延岡市立南浦中学校
延岡市立南浦中学校
10月22日(土)、ふるさと祭りの前日準備で登校日。5時間目は、準備以外にもう一つ、生徒たちの活躍の場がありました。学校関係者評価委員会です。
校長先生のお話のあと、今年度リサーチ学習で取り組んでいるテーマ「地域の課題を探求しよう」について発表しました。
A班・・・南浦地区の少子高齢化を防ぐためにはどうすればよいか。
B班・・・海岸のゴミを減らすためにはどうすればいいか。
発表を聞いた評議委員の皆さまより、
「バスの減便で交通の便が悪くなり、病院はないし、若い夫婦はいない。少子高齢化を止めることは大人でも難しい問題です。」「人口は増える見込みがないんだ。熊野江小は来年は4人になる。」「でも、学校は文化の元だ。学校は地区には必要なんじゃ。」「ゴミは海に被害を出す。網を破ったり魚が獲れなくなったりして猟師が苦しむ.真剣に取り組んでほしい。」と、地区住民も苦慮している課題を話していただきました。
お話の中で、自分たちに寄せる信頼と期待を感じた生徒達は、
「住みたくても住めない状況だとわかりました。南浦地区の特産物をPRするためのお弁当を考えたり、他地域の状況を調べたりして、地区の課題と向き合ってみます。」「昨日、海岸清掃ボランティアをしましたが、流木は僕たちでは処理できない。大人の手を、地域全体でできることはないか模索します。」「空き家をリフォームして住んでもらいませんか。」、と次から次へと意見を述べます。予定の時間を過ぎても・・・。
B班の生徒からは、熊野江にしかいない希少生物の話も出ました。「熊野江海岸は重要生息地なんです。だからずっときれいな海でなければならないんです、」と。
評議委員の方から「熊野江ミオスジガニは、日本でここにしか生息してない。」と聞きました。
まだまだ南浦地区の良いところをPRしていかなければ、そう心に思った生徒たちです。今日の熟議はとても実のあるものになりました。評議委員の皆さま、ありがとうございました。
この話し合いを生かして探究学習を続け、12月のリサーチ発表会を迎えたいと思います。
10月21日(金)、今日は土曜日が登校日なので振替休日。
数日前、教室後方のお知らせにこんな文字を見つけました。1年2年教室それぞれに・・・
熊野江海岸に休日の午後、集まる?その様子をこっそり見に行きました。
13名全員集合していました。午前中部活動をしていた1.2年生も元気に。
中学生だけでなく、小学生も一緒です。笑顔で台風14号で海岸に打ち上げられたゴミを集めています。
こっそりのつもりでしたが、すぐに生徒に声をかけられたので、どんなゴミを拾っているのか聞いてみると
「害のあるプラスチックゴミを集めています。私たちができることは小さいけれど、きれいな海を持続したいので。」
「初めはみんなで遊ぶ計画だったけど、集まるなら掃除しようと3年生が計画してくれました。」
「去年の3年生がしていたことを、僕たちは続けようと思っただけです。」
1時間もしないうちに、おどろくほどのプラスチックゴミが集まりました。
せっかくなので記念撮影をお願いしました。みんな気持ちよさそうです。
ボランティア袋に入ったゴミを、ゴミステーションまで運んで活動は終わります。
大半の生徒は、歩いて30分先にある須美江海岸で遊ぼう!とその場をあとにしましたが、「もう少しゴミ拾いをしよう」と残った男子3名がいました。
40分後、海岸に行ってみると「楽しくゴミ拾いしています。マネキンの頭がみつかりました。見てください!」と報告があり、写真を撮ろうとすると、このポーズ・・・
「僕より背が高いですか、アハハ。」
南浦中生徒の休日の一コマです。
明日からもこの子達と一緒に頑張るぞ、と帰宅する生徒を見送りました。
10月13日(木)、2年理科の授業はいつになく緊張感が漂っています。今日は、豚の眼球のつくりを実際に見て触って調べます。
「うわっ、こっちを見てる」「嫌だ~」という声は聞こえないふりをして、先生は「まず、眼球まわりの筋肉を取りなさい」と一言・・・生徒は豚の目と向き合いはじめました。ちょっと苦手なグループには先生が入ります。
視神経が見えてきました。つぎは眼球にハサミを入れ、前後に切り分けます。
苦手な人たちは、四苦八苦しながらも頑張っています。
「ガラス体はウィダーみたいでしょ?」「先生、これからウィダーが飲めなくなります!」
「レンズは凸レンズの形だから、字が大きく見えますよ」「わぁ、ほんとだ~」
実際に自分の目で手で観察しながらの友達と先生との会話は、ずっと記憶に残ることでしょう。生物の体のつくりの巧みさに感動しながら、理解することができる素晴らしい授業でした。
10月5日(水)5校時、生徒会役員退任・任命式が行われました。
一年間、南浦中のために役員として尽力した5人。中には二年間、この大役を任された人もいます。
役員選挙に向けて作文を真剣に書いた時から、不安や心配から家で泣くこともあった任期期間の話、そして、皆の支えでやり遂げることができたという感謝の気持ちまで、一人一人が心を込めてあいさつをしました。あいさつのあとは、温かい拍手が大きく体育館を包みます。
そして、新生徒会役員・専門委員長5名へ任命状が渡されました。
あこがれの生徒会、先輩方のようにやっていけるのか不安はあるけれど、先輩方の力を借りて、みんなの力を借りて、一生懸命取り組みたいと意欲を述べました。大きなエールの拍手が起こりました。
信頼し合っている仲間同士のバトンタッチ、南浦中が成長しないわけがありません。生徒会顧問の先生からも感謝と期待の言葉をもらいました。
⇒バトン⇒信頼⇒
これからの生徒会活動を応援しています!
9月30日(金)、10月に行われる巡回公演 人形劇「あらしのよるに」に先立ち、ワークショップが行われました。
今日は、自分の選んだ色画用紙で、オオカミとヤギを作りました。指導者は人形劇団クラルテの皆さんです。
この人形に命を吹き込み、班ごとに気持ちを込めて動かします。「ここで振り向くとか」「探しているようにうろうろしてみるとか」とプロからのアドバイスをもらい、なるほどと自分たちの演技を振り返りました。
その後、本番で使う人形での演技を拝見し、その人形を触わりました。想像以上に重く、細かい動きに驚きです。
本番10月25日(火)13:45~ 場所:南浦中学校体育館
地域の皆さん、保護者の皆さん、本番では今日作った人形で中学生も演技します。ぜひ、鑑賞にいらしてください。お待ちしております。