SSH トピックス
SSH探究学習発表会(1/30)
1月30日(金)、「SSH探究学習発表会」を終日開催いたしました。附属中学校1年から高校2年生まで、発表形態は異なりますが、全校生徒の前で自身の研究を発表する最大規模の校内発表会です。なお、発表会後にはSSH運営指導委員会も開催しましたので、発表会の様子は、運営指導委員会、教育委員会の先生方にも参観いただきました。
◆附属中学校1年生
附属中学校1年生は、自然科学探究学習(SKT)で1人1研究に取り組んできました。今回はその中から代表者2名によるプレゼンテーション発表を行いました。高校生を含む全体の場での発表でしたが、堂々と自分の研究を、自分の言葉で発表し、その後の質疑にもしっかりと答えていました。
◆附属中学校2年生
附属中学校2年生は、1年次の研究経験を踏まえ、継続、または新たな研究テーマで1人1研究に取り組んできました。中学2年生の研究は、3年生までの2年間に渡る研究となります。今回は「中間発表」という形で、全員がポスターを作成し、先輩や有識者の先生からアドバイスを受ける機会でした。ただ、インフルエンザ拡大により同日学級閉鎖となってしまい、ポスター掲示のみとなりましたが、今月末に保護者を前に発表する機会を再設定します。
◆附属中学校3年生
附属中学校3年生は、2年次から引き続いての研究の集大成です。中学1年生同様、代表者3名によるプレゼンテーション発表を行いました。「問い」の設定や仮説について、また情報収集や分析等、三者三様ですが、それぞれのアプローチも非常に面白く、中学生の研究としてはかなりレベルが高いと、各先生方からの評価も高いものでした。
◆高校理数科1年生
高校理数科1年生は、SSH学校設定科目「サイエンス・リサーチ・プロセス(SRP)」「サイエンス・リサーチ・メソッド(SRM)」の時間で学んできた探究基礎力を活かし、これから高校3年までグループで科学探究を進めます。今回は主に、そのテーマ設定、研究仮説、研究計画について等、研究の方向性についてポスター発表を行いました。先輩達の探究の成果を隣で聞き、そしてその先輩から直接アドバイスを受けられる機会となったことで、今後の研究の見通しが開ける機会となったのではないでしょうか。
◆高校普通科2年生
高校普通科2年生は、「理数探究」の時間で令和元年度より続く地域課題解決型探究学習、「郷土探究」の中間発表をポスターセッション形式で行いました。高校2年生での探究学習時間が2時間と増えたことで、多くの班が実地調査やアンケート・インタビューを積極的に行うことができました。都城市役所のバックアップを受けながら進めてきた探究学習には、データによる根拠がしっかり見える研究が増え、より説得力の増す発表になっていました。
◆高校理数科2年生
高校理数科2年生は、週3時間のSSH学校設定科目「スーパー・サイエンス・リサーチ(SSR)」で研究してきた成果の中間報告を、ポスターセッションにて行いました。物理・化学・生物・地学・数学・情報の6分野に分かれ、班毎に活動してきた研究です。12月には大学の研究室をお借りして、教授や大学生TAの方々に指導、助言をいただきながら、探究が一気に加速しました。今回のアドバイスを受け、3年次の探究でかなり深められると期待します。
審査員特別賞の研究は以下の通りです。
◎IPAと数理モデルを用いた存在しない言語の響きの生成【理数科1年】
◎未来へつなぐ歴史発信プロジェクト【普通科2年】
◎動物の発声器官・発生する音の違い【理数科2年】
◎ヤマビルの吸血可能な部位の選定方法について【理数科2年】
◎アンコンシャスバイアスを改善するアプリの開発【理数科2年】
◎吉都線を危機から脱線【普通科2年】
普通科2年郷土探究「市役所へのプレゼンテーション」(1/28)
1月28日(木)、普通科2年「理数探究」における探究成果を発表する「中間発表会②(市へのプレゼン)」が開催されました。普通科2年生は、地域の課題解決を目指した「郷土探究」に4月から取り組んできました。8つの分野に分かれ、生徒は1名から6名で班を作り、それぞれが「問い」を立て、探究してまいりました。この探究活動は都城市役所にサポートいただきながら、令和元年から取り組んでいます。SSHの採択を受けたⅠ期生、現2年生からは、3年次まで探究を継続します。
この探究活動では、本校の身に付けさせたい資質能力「いずみGS」のすべてを体得できる活動が詰まっています。今回の発表ではその中の「コミュニケーション」のスキルアップの場として設定しています。自身の探究の成果を「自分の言葉」で相手に伝え、ポスターとして「的確に表現」し、市役所からのアドバイスや評価を「自分ごととして聞き」、よりよいものにするためにさらに探究を続ける。そういう機会になりました。
これまでの探究活動では多くの班が校外活動も実施し、多くの近隣の事業者、小中学校等、施設等に足を運んで得たデータを元に、科学的・統計的な分析を心がけてきました。探究の進め方等においても市役所担当者から多くのアドバイスをいただき、生徒達は学びの多い活動を行えました。
1月30日(金)には、この成果を後輩達へ発信する「SSH探究学習発表会」が開催されます。附属中、理数科全ての発表が一堂に会する発表会です。今回の指摘を受け、さらに発展させた発表が当日見られることを期待しています。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
理数科2年生SSR校内代表選考会
本日、理数科2年生によるSSR(スーパーサイエンスリサーチ)の校内代表選考会が行われました。どの班の発表も完成度が高く、非常に充実した発表会となりました。
各班は明確な問題意識をもとに仮説を立て、検証を行うという探究の一連の過程を丁寧に踏み、独創的な視点で研究成果をまとめ、発表していました。また、審査員からの質問に対しても堂々と受け答えする姿が印象的で、昨年度からの大きな成長がうかがえました。
校長先生からの講評では、「本選考会が“答えのない問い”に真剣に向き合う貴重な機会であり、このような探究活動は、通常の授業の中ではなかなか十分に行うことが難しいものである。だからこそ一つ一つの機会を大切にしてほしい」との言葉がありました。また、今後の社会においては、正解があらかじめ用意されていない問いに挑み続ける姿勢が重要になると指摘され、そのうえで、自分たちの考えや成果を誰にでも分かりやすく伝えるプレゼンテーション力や、相手と意思疎通を図るコミュニケーション力を、今後さらに磨いてほしいとの期待が述べられました。
今回の選考会を通して、今後に向けた多くの課題も明らかになったことと思います。これらを踏まえ、1月30日に予定されているポスター発表や、外部コンテストへの積極的な参加へつなげていくことを期待しています。生徒一人ひとりの探究活動が今後さらに深化していくことを、楽しみに感じさせる選考会となりました。今後も楽しみながら探究活動を進めていきましょう。
【各分野代表班研究テーマ】
物理班「波のエネルギーによる発電の最適条件」
化学班「CNFを用いた釣り糸の開発」
生物班「ヤマビルの吸血可能な部位についての選定方法」
地学班「シラスと防虫」
数学班「パスカルの三角形の発展」
情報班「アンコンシャスバイアスを改善するアプリの開発」
SSH通信 第18号 発行
SSH沖縄研修実施報告
12月17日から19日の2泊3日で本校理数科2年生8名(希望者)が参加し、これまで取り組んできた科学的探究活動をさらに深化させることを目的として、沖縄県内の高等学校および沖縄科学技術大学院大学(OIST)と連携した研修・交流事業を実施しました。本研修では、研究発表や意見交換を通して多様な視点・視座を獲得し、今後の探究活動の精度向上や学習意欲の向上を図りました。
【1日目】12月17日(水)
会場:沖縄県立球陽高等学校
初日は、開会行事およびアイスブレイクから始まり、生徒同士が互いの緊張をほぐしながら交流を深めました。
開会行事・アイスブレイク
生徒相互発表(英語によるポスター発表)
各校の生徒が、日頃の探究活動の成果を英語でポスター発表しました。質疑応答では、研究内容の妥当性や今後の発展性について活発な意見交換が行われ、研究を多角的に捉える力を養う機会となりました。
生徒間交流会・校内探究活動見学
球陽高校の探究活動の取組を見学しながら、研究テーマや手法、学校での学びについて意見交換を行いました。
宿泊は球陽高校内セミナーハウスを利用し、学校の枠を越えた交流が行われました。
【2日目】12月18日(木)
会場:沖縄科学技術大学院大学(OIST)
2日目は、世界最先端の研究が行われているOISTを訪問しました。
開会行事・OIST紹介
キャリアトーク
グローバルな研究機関で働く意義や、多様な進路・キャリアの可能性についてお話を伺い、生徒にとって将来を具体的に考える契機となりました。
キャンパスツアー
研究施設や国際色豊かな学習環境を見学し、研究者の働く姿を間近で感じることができました。また、実際の研究現場を見学し、探究活動と大学・大学院での研究とのつながりを実感する時間となりました。
生徒研究発表・質疑応答
本校生徒が、自身の探究テーマについて英語で発表し、OIST関係者に多くの助言をいただきました。オールイングリッシュで3ターム行われ、生徒たちは緊張で序盤ぎこちない雰囲気がありましたが、最後は堂々と英語で質疑応答までこなしていました。
【3日目】12月19日(金)
会場:沖縄県立向陽高等学校
最終日は、これまでの研修の成果を共有し合う場として、生徒主体の交流活動を行いました。
開会行事・アイスブレイク
生徒相互発表(ポスター発表)
球陽高校とOISTの2日間でいただいたアドバイスをもとに堂々と研究発表をする様子がありました。向陽高校の発表では1年生のアイディアや熱意に驚きながら自分たちの研究に対して更なる意欲が喚起されました。
生徒間交流会
研究内容だけでなく、宮﨑や沖縄両県の課題や進路観、将来の目標についても語り合い、互いに刺激を受ける機会となりました。
閉会行事・記念撮影
研修を終えて
本研修を通して、生徒は自らの研究を外部に発信し、専門的な視点から助言を受けることで、探究活動を客観的に見直す力を身に付けました。また、国際的な研究機関や他校生徒との交流を通して、将来の進路や社会との関わりについて主体的に考える貴重な機会となりました。今後もSSH事業の一環として、このような実践的・発展的な学びの場を大切にしていきます。
東大ラボツアー報告
12月11日~12日にかけて東京大学 柏キャンパスに「東大ラボツアー」の名の下、泉ヶ丘の 1年生 20名が行ってきました。今回のツアーは、生徒たちが最先端の研究に触れることで「もっと知りたい!」という探究心を育てること、そして困難に粘り強く挑戦するレジリエンスを身につけることを目的に行いました。大学進学をゴールではなく通過点と捉え、学び続けた成果を社会に還元していく意欲を育むことも大きな狙いです。とにかく「ワクワク」が止まらない知的探究のツアーになりました。
【1日目】
まずは東京大学の先生方による特別講義を受けました。
講義1「ナノ世界を可視化する放射線科学」雨宮慶幸 名誉教授
放射光の仕組みやノーベル賞研究の紹介を通じて、宇宙の研究と素粒子の研究がつながる壮大なスケールを学びました。先生からは「知的好奇心を満たしてほしい」「心を磨き、自分の良さを生かしてほしい」という熱いメッセージもいただき、生徒たちは大きな刺激を受けました。
講義2「脳のシミュレーション ~人間のように考える人工知能を目指して~」小林亮太 准教授
中学校で習う数学を使った機械学習の基礎から、脳を数理モデル化する研究までをわかりやすく解説していただきました。講義後には「AIじゃんけんマシン」に挑戦するゲームもあり、会場は大盛り上がり! 生徒たちは楽しみながらAIの仕組みを体験的に理解しました。最後には泉ヶ丘高校の校歌を披露し、先生方から「まっすぐな歌声に元気をもらった」とのお言葉をいただきました。
座談会 脇参議院議員、雨宮名誉教授、迫園在京義友会様
雨宮教授にもお越しいただき、本校OBである脇参議院議員に、都城・宮崎・日本のこれからについて広い視野から語ってもらいました。迫園氏からは、宮崎の偉人であるビタミンの父・高木兼寛の話を伺いました。
【2日目】
翌日は研究所を巡るツアーと体験型ワークショップが行われました。
午前中は、原子や分子レベルで物質の性質を探る物性研究所を見学しました。
①低温液化室ではMRIやリニアモーターカーに使われる超伝導現象など、身近な技術と最先端研究のつながりを学びました。また、液体ヘリウムや液体窒素の管理を見学し、資源を再利用する重要性を理解しました。
②国際超強磁場科学研究施設では世界最高レベルの磁場を作り出す装置を見学。強磁場によって物質に新しい状態が生まれることを知り、極限環境での研究に驚きました。
③極限コヒーレント光科学研究センターでは「太陽より強い光」を作り出す超短パルスレーザーの技術を紹介していただきました。電子の動きを観測する最先端研究に触れ、高校で学ぶ物理や化学が未来につながることを実感しました。
午後は、宇宙線研究所でワークショップ。「重力波望遠鏡を組み立て、音楽を聴こう!」というユニークな体験をしました。光の干渉を使って鏡の振動を音楽に変えるデモを通じて、重力波観測の仕組みを楽しく理解。さらに、宇宙線研究所が世界で唯一「重力波・光・粒子」など複数の方法で宇宙の謎に挑んでいることを学びました。2016年の重力波初検出が新しい宇宙の扉を開いたことや、暗黒物質などの最先端テーマについても理解を深めました。
成果と今後の展望
このツアーを通じて、生徒たちは「自分の探究活動が大学や社会につながっている」という実感を得ました。雨宮先生の「知的好奇心を大切に」という言葉や、研究現場で目にした極限技術(絶対零度、超強磁場、超短パルスレーザー、重力波観測)は、生徒たちの視野を大きく広げました。今回の経験は、困難に挑む力を育てるだけでなく、「学び続け、社会に貢献する意欲」を形にしていく大きな一歩となったことでしょう。今後も学校での探究活動にこの体験を活かし、生徒一人ひとりが未来に向けて成長していくことを期待します。
フィールドワーク(企業見学)に行って参りました!
本日は、1年理数科のフィールドワーク(企業見学)を実施しました。天候にも恵まれ、絶好のフィールドワーク日和となりました。
1社目はヤマエ食品工業株式会社様です。
ヤマエ食品様では、都城に根差した食品製造企業としての取り組みについてご説明いただきました。店頭向けの商品だけでなく、業務用として大規模に出荷される商品も多く、地域で培われた技術が幅広い分野で活かされていることを学びました。また、研究室に入り、商品開発や品質管理に関わる取り組みを間近で見学することができました。年間およそ100アイテムにも及ぶ商品を生み出す発想力や、その背景にある試行錯誤に触れ、生徒たちは「探究活動にも活かせるのではないか」と意欲を高めていました。地域に根差しながら世界各国へ商品を展開する企業の姿に、刺激とともに大きな感動を覚える見学となりました。
2社目は霧島ホールディングス株式会社様です。
霧島ホールディングス様では、地元経済を支える焼酎づくりについて、微生物による発酵と蒸留の工程を通して学びました。発酵と腐敗の違いについての説明を受け、科学的管理のもとで発酵を進めることで、地域の産業や経済を支える焼酎が生み出されていることに、実験の正確性を再認識したのではないでしょうか。
こちらでも研究室の見学を行い、普段は見ることのできない研究の現場に触れることで、生徒たちの知的好奇心が大いに刺激されました。麹を実際に食べる体験も行い、知識としてだけでなく、体験を伴って焼酎づくりを学ぶことができました。
地域貢献に重きを置き研究とものづくりを続ける企業の姿に、生徒たちは強い憧れと感動を抱いていました。
3社目は高千穂シラス株式会社様です。
高千穂シラス様では、現地の地層を前にシラスの成り立ちについて解説を受け、身近な資材に長い地質学的歴史があることに、生徒たちは驚きと関心を示しました。
続く掘削現場、乾燥工程、粒度選別工程の見学では、大規模な動力を必要としない掘削や天日乾燥など、環境への負荷が小さい生産方法を実感しました。さらに、農家の閑散期に作業を委ねて地域雇用を生む仕組みについて学び、地場産業の循環性への理解を深めました。
大学の先生による映像解説や企業のご説明で知識を補いながら、実験による消臭効果の確認や壁材加工の体験も行い、シラスを多方面から体感することができました。来年度のSSRでは、シラスを研究テーマにしたいという声も複数上がっており、今後、高校生ならではの視点を生かした興味深い研究へと発展していくことが期待されます。
今回のフィールドワークでは、三社の皆さまに大変丁寧なご対応と貴重な学びの機会を提供していただきました。生徒たちにとって、地域の産業や技術を深く知るたいへん有意義な時間となりました。
ヤマエ食品工業株式会社様、霧島ホールディングス株式会社様、高千穂シラス株式会社様、本当にありがとうございました。
SSH通信 第17号 発行
ダウンロードはこちら 17_都城泉ヶ丘SSH通信071210 .pdf
SRMミニ探究発表会が開催されました
本校では、11月20日(木)6・7限に、理数科1年生を対象とした「令和7年度ミニ探究発表会」を開催しました。本発表会は、学校設定科目(SRM)の一環として取り組んできたミニ探究の成果を共有し、次年度から本格的に始まる「スーパーサイエンスリサーチ(SSR)」への導入となる重要な行事です。また、ポスター発表という形式を通して、生徒一人ひとりの発表力・表現力の向上を目指しています。
【発表会の概要】
日時:令和7年11月20日(木) 6・7限
場所:宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校 大会議室
対象:理数科1年生 82名(16グループ)
※中学生(2・3年生)もオブザーバーとして参加しました。
分野:物理・化学・数学・生物(各4班)
発表形式:ポスター発表(8分発表+2分質疑)
生徒たちは、設定されたテーマについて、調査・実験・分析を行い、その成果をポスターとしてまとめました。当日は多くの班が視覚的に工夫された資料を用意し、審査員や聞き手からの問いにも自分の言葉で丁寧に答える姿が見られました。
発表は4分野が同時進行で行われ、A〜Dの班に分かれて時間をずらしながら発表を実施しました。各回の間には質疑応答や評価、移動時間を確保し、スムーズに進行しました。生徒は発表者としてだけでなく、聞き手としても積極的に質問を行い、互いの研究内容を理解し合う貴重な機会となりました。
大会議室にはパネルを活用してポスターが掲示され、研究発表会さながらの雰囲気が作られました。発表を聞きながら評価用紙に記入し、終了後に form を用いて入力するなど、ICTを活用した評価方法も取り入れています。
今回のミニ探究発表会は、1年生にとって「問いを立て、調べ、まとめ、伝える」探究活動の第一歩となる大変有意義な時間となりました。今後、SSRでさらに深まる探究活動に向けて、今回の経験を生かしてほしいと思います。
今後も、本校では主体的に学ぶ生徒の育成に力を入れてまいります。
科学の甲子園宮崎県予選に出場しました
11月9日、都城泉ヶ丘高校から5チーム31人が「科学の甲子園宮崎県予選」に出場しました。理数科だけでなく、学年・クラスを越えて理科・数学好きの生徒が集まり、全国大会出場をめざして挑戦しました。
科学の甲子園は、物理・化学・生物・地学・数学・情報の6分野について、筆記競技と実技競技の総合得点を競う大会です。筆記競技は「一人でじっくり解いてもよし、6人全員で相談しながら解いてもよし」というルールで、個々の力とチームワークの両方が問われるところが大きな魅力です。
実技競技は、約1か月前に競技内容が提示されます。今年度は
① 手の感触だけで内容(カプセルの色・場所)を仲間に正確に伝える
② 注射器の空気圧を利用したマジックハンドを作成する
という2つの課題がポイントでした。生徒たちは1か月間、放課後や朝課外を使って、試作品づくりや記録の取り方の工夫など、試行錯誤を重ねてきました。
本校からは5チーム31人がエントリーし、1学期から校内選考会を繰り返しながらメンバーや役割を決定しました。その後も、筆記の演習や実技の練習を重ねる中で、問題の解き方だけでなく、「どう伝えれば仲間に分かりやすいか」「どう役割分担すれば一番力を出し切れるか」といった、チームとしての戦略も磨いていきました。
大会当日、生徒たちは緊張の面持ちで競技に臨みました。筆記競技を終えると、いよいよ実技競技。限られた時間の中での作業に、時間が足りなくなりそうな班もありましたが、工夫を重ねて着実に加点を積み重ね、満点を獲得した班も生まれました。
午後からは、全チームが一堂に会して参加するマニュファクチャリング競技「駆け抜けろ!ペーパーバランス対決」が行われました。紙を用いた装置で距離を競う競技で、午前中とは異なり、他校・他チームの様子を全員で参観できる形式でした。記録が伸びそうなときには自然と大きな拍手や歓声が起こり、全員で距離をカウントしながら、会場全体が大いに盛り上がりました。
結果として、本校Bチームが3位入賞となり、惜しくも全国大会への出場はかないませんでした。全国出場を目標に、1学期から真剣に取り組んできただけに、競技後の生徒たちの表情には悔しさもにじんでいました。しかし同時に、「来年こそは全国への切符をつかみたい」という前向きな思いも強く芽生えています。
年々参加者も増え、盛り上がりを見せている都城泉ヶ丘高校の科学の甲子園チーム。今回得た経験と悔しさを力に変え、次年度以降も「6人で考える科学の面白さ」に挑み続けます。