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2024年6月の記事一覧

オリジナルな活動~6年生による読み聞かせ~

6月21日(金)

 昨日のお昼休みのことでした。

 1年生教室から楽しそうな笑い声が聞こえるので教室を覗いてみました。

 昼休みなのに、1年生は全員椅子に座っています。しかも、1年生の教室内に6年生の姿があります。

 何をしているのかな…と見ていると、6年生の男子3名が1年生に紙芝居の読み聞かせをしていました。

 

 外はあいにくの天気ですが、紙芝居を読んでもらっている1年生はご機嫌で、教室は明るい笑い声に包まれていました。

 食い入るように紙芝居を見ている顔は真剣そのもの。物語の世界に引き込まれている証拠です。

 

 ところで…。

 紙芝居を読んでいる3名の他にも教室内には1年生の側に座り寄り添う6年生の姿がありました。

 赤い丸で囲まれたところにいるのが6年生です。

 どうしてかなぁ?と思い、担任の先生に尋ねてみました。すると、6年生の素晴らしいチームワークを感じるエピソードが聞けました。それは…。

 係り活動として1年生に紙芝居や絵本などの読み聞かせをする友だちをサポートするために、自然な流れで読み聞かせをしない6年生も1年生の教室についていったようですとのことでした。

 読み聞かせの練習をしている友だちを見ている中で、できれば1年生には静かに聞いてほしいとの思いがあったのではないかなと思いました。だからこそ、自分たちも一緒に1年生の教室に入り、1年生の側に座って読み聞かせをする仲間を見守ってくれたのではないか…。私はそんなふうに思いました。都農小の6年生のチームワークのよさを感じたできごとでした。

 一方、読み聞かせをしてもらう1年生は…というと、紙芝居を楽しむのはもちろんですが、大好きな6年生のお兄さんやお姉さんが昼休みに自分たちと一緒にいることが嬉しかったのでしょう。自分の側に来てほしくて6年生を手招きしている子どもたちが何人もいました。側に6年生が来ると、満面の笑みを浮かべ、手をつないでもらって…と、1年生と6年生の自然な交流の様子が見られたことも嬉しかったです。

 6年生の皆さん、読み聞かせをしてくれてありがとう。

 友だちを見守り、支えてくれてありがとう。