ごあいさつ

宮崎県立宮崎北高等学校
校長　　忠平　充司

　令和７年４月に着任しました校長の忠平充司（ただひら　あつし）と申します。本校のホームページをご覧いただきありがとうございます。宮崎北高等学校は、昭和５９年４月、宮崎市内４番目の普通科高校として開校し、私はこのとき一期生として本校に入学しました。卒業後３８年を経て、校長として赴任できたことに心から感謝します。
 
　本校は、平成１５年度に、科学技術人材育成に関する教育課程の研究を行う、国のスーパーサイエンス事業（SSH）の指定を受け、平成１６年４月には普通科系専門学科「サイエンス科」が設置され現在に至っております。校訓・生徒信条に「尚志」「連帯」「創造」を掲げ、教育活動の全てをキャリア教育と捉え、常に志を高くもち（尚志）、仲間と協働しながら（連帯）、自らの生き方を追求していく（創造）生徒の育成に努めています。校歌に「北極星（ほし）に到らん理想をもて、明日の命を創（つく）らんや」とあるように、生徒、保護者、地域、教職員が一丸となって、社会の有為な人材育成に取り組み発展してきました。

　SSH第Ⅰ期指定以来２１年の研究実績が認められ、令和６年度より「SSH先導的改革型Ⅰ期（３年間）」に採択され、生徒の主体的な探究活動の深化を図るとともに、探究活動を支援する教員の指導力向上システムの構築を目指し研究を続けています。現在では、全ての教員が教材開発や課題研究に係る指導に携わり、生徒一人ひとりの伴走者として組織的に探究活動の深化を図っています。また、本県の探究活動を牽引する立場として「みやざきSDGs教育コンソーシアム（MSEC）」の運営を通して、これまでの研究の成果を県内の各高校と共有し、教員の指導力向上に寄与しています。

　本校は宮崎市北部の見晴らしの良い高台（標高５０ｍ）にあり、生徒たちは、市内を一望できる白亜の校舎で、自身の更なる成長を目指し日々勉学に励んでいます。また、学業だけでなくスポーツや文化活動、その他高校におけるすべての活動に全力で臨む「文武不岐」の精神を掲げ、学校生活を謳歌しています。私たち教職員は、豊かな人間性を備えた生徒を育成するため、保護者や地域の方々との連帯を大切にしながら、誠心誠意、教育活動の充実に努めてまいります。