令和4年度 2A長期乗船実習
2A 長期乗船実習修了式
11月1日、8時30分宮崎港に進洋丸が帰港しました。
実習生は一回りも二回りも成長した姿で帰ってきました。長期乗船実習の経験を生かし、学校生活、進路選択の
1つにしてほしいと思います。あいにくの雨模様で、船内での修了式となりました。
5代目進洋丸、和田機関長最後の航海となりました。進洋丸は18年、和田機関長は35年間、お疲れ様でした。
2A 長期乗船実習⑳
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月30日
寒冷高気圧の中にすっぽり入り、時々冷たい風が吹くものの朝から快晴です。
実習生は今まで通りの上陸制限下にあっても、目の前にあるショッピングモールで買
い物を楽しんだようです。 実習生のご家族とドック監督で佐世保勤務中の一航士一機士に
見送られて間もなく離岸し、逆風と荒天が待つ日向灘を目指します。
10月31日
佐世保港向後埼を出ると直ぐに北寄り強風となりました。予報通り、佐多岬以降は逆
風強くウネリを乗り越えての北上進路でしたが、実習生は余裕の表情です。
日向灘の風波を避け港内投錨泊し清掃と居室最終検査をし下船に備えています。
1,2. 最後の寄港地、佐世保に入港!現在建造中である第6代進洋丸の見学のため、前畑造船を訪問しました。
3. 造船所について、進洋丸一等航海士に説明をしていただきます。 4. シン・進洋丸
5~9. 建造中の船の内部を見ることができたのは貴重な経験でした。造船所のスケールと技術力に脱帽です!
11. 昼食の佐世保バーガー。美味です。
12. 寄港地岸壁ラジオ体操も、ここが最後です。
13,14. たくさん学んだ佐世保を出港!そして、遂に…本船は、進路を宮崎に取りました。
15,16. 作業班は最後まで頑張ります。進洋丸に感謝し、機関室のプレート磨きです。
17. 実習初日にもしたデッキ流し。あの時よりも、実習生達の表情もブラシを握る手も、たくましくなっていました。
2A 長期乗船実習⑲
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月27日
1400関門T.R.in予定。周防灘を順調に西進中です。周囲に航行船舶・変針目標多数。
ETAや主機回転調整等々の引継ぎ事項がてんこ盛りとなり、実習生は頭の整理に追わ
れています。
しかしながら、9月の宮崎出港直後に同じ水域で実習していた頃と比べて状況把握能
力は格段に向上しています。緊張の沿岸航海が今日も続きます。
10月28日
0900前畑造船所に着桟しました。斜路上、未塗装の6代目進洋丸の大きな船体が間近です。
現船から新船に移設する大量の漁具類移設をドックがご厚意で段取りしてくれました。
実習生は乗組員と一緒にその作業を行い、昼は新船の見学です。夕方を前に同じ佐世
保港内の新みなと岸壁にシフト予定です。暖かく穏やかな1日になりそうです。
10月29日
日和良く、新みなと岸壁前はローカルな物産展で賑わっています。
港内付近水域では見慣れない艤装の大型米海軍艦や海自護衛艦が多数活動中です。
実習生は午後から行動制限とセットの上陸許可となり、お土産を買いに上陸しています。
佐世保港は同じ九州でも宮崎港とはまた違った景色と空気感があります。
1~3. 早朝に明石海峡大橋通過!
4~6. 日中は瀬戸内海での航路見学。瀬戸内海は船の往来が多く、複雑な航法があります。
7. 船橋でも厳重な見張りを行います。船乗りを目指す生徒にとって、とても良い教材です。
8. 夜航海も頑張っています。
9~11. ボースンストアの移設備品等を整理しました。掘り出し物がたくさん!最後の航海ならではの作業です。
12. 実習も大詰め。宮崎までに残った課題を終わらせねば・・・!
13、10月誕生の生徒の誕生会を行いました!みんなサプライズが大好きですね。
2A長期乗船実習 ⑰
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月20日
他県実習船の水揚げ入港が続いています。本船は魚揚げ台前からシフトし終え本日は
停泊です。舷門当直の実習生に聞くと、昨日の水揚げ作業中に仲買人から聞いた話として他県よ
り本船が魚を沢山持っていたらしく、彼らも嬉しかったそうです。生産の喜びを感じたのでしょう。
10月21日
午前中に えひめ丸が出港した後、薩摩青雲丸が入港水揚げしました。
本船は1300三崎出港予定です。 浦賀水道航路と中ノ瀬航路の学習は本日から明
朝に変更し相模湾にて魚艙洗い作業の予定です。 昨日から移動性高気圧にすっぽりと包まれて
穏やかな快晴です。
10月22日
ディズニーシーの真ん前(東京湾最奥部)に投錨しました。夜は夜景と花火が見られ
るでしょう。実習生は午前中、浦賀水道航路~中ノ瀬航路を学習しました。午後は非常操舵訓練を
実施します。昨日の三崎出港では、薩摩青雲丸実習生と乗組員から盛大な見送りがあり、登舷礼を
する実習生は感動の面持ちでした。
10月23日
0900晴海埠頭着桟しました。東京西航路からレインボーブリッジを始めて通り抜け高
層建築群と複雑な港湾施設に囲まれる京浜港の風景を間近に見る航路は実習生にとって大きな
刺激となったでしょう。 昨夜のプロジェクト学習発表会では8班全て発表の手際が良く、とても
聞き取り易く工夫がされていました。作業、当直、学習と忙しい中で実習生は良く取り組んだ結果
です。
1~4. 神奈川県の三崎入港。
5~7. 水揚げの様子を見学。自分たちで獲ったマグロが吊られているのを見て、実習生は歓声を上げています。
8. 校長先生も来てくださいました。
9. 上陸して朝日に照らされてラジオ体操。散策では、久し振りのコンビニに喜んでいました。
10. 三崎出港。他県の水産高校実習生に見送りしていただきました。
11. マグロを冷凍保管していた魚艙を洗いました。18年間お疲れ様でした。
2A長期乗船実習⑯
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月17日
昨日午後は鳥島近辺での実習を準備していましたが、諸般の事情で(英文ログブック
テスト)ストーン磨り続行となりました。その分、木甲板は上から下まで新船の様になってい
ます。八丈島を北に越えて、気候帯が変わった様です。次第に日本の冬空となってきました。
10月18日
八丈島から伊豆七島沿いを北上し、相模湾に到達しました。 未明に伊豆大島で寒冷
前線を潜り抜けた後、冬空となり気温が一気に下がりました。
明朝は三崎入港水揚げとなるため、ホーサー類S/B、ホイストとアンテナワイヤー降
ろし準備を済ませました。実習生はプロジェクト学習の取りまとめにも取り組んでいます。
10月19日
0900三崎に入港しました。午前中に水揚げと給水を終え、昼から岸壁シフトとなりま
す。宮崎から校長先生はじめ多くの方々のお出迎えとお言葉をいただき、実習生も嬉しい
だけではなく晴海~佐世保~宮崎の帰路航海に向けて気を引き締めています。沿岸航海もご支援を
宜しくお願いします。
1~3. ストーン摺りも大詰めに入っています。
4. ストーン摺りっぽいですが、これは二等航海士に全員腕立て伏せの指南を受けているところ。
5. ISPS操練。近くにミサイルが着弾したことを想定した訓練です
6,7. 伊豆諸島の孀婦岩近くで鹿児島県の「薩摩青雲丸」、鳥島沖で宮城県の「みやぎ丸」と遭遇。
他県の実習船と実習生同士で通信も行いました。
8. 冷凍室の板出しの様子 9. 2Aの仲良しガールズ
2A 長期乗船実習⑮
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月15日
0900通船が舷門横付。実習生始め40名弱が二見港に上陸開始しました。
待望の上陸に満面の笑顔でした。父島錨泊を上陸で締めくくることができ、良き思い
出になるでしょう。
隣に仮泊中だった「えひめ丸」が先に抜錨し本船直近まで寄せてくれましたので両船
総出で手を振り汽笛吹鳴し帰路航海の安全を祈念しました。
1730抜錨しソウフ岩経由で三崎向け北上します。 熱低2つは奇跡的に小笠原南方で
東西に別れました。
10月16日
昨夜1730、父島を後にしました。ソウフ岩を経由し北上中です。
偶然が重なり本船含め4隻の実習船が集合しました。一隻は函館寄港予定がミサイル
警戒態勢となり断念せざるを得ず、南下航海に変更との事。全船内航であっても国際情勢の影響
を受けています。
父島に続いてソウフ岩でも他県と一緒になり、実習生の学習意欲を刺激してくれました。
専攻科女子実習生から本船女子に無線連絡があり交流を深めました。写真をご覧下さい。
1~7. ストーン摺りは続きます。大変な作業ですが、船が綺麗になっていくのを実感する毎日です。
8. 愛媛県立宇和島水産高校の「えひめ丸」に遭遇。本船のすぐ近くで錨泊していました。
9~11. 遂に小笠原上陸日!実習生は通船での移動中も、笑顔がこぼれています。
12,13. 待ちに待った小笠原の地!土を踏むのは40日ぶり!
14~16. 小笠原で各々の時間を楽しむ実習生達。陸の有り難みを痛感すると共に、良いリフレッシュになりました。
17. そして抜錨して小笠原を発ちました。進路を三崎に向けます。
2A長期乗船実習 ⑭
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月13日
走錨を警戒しながら避泊継続中。陸に手が届きそうなところまで寄せていますが13
m/sまで吹き上がりました。発達中の熱低がそのまま西に抜けてくれるのを祈っています。
昨夕食ステーキ会は盛会でした。MC髙岡きんに君が音頭を取り、閉会は円陣の大合唱
にて実習生の青春の1ページを飾ることができました。思わずウルッとしている女子二名
の姿が脳裏に焼き付いています。
本日は感動もつかの間、教官の熱い指導の下、ストーン磨り作業に汗を流しています。
10月14日
日の出から雲が飛ばなくなりました。隣に避泊中のガット船は早速揚錨し内地向け北
上しています。
早朝に えひめ丸 薩摩青雲丸 をAISで補足しました。適地は限られますが、不規
則な突風も止み実習船3隻が視野内に錨泊となるかもしれません。各船実習生に良い刺激になるで
しょう。本船でも他県に負けないよう朝のラジオ体操から元気に取り組んでいます。
1. 船体整備実習①:錆打ち 2. 船体整備実習②:塗装
3~10. 船体整備実習③:ストーン摺り。石で古い木甲板を削ります。休憩中はぐったりするほどの大変な作業です。
11. 遂に小笠原に到着!久し振りの陸を見て感動する実習生たち。
12. 上陸は数日後。小笠原沖に仮泊します。
13~20. 海技免状取得に必要な救命講習。救命艇の操船や、船からの安全な飛び込みを学びます。
21. 二等航海士と通信長と学科主任。同期の仲良し3人組。 22. 通信長による講義中。
23~27. 小笠原に無事到着したことを記念して、これまでの航海の慰労と今後の航海の安全祈願を兼ねた焼肉会を行いました!操業前に続き、2回目の食事会です。
28. カラオケ大会も多くの実習生が歌い、大盛り上がりでした。
29. 最後には進洋丸のテーマソング「栄光の架橋」を、全員で円陣を組みながら歌いました。歌詞が染みる・・・。
2A長期乗船実習 ⑬
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月11日
緯度が下るに従い、気候帯が変わりました。高温多湿のため甲板作業は皆汗だくです。
熱帯低気圧の動静を最大限警戒しつつ航海を進めます。南方の等圧線が次第に密に
なって来ました。
実習生は胴の間ストーン磨り中。かつて帆船日本丸で木甲板手入れを仕込まれた大﨑
教官が実地で指導中なので、全力で取り組んでいます。夜の講義時間(本日船長)には電池
切れ確実でしょう。
10月12日
熱低が発達したのか、本日は曇天。ウネリが上がる前に父島島影に逃げ込み投錨しました。
陸上地形の影響で風速2-9m/s、風向風速が全く定まりません。午前中は天候悪化
の前に救命講習を実施しました。
透明度高く熱帯魚の泳ぐ海での飛び込みやボート操縦訓練は中々贅沢な内容です。
夕方は事務部サプライズ企画、実習生の日々の頑張りをねぎらい甲板上でステーキ食
事会をします。
1~3. 日本に向けて復航を開始!操業で使った合羽や救命胴衣をきれいに洗浄します。
4,5. 使った枝縄や釣針も収納。
6~10. 復航作業は船体整備が主になります。今日は船体洗いをしました。
実習生もずぶ濡れになりながら、進洋丸18年に感謝を込めて磨きます。
11~12. 神奈川県立海洋科学高等学校の『湘南丸』とすれ違い、実習生同士で手を振り合いました。
同じく日本を遠く離れ、海に学ぶ同志と会えて、実習生はふんどしを締め直した気分でした。
13. 小笠原の上陸可否をかけた航海士からの課題テスト。結果やいかに・・・
14. 学校ではあまり話さなかったクラスメイトとも、多くの時間を共有し仲が深まっていきます。
15. 昼食がなんとハンバーガー!実習生も大喜び。
2A長期乗船実習 ⑫
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月7日
昨夜、無事に千秋楽の縄を揚げ終えました。胴の間にて記念撮影をしていますので、
教官から送付された画像をご覧下さい。皆一様に満たされた笑顔で写っています。
本日は操業で汚れた合羽保護具を洗っています。追い風と連れ潮が帰路航海の船足を
伸ばしてくれています。
10月8日
南西方向に低気圧の初期状態と思われる等圧線の「折れ」が出来はじめ先行き不穏な
雲行きになりました。時間的余裕を入れて帰路に就いたので、往路の様な延着にはならない計
画です。今日から省エネ優先して減速して行きます。
08-12当直班は子午線正中時計算を完了できず全没。操業期間、当直と講義で指
導してきた三航士(先輩)の面目を見事に潰しています。4級海技士筆記免除の道は険しいです。
10月9日
昨日1500頃、偶然に偶然が重なり実習船湘南丸とピンポイントで近接遭遇しまし
た。湘南丸は三崎再出港し漁場向け東航、本船は父島向け西航。
ウネリに向かって大きくピッチングする湘南丸を間近に、全実習生が手を振り旗旒信
号とロングホーンで見送りました。台風11号と13号を連続で回避してきた今次航海は台風アタリ年の様相です。
危惧していた熱帯低気圧がフィリピン東方~小笠原諸島南方に発生(2個)しそうです。
本船進路方向に発達北上しないことを祈っています。
10月10日
東のウネリが次第に高まって来ました。小笠原南方の低気圧が熱低に発達している過程とみています。
本日甲板作業は錆打ち錆止めに始まり胴の間ストーン磨りです。実習生は甲板長からの熱の入った安全対策
と手順説明を一生懸命聞いていました。
昨日の英文ログブックテストは29名中4人合格!指導担当の三航士(先輩)がまた泣いています。
1. シネマ・イン・進洋丸!操業が休みの日に映画で涙を流しました。
2. 三等航海士の講義中。実習生がみんな彼を慕い、懐いているようです。
3. お世話になった機関室の掃除。 4~7. いよいよ操業の最終日(千秋楽)!投縄作業中の実習生。
8. プロジェクト学習で漁場選定を行っている班も、早朝から船長と縄入れの場所を最終調整します。
9~13. 最後の揚縄。大きなマグロも揚がり、実習生も笑顔!
14. 逆光の指導教官
15. 千秋楽は、枝縄の片付け(釣切り)も並行して行いました。
16~19. 船長の総評の後、全員で記念撮影。操業お疲れ様でした!
20. 二等航海士(髙岡きんに君)から実習生全員に、お菓子のサプライズをしていただきました!
2A長期乗船実習 ⑪
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月4日
操業期間残りわずか。餌も残りわずかとなりました。最後の2回を残して適水(泊)
し本日は冷凍作業やプロジェクト学習です。 実習生の行動が教官の評価に堪えれば(?)午
後にお楽しみ映画祭や魚釣りが許可される模様です。結果やいかに。
10月5日
この時期この海区らしい穏やかな東風が今日も続いています。これまでと違うのは某
国から発射されたミサイルがこの水域に着弾したらしい事です。本校だけでなく海上保安庁
からの直接連絡もありました。ISPS操練で備えては来ましたが、一層注意していきます。
実習生には昨日、教官からフリータイムが多く出た模様で、シイラ釣りや映画鑑賞で
リフレッシュしていました。 総員元気に操業再開しています。
10月6日
5代目進洋丸 実習航海18年の集大成として 千秋楽の操業位置決めは実習生が担
当しました。坂元、廣瀬、児玉、椎葉がプロジェクト学習『漁場形成』をテーマとして、14回ま
での釣果・潮流・プランクトン密度・水温変化等々を熟慮して決めました。 潮はシナリオ通りに流れ
ています。大きなメバチが沢山釣れる事を乗組員も期待しています。
1~7. 操業もいよいよ大詰め。総員笑顔で、でも真剣にマグロを揚げています。
8. 船長も揚縄に参戦します。
9,10. プロジェクト学習。今回は寄生虫調査班と国際信号旗班。
11. ゴミ観測中のヒトコマ。こんなに陸から離れた外洋でも漂流するゴミの量に驚きます。
12,13. 機関当直。船員たるもの、エンジンのことも学ばなければ!
2A長期乗船実習 ⑩
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月1日
11回目操業はマグロ?らしからぬ小型のメバチが続けて揚がり、昨日揚げ縄は賑や
かでした。野帳班の実習生は記録をとりつつ、ブリッジへの報告もあるのでテンパりながら必死
に対応していました。教官も記載漏れが無いよう指導するのみならず、次々揚げられるミズウオの取り扱い
があり大変でした。
10月2日
凪が続き、良好な実習環境です。現在の水域は長物(カジキ類)、雑物が極端に少なく
延縄船には好適ですが、バイオ系の好奇心を満たすには物足りない生物相です。
そんな中、30kgもある大きなアカマンボウが揚がり、実習生は驚いていました。
ミズウオのサンプリングは順調に捗り? 胃袋から普通にプラスチックが出てきます。
スリッパが出て来たのには流石に私も驚きました。
10月3日
昨昼食は ピッツア&スパゲティミートソース とイタリア系でした。
食材価格が上がる一方ですが、事務部とコック長が絶妙の遣り繰りを工夫対応してく
れています。毎日3食を時間通りに美味しくいただけるのは幸せなことで、食事当番の動きもすっ
かり板についています。卒業後の進路としてカーフェリー事務部(司厨部)志望者が複数名いるようです。
1. 揚縄前に船首先端でラジオ体操
2~5. 揚縄中の風景。メバチマグロをはじめ、キハダやビンナガも揚がっています。
6,7. ミズウオの口からミズウオ!?(かわいい)
8~10. プロジェクト学習。自分たちで研究テーマを決め、まとめて発表します。
11. 機関当直では、発電機のストレーナーを掃除しました。
1 2. 漁場選定について船長からの講義中。操業最終日は、実習生が縄入れ場所を決めます。
13~15. 操業が休みの日に、ヘルメットやカッパ、ブリッジ(操舵室)の窓をきれいにしました。 後半の操業に備えます。
16,17. 空き時間に釣りをする実習生。ヒットはありませんでしたが、良いリフレッシュになりました!
18. 実は今の生活リズム、全員が顔を合わせて食べる食事は昼食だけなんです。
19. こちらは船からの朝焼け。希望に満ち溢れた光です。
2A長期乗船実習 ⑨
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
9月28日
操業期間を折り返し、適水を入れる事にしました。 久しぶりの穏やかな海況の下、
170度線へ引き返しています。 後続の実習船が続々操業水域に集まって来ますが袂を分かちま
す。実習生は軽作業とプロジェクト学習に励んでいます。ミズウオを指標とした環境調査は
想定以上に(乗組員がヨロを切らずに揚げるので)立派なサンプルが蓄積され、データ整理が
忙しい様子です。
9月29日
操業再開しました。 長大なウネリが入るだけで、風穏やかな海況です。
小笠原方面から台風17号が発達接近し温帯低気圧に変わる見通しなので、多少影響を
受けるでしょう。実習生は帰路航海のプロジェクト学習に向けた準備を始めました。船が揺れても気に
せず机に向かって調べ物やPC作業していますが、船酔いを克服している事は無自覚です。
9月30日
凪の周期に入りました。数日続けばありがたいと思っています。
実習生は体を動かすのが楽しいらしく『揚げ縄班がイイ』とブリッジで野帳記録班が
呟いているのをよく聞きます。一方で、PTA新聞への寄稿文下書きを読むと天性の文才を発揮している者もいますの
で多様性に富んでいる2A組です。
また、某女子は嬉々としてミズウオの胃を摘出し、元気なアニサキスを手にのせてご満悦です。
1. 操業も折り返し!大時化の中でも総員頑張っています! 2,3. 釣れた魚と記念撮影
2,3. 釣れた魚と記念撮影 4~6. 揚縄時には様々な作業があります。
4~6. 揚縄時には様々な作業があります。
7. 明朝からの海洋観測も引き続き頑張っています。8. ミズウオを捌く手際の良さもどんどん向上していきます。
9,10. ミズウオの胃から出てきた人工物…。地球はこうした生き物を使って我々人間に警鐘を鳴らしています。
11. 上手に天測計算ができてみんなにっこり。 12. 朝のラジオ体操後に、久し振りの集合写真。
13. 何かのPVに使われそうな1枚。実習生達に言わせると『エモい』んだそうです。
2A長期乗船実習 ⑧
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
9月25日
漁模様は低調ですが、マグロ類が少量揚がります。実習生幾人かはキハダ・メバチの
特徴を掴んで種類の見分けがつくようになった様です。野帳係の記録に生かしています。
今日も強い東風で波しぶき上がる中、操業実習中です。
9月26日
海洋環境調査としてミズウオの胃内容物に人工物由来のものがないか子細に調べてい
ます。昨日の個体は多種多様な餌をたくさん食べており、実習生は熱心に取り組んでいまし
た。大きなタコ、ゴカイ? ヤゴに似た節足動物、ホウネンエソ…謎の生物だらけです。
報告内容が豊富に揃ってきたので、実習生は東京海洋大での学習を楽しみにしています。
9月27日
北東強風をもたらしていた高気圧の勢力が落ち、今日は久し振りで未明から10m/sに
届かない風速になりました。このまま父島方面から北上する台風が影響しないことを
祈っています。投縄班から1名、船橋当直に入るので、日出予想時刻を計算しています。残念ながら
自力で正解にたどり着く実習生は少数です。苦労しているのは大概、60進法(経度時)と比例配
分の部分です。小学5,6年の内容に技術的躓きがありそうで、皆、諦めずに説明を聞いてくれます。
1,2. 160cmの大メバチマグロが釣れました!
3. 生物調査のため、実習生は釣れたマグロの生殖腺重量を計測します。
4. 操業が休みの日に、全員でシーツを洗いました。某CMを彷彿とさせます(笑)
5~7. 9月生まれの実習生の誕生会を開催し、みんなでケーキを食べました。4人とも誕生日おめでとう!
8. オフショット
9. 実習中に出会った生物のスケッチの課題に取り組んでいます。
10,11. 二等航海士に筋トレの指南を受ける運動部の面々。
12. 航海の勉強とは別に、毎日普通教科を中心とした学習課題に取り組みます。
来年の就職・進学試験に向けて・・・
13. 太平洋ど真ん中で見る夕暮れは、言葉にできない美しさです。
14,15. 機関当直も続きます。エンジン始動や油差しに興味津々です。
2A長期乗船実習 ⑦
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
9月22日
朝方になりやっと海況回復の兆しが出てきました。今日はウネリの収束を待ち適水を
継続しました。
実習生は一斉にシーツ洗濯をしてブリッジ後方が干場になっています。
9月23日
昨日は実習生誕生会でショートケーキの振舞があり、実習生はリフレッシュしていま
した。
南東方向直近に発生した低気圧が若干遠ざかってくれたためウネリは高いままです
が、風速が落ちて操業再開しました。
9月24日
東風が安定しました。この時期らしく乾いた涼しい風で日が傾くと寒く感じるくらい
です。
5回目は160cmのメバチが揚がり揚縄班の実習生は笑顔で記念撮影しています。
1~5. 実習生もだいぶマグロ延縄操業に慣れてきました。日々技術の上達が見られます。
6. 水揚げ後に処理されたマグロをすぐに冷凍室に運びます。鮮度が命!
7. 天測計算は続きます。 8. 乗組員さんともこんなに打ち解けられました!
9. 獲れたマグロを使った贅沢マグロ丼。 10. 漂流ゴミ観測用の偏光グラスだそうです。イカしてる!
11~12. ミズウオ胃内容物調査も続きます。
13,14. ミズウオの胃からは毎日新しい発見があります。本当に何でも食べるのですね・・・。
15. 観測・調査結果はその日のうちにデータ入力まで行います。
16. 全員で船内の壁磨きをしました。第5代進洋丸最後の航海、ピカピカにしてお別れしよう。
2A長期乗船実習 ⑥
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
9月19日
ベーリング海方面から大きなウネリが連日届いています。とはいえ、この時期の4海
区は気温・湿度ともに低く、日中は風穏やかで安全操業しやすい環境を得ています。
実習生特にバイオ系にメバチ以外の大型魚類を見せたいところ、本日も総員頑張って
います。
9月20日
メバチの漁模様に若干良い兆しがあったのが消えてしまいました。ヨシキリザメが相
当数掛かりますが全数やさしく放流中。
海洋大から請負い中のミズウオは稀にみる綺麗な状態で釣獲されるので、T先生はウ
キウキです。本日もウネリ高い海況の下、頑張って操業しています。
9月21日
東方に低気圧が発生したためか、高気圧の吹き出しが昨深夜から強まりました。
急きょ投縄を見送り、適水移動としています。波と風に逆らっての移動となるため
船橋に入っている実習生6名は辛そうな様子です。
1,2. 遂にマグロ延縄操業開始!漁具を海中に仕掛ける投縄(とうなわ)は、早朝からの作業です。
3. 清々しい快晴。初縄日和!
4~7. 午後からは揚縄(あげなわ)。実習生は練習の成果を発揮して枝縄(ブラン)を巻きます。
8. マグロが揚がると、実習生は魚体の大きさを測定します。
9. メバチマグロと、はいチーズ! 10. こんなに新鮮なマグロを食べられるのは、漁業実習生の特権ですね!美味しそう・・・!
11. マグロに混じって、ヨシキリザメも現れます。 12. 野帳で漁獲の記録を正確に行います。
13. 揚縄は、陽が落ちてからも続きます。
14,15. 本実習では、東京海洋大学と連携し、漂流ゴミ観測や、ミズウオという深海魚の胃内容物調査も行います。実習生も懸命にデータ収集や解剖をしています。16. ミズウオの胃から出てきた端脚類(?)
17. 航海の学習も並行して行います。これは国際信号旗についての勉強。18. 六分儀という器具で、自船の位置を割り出す計算(天測)をしています。
19,20. 操業中は機関当直も経験し、船のエンジンの停止・始動について学びます。
21. 毎朝日課のラジオ体操。 22. 食当班、笑顔の4人。今日の昼食はハンバーガーですね!
2A長期乗船実習 ⑤
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
9月16日
今朝は曇天ながら三角波がやっと収束し、針路前方から長大なウネリを残すのみとな
りました。航海速力に戻しています。
昨夕方は恒例の実習生歓迎食事会を開催し、デッキ上焼き肉で初縄を前に英気を養い
ました。芸達者な実習生とMC田中(局長)の絶妙話芸で一同大いに盛り上がりました。
準備を整え、明朝未明から操業実習に入ります。
9月17日
台風の痕跡が消えて中部太平洋は良い凪です。本日未明に初縄を入れました。
実習生は初めての投縄作業に戸惑いながらもミスをしないよう昨日の事前指導を思い
出しながら真剣に取り組んでいます。
9月18日
初縄は凪に助けられましたが、安定したサイクルでの揚げ縄になるまでまだまだ回数
と調整が必要な状態でのスタートです。実習生は初めて見る生きた鮪に驚いている様子で
した。東京海洋大との連携を考えた生物・環境調査もスタートし、多様な調査で忙しくして
います。
1. 船内でのウイルスフリーが確認できたので、ノーマスク生活(着用義務解除)が始まりました!
2~7. 24時間航海当直、海洋観測、ブラン巻きの練習はまだまだ続きます。
8,9. 台風13号の影響による大うねりの中、懸命に操業準備中。
10,11. 流れてきた網漁具の下を掬うとカエルアンコウ(ハナオコゼ?)が獲れました。みんなで飼育しています。
12,13. 冷凍作業。-60℃の冷凍庫で操業用の餌出しをしました。さむっ・・・!
14~16. プランクトンネットを曳き、海水中のプランクトン(浮遊生物)を観察しました。
17,18. いよいよ操業目前。投縄作業や魚体測定について乗組員さんから指導を受けます。
19. 非常時に備えた操練①:イマーションスーツ着用。 20. 非常時に備えた操練②:ホース散水。
22. 実習生歓迎会に向けた準備中。
23~30. 実習生歓迎会と操業の決起会を兼ねて、乗組員さん達とプレートを囲み、焼き肉を行いました!
お互いに親睦を深めることができ、とても楽しい時間でした。
31. わが2Aが誇る元気トリオが、歌で盛り上げてくれました。
2A長期乗船実習 ④
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
9月11日
未明からやや風速が落ちました。波高も下がりましたが、向き変らず。実習生には
辛い海況と船体動揺(ピッチング)が続いています。14~15日発達北上する熱低と近
接遭遇せざるを得ないので、操業準備を前倒しで進めています。実習生は乗組員指導の下、
初めての操業準備に日々取り組んでいます。
9月12日
早朝は曇天雨模様でしたが、日が昇るに従い穏やかな明るい空になりました。
向かい風が一層収まり船酔患者は症状軽快傾向です。
今日は冷凍作業があり、実習生も頭からつま先まで防寒重装備の上、漁艙~準備室に
入り餌の移動他実習中です。
9月13日
風向が反時計方向にシフトし始め、風速も若干上がって来ました。実習生には明日日
中に台風13号に近接しながら針路前方を横切らせる形の回避計画であることを学習を兼ねて説明して
います。
出来るだけ『荒天ささえ』の態勢に頼らずかつ東進できるようコース取りを調整中です。
今日の海洋観測では学習が深まるよう、水深200mのプランクトンネット鉛直曳を実施しています。
9月14日
現在、台風13号中心まで直線距離250マイル程と推測しています。
風速上がり、ウネリ波高2m(実習生浜辺観測。実際は3m)。実習生は午前中、ブラン
リール練習と縄箱準備を普通にこなしています。 午後は一気に波高が上がると予想しています。
9月15日
台風の足跡(△波)が強く残る水域に入りました。風速が10m/s以下に落ちる一方
で、波高く(6m)針路速力を調整中です。 大きく揺れる中、実習生は当直、食当、合羽類の準備をし
ています。荒天対応の難しい運航が続いているため、当直の事前準備や引き継ぎでは把握してお
くべき項目が多くなり大変ですが、確実な成長につながっています。
1,2. 甲板長の指導を受けながら、延縄操業で使う枝縄(ブラン)巻きの練習をしています。
3. ブランリールという機械を使った練習。実習生はどんどん上達していきます。
4~6. 漁具作製など、いよいよ本格的に操業の準備が始まっています!
7~10. 毎日4回、海洋観測を行います。CTDという観測機器を水深1000mまで下ろし、
水温や塩分の鉛直分布を調べます。
11. 航海計算中。 12. 通信長にモールス信号について教えていただきました!
13,14. 乗組員さんとの交流も貴重な時間です。
15. 大きなシイラが釣れました!※このあと進洋丸一同、美味しくいただきました。
2A長期乗船実習 ③
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
9月8日
燃油補給を午前中に完了後、若干の食料と清水補給中です。実習生は本日夕方の出港
以降10月中旬の父島まで陸地を見ることはないので、油津の風景が感慨深げです。
9月9日
油津出港時は県教委からもお見送りを頂きました。綱外し、医薬品補充等々ご支援も
ありがとうございました。
港外に出ると同時に実習生にとっては辛い海況(海況3程度)に遭遇しています。
3交代制の当直実習を開始し、船酔いしないよう体調管理を続けるのは大変ですが将
来の進路希望に向かって奮闘中です。黒潮に乗って順調に東進中です。
9月10日
八丈島を通過しました。向かい風とウネリ強く、速力が伸びません。
船首から大きな波を被りながら東進中です。 船橋当直の実習生は、交代引継ぎの準
備で早めに昇橋し、海図、天気図、ログブック、オーダーブックを頭に入れる必要があり
大揺れが相まって辛そうです。 長期航海の通過儀礼を受けています。
1. 台風による荒天時は、船内で舷窓(ポールド)をピカピカに磨き上げます。
2. 二等航海士による講義の様子。
3,4. 油津港入港準備中。油津港では、燃料油や水を積み込みます。
5. 三等航海士から、船の喫水(水面下に沈んでいる深さ)の読み方を教わります。
6,7. 燃料油積み込みの見学中・・・。
8. ついに油津出港!陸に別れを告げます。 9. 泣くな!立派に成長して帰ってこよう!
10,11. 油津出港から、24時間航海当直が始まりました。実習生が交代で夜間航海も見張りを行います。
12. 船酔いと闘いながらの船内生活です。克服までの辛抱・・・
13. 図書館より貸与していただいた文庫たち。実習生は読書に励みます。
14. 食事当番の配膳の様子。
2A長期乗船実習 ②
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
9月5日
避泊水域に投錨する外航内航商船が増え、見通し範囲に20隻近い隻数です。
今期実習生に上級学校進学希望者が複数名いることも考えて、付近に投錨した
水産大学校練習船を近接周回しつつ見学させてもらいました。(艇指揮:戸髙)
先方当直航海士からVHFにて実習生への温かい声援を頂きました。実習生も熱心に見
学し
手を振って応えていました。本日は早めに航行実習を終わらせ投錨、避泊水域を確保
します。
9月6日
台風11号の最接近を投錨+主機ささえにて乗り切りました。
今回避泊では未明に最大瞬間風速35m/sを観測しています。実習生は投錨中ながら
船体が昨深夜から揺れ続けているため、若干名が船酔いしています。
1500抜錨し日没後にはウネリの残る豊後水道を南下します。
9月7日
0850油津港に入港しました。台風回避の為に計画から2日遅れての補給寄港です。
昨深夜の日向灘はウネリが残っていたものの、航行に支障なく、実習生の船酔いは軽
微でした。明日の燃油・清水補給後とドラフトを比較する為、実習生は指導教官・三航士からそ
の読み取り方法について指導を受けています。
入出港準備の練習。係船索の取扱いを学びます。
ヒービングライン(船の着岸時に使用する重りの付いたロープ)を飛ばす練習です。遠くまで届くかな?
投錨時の作業。無線で操舵室と連絡を取ります。
食事当番&食事の様子。
航海当直。実習生もだんだん慣れてきた一方で、操船の難しさを実感しています。
水産大学校の練習船「耕洋丸」と遭遇。お互いの実習生が手を振り合い、UW旗(「航海の安全を祈ります」の意)を掲揚しました。
鉄腕DASHで有名な「DASH島(由利島)」を背景に、みんなでパシャリ!
2A長期乗船実習 ①
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきました。
9月2日
実習生は今朝から三交代制の当直実習を開始しました。
日向灘のウネリ高く食当班他作業や船内生活に辛い状況の中、気合十分頑張っていま
す。夕食後に台風11号避泊の為、松山市南西沖にて錨泊を予定しています。
9月3日
伊予灘愛媛県沿岸を実習運航中です。台風の影響を受けるまでまだ遠く
実習生は凪の海で当直実務を学んでいます。小型漁船や貨物船等々
付近には船舶多数の為、緊張の面持ちで操舵や見張りをしています。
9月4日
本日も伊予灘を実習運航中です。 昨日から航路を変えて由利島(通称ダッシュ島)を
反時計回りしました。主要航路筋に出ましたが航海船は少なく、各船台風避難を
始めた影響かと考えています。
実習生は船酔いもなく元気に実習中です。
物資の積み込み。操業用の餌や2ヶ月分の食糧を積み込みます。
緊急時のための避難訓練(退船操練)。通信長から遭難信号を発射する装置の説明を受けます。
宮崎出港。どれだけ成長した姿で、2ヶ月後帰ってくるでしょうか。
実習開始後すぐに航海当直。船の運航の勉強や見張りを行います。
船長自ら、船の台風対策について説明してくださいました。 抜錨時の機械操作。
自分たちの家となる船内はいつもきれいに!
起床のラジオ体操で眠気を吹っ飛ばします。 クラスの親睦を深めることも、実習の大きな目的のひとつです。