2022年10月の記事一覧
2A 長期乗船実習⑲
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月27日
1400関門T.R.in予定。周防灘を順調に西進中です。周囲に航行船舶・変針目標多数。
ETAや主機回転調整等々の引継ぎ事項がてんこ盛りとなり、実習生は頭の整理に追わ
れています。
しかしながら、9月の宮崎出港直後に同じ水域で実習していた頃と比べて状況把握能
力は格段に向上しています。緊張の沿岸航海が今日も続きます。
10月28日
0900前畑造船所に着桟しました。斜路上、未塗装の6代目進洋丸の大きな船体が間近です。
現船から新船に移設する大量の漁具類移設をドックがご厚意で段取りしてくれました。
実習生は乗組員と一緒にその作業を行い、昼は新船の見学です。夕方を前に同じ佐世
保港内の新みなと岸壁にシフト予定です。暖かく穏やかな1日になりそうです。
10月29日
日和良く、新みなと岸壁前はローカルな物産展で賑わっています。
港内付近水域では見慣れない艤装の大型米海軍艦や海自護衛艦が多数活動中です。
実習生は午後から行動制限とセットの上陸許可となり、お土産を買いに上陸しています。
佐世保港は同じ九州でも宮崎港とはまた違った景色と空気感があります。
1~3. 早朝に明石海峡大橋通過!
4~6. 日中は瀬戸内海での航路見学。瀬戸内海は船の往来が多く、複雑な航法があります。
7. 船橋でも厳重な見張りを行います。船乗りを目指す生徒にとって、とても良い教材です。
8. 夜航海も頑張っています。
9~11. ボースンストアの移設備品等を整理しました。掘り出し物がたくさん!最後の航海ならではの作業です。
12. 実習も大詰め。宮崎までに残った課題を終わらせねば・・・!
13、10月誕生の生徒の誕生会を行いました!みんなサプライズが大好きですね。
2A長期乗船実習 ⑰
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月20日
他県実習船の水揚げ入港が続いています。本船は魚揚げ台前からシフトし終え本日は
停泊です。舷門当直の実習生に聞くと、昨日の水揚げ作業中に仲買人から聞いた話として他県よ
り本船が魚を沢山持っていたらしく、彼らも嬉しかったそうです。生産の喜びを感じたのでしょう。
10月21日
午前中に えひめ丸が出港した後、薩摩青雲丸が入港水揚げしました。
本船は1300三崎出港予定です。 浦賀水道航路と中ノ瀬航路の学習は本日から明
朝に変更し相模湾にて魚艙洗い作業の予定です。 昨日から移動性高気圧にすっぽりと包まれて
穏やかな快晴です。
10月22日
ディズニーシーの真ん前(東京湾最奥部)に投錨しました。夜は夜景と花火が見られ
るでしょう。実習生は午前中、浦賀水道航路~中ノ瀬航路を学習しました。午後は非常操舵訓練を
実施します。昨日の三崎出港では、薩摩青雲丸実習生と乗組員から盛大な見送りがあり、登舷礼を
する実習生は感動の面持ちでした。
10月23日
0900晴海埠頭着桟しました。東京西航路からレインボーブリッジを始めて通り抜け高
層建築群と複雑な港湾施設に囲まれる京浜港の風景を間近に見る航路は実習生にとって大きな
刺激となったでしょう。 昨夜のプロジェクト学習発表会では8班全て発表の手際が良く、とても
聞き取り易く工夫がされていました。作業、当直、学習と忙しい中で実習生は良く取り組んだ結果
です。
1~4. 神奈川県の三崎入港。
5~7. 水揚げの様子を見学。自分たちで獲ったマグロが吊られているのを見て、実習生は歓声を上げています。
8. 校長先生も来てくださいました。
9. 上陸して朝日に照らされてラジオ体操。散策では、久し振りのコンビニに喜んでいました。
10. 三崎出港。他県の水産高校実習生に見送りしていただきました。
11. マグロを冷凍保管していた魚艙を洗いました。18年間お疲れ様でした。
2A長期乗船実習⑯
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月17日
昨日午後は鳥島近辺での実習を準備していましたが、諸般の事情で(英文ログブック
テスト)ストーン磨り続行となりました。その分、木甲板は上から下まで新船の様になってい
ます。八丈島を北に越えて、気候帯が変わった様です。次第に日本の冬空となってきました。
10月18日
八丈島から伊豆七島沿いを北上し、相模湾に到達しました。 未明に伊豆大島で寒冷
前線を潜り抜けた後、冬空となり気温が一気に下がりました。
明朝は三崎入港水揚げとなるため、ホーサー類S/B、ホイストとアンテナワイヤー降
ろし準備を済ませました。実習生はプロジェクト学習の取りまとめにも取り組んでいます。
10月19日
0900三崎に入港しました。午前中に水揚げと給水を終え、昼から岸壁シフトとなりま
す。宮崎から校長先生はじめ多くの方々のお出迎えとお言葉をいただき、実習生も嬉しい
だけではなく晴海~佐世保~宮崎の帰路航海に向けて気を引き締めています。沿岸航海もご支援を
宜しくお願いします。
1~3. ストーン摺りも大詰めに入っています。
4. ストーン摺りっぽいですが、これは二等航海士に全員腕立て伏せの指南を受けているところ。
5. ISPS操練。近くにミサイルが着弾したことを想定した訓練です
6,7. 伊豆諸島の孀婦岩近くで鹿児島県の「薩摩青雲丸」、鳥島沖で宮城県の「みやぎ丸」と遭遇。
他県の実習船と実習生同士で通信も行いました。
8. 冷凍室の板出しの様子 9. 2Aの仲良しガールズ
2A 長期乗船実習⑮
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月15日
0900通船が舷門横付。実習生始め40名弱が二見港に上陸開始しました。
待望の上陸に満面の笑顔でした。父島錨泊を上陸で締めくくることができ、良き思い
出になるでしょう。
隣に仮泊中だった「えひめ丸」が先に抜錨し本船直近まで寄せてくれましたので両船
総出で手を振り汽笛吹鳴し帰路航海の安全を祈念しました。
1730抜錨しソウフ岩経由で三崎向け北上します。 熱低2つは奇跡的に小笠原南方で
東西に別れました。
10月16日
昨夜1730、父島を後にしました。ソウフ岩を経由し北上中です。
偶然が重なり本船含め4隻の実習船が集合しました。一隻は函館寄港予定がミサイル
警戒態勢となり断念せざるを得ず、南下航海に変更との事。全船内航であっても国際情勢の影響
を受けています。
父島に続いてソウフ岩でも他県と一緒になり、実習生の学習意欲を刺激してくれました。
専攻科女子実習生から本船女子に無線連絡があり交流を深めました。写真をご覧下さい。
1~7. ストーン摺りは続きます。大変な作業ですが、船が綺麗になっていくのを実感する毎日です。
8. 愛媛県立宇和島水産高校の「えひめ丸」に遭遇。本船のすぐ近くで錨泊していました。
9~11. 遂に小笠原上陸日!実習生は通船での移動中も、笑顔がこぼれています。
12,13. 待ちに待った小笠原の地!土を踏むのは40日ぶり!
14~16. 小笠原で各々の時間を楽しむ実習生達。陸の有り難みを痛感すると共に、良いリフレッシュになりました。
17. そして抜錨して小笠原を発ちました。進路を三崎に向けます。
2A長期乗船実習 ⑭
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月13日
走錨を警戒しながら避泊継続中。陸に手が届きそうなところまで寄せていますが13
m/sまで吹き上がりました。発達中の熱低がそのまま西に抜けてくれるのを祈っています。
昨夕食ステーキ会は盛会でした。MC髙岡きんに君が音頭を取り、閉会は円陣の大合唱
にて実習生の青春の1ページを飾ることができました。思わずウルッとしている女子二名
の姿が脳裏に焼き付いています。
本日は感動もつかの間、教官の熱い指導の下、ストーン磨り作業に汗を流しています。
10月14日
日の出から雲が飛ばなくなりました。隣に避泊中のガット船は早速揚錨し内地向け北
上しています。
早朝に えひめ丸 薩摩青雲丸 をAISで補足しました。適地は限られますが、不規
則な突風も止み実習船3隻が視野内に錨泊となるかもしれません。各船実習生に良い刺激になるで
しょう。本船でも他県に負けないよう朝のラジオ体操から元気に取り組んでいます。
1. 船体整備実習①:錆打ち 2. 船体整備実習②:塗装
3~10. 船体整備実習③:ストーン摺り。石で古い木甲板を削ります。休憩中はぐったりするほどの大変な作業です。
11. 遂に小笠原に到着!久し振りの陸を見て感動する実習生たち。
12. 上陸は数日後。小笠原沖に仮泊します。
13~20. 海技免状取得に必要な救命講習。救命艇の操船や、船からの安全な飛び込みを学びます。
21. 二等航海士と通信長と学科主任。同期の仲良し3人組。 22. 通信長による講義中。
23~27. 小笠原に無事到着したことを記念して、これまでの航海の慰労と今後の航海の安全祈願を兼ねた焼肉会を行いました!操業前に続き、2回目の食事会です。
28. カラオケ大会も多くの実習生が歌い、大盛り上がりでした。
29. 最後には進洋丸のテーマソング「栄光の架橋」を、全員で円陣を組みながら歌いました。歌詞が染みる・・・。