学校の様子

2023年9月の記事一覧

緊急時における児童引き渡し訓練

 9月1日(金)の午後は、防災の日にあわせて、緊急時における児童引き渡し訓練を行いました。

 ねらいは、「災害等の緊急時に、児童を安全かつ速やかに引き取り者に引き渡すことができるようにする。」「緊急時の動きを引き取り者に知っていただくことで、冷静にかつ整然と児童の引き渡しができるようにする。」でした。初めての試みでしたが、災害時に備えて、教職員と引き取り者の方々のお互いがその流れを確認・理解することができました。

 まず、全校児童が体育館に集合しました。校区内の地区を4グループに分けて、時間差で児童を引き取りに来ていただきました。教職員を体育館内、駐車場となる運動場、校外の道路に分けて配置し、スムーズな自動車の流れと児童の引き渡しができるようにしました。事前に引き取り者の方々へは、どの道路を通って運動場に来ていただきたいのか地図を配付し、当日は、矢印のプラカードもった教職員を要所に配置しました。また、運動場の出入口が1箇所しかないため、教職員の案内に従っていただき、自動車の進行を一方通行にしました。

 自動車を置いたら引き取り者に体育館に向かっていただき、体育館に敷いたシートの上を靴のまま一方通行で歩いていただきました。そして、お子さんがいる学級の前で受付を済ませたら、お子さんを連れて帰っていただきました。どうしても児童は興奮状態になっていましたが、その中でもしっかりと落ち着いて静かに待つことができている児童もいて感心しました。教職員を介して児童が引き渡されると、引き取り者も児童も安心した顔を見せていました。

 今回の訓練に際しまして、引き取り者の方々には、学校が示した時間を守ったり道路を通ったりしてくださり、ありがとうございました。おかげさまで、予想していた道路や体育館での渋滞や混雑が見られませんでした。ご協力、本当にありがとうございました。

 今後も緊急時に備えての訓練を、より一層充実し、実際に近いものにしていきます。

9月1日の給食は、「救給カレー」

 9月1日は、防災の日です。これは、死者・行方不明者約10万5千人と、国内の自然災害で最悪の犠牲者を出した関東大震災が発生したことと、台風シーズンをむかえる時期であり、地震や風水害などに対する心構えを育成するために設けられました。

 災害は突然起きます。日頃の備えがとても大切です。それに関連して、この日の給食は、いつもと一部が違っていました。下の写真がその日の献立ですが、どこが違うと思われますか?

 簡単だと思います。牛乳、サラダ、スープはよく食べますが、左下にパンでもない、米飯でもないものが置かれています。これは、災害に備えた非常食の中の「救給カレー」です。この「救給カレー」は、東日本大震災を経験された栄養士の先生たちが話し合って作ったものだそうです。被災してとても怖くて、不便な経験をしたことから、水も電気も火も使えない事態の中での非常食として開発されました。「いのちをつなぐ」カレーとして、(食)を救う「救給カレー」と名付けられました。

 ご飯とルーが一緒に入っているレトルトパウチ食品で、袋をあけてスプーンで軽くまぜた後、スプーンでそのまま食べることができました。直接温めたり、熱湯に入れたりする必要はありませんでした。児童は、災害によって水も電気も火も使えない状況での食事を想像しながら、普段とは違うカレーを味わって食べていました。

代表委員会「運動会のスローガンを決めよう」

 「運動会」は、1年間の学校行事の中でとても大きな行事です。今年度は、10月22日(日)に開催する予定です。門川小学校は、歴史と伝統があり、今回で122回目となります。

 昨日8月31日(木)の6校時は、その運動会が盛り上がり、思い出に残るためにスローガンを決める代表委員会でした。参加者は、運営・集会委員会のメンバー、5・6年の各学級の代表、各委員会の代表でした。

 「一人一人意見を出し合い、運動会が盛り上がるスローガンを決めよう」というめあてのもと、話合いがスタートしました。スローガンに入れたい各学級で考えた言葉をまず出し合いました。以下の通りです。

 〇協力 〇スマイル 〇あきらめないで 〇最後まで 〇助け合う 〇楽しい 〇全力 〇笑顔 〇がんばる

 〇心を一つに 〇最後まで 〇笑顔はじける 〇勝っても負けても 〇力をこめる 〇元気いっぱい

 〇本気 〇うきうき 〇汗を流し 〇きずな 〇わくわく 〇笑顔あふれる 〇感動する

 〇一致団結 〇一生懸命 〇元気 〇みんなで応援 〇力を合わせよう 等

 「一致団結は、ちょっと難しい言葉なので、1年生には伝わりにくいと思います。それと似たことばに“力を合わせよう”があるので、そちらがいいと思います。」など、次は、言葉のもつイメージや理解やすさなどから、採用する言葉の絞り込みが始まりました。司会、副司会、ノート書記、黒板書記それぞれが自分の役割を自覚して、とてもよい話合いが展開していきました。参加児童は、低学年でも理解しやすく、活気ある運動会にするためにふさわしい言葉はどれかの視点で考えました。国語科の学習で培った力が活用される場面でもあったとも言えるでしょう。

 白熱した言葉の絞り込みが続いている最中に、6校時終了のチャイムが残念ながら鳴りました。そのため、スローガンとして文にするのは、主担当の運営・集会委員会に任せることになりました。

 正式にスローガンが決定しましたら、このホームページで紹介いたします。