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150年前の日本や学校の様子

    本校は、今年度150周年を迎えています。今から150年前というと、(2023年ひく150年)で1873年(明治6年)になります。今回は、その時代の日本の様子や小学校の様子を振り返りたいと思います。

 1853年にペリーが来航し、江戸幕府は大きく方針を変更しました。そして1867年に徳川慶喜15代将軍が大政奉還をし、政権を明治天皇に返上しました。翌年1868年から明治時代が始まることになります。明治時代に入り、日本は近代国家としての歩みを大きく進めることになります。鎖国もやめ、世界の文明や文化、生活様式が一気に日本に届くようになりました。

 そんな中、日本における正式な初等教育も始まりました。1872年(明治5年)、「学制」が発布されました。学習内容は実学が中心で、いわゆる文明開化政策の一環だったと言われています。1875年(明治8年)には、2万4,303校の小学校が開設され、192万8152人の児童が入学していたとの記録も残っているそうです。

 現在、日本全国や宮崎県、三股町の多くの小学校が150周年を迎えています。それは、歴史をさかのぼると「学制」の発布の年、翌年(梶山小学校)、翌々年に設立された小学校が多かったからだと、考えています。