令和4年度 2A長期乗船実習

令和4年度 2A長期乗船実習

2A長期乗船実習 ⑤

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

9月16日

今朝は曇天ながら三角波がやっと収束し、針路前方から長大なウネリを残すのみとな
りました。航海速力に戻しています。
昨夕方は恒例の実習生歓迎食事会を開催し、デッキ上焼き肉で初縄を前に英気を養い
ました。芸達者な実習生とMC田中(局長)の絶妙話芸で一同大いに盛り上がりました。
準備を整え、明朝未明から操業実習に入ります。

9月17日

台風の痕跡が消えて中部太平洋は良い凪です。本日未明に初縄を入れました。
実習生は初めての投縄作業に戸惑いながらもミスをしないよう昨日の事前指導を思い
出しながら真剣に取り組んでいます。

9月18日


初縄は凪に助けられましたが、安定したサイクルでの揚げ縄になるまでまだまだ回数
と調整が必要な状態でのスタートです。実習生は初めて見る生きた鮪に驚いている様子で
した。東京海洋大との連携を考えた生物・環境調査もスタートし、多様な調査で忙しくして
います。
 

 

1. 船内でのウイルスフリーが確認できたので、ノーマスク生活(着用義務解除)が始まりました!

 

2~7. 24時間航海当直、海洋観測、ブラン巻きの練習はまだまだ続きます。

 

 

 

8,9. 台風13号の影響による大うねりの中、懸命に操業準備中。

  

10,11. 流れてきた網漁具の下を掬うとカエルアンコウ(ハナオコゼ?)が獲れました。みんなで飼育しています。

  

12,13. 冷凍作業。-60℃の冷凍庫で操業用の餌出しをしました。さむっ・・・!

 

14~16. プランクトンネットを曳き、海水中のプランクトン(浮遊生物)を観察しました。

    

17,18. いよいよ操業目前。投縄作業や魚体測定について乗組員さんから指導を受けます。

 

19. 非常時に備えた操練①:イマーションスーツ着用。 20. 非常時に備えた操練②:ホース散水。

 

22. 実習生歓迎会に向けた準備中。

 

23~30. 実習生歓迎会と操業の決起会を兼ねて、乗組員さん達とプレートを囲み、焼き肉を行いました!

お互いに親睦を深めることができ、とても楽しい時間でした。

 

 

  

 

 

31. わが2Aが誇る元気トリオが、歌で盛り上げてくれました。

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2A長期乗船実習 ④

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

 

9月11日

未明からやや風速が落ちました。波高も下がりましたが、向き変らず。実習生には
辛い海況と船体動揺(ピッチング)が続いています。14~15日発達北上する熱低と近
接遭遇せざるを得ないので、操業準備を前倒しで進めています。実習生は乗組員指導の下、
初めての操業準備に日々取り組んでいます。

9月12日

早朝は曇天雨模様でしたが、日が昇るに従い穏やかな明るい空になりました。
向かい風が一層収まり船酔患者は症状軽快傾向です。 
今日は冷凍作業があり、実習生も頭からつま先まで防寒重装備の上、漁艙~準備室に
入り餌の移動他実習中です。

9月13日

風向が反時計方向にシフトし始め、風速も若干上がって来ました。実習生には明日日
中に台風13号に近接しながら針路前方を横切らせる形の回避計画であることを学習を兼ねて説明して
います。
出来るだけ『荒天ささえ』の態勢に頼らずかつ東進できるようコース取りを調整中です。
今日の海洋観測では学習が深まるよう、水深200mのプランクトンネット鉛直曳を実施しています。

9月14日

現在、台風13号中心まで直線距離250マイル程と推測しています。
風速上がり、ウネリ波高2m(実習生浜辺観測。実際は3m)。実習生は午前中、ブラン
リール練習と縄箱準備を普通にこなしています。 午後は一気に波高が上がると予想しています。

9月15日

台風の足跡(△波)が強く残る水域に入りました。風速が10m/s以下に落ちる一方
で、波高く(6m)針路速力を調整中です。 大きく揺れる中、実習生は当直、食当、合羽類の準備をし
ています。荒天対応の難しい運航が続いているため、当直の事前準備や引き継ぎでは把握してお
くべき項目が多くなり大変ですが、確実な成長につながっています。

 

 

1,2. 甲板長の指導を受けながら、延縄操業で使う枝縄(ブラン)巻きの練習をしています。

 

3. ブランリールという機械を使った練習。実習生はどんどん上達していきます。

 

4~6. 漁具作製など、いよいよ本格的に操業の準備が始まっています!

 

7~10. 毎日4回、海洋観測を行います。CTDという観測機器を水深1000mまで下ろし、

水温や塩分の鉛直分布を調べます。

 

 

 

11. 航海計算中。              12. 通信長にモールス信号について教えていただきました!

 

13,14. 乗組員さんとの交流も貴重な時間です。

15. 大きなシイラが釣れました!※このあと進洋丸一同、美味しくいただきました。

 

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2A長期乗船実習 ③

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

9月8日

燃油補給を午前中に完了後、若干の食料と清水補給中です。実習生は本日夕方の出港
以降10月中旬の父島まで陸地を見ることはないので、油津の風景が感慨深げです。

9月9日

油津出港時は県教委からもお見送りを頂きました。綱外し、医薬品補充等々ご支援も
ありがとうございました。
港外に出ると同時に実習生にとっては辛い海況(海況3程度)に遭遇しています。
3交代制の当直実習を開始し、船酔いしないよう体調管理を続けるのは大変ですが将
来の進路希望に向かって奮闘中です。黒潮に乗って順調に東進中です。

9月10日

八丈島を通過しました。向かい風とウネリ強く、速力が伸びません。
船首から大きな波を被りながら東進中です。 船橋当直の実習生は、交代引継ぎの準
備で早めに昇橋し、海図、天気図、ログブック、オーダーブックを頭に入れる必要があり
大揺れが相まって辛そうです。 長期航海の通過儀礼を受けています。

 

 1. 台風による荒天時は、船内で舷窓(ポールド)をピカピカに磨き上げます。

2. 二等航海士による講義の様子。

 

 3,4. 油津港入港準備中。油津港では、燃料油や水を積み込みます。

5. 三等航海士から、船の喫水(水面下に沈んでいる深さ)の読み方を教わります。

   

6,7. 燃料油積み込みの見学中・・・。

   

8. ついに油津出港!陸に別れを告げます。     9. 泣くな!立派に成長して帰ってこよう!

 

10,11. 油津出港から、24時間航海当直が始まりました。実習生が交代で夜間航海も見張りを行います。

 

 

12. 船酔いと闘いながらの船内生活です。克服までの辛抱・・・

13. 図書館より貸与していただいた文庫たち。実習生は読書に励みます。

14. 食事当番の配膳の様子。

 

 

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2A長期乗船実習 ②

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

9月5日

避泊水域に投錨する外航内航商船が増え、見通し範囲に20隻近い隻数です。
今期実習生に上級学校進学希望者が複数名いることも考えて、付近に投錨した
水産大学校練習船を近接周回しつつ見学させてもらいました。(艇指揮:戸髙)
先方当直航海士からVHFにて実習生への温かい声援を頂きました。実習生も熱心に見
学し
手を振って応えていました。本日は早めに航行実習を終わらせ投錨、避泊水域を確保
します。

9月6日

台風11号の最接近を投錨+主機ささえにて乗り切りました。
今回避泊では未明に最大瞬間風速35m/sを観測しています。実習生は投錨中ながら
船体が昨深夜から揺れ続けているため、若干名が船酔いしています。
1500抜錨し日没後にはウネリの残る豊後水道を南下します。

9月7日

0850油津港に入港しました。台風回避の為に計画から2日遅れての補給寄港です。
昨深夜の日向灘はウネリが残っていたものの、航行に支障なく、実習生の船酔いは軽
微でした。明日の燃油・清水補給後とドラフトを比較する為、実習生は指導教官・三航士からそ
の読み取り方法について指導を受けています。

  

  入出港準備の練習。係船索の取扱いを学びます。

 

 ヒービングライン(船の着岸時に使用する重りの付いたロープ)を飛ばす練習です。遠くまで届くかな?

 

投錨時の作業。無線で操舵室と連絡を取ります。

 

  食事当番&食事の様子。

 航海当直。実習生もだんだん慣れてきた一方で、操船の難しさを実感しています。

水産大学校の練習船「耕洋丸」と遭遇。お互いの実習生が手を振り合い、UW旗(「航海の安全を祈ります」の意)を掲揚しました。

 

鉄腕DASHで有名な「DASH島(由利島)」を背景に、みんなでパシャリ!

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2A長期乗船実習 ①

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきました。

9月2日

実習生は今朝から三交代制の当直実習を開始しました。
日向灘のウネリ高く食当班他作業や船内生活に辛い状況の中、気合十分頑張っていま
す。夕食後に台風11号避泊の為、松山市南西沖にて錨泊を予定しています。

9月3日

伊予灘愛媛県沿岸を実習運航中です。台風の影響を受けるまでまだ遠く
実習生は凪の海で当直実務を学んでいます。小型漁船や貨物船等々
付近には船舶多数の為、緊張の面持ちで操舵や見張りをしています。

9月4日

本日も伊予灘を実習運航中です。 昨日から航路を変えて由利島(通称ダッシュ島)を

反時計回りしました。主要航路筋に出ましたが航海船は少なく、各船台風避難を

始めた影響かと考えています。
実習生は船酔いもなく元気に実習中です。

 

 物資の積み込み。操業用の餌や2ヶ月分の食糧を積み込みます。 

物資の積み込み。操業用の餌や2ヶ月分の食糧を積み込みます。

 

緊急時のための避難訓練(退船操練)。通信長から遭難信号を発射する装置の説明を受けます。 

宮崎出港。どれだけ成長した姿で、2ヶ月後帰ってくるでしょうか。

 

実習開始後すぐに航海当直。船の運航の勉強や見張りを行います。

   

船長自ら、船の台風対策について説明してくださいました。      抜錨時の機械操作。

 

             自分たちの家となる船内はいつもきれいに!

  

起床のラジオ体操で眠気を吹っ飛ばします。 クラスの親睦を深めることも、実習の大きな目的のひとつです。

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