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2024年9月の記事一覧

by校「大きな地震の小さな被害」044

校長先生!倒れています!

・・・何ですか?何ですか?・・・

ト オ キ が倒れています!

・・・どこに?

3年5組の靴箱ところです。

 

???トオキ???

???倒れている???

 

分からずに、校長が、靴箱を探していると。

どこに、何がありますか?

近くの、子どもさんに聞くと、教えてくれました。

校長先生、

地震の時から、

「陶器」が倒れているのですよ。

はは・・・。この飾り棚のことか・・・。陶器。ナルホド。

 

祝吉小のホールには、立派な飾り棚があります。

今回、話題になっている陶器が入っている飾り棚。

そして、たくさんのトロフィーが並ぶ、飾り棚。

見てみると、本校の歴史が感じられます。

昔は、発明工夫展の常勝校だったのですね。

毎年、学校賞を取ったであろう、立派なトロフィーがたくさん飾ってありました。

そして、目だったのは、吹奏楽部のトロフィ。

何度も、九州大会出場を果たしていたのですね。

そんな、みんなのがんばりの歴史が詰まったトロフィ。

これには被害はありませんでした。

 

ところが・・・。

こちら。

陶器というより、縄文時代や弥生時代の土器の飾り物。

大変なことに・・・。

土器が、たくさん、倒れていました!

これは、修復しなくては!

でも、棚には鍵がかかっていました。

 

早速、校長は、飾り棚の鍵を探しました。

祝吉小学校、大規模校ですから、鍵の数も半端ないです。

巨大なキーボックスを探すと。

ありました!

飾り棚の鍵。

皆さん、長い間、心配かけましたね。

地震の直後から、

君たちは、

この陶器の被害に気付いて、

気をもんでくれていたのですね。

校長先生が、きちんと、もとに戻しておきましたからね。

でも。

この、下が細い、縄文土器は、さすがに、次の地震でも倒れることでしょう。

それまで、この鍵は大切に保管しておきましょう。

 

大きな地震の小さな被害。

優しい祝吉っ子の被害報告により、数十年開けられなかった飾り棚の鍵が開けられ。

昔の祝吉っ子の活躍がよみがえり。

地震被害は、完全修復された、という、お話でした。

 

by 校長