日誌

2020年2月の記事一覧

2B長期乗船実習


進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られて
きましたので紹介いたします。

2月6日
中国系延縄漁船と競合しない水域に魚影を探しましたが叶わず。
ジョンストン島EEZ南縁の実績ある漁場に向け南下適水しています。
 教室では実習生が機関部から出された配管図作成をしつつ、ホノルル
観光ガイドを読んでは上陸の予習をしているようです。総員元気です。


2月7日
荒れ模様の中、ジョンストン島EEZ南方に回り込み操業再開しました。
50x100マイルの範囲(宮崎県の約2.2個分の広さ)に、土佐、薩摩、
陸中、日向(本船)の実習船と中国系5-10隻?が密集しています。
 実習生は昨日、お楽しみ嗜好品(ジュース、カップ麺)支給を受けて
ご満悦です。




船の心臓部、機関室での整備実習。工具の持ち方も様になってきました。



漁具や荷物を運ぶベルトコンベヤの整備中。実際の機器を使って実習が
できると理解も深まります。



機関室内の機器配置図や各機器の系統図をまとめています。
図面を書いて読めることが優秀なエンジニアへの第一歩です。

2B長期乗船実習

進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られて
きましたので紹介いたします。

2月4日
操業実習を再開。天候良く、実習生から希望のあったスナップ外しを
許可しました。船酔いと最後まで付き合っている実習生も果敢に挑戦
した結果は...外せませんでしたが、乗船以来一番背筋が伸びていた
のは思わぬ副次効果でした。今日も安全に留意し元気に操業中です。

2月5日
今日も凪よく、実習生は元気に操業実習に励んでいます。
話しかけても会話の弾まなかった無口な実習生も乗組員から連日熱い
指導を受けて打ち解けたのか、良く話してくれるようになりました。



新たな漁場にて操業実習再開!明日の投縄で使用する餌も出します。



北緯15度線(フィリピンやインドと同じ緯度線)での操業実習なので、寒い
冬の日本と違って日中は日焼けするほど暑いです。本日も頑張ります!



夜間操業になって小さめですがメバチマグロが揚がりました。実は、
マグロ類など漁獲物は魚種判定、体長測定、性別判定なども記録して
研究機関に報告します。水産資源を持続させるための大切な調査です。

2B長期乗船実習


進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られて
きましたので紹介いたします。

2月1日
昨日の操業実習で70kg近いメバチマグロが揚がり、本日10回目も
期待「大」だったのですが、その後が伸びず。今日は東に目一杯移動。
ビンナガ狙いだった他県実習船もあてが外れて本船の緯度帯に適水南下
してきました。洋上は新型肺炎の心配なく今日も健康に操業中です。

2月2日
海区移動が必須となる6-7海区操業のため、予めジョンストン島EEZ
(排他的経済水域)の西側境界付近に向け適水(漁場移動)しています。
新たなお魚フロンティア探しが成功すると良いのですが、近年は競合し
ている中国系とローカル鮪延縄船と度々遭遇するため、太平洋が手狭に
なった感があります。
 連日緊張して実習に取組んだ実習生も適水により久し振りの安息日。
一斉に寝台のシーツを洗濯し、晴天下のデッキに干しています。
某洗濯洗剤のCMのような爽やかな風景です。

2月3日
操業水域を若干ハワイに寄せて縄を入れました。波・風安定し、投縄班
実習生は日の出前からヘルメット姿で頑張っています。
投縄直前、直近を通過した釜山向け中の延縄船がVHFで話し掛けてくれ
ました。カムサハムニダ Bye Bye。


これから揚縄実習がはじまります。今日も大きなマグロを狙います。



今日は「赤マンボウ」を初めて見ました。触りました! 
「見て、触れて、学ぶ。」 これも実習船教育の大切な “ねらい” です。



冷凍班です。前日に-50℃で急速冷凍したマグロを-60℃近い保冷艙
に移動します。まつげも凍る低温なので、素早く作業を進めます。



適水(漁場移動のため休業)を利用して、寝台のシーツを協力して洗濯。
あわせて各居室の清掃も行い、船内の良好な衛生環境を維持します。