日誌

1学期終業式の話

1学期の終業式で次の様な話をしました。

パリオリンピックが、7月26日から始まります。もうすぐです。

多くの競技に日本人選手が出場します。楽しみにしている人も多いと思います。

そのオリンピックに出場する日本人選手を1人紹介したいと思います。

水泳競技に出場する池江璃花子という選手です。

池江選手は2大会前の2016年のリオオリンピックにも16歳で出場しています。多くの日本記録を持つ素晴らしい選手なのですが、その池江選手は、東京オリンピックが予定されていた2020年の前の年(2019年)に白血病を発症し、選手生命どころか、本当の命さえ失う危機を経験しています。

そんな池江選手は懸命に治療し、命をつなぎ、驚異的な回復をしただけでなく、今回のパリオリンピックに個人種目である、100mバタフライの日本代表として出場します。

白血病となった命を、繋ぐことだけでも、どれほど苦しいことか、ましてや、日本代表としてオリンピックに出場する為にどれほどの努力をしたか。想像を超えるものであったと思います。

 池江選手が長年のトレーニングで培ってきた筋肉は病気の為に無くなり、一度は痩せ細りました。その後、全て1から作り直したはずです。

彼女は本当の意味で死の淵から這い上がって来たのです。

もちろん池江選手に、水泳の才能があるかもしれません。しかし、才能や素質だけで出場できるほどオリンピックは甘くはないはずです。

それこそ血の滲むようなトレーニングと練習をしているはずです。

先生は、あきらめることなく、今自分ができる最大限の努力を継続している池江選手を応援します。

みなさん、どんな状況であろうと、諦めずにベストを尽くす人を応援したくなりませんか?

皆さんには、周りに応援してもらえる人になってもらいたいと思います。

最後に、県内でコロナウイルス感染症の患者数が5類移行後最多というニュースが話題になっています。対応としては、以前行っていた、マスクの着用や手指消毒、「3密を避ける」などの基本的な対応を徹底する事が大事なようです。

夏休みが明けたらすぐに体育大会があります。その直後には3年生は就職試験が待っています。

全員揃って体育大会に参加すること、3年生は就職試験をベストの状態で受験できるように明日からの夏休みを自分の体調管理を徹底しながら充実した夏休みを過ごしてください。