令和5年度 2B長期乗船実習
2B長期乗船実習⑪
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。
3月1日
本日も船体手入れ(錆止め)作業です。
追い風が穏やかになり作業環境良好です。
税関向け個人携帯品申請書作成に入るため、生徒教室で実習生一人一人の買い物を全て点検し始めました。
ファッショングッズ、特にキャップ(NEW ERA)が定番人気アイテムです。
ハレイワのサーフショップでは本県出身の方から随分と割引して貰ったそうで、ハワイと郷土の繋がりに感謝しています。
3月2日
海況が良い緯度帯で塗装作業を終えるべく、今日は白ペンです。
相対風速がなく、体感温度が高い中で実習生も真面目に取り組んでいます。
日焼けして帰ると思います。
3月3日
度々スコールに見舞われ、風向きも変わります。
念入りに時間を掛けて、塗装作業の養生をしていたのが台無しになりましたが、実習生も根気よく乗組員教官指示の下、作業を続けています。
明日は明日の風が吹くでしょう。
3月5日(日付変更線通過のため4日は無し)
塗装作業が一山超え、残りの仕上げは乗組員です。
実習生は今日から木甲板ストーン磨り作業に入っています。
また、機関部から課題、配管図作成は作業量が相当になる様子で、教室では作業と当直の隙間時間を見つけて鋭意作図中です。
デジタルデトックスの期間を有効活用している様子です。
昨夜、日付変更線を越して今日は日本と同じ日付に戻っています。
3月6日
例年になく東寄りの風向が安定的に続き、甲板上作業には好適です。
帰路作業計画通りに船体塗装と木甲板ストーン磨りを今日も終日実施します。
実習生は昨日から軽装を許可されて、かなり日焼けしています。
3月7日
北上し日本に近づくに従い、この時期特有の荒天に向かうサイクルに入りました。
前方の寒冷前線とその先にある発達傾向の低気圧から大きなウネリが届き始めました。
実習生のストーン磨り作業は船尾デッキに回りました。
午後はハワイ購入土産品の事前チェックを受けています。
三崎では税関からの検査にしっかり対応して貰いたいと思います。
写真:本校玄関(事務室前)には、進洋丸の航跡を掲示しています。ホノルル~日本間の半分を経過しています。