学校日誌

研究授業(国語科メンター班)

 6日(水)の3校時に国語科メンター班の研究授業が行われました。国語科メンター班では、2学期からメンバー全員が、研究テーマに基づいて一人一研究授業を行い、実践を通して授業改善に取り組みます。
 今日は、1年生の国語科で「片仮名」の学習でした。子どもたちは、授業の導入場面で動画を見ながら文字を使うことの有用性について気付き、本時のめあてをしっかりつかんだことで45分間集中して取り組むことができていました。

  

 展開場面では、子どもたちは、ひらがなと片仮名の似ているところや違うところなどを一生懸命探し、気付いたことを発表していました。発表する場面では、先生からの「チャレンジしましょう!間違っても大丈夫だから」など子どもたちが自ら表現することを促す声かけにより、次第に手を挙げる子どもが増えて、授業後半は全員が挙手するぐらい自信をもって意欲的に取り組んでいました。

  

  

 そして、間違えやすい片仮名「ツシソン」を歌に合わせてみんなで空書きした後、実際に書いて練習しました。子どもたちは、「聞く」「見る」「動く(手で書く)」など体全体を使って学習することで、より理解が深まったようです。

  

 今日の授業は、特別支援学級を担任している先生が飛び込みでの授業でしたが、授業前から誰でも安心して発表できる雰囲気をつくる手立てや子どもたち一人一人の声への賞賛があり、それが子どもたちの意欲的な発表につながったと感じました。

 また、指示がシンプルで視覚化されていたり、子どもたちに言葉で表して確認させたりすることで、子どもたちにとっては理解しやすく見通しをもって学習に取り組むことができていました。さらにワークシートなどの教材でも特別支援教育の視点が取り入れられ、テンポよく授業が展開されたことで、子どもたち全員が集中して参加できる授業になっていました。子どもたちにとっては、あっという間の45分だったと思います。参観した先生方にとっても学びの多い時間となりました。

  

 来週は、6年生で研究授業を行う予定です。