校長ブログ

子どもの命を守る~緊急時対応訓練~

 本校には医療的ケアを必要とする児童生徒が在籍しています。
 ひとたび事故が発生すると、子どもの命を左右しかねない重大な事態に発展してしまうかもしれないという高い緊張感の中で本校の職員は日々指導に取り組んでいます。

 いくら気をつけていても、事故が発生する可能性をゼロにすることはできません。もしものときに備えて、本校では事故を想定した緊急時対応訓練を実施しています。7月にも児童の人工呼吸器の管が外れた場合を想定した訓練を行いました。
 
 学級担任が他の職員に応援を求める大きな声で

訓練がスタートしました。
子どもが装着している
人工呼吸器の管が外れてしまった場合には、
命を
守るために秒単位での対処が必要になります。

 他の職員が駆けつけると、学校看護師による緊急措置と並行して、学級担任を中心とした的確な役割分担がなされ、
校内そして隣接する子ども療育センターへの緊急放送が流された後、ストレッチャーに子どもに見立てた人形を乗せてセンターに搬送しました。

 センターでは医師と看護師が迅速かつ正確に

処置を行いました。
 訓練に参加している職員、医療スタッフから
ばしばしと伝わってくるすさまじい緊張感に、
私も顔がこわばり涙があふれそうになりました。
 これからも、事故を未然に防ぐための危機管理を徹底するとともに、万が一に備えての訓練を怠らず、子どもの命を守るための体制を確立してまいります。