統合に向けて
上野中閉校式
3月9日(日)に、高千穂町立上野中学校の閉校式が開催された。私は受け入れる中学校の代表として出席させていただいた。初めに高千穂町教育委員会教育長から、上野中が閉校に至るまでの経緯についての説明があった。平成20年の向山中に始まり、岩戸中、田原中と本町内の中学校が次々に閉校となった。高千穂町のような中山間地域では、全国的に進む少子高齢化の影響は予想以上に大きく、むしろ人口減少が加速化しているのが現状である。閉校式前には、控え室で上野地区の公民館長さんや歴代のPTA会長さんと話をする機会があった。運動場と武道館の間にある校庭の脇にある桜は、それは見事なもののようで、4月には桜の花のトンネルをくぐりながら、児童生徒は校舎へと足を運ぶとのこと。桜の背景には白い校舎が生え、いわゆる“映える”らしい。また、途中改築があったものの、校舎は、清掃が行き届き、磨かれた廊下や壁、教室の床は、いつ見ても気持のよいほど、きれいに管理されている。先生方はもとより、地域の方々の教育力の高さをしみじみと感じる。
式典の後、外では記念碑の除幕式が行われた。黒を基調にした記念碑で金色の文字が刻まれており、重厚感が感じられ、全体的に高級なイメージであった。同時に洗練された厳粛なイメージでした。この記念碑をバックに多くの方々が写真を撮っていた。
午後からは、別れの集いが開かれた。思い出を振り返る場面では、昔の上野中の様子や生徒、教職員等の写真が紹介され、あちこちで懐かしむ声を耳にした。その後、児童・生徒の発表と続いた。中学3年生による神楽は、三田井神楽とはまた違う趣があり、新鮮さがあった。ソーラン節では、地元の婦人会手作りの法被を身にまとった中学生が、リズムに乗ったテンポのよい演技を、小学校低学年による発表では、テレビでよく見かける子役にも引けを取らないほどの満面の笑顔で、童謡「おもいでのアルバム」を歌い、高学年は、宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」を呼びかけ。どの児童も堂々としていた。沖縄県豊見城市の小学生との交流で学んでいるエイサーは、小学生が「ダイナミック琉球」を、中学生が「獅子ゴンゴン」を、全員で「島人ぬ宝」を披露してくれた。太鼓の音が乱れることない、クオリティーの高い演技が来場の皆さんを魅了し、中には涙を流す方々もいた。
純朴で、真面目な児童・生徒たち。学校に協力的な保護者。児童・生徒に寄り添う先生。上野地区の子供たちを見守ってきた地域。小さい地区ながらも、生徒と、保護者、地域が一つにまとまった学校である。4月から11名の2,3年生と11名の新入生、合わせて22名を預かる高千穂中学校の校長として、重責をひしひしと感じる。上野中学校でのこれまでの素晴らしい伝統を受け継ぎながら、高千穂町唯一の学校としての誇りを胸に、新たな学校づくりに努めていきたいと考える。
交流
いよいよ2学期がスタートします。統合まで残り7か月となります。これから、統合に向けて、様々な教育活動において、さらに交流を深めていく予定ですので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
実施済み
〇 宮崎県中体連複数合同チーム編成規定による合同チーム(ペア)の結成
・ 軟式野球部
・ 女子ソフトテニス合同ペア
今後の予定
〇 その他部活動の合同練習会の実施
〇 一日交流授業
〇 学校行事の交流
交流1
令和5年12月25日(月)に第1回交流を実施しました。
今回は、両校生徒会同士のオンラインによる自己紹介です。
ご挨拶
平成21年度に向山中、同27年度に岩戸中、令和3年度に田原中と統合してきました。そして、令和7年度に上野中との統合が新聞報道で発表されました。本年度の中学1年生から、統合を見越して高千穂中に入学している生徒も数名いますが、残り1年と3か月の間、両校の生徒会を中心に統合に向けた交流を深めていきたいと思います。現中学1年生が中心となりますが、総合的な学習の時間や各授業、部活動等、学校における様々な教育的活動での交流を深め、スムーズな統合を目指していきましょう。
高千穂中学校は昭和22年5月8日に創立され、今年度で満77周年の歴史をもつ学校になります。高千穂町はもとより西臼杵地区の中心として発展して参りましたが、上野中との統合を控えた今、両校の諸先輩方が築いてこられた輝かしい「伝統を力に」し、今後さらなる飛躍とともに新たな伝統を築き上げていきましょう。
高千穂中学校校長 金丸智弘
上野中学校のみなさん、こんにちは。
ついに高千穂町内の中学校が一つになります。統合することに不安な人も多いと思いますが、みんな上野中学校との統合を楽しみに待っていますので、安心して大丈夫です。上野中学校と高千穂中学校の力を合わせて、もっと良い学校にしていけるよう一緒に頑張りましょう。
高千穂中学校 生徒会長 田崎 大悟
12月11日(月)の5,6校時に新入生説明会を実施しました。その際の説明資料を先生からお借りしました。参考にしていただければと思います。
令和7年度グランドデザイン
令和7年度生徒会スローガン
〒882-1101
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井939番地6
TEL 0982-72-4121
FAX 0982-72-4122
〇 荒天時に関するお願い
大雨や台風、大雪その他様々な事象により生徒の身の危険があると判断される場合は、たとえ休校などの措置連絡がなくても、無理に登校させたりすることのないようにお願いいたします。学校との連絡が通じる時間帯に、連絡していただければ柔軟に対応していきますのでご理解ください。まず、お子様の身の安全を確保することを最優先した対応をよろしくお願いいたします。
【地震発生時の登下校マニュアル】
◎ 南海トラフ地震の発生が心配される中、本マニュアルをもとに各学級でどのように行動すればよいのか。各家庭での決まりや約束などを決めておくことなどを確認しました。各家庭におかれましても、万が一の場合にどのようにすればよいのかを話し合ったり、決めたりする機会にしてもらいたいと思っています。なお、本マニュアル(データ)は、マチコミメールで送付いたしますので、ご確認ください。