【校長室】感謝
生徒を預かる一人の教師として、中学生の訃報をきくと、胸が締め付けられる思いである。
感染症対策や自然災害への防災、そして不審者の学校侵入に対する防犯等、常に最悪のことを想定して、学校の危機管理に取り組んでいる。そういう自負はある。
年度当初、教職員向けに心肺蘇生法とエピペン使用の研修を行った。避難訓練を実施し、避難経路を確認した。夏には登下校中の避難について防災教室を行い、保護者への啓発を図った。9月には、県内弁護士による教職員への危機管理研修を実施した。危機管理マニュアルも担当に定期的に見直しをさせている。しかし、それが果たして最適かどうかは正直わからない。
12月18日(水)に、保護者迎えによる一斉下校を実施した。町教育委員会から連絡を受けたあとすぐに、教頭と生徒指導主事、各学年主任を集め、対応を協議した。前回の訓練で反省として出された、「校庭での車の渋滞」を回避するため、運動場での引き渡しとし、中学校近隣の生徒は、職員同伴による集団下校とした。危機管理においては、生徒の安全確保を最優先に対応することを強く意識しておく必要がある。たとえ事案が発生したとしても、被害を最小限にして、生徒を守ることに全力を注ぐ。全職員そういう気持ちであった。
連絡を受けてから、およそ2時間後が下校開始。一斉メールを送ることができたのは、下校開始まで30分をきったころである。保護者の混乱を招くおそれがあった。生徒も不安そうな顔をしていた。しかし、実際には冷静に行動してくれた。日頃から緊急時こそ「想定外を想定する」ようにと言い聞かせてきたことが功を奏した。すぐに保護者の第一陣が、来校した。副担任の先生を中心に車を運動場へ誘導し、生徒の受け渡しが始まった。保護者も、メールでの連絡事項をしっかり把握しており、大きな混乱はなかった。全生徒の生徒受け渡しによる一斉下校は、2年ぶりであるにもかかわらず、しっかりと対応できたのは、保護者の理解と協力のおかげである。時間にしておよそ3時間で全生徒の下校を完了することができた。ご理解とご協力をいただいた保護者の方々には本当に頭が下がる。学校と生徒・保護者との信頼関係づくりは、全教職員が行うべき危機管理に欠かすことのできない学校経営の一つとも言える。
今日までどれだけたくさんの人にお世話になり、助けられ、守られ、支えられて生きてきたか。生徒も私たち教職員も今回それを実感することができた。人は、こういう経験を通して、深い感謝を抱けるような人間に成長する。「ありがとう」という最高のことばで、あらゆることに感謝できる人間に私はなりたい。
〒882-1101
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TEL 0982-72-4121
FAX 0982-72-4122
12月20日(金)
本日の健康観察状況についてお知らせします。
〇 頭痛、発熱、咳、嘔吐等のかぜ症状 8名
〇 インフルエンザ 6名
〇 マイコプラズマ 1名
以上です。
まだまだ寒い日が続きます。手洗い・うがいの徹底と健康管理をお願いします。また、3学期始業の日は1月7日(火)になりますが、前日の6日(月)に健康観察に関するメールをお送りしますので、ご確認の上、ご対応をよろしくお願いします。
校長
教室配置 教室配置.pdf
校時程 通常校時程.pdf
校時程 委員会校時程.pdf
〇 荒天時に関するお願い
大雨や台風、大雪その他様々な事象により生徒の身の危険があると判断される場合は、たとえ休校などの措置連絡がなくても、無理に登校させたりすることのないようにお願いいたします。学校との連絡が通じる時間帯に、連絡していただければ柔軟に対応していきますのでご理解ください。まず、お子様の身の安全を確保することを最優先した対応をよろしくお願いいたします。
【地震発生時の登下校マニュアル】
◎ 南海トラフ地震の発生が心配される中、本マニュアルをもとに各学級でどのように行動すればよいのか。各家庭での決まりや約束などを決めておくことなどを確認しました。各家庭におかれましても、万が一の場合にどのようにすればよいのかを話し合ったり、決めたりする機会にしてもらいたいと思っています。なお、本マニュアル(データ)は、マチコミメールで送付いたしますので、ご確認ください。