協力もいただきながら、よりよい提案をつくっていけたらと思います。

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ボランティア精神

先日の台風で、学校の駐車場にも大量の落ち葉や枝が散らばっていました。

30日のうちに大きな物は片付けましたが、落ち葉は濡れていたため乾くのを待ってやるしかないな・・・と考えていました。

ところが、日曜日の夕方学校に寄ってみると、なんと駐車場がきれいになっているではありませんか。

おそらく31日に部活動で登校したソフトテニス部の生徒がきれいにしてくれたのではないかと思い、昨日、部顧問に聞いてみました。

すると、予想通り土曜日に清掃をしましたとのことでした。

久しぶりの貴重な部活動の時間だったのに、清掃に割いてくれた顧問と部員の皆さんに感動しました。

夕方部活動の様子を見に行った際に、部員の皆さんに集まってもらいました。生徒達は「何だ?」とキョトンとしていましたが、土曜日の作業のお礼を伝えると、口々に笑顔で「どういたしまして!」と言ってくれました。

須木中の先生や生徒達は素晴らしいなあ!と改めて感じました。

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9/2 想定

皆様は台風の被害は大丈夫だったでしょうか。学校の建物には大きな被害はなく、数か所の雨漏り程度で済みました。また、生徒や保護者、職員にも特に被害はなく、安心しました。

 

今回の台風は特に大型で強かったことや、一時的には小林市を直撃しそうな進路予想であったこともあり、久しぶりに数日分の常温保存の食料品や水の準備を行いました。

その他にも、バスタブに水を溜めたり、モバイルバッテリー、LEDランタン、着替えなどを入れた持ち出しリュックなども準備をしていました。

 

さて、今日の地震の避難訓練の指導の中で、『災害時の「備え」チェックリスト』を使った説明がありました。

チェックリストを確認してみると、自分の場合は品物はあるけれど持ち出し袋に入れていないものがいくつもありました。家に被害が出ず、そのまま使える前提で考えていたためです。

 まさに「正常性バイアス」的な感覚になっていたのかも知れないと反省させられました。

 

避難訓練の中で生徒に対して、「今日の避難時の条件は揺れしか起きていない、最も条件の良い場合だったことを忘れないように。実際の避難では、建物が壊れていたり、通路が通れない場合がある。その時々でどうすれば良いかを判断しなければならない。日頃から最悪の場合を想定し、防災を意識して過ごすように」という内容を伝えました。

常に最悪の事態を想定して備える。

このことを再認識した日でした。

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