2015年7月の記事一覧

体育館の照明

 本日、体育館の照明の交換に業者の方が来てくださいました。交換する照明は体育館の中でも一番高い場所にある照明です。外も暑いですが体育館の中も暑いこの時期に、足場を組んで、高いところに登って交換をしてくださいました。汗びっしょりになって一生懸命作業をしてくださったおかげで、体育館がまた使いやすくなります。ありがとうございました。

プールは終わらない

 今日、午前中みっちり学習をした子どもたち。午後からは楽しみにしていたプールに入れます。この日のプールの気温は39.5℃、水温31℃でした。地面は焼けるように熱く、裸足で歩くと小走りをしないと我慢できないほどでした。

 4年生以上の子どもたちはクロールや平泳ぎの練習をし、3年生はボールを使って遊びました。水泳学習や特練とは違いレクリエーションを交えたプールの時間で、疲れ知らずの子どもたちはいつまでも楽しそうにプールに入っていました。


【3・4年生も午前中から宿題をがんばりました。ごほうびのプールですね】


【水球は男子チーム対女子チームの対戦。結果は女子チームの勝ちでした】

 何でも一生懸命取り組む子どもたち、ちょっぴり忙しい夏休みだけどきっと充実した夏休みになると思います。プールは31日までできる予定です。

「第2回学校の森・子どもサミット」に向けて

 今年の夏、荒谷小の6年生はとっても忙しい夏休みを送ります。8月3日~8月5日には岡山県で開催される「第2回学校の森・子どもサミット」に参加します。8月下旬には3泊4日の国内研修で東京に行きます。そのため、今年は特に夏休みを計画的に過ごす必要があります。7月21日~7月22日はサマースクールが行われましたが、5・6年生は本日から7月31日まで学校に来て宿題をしたり、発表の練習をしたりします。

 今日の午前中は校長先生から「第2回学校の森・子どもサミット」に向けてのお話がありました。めあては「ものの見方を増やして、考え方を広げ、子どもサミットを有意義なものにしよう」です。このサミットには約300名の方々が参加されるそうです。色々な場で発表をしてきた子どもたちですが、このような大人数の前での発表は今までしたことがありません。その発表やワークショップの場で自分の意見が自信をもって言えたり、友達の意見を引き出したりすることができるように様々なものの見方や考え方を教えていただきました。


【今まで学習してきたことに加え、新しいものの見方・考え方を学習します】

 その、見方・考え方とは

① 鳥の目・虫の目
② 当たり前の中にこそ宝物がある
③ ものの見方は一つではない
④ ものの考え方には反対の考え方がある(批判的に考えてみる)
⑤ マクロ(巨視的)、ミクロ(微視的)に見る

の5つでした。

 「①鳥の目・虫の目」、「②当たり前の中にこそ宝物がある」という見方・考え方は子どもたちにも根付いており、その言葉がどのようなことを指すかはきちんと理解できています。その理解を更に深めるために、鳥の目とは「大局的に見る=俯瞰する(全体を上から見る)」ということであり、その見方ができると大事なことが見えてくるそうです。また、当たり前の中にこそ宝があるという考え方では、当たり前は何かを改めて考えました。

 次に、「③ものの見方は一つではない」という考え方です。この考え方では、子どもたちに自分の短所を発表させました。すると「怒りっぽい」、「早起きができない」、「小さいことでもイライラする」等の短所が出てきました。その短所と思われるところを、別の言い方に変えると

○ 怒りっぽい・・・感受性ゆたかな、情熱的な
○ 早起きができない・・・よく眠れる、寝る子は育つ
○ 小さいことでもイライラする・・・細かいことまで気がつく

など、短所だと思っていたことが見方を考えるだけで長所になるということを学習しました。


     【自信がもてるなぁ】

 そして「諸塚の古木・巨樹100選」の冊子を用いて、自分たちの好きな木ベスト3とその理由をそれぞれ考えました。その後、にっこりトーク(話合い活動)でベスト3の発表し、友達の意見を聞いて気付いたことやよかったところを話し合いました。


【子どもたちが住んでいる地域の木も載っており、「あ!これ!」と嬉しそうでした】

 話合い活動の中では、樹齢を視点にしてベスト3を選んでいる子どももいれば、直観的に見ている子どももいました。また、鳥の目・虫の目で見ている子ども、木とお話をしているような感覚で選んでいる子ども等4人とも違う視点で選んでいました。このことから、ものの見方は一つではないということを身をもって理解したと思います。


【落ち葉も、見方を変えればどこにもない宝物です】

 「④ものの見方には反対の考え方がある」という内容では、1次産業、2次産業、3次産業、6次産業のことをおさらいし、6次産業を進めていこうという考え方と、慎重にするべきであるという2つの考え方を新聞記事をもとに学習しました。批判的に考えてみることも一つの考え方だそうです。

 「⑤マクロ(巨視的)、ミクロ(微視的)に見る」では、宇宙規模から見た大気や自分たちの住んでいるところを考えました。この地球上に酸素や水はいくらでもあると考えていた子どもたちが、宇宙規模で考えると、それらは限りあるものであると理解していました。そして、木の働きはマクロからミクロまであり、森林は循環をする大切な役割を担っていることを学習しました。

 今日の学習で子どもたちは、「鳥の目、虫の目という考え方は知っていたが、今日の学習でそれを生かすことができた」、「自分の見方とみんなの見方が違っていて面白かった。子どもサミットでは鳥の目や虫の目を使って友達を作りたい」、「鳥の目・虫の目を使って岡山や東京と諸塚の違いを考えてみたい」、「鳥の目・虫の目に加えて、反対の考えをもつことやマクロ・ミクロで考えることを知った。水や空気の大切さが分かった」等のふりかえりを発表していました。

 最後に「第2回学校の森・子どもサミット」で、他県の子どもたちとも交流を深めるきっかけ作りとして、手作りの名刺を作ることになりました。子どもたちがデザインをして、それを印刷します。「諸塚って読めるかなぁ」、「住所っていう字にもふりがながあった方がいいですか?」、「何年生が来るんですか?」などと話しながら、わくわくしながら名刺作りをしていました。


【東臼杵郡も書いた方がいいかなぁ】

 今回のお話を聞いて、子どもたちは新たな考え方を知ったり、これまでの考え方を再認識したりしました。そして、考え方は一つではないことを実感し、色々な人の意見や考え方を知ることが楽しくなったことと思います。8月、全国の方々の前で堂々と発表をする子どもたちの姿が目に浮かぶようです。6年生、楽しんで来てくださいね。

とうとうやってきた 水泳教室

 7月23日(木)は諸塚村の水泳教室でした。毎年、諸塚村のプールで開催されるこの水泳教室ですが、今年度からは3・4年生も参加することになりました。5・6年生はタイムを争うことになりますが、3・4年生は泳げるようになった成果を発表する場であり、タイムではなく、どれだけの距離泳げるかを発表しました。


           【初参加の3・4年生、堂々としています】

 水泳教室は、いつも泳いでいるプールと違うプールで泳ぐことや、観客の方々がいらっしゃること等、いつもと違う環境におかれます。そのためか、「みんな速そうに見えます」と話す子どももいました。それでも子どもたちは、今まで学習してきて身に付けた泳ぎを遺憾なく発揮していました。


            【5年生も懸命な泳ぎを見せてくれました】

 最後のリレーは圧巻でした。これまで、地道に練習してきた子どもたちに努力の花が咲いた瞬間でした。6年生1人1人が最高の泳ぎを見せてくれた結果、子どもたちは1位を取りました。泳いでいる姿はたくましくもあり、美しくもあり、そして輝いていました。子どもたちにとっても保護者の皆様にとっても、職員にとっても嬉しい結果になりました。努力の先にある喜び、達成感を味わえたと思います。


               【よくがんばりましたね!!】

 緊張に打ち勝った子どもたち、きっとこの経験が子どもたちを一回りも二回りも成長させてくれると思います。保護者の皆さま、応援ありがとうございました。

水泳教室前日

 サマースクール前半最後の日、水泳特練が行われました。今年度はなかなか水泳学習をすることができませんでしたが、少ない時間の中、学級担任の先生と教頭先生の4人体制でみっちりと指導を行いました。子どもたちのやる気スイッチも入り、みるみる水泳が上手になったり、水と仲良くなったりしていました。特練では、水泳教室に向けてリレーの練習を行いました。その時ばかりは、1・2年生も泳ぎの手を止め、一生懸命応援をしました。


  【3・4年生もリレーに挑戦!】     【1年生もビート板です~いすい】

【2年生、クロールで25m泳げるようがんばっています】

 それぞれが目標をもって水泳学習に取り組んでいるため、毎時間が真剣勝負でした。特練が終わると、子どもたちが楽しみにしていたスイカを食べられる時間です。PTAサマーキャンプで保護者の方々が用意してくださっていたスイカを、全員でおいしくいただきました。


        【スイカ授与式の後はふりかえりを発表しました】


        【来年はクロールの息つぎから練習を始めるそうです】


【よ~く冷えたスイカ、おいしかったね】【最後はプールにお礼を言いました】

 水泳教室のためだけに水泳学習を頑張ってきたわけではないですが、晴れの舞台でこれまでの練習の成果が十分発揮できるといいなぁと思いました。この夏、水泳学習を通して子どもたちは打たれ強さや、悔しさ、戸惑い、喜び、楽しさ等、様々なことを学んだことでしょう。熱い熱い水泳学習がもうすぐ終わります。

1学期の思い出

 7月15日(水)に、本校に超一流の一輪車のプロがお見えになりました。これはベルマークの出前講座の一つで、今回2名のプロの一輪車競技者の方と事務局の方1名がお越しくださいました。

                【保育所生も参加しました】


 子どもたちはプロの方々の演技が見られるということで、昼休みも学級担任の先生方と熱心に練習をしていました。この日のテーマは「理想に挑む」でした。そして、めあては「プロに学ぼう、プロに挑もう」でした。校長先生からは「9月27日の運動会で一輪車の発表があります。その発表に役立てるように色々と聞いて学んでください」とお話がありました。

 今回お越しになられた方々は、一輪車の国内大会や国際大会でも上位とのことでした。その方々からは、「小学校2年生の終わりから一輪車に乗る練習をしました。一輪車の技は何個あるとは決まっていません。新しいスポーツですので、今でも次々と技ができています。基本的な技だけでも100個ありますが、これからみんなが新技を作ることができるかもしれません」とお話がありました。
 代表の児童からは「私は一輪車をもっと大好きになりたいです。今回色々なことを学んで技をレベルアップしたいです。」とあいさつがありました。


【後輩たちからも目標とされている6年生です】

 その後、プロの方々の演技を見せていただきました。姿勢がよくてかっこよく、とても華麗な演技でした。「うわぁ~!!」と感嘆の声があがり、子どもたちみんなが、その演技に見とれていました。


   【初めて見る技もたくさんあり、子どもたちの目はキラキラしていました】

 その後、子どもたちの一輪車の演技を見ていただきました。演技の内容は運動会で発表する一輪車の技です。まだ完成まではいっていませんが、できている所までみていただきました。子どもたちは、プロの方々の演技の後に発表するということがプレッシャーになったようでしたが、今できる精一杯の力を出しました。


  【みんなで心をひとつにします】

 その後、プロの方々からアドバイスをいただきました。そのアドバイスは、教師も目からうろこが落ちるようなものばかりでした。

① 一輪車には前と後ろがある。それはサドルを見て判断するのではなく、サドルの下にあるねじを見て判断する。ねじがついている方が後ろであり、ねじの方にサドルの太い方を合わせる。

② ペダルには右と左がある。(RとL)が書いてある。

③ サドルの高さはおへその高さに合わせる。

 これらの内容は一輪車を乗る上でとても大切なことであり、これらのことを怠ると大きなけがにつながってしまうとのことです。


  【早速一輪車の点検をしました】

 また、一輪車の乗り方で①つま先に力を入れてこぐ②姿勢をよくする(立腰)③前を見るという3つのポイントを教えていただきました。その方法を意識して一輪車に乗ると、ただ一輪車をこいでいるいるだけでも、先ほどとは見違えたかっこいい乗り方になっていました。

 そして、最後に「荒谷小のみんなは励まし合ったり、注意しあったりすることができる雰囲気をもっています。それができるといい演技につながります」、「友達と一緒に一輪車で演技をする時には相手のことを考えて支え合うことが大切です。みなさんはチームワーク抜群なので、運動会にはきっといい発表ができると思います。運動会が楽しみです」とお話いただきました。

 プロの方々に直接ご指導いただき、コツをつかみ自信もついた子どもたち。また、一輪車に対しての思いも強くなったのではないでしょうか。夏休み中もぜひ学校で一輪車の練習をしてくださいね。


【よ~し!これからもがんばるぞ~】

プール納会

 今日の3時間目にプール納会が行われました。しかし、今年度は長雨のせいで水泳学習の時間が極端に少なく、今まで授業で水泳学習を行ったのは7回です。そのため、終業式まで水泳学習や水泳特練を行いますが、天候等の関係も配慮し、本日納会を行いました。
 少ない水泳学習の時間でしたが、1年生もずいぶんと水に慣れてきたようです。2年生はビート板を使ってクロールの練習をし、ビート板なしでもクロールができるようになっています。3年生は担任の先生と教頭先生が指導に入ってくださり、とてもきれいな泳ぎができるようになっています。大きく、ゆっくり手をかくことを意識しているようです。4年生もクロールの形がきれいになって、スピードもついてきました。5年生は6年生と一緒に練習をしており、クロールで安定したタイムがでるようになっています。6年生は、下級生のお手本となるような泳ぎをしており、フォームを確認しながらもっと速く泳げるように毎時間取り組んでいました。


       【気温28℃、水温26℃  とっても気持ちよく泳げました】


  【教頭先生と1対1の練習】        【おへそを見て泳ぐんだよ~】

 その後、水泳学習のふりかえりをしました。各学年のふりかえりは以下のとおりです。

<1年生>
「5m泳げるようになってよかったです」

「クロールで5m泳げるようになってよかったです

<2年生>
「クロールで25mはいけなかったけど、目標だった『半分まで泳ぐ』ことはできたのでよかったです」

「クロールで目標の『半分まで泳ぐ』ができたので、来年は25m泳げるようになりたいです」

<3年生>
「手のかきを意識して泳ぎました。来年はバタ足に注意して泳ぎたいです」

「前はクロールをする時に腕から耳が離れていたけれど、今は腕に耳をつけて息つぎができるようになりました。来年は25m泳ぎます」

<4年生>
「クロールの手のかきがあまり上手ではなかったけれど、教頭先生や他の先生に教えていただいて30m泳げるようになりました。来年は往復(50m)泳ぎたいです」

<5年生>
「記録はいつも同じでした。どのように泳いだら記録を縮められるかを考えて泳ぎたいです」

「クロールでいつも20秒台が出るようになりました。平泳ぎでは手と足がバラバラだったり、足のひきつけができていなかったりしていました。水泳教室では自己最高記録が出せるようにしたいです」

<6年生>
「身体が泳ぎ方を思い出して、これだという泳ぎ方ができるようになりました。クロールでは平均24秒が出せるようになったのですが、これは昨年と同じタイムなのであまり成長できていないのかなと思います。これから、特練で手のかきを練習したり、お風呂で練習したりして自己最高記録をたたき出したいと思います」

「平泳ぎはフォームがよくなりました。でも、あまり進まないのでまだまだ練習したいです。クロールは、楽に泳げるようになりました。記録は24秒です。この記録は昨年と同じ記録なので、最高記録を出せるようにがんばりたいです」

「これまでクロールでは30秒くらいがベストでしたが、今日24秒で泳ぐことができました。ゆっくりとした動きで泳ぐことを意識して泳ぎました。平泳ぎでは足を引くことを意識していなかったので、全く進みませんでした。手と足のコラボレーションを意識したいです」

「息つぎをする時にプールの端を見るようにしたら、息つぎに時間がかからずに早く泳げるようになりました。平泳ぎでは、足全体で蹴ることができていないという友達からのアドバイスをもらったので、それに注意して泳ぎたいです」


    【いつも楽しそうに水泳学習にのぞんでいた1・2年生】


         【個人練習でぐんぐん上達していった3・4年生】


          【手や足の動きを徹底して練習した5・6年生】


 感想や改善点、これからの目標など、次につながるふりかえりができていました。

 最後に校長先生から講評をいただきました。校長先生は「水泳はやればやるほど上手になります。練習量が大切です。今年は雨が多くてなかなか水泳学習ができませんでしたが、いいお天気だったらもっと泳げるようになったと思います。今日はプール納会ですが、明日からも特練や天気がよければ水泳学習もあります。もっと泳げるようになりたいと思って励んでください」とおっしゃいました。

 
【安全に水泳学習ができて何よりです】

1・2年生が育てたゴーヤ

 今朝、1年生が大きなゴーヤを抱えて職員室にやってきました。その理由は、給食調理員の先生が7月16日木曜日に使うゴーヤを1年生に発注したからです。青々として、つぶつぶもしっかりとあり、立派なゴーヤです。きっと、このゴーヤを使ったゴーヤチャンプルーはとびっきりおいしいと思います。台風が心配されますが、ほっぺたが落ちそうになるくらいおいしいゴーヤチャンプルーが食べられるといいですね。1・2年生、ありがとうございました。


【まだまだ大きくなりそうなゴーヤがあるそうです】

 今日は久しぶりの晴れ間です。風が心地よく、気分もすがすがしくなります。久し振りに子どもたちは、昼休みは運動場で遊べますし、放課後は水泳特練があるので、楽しみがたくさんでウキウキしていることでしょう。



【青空さん こんにちは】【金曜日、教頭先生が草を集めてくださってまたきれいになりました】

詠みます

 今朝、3・4年生がにこにこした表情で職員室にやってきました。3人とも手にはプリントを持っています。何の用事かな?と思っていると、昨日の諸塚学校給食の日のアンケートを持ってきてくれたのです。そして、昨日お礼のあいさつで句を詠んだ4年生に倣い3年生も一句作ったそうです。

「タコライス タコじゃなくて ひき肉だ」

「ほかほかの おいしい給食 ありがとう」

という、心温まる句を詠んでくれました。また、4年生も

「夏休み 野菜を食べて もりもりだー!」

という句を抑揚をつけて詠んでくれました。

 何でも楽しそうに取り組む3・4年生。そのような姿を見るととっても元気がでます。諸塚学校給食の日のふれあい給食をきっかけにこのような取組をしてもらって、大変うれしいです。生産者の方や調理員の先生、献立を作成してくださった栄養教諭の先生も喜ぶと思います。


【これからも諸塚産のものをモリモリ食べてね】

青空のもと

 昨日は久しぶりに青空が見え、太陽も出た暑い1日でした。これまで雨が降り続いていたため暑さをあまり感じなかったのですが、ギラギラとした夏の日射しを受けると暑さへの心構え・対策が必要だと感じました。

 そんな暑い日でしたが、校長先生は1日運動場に出て草刈りをしてくださいました。梅雨の雨でぐんぐん伸びた草が運動場を緑のじゅうたんのように染めていたのですが、草刈りとその後の整備のおかげで、生まれ変わった運動場がお目見えしました。


【運動場で練習する一輪車も乗りやすくなると思います】

 下校指導の際には、子どもたちが校長先生の姿を見て自然に草取りをしたり、剣道で集まった子どもたちは大きな声で「おつかれさまでーす!」と校長先生に声をかけたりしていました。運動場で遊べる日がとっても楽しみになりましたね。ありがとうございました。


 一方子どもたちの学習では、昨日は絶好の水泳学習日和でした。昼休みに「先生、今日はプールできますか?気温と水温合わせて53℃でしたよ!」と嬉しそうに話す子どももいました。5時間目、青空と入道雲のもと、プールに入って泳ぐのがとても気持ちよさそうでした。1・2年生はビート板を使って練習をし、3・4年生はクロールで泳げる距離とタイムを計って、その後クロールの練習、5・6年生もタイムを計り、クロールと平泳ぎの細かな練習をしました。



       【毎回、こんなに気持ちいいプールだといいですね】

 1学期も残り1週間、子どもたちが楽しみにしている水泳学習がたくさんできるといいなぁと思います。

諸塚学校給食の日 ふれあい会食

 今日は今年度初めての諸塚学校給食の日ふれあい会食でした。この諸塚学校給食の日のねらいは「諸塚学校給食の日の目的である『地域の食材を使った給食を実施することで、食を通した人とのつながりを深めるとともに、ふるさと諸塚を思う心を育てる』を推進していくために、村内の食材生産者と児童生徒の会食を実施する」です。

 今日の給食は「むぎごはん・タコライス~諸塚バージョン~・カラフルスープ・牛乳」でした。


【ごはんの上に乗っているのはキャベツです】

 今日はズッキーニ、たまねぎ、かぼちゃ、トマト、干ししいたけ、なす、お米が諸塚産でした。給食の食材の中で55.9%が諸塚産の食材でした。ズッキーニが収穫できるのはそろそろ終わりとのことで、ちょうどいい時期にふれあい給食がありました。
 
 今回のふれあい会食には生産者の方2名と諸塚学校給食の日実行委員の方2名が計4名がお越しくださいました。また、ALTの先生も来校される日であり、とっても賑やかな給食時間でした。

 今回お越しいただいた生産者の方は荒谷小にゆかりのある方ばかりでした。「私は、荒谷小出身です。ほうれん草やトマトを作っています。また、スイートピーを育てたり牛を育てたりもしています」、「諸塚のしいたけを使った特産品を開発しています。荒谷小の剣道でもお世話になっています」などとごあいさつをいただき、子どもたちも身近に感じたようでした。


【子どもたちの中には生産者の方々のことを知っている子どもも多数いました】

 また、実行委員の方々からは食生活改善委員(食改さんと呼ばれているそうです)のお仕事の内容を聞いたり、子どもの頃の給食のお話をしていただいたりしました。


              【ご協力ありがとうございます】

 会食の中では、「どんな野菜を育ててるんですか?」と質問したり、七夕のお話を生産者の方から聞いたりして、いつものように和やかな時間を過ごしました。子どもたちは、自分たちのお話を生産者の方や実行委員の方に聞いてもらいたい様子で、いつもにも増して生き生きと話していました。


【あっという間に給食を食べちゃった】【普段なかなか会えない方にお会いできてよかったね】


【色々なお話が聞けてよかったね】    【すぐに仲良しになりました】

 今日の給食のタコライス~諸塚バージョン~では、ごはんの上にキャベツを乗せており、更にその上に小さいおかずをかけて食べました。「タコライスってたこが入ってるのかと思ってた」と子どもたちは話していましたが、「タコス」の具材がごはんに乗っているものがタコライスと言われます。「カレーの味がします」とも話していた子どもたち、とってもおいしそうに食べていました。


   【ALTの先生も一緒に】

 最後に、4年生の児童がお礼のあいさつをしました。「今日の給食の中で一番おいしかったのはタコライス~諸塚バージョン~です」と言って、その後、一句詠みました。「もろつかは 元気いっぱい 給食で」と抑揚をつけて詠み、大きな拍手をもらっていました。


      【お礼のあいさつ 心がこもっていましたね】


 今回色々な方とふれあって、おいしい給食を食べ、諸塚の山の恵み、人とのつながりを感じたのではないでしょうか。本日はお忙しい中、荒谷小までお越しくださり本当にありがとうございました。


    【また荒谷小に遊びに来てください】

 子どもたちの感想文の一部です。子どもらしい感想がたくさんで面白いです。ぜひご一読ください。

 ○ タコライスなのに、タコやイカがなかったことがふしぎです。
 ○ 保育所やおじいちゃんおばあちゃんたちにおやつづくりを教えていることに驚きました。
 ○ スイートピーの色はつくのではなく、つけるということにびっくりしました。色水を吸わせて色をつけるのは自分が好きな色を花につけられるので、スイートピー以外の花もそうなればいいのにと思いました。
 ○ 諸塚バージョンのタコライスはトマトの味が効いていて天下一品でした。
 ○ 遠足で行ったところのハウスは今日来てくださった生産者の方のハウスで、こんなに面積の広いところで育てていてすごいなと思いました。
 ○ 「ミニトマトは水をあまりやらない方が甘くなるんですよ」と教えてくださった。このことが一番「えー!そうなのー!」と思いました。何事も甘やかし過ぎはダメと改めて思った。
 ○ カラフルスープに入っていたズッキーニが私が思っていたようにではなく、それ以上においしかった。少しナスに似ている気がした。

いちょうものがたり(ウッジョブ諸塚)

 今日の1・2時間目、1・2年生は生活科で校長先生といちょうの木のことを学習しました。めあては「いちょうの木のねをそうぞうしてみよう」です。いちょうの木の根っこを子どもたちに想像させるために、3つの手がかりを示してくださいました。手がかりの1つ目は木の模型、2つ目はお話、3つ目は草花です。荒谷小のシンボルでもあり、パワースポットでもあるいちょうの木、1・2年生はウッジョブでしいたけだけでなく、いちょうとも関わり、いちょうの四季を学習していきます。どんな発見があるのか、どんな人とつながることができるのか楽しみです。


【いちょうの木の写真です。イチョウの木には校長先生が絵具で色を塗りました】


     【校長先生お手製の木の模型を使って根っこの長さを考える】

朝の読み聞かせ

 今日は、地域の方が荒谷小にお越しくださり、朝の時間に読み聞かせが行われました。絵本を4冊も用意してくださっていました。読み聞かせが始まる前に「どれから聞きたい?」、「『おこだでませんように』ってどういう意味やろうね」等、1・2年生とお話をして1・2年生は絵本に興味をもったようでした。

 1冊目は1・2年生が気になっていた「おこだでませんように」でした。お母さんがいない時にお留守番をしていて妹が泣いた日はお母さんに怒られ、学校でも先生に怒られる男の子。怒られた時には黙って横を向くこの男の子が七夕かざりの短冊にお願いごとを書きました。その願いごとは・・・。涼しげな風鈴の音や夏を知らせるセミの鳴き声が聞こえる1・2年生の教室に静かな時間が流れました。


   【この絵本は、娘さんと一緒に選んでくださったものだそうです】

 2冊目は「いいから いいから」です。カミナリの親子が突然家に来ても「いいから いいから」、一緒にお風呂に入るのも「いいから いいから」・・・。おじいちゃんの「いいから いいから」という寛大な言葉が印象的な絵本でした。


               【いいから いいから】

 3冊目は「シャボンダマのきせき」という絵本でした。チョコザイくんがシャボンダマを吹くと、会いたい人に会えるという不思議なお話だったこの絵本、じっくり読んでみたい絵本でした。

 
 時間の関係で4冊目は聞けませんでしたが、諸塚村の図書館にあるようですので、ぜひ手にとって見て欲しいと思います。
 また、1冊目の「おこだでませんように」の絵本は、読み聞かせをしてくださった方が学校に寄贈してくださいました。新聞にも載っていた話題の絵本ということです。この絵本も、もう一度読んでみたいですね。

 本日は、お忙しい中お越しくださりありがとうございました。今日もまた、子どもたちは心に残る絵本に出会えたことと思います。ありがとうございました。

やっと泳げた 4回目の水泳学習

 今年は、雨のためプール開きが伸び、水泳学習も雨のためできない日が続いていました。水泳学習はこれまで3回しかできていません。しかし、今日はくもり!水泳学習ができるかなぁとわくわくしていた子どもたちに「水泳学習ができる」という朗報が届くと、とっても嬉しそうにして、弾むようにプールまで行きました。

 水泳学習は、学級担任の先生に加え教頭先生も毎時間入って指導をしてくださいます。1・2年生はバタ足の練習、3・4年生はクロールの息つぎの練習、5・6年生は平泳ぎの練習をしました。気温25℃、水温22℃で、水は冷たかったようですが、ぶるぶる震えながらも一生懸命練習に取り組んでいました。


         【寒いけど、意欲満々の子どもたちです】


 【1時間で泳ぎ方が上達しました】

 明日からは水泳特別練習(特練)が行われます。どうか、雨が降らずに気温・水温とも高くありますように。

しいたけ博士を目指せ!(ウッジョブ諸塚)

 今日の2校時にしいたけ博士である、本校の保護者の方がお越しくださいました。しいたけ博士は1・2年生にしいたけについてお話をしてくださるのです。昨年度もお話をしてくださっており、2年生は1年生の時にしいたけのお話を聞いています。昨年度はしいたけのことを全く知らない状態でお話を聞きましたが、今年度は1年間しいたけのお世話をしてきた経験があり、その経験としいたけ博士のお話を重ね合わせながら聞くことができます。1年生は保育所生の頃、2月にしいたけのこま打ちを体験しているので、そのつながりがあります。


【たくさんのプレゼンを準備してくださいました】

 今日のめあては「しいたけのなぞをといて、しいたけはかせをめざそう」です。しいたけ博士は写真を見せながら、しいたけの原木であるくぬぎの木の特徴からしいたけの成長、流通までをお話してくださいました。


         【写真で見るとよ~く分かりますね】

 くぬぎの木を切り倒し、搬出した後に「ふせこみ」という作業があるそうです。それには2つの方法があり、1つはビニールハウスに置いておき、乾燥を防ぐために水をまいた、涼しい山林に置いておく方法、もう1つはくぬぎの木の上に枝葉をかぶせる方法だそうです。枝葉は水を通すため、乾燥はしないようです。この方法はとてもいい方法だと教えてくださいました。

 また、ほた場(原木を立てかけて置いておく場所)には、周りに壁を作り風が原木に当たって乾燥しないように工夫しているそうです。そして、しいたけには「袋かけ」もするとのことでした。この「袋かけ」は、昨年度子どもたちも実践しています。「あ~、やったことある!」と話す2年生、「去年袋に水滴がついてたよね」と1・2年生担任の先生も話していました。しいたけ一つ一つに袋をかけてあげることで、温度が温かくなり、湿度も高くなります。そうなると、しいたけがよく成長するそうです。しいたけ博士はこの袋のことを「魔法の袋」とおっしゃっていました。

 しいたけの原木に水分を吸収させる方法として、「散水」と「浸水」という方法も教えてくださいました。「散水」は原木に直接冷たい水をかけることで、「浸水」は原木を水につけることだそうです。「顔が水につかるとどうなる?」としいたけ博士が聞くと「びっくりする!」と子どもたちが答えました。しいたけも同じで、息ができなくなって苦しくなったり、びっくりしたりして出てくるそうです。

 その他にも菌床栽培の方法も教えてくださいました。菌床栽培は、くぬぎの木を切り、木をミキサーのようなものにかけて「おがこ」にします。そして、ぬか等の材料を混ぜてくぬぎだけでは足りない養分を補います。そして袋に詰め、教室の半分くらいの釜(殺菌釜)で100℃で1時間加熱するそうです。そうすると無菌状態になり、そこに菌を入れるとのことでした。この菌床栽培では、菌さえあればどの種類のきのこでもできるようで、白マイタケやきくらげなども作られていると教えていただきました。また、菌を入れて半年で収穫できる、原木のように重くないというメリットもあるとのことです。

 しいたけ博士は実際に売っている生しいたけや干ししいたけ、しいたけの麺つゆも持ってきてくださっていました。


【しいたけ、きれいな形をしていました】【しいたけの麺つゆ、人気だそうです】

 最後に、とっておきのものを見せてくださいました。それはしいたけの原木を割ったものです。昨年度こま打ちをした原木と、2年目の原木(今年の秋にしいたけが収穫できる原木)の2種類を用意してくださいました。それぞれの気を匂ってみると、昨年度こまうちをした原木は何も香りがしませんが、2年目の原木にはしいたけの香りがするから不思議です。


    【「あ!しいたけのにおい!!」と1年生は嬉しそうでした】

 しいたけ博士は「2年目の原木は秋に出てこようと準備してるとよ」と話されいました。昨年度こま打ちをした原木には、種ごまが残っておりその周辺には菌が広がっている様子が見られました。その原木も着々としいたけがでてくるための準備をしているのですね。

 授業の終盤に、代表の児童が「今日お話してもらったことをしいたけのお世話に生かしていきたいです」と元気にお礼の言葉を言いました。


【色々な育て方があることも分かりましたね】

 この1時間、これまでの経験を復習しながら、新しいハテナにもしいたけ博士が答えてくださり、しいたけの秘密が分かりましたね。これからもしいたけのお世話をしながら、新たな発見があったり、ハテナが出てきたりすると思います。それらを大切にして、しいたけ博士を目指してがんばっていきましょう。

 本日はお忙しい中、お越しくださりありがとうございました。色々な場所に行って写真を撮って来てくださり、大変分かりやすく楽しく学べました。子どもたちのお母さんやおばあちゃんが写真の中で出てきたことも嬉しかったようです。
 本当にありがとうございました。


【いつかはぼくも・わたしも しいたけ博士】

PTAサマーキャンプ

 7月3日~7月4日の日程で荒谷小恒例のPTAサマーキャンプが行われました。3日金曜日は諸塚小でM2学習が行われ少し疲れていた子どもたちですが、体育館にテントを張ったり、夕食のカレーを作ったりする時には元気いっぱいでした。5・6年生でカレーや野菜サラダ、そしてデザートのゼリーまで作りました。とってもおいしくできていて、おかわりをする子どもがたくさんいました。野菜サラダもゼリーも2種類あり、大人用にはピリ辛のカレーを作ってくれて、子どもも大人も大満足でした。


     【体育館にブルーシートを敷いて食べました】

 そして、子どもたちが楽しみにしていることの1つ、きもだめしも行いました。「今年は6年生やから1人で行きます!」と言う女の子もいました。お父さん方や卒業生が驚かす役になってくれて、思い切り子どもたちを驚かせてくださったので、校舎の中からは大きな悲鳴が聞こえてきました。怖いけど楽しい時間だったようです。

 2日目は雨の中、お父さん方や校長先生が竹を取ってきてくださり、そうめん流しの準備をしてくださいました。


         【冷たい雨が降る中、ありがとうございました】

 その頃、子どもたちは体育館で「ひむかかるた」をしました。5・6年生と1~4年生のチームに分かれて行いました。「自分の近くの札は必ず取る!」と言いながらかるたに臨む子どもがいたり、お手つきをしそうになったけれども、手をついた場所には札がなくお手つきを免れる子どもなど、賑やかなかるた取りになりました。結果は、ハンデがありましたが5・6年生の圧勝でした。それでも1年生は、M学習で「ひむかかるた」をしていたこともあり、すばやく札を取る場面もありました。1・2年生はこれからもこっそり練習をするそうですよ。


【楽しみながら宮崎の偉人の名前も覚えられたり、特産物を知ったりしていいことづくめですね】

 そして、いよいよ流しそうめんの時間になりました。テントを流しそうめんの所に移動させ、その中で子どもたちはそうめんを待ちました。「あ!色つきのそうめんだ!!」、「きゅうりが流れてきた」、「やったぁ、ミニトマトゲット!」など、そうめんはもちろん、他の食べ物にも大変喜んでいました。


    【う~ん、おいしい】         【さあ、どんどん流すよ~】


【そうめんがどんどん流れてくるよ~】

 お腹いっぱいになった子どもたちを待っていたのは、毎年盛り上がるスイカ割りです。今年も大きなスイカを準備してくださっており、全員でスイカを割るために力を合わせました。1~4年生がスイカ割をする時には「もっと右、おちゃわん持つ方」など分かりやすかったのですが、5・6年生の順番になると「英語で言おうや」と子どもたちが言い始めて、「Go! straight!  Turn  Left」などと英語でスイカの場所を教えていました。英語でもしっかり聞きとり、スイカの場所をめがけて思い切りバットを振っていました。


     【プラスチックのバットなので、なかなか割れません】

 何度もバットがスイカに命中したのですが、なかなかスイカは割れませんでした。しかし、高学年が勢いよくスイカを叩くとヒビが入り、中から赤い果肉が見えてきました。スイカ割りの後はみんなでおいしくスイカをいただきました。種を飛ばしたり、手で種を取ったり、種を飲み込んだり、色々な食べ方をしていました。


【あま~いスイカで夏を感じましたね】【1年生は初めてのキャンプ、楽しかったかな】

 今回は雨のため、花火ができなかったり水泳特練ができなかったりしましたが、その分体育館の中で普段のキャンプではできない遊びができましたね。このキャンプのためにずっと前から準備をしてくださっていた保護者の皆さま、当日お手伝いをしてくださった保護者の皆さま、子どもたちに夏のはじまりのいい思い出ができました。ありがとうございました。

わくわく学習応援隊発足式第2部(職員発表)

 わくわく学習応援隊発足式第1部は子どもたちの発表でした。この発足式には第2部もあり、それは職員が発表する時間です。それぞれの担任の先生が、今までの学習の内容やこれからの方向性を発表しました。

 1・2年生はウッジョブで諸塚や荒谷のよさを学習しています。野菜を育てて、その野菜をきっかけに地域の方々とコミュニケーションを図ったり、運動場のイチョウの木に注目してイチョウの木からつながる人や歴史なども学習していったりする計画です。
 応援隊の方々からは、「イチョウの木のことを知っている人は少ない。知っている人にどんどん声をかけていってみては」と助言をいただきました。


【先生たちも発表する時は緊張します】

 3・4年生は、先ほど発表した3人に専属の応援隊をお願いしたいとお話がありました。にこやかにお願いをする3・4年生担任の先生の雰囲気に、3名の応援隊の方が快く専属を引き受けてくださいました。ありがとうございました。


【専属の応援隊の方々が決まり、ホッとしました】

 5・6年生は「林業の足下をもう一度見直してみる」ということを話されました。生活を支える森・持続可能な林業立村というキーワードを大切にしながら、これから学習を進めていきます。


【教師も、悩んだり、立ち止まったり、戻ったり、その過程を大切に指導します】

 最後に応援隊の方からは「理念だけではうまくいかない。今の段階では理念と手法ではギャップがある。これを埋める作業が大変だと思うがそこをがんばって欲しい。子どもなりの人材確保の考えとプロの見方を合わせていったり、あるべき姿はどういう姿かを考えていって欲しい」とお話をいただきました。
 そして校長先生から、「人材確保の手立ての突破口を考えていきたい。大量消費や都会がよいという価値観は崩れてきている。都会の論理と中山間地域の論理は違う。ここで営まれている価値観を大切にしていきたい。そして、子どもたちが捉えた理念にプロとしての価値を与えて子どもたちなりの宝を見つけさせることがPRにもつながる。生きつ戻りつです」とのお話がありました。

 今回は子どもたち・職員の発表を熱心にお聞きいただき、そして貴重なアドバイスをくださりありがとうございました。子どもたちと教師だけでは見えなかったものが見えてきて、新たな方向性も示していただきました。これからのウッジョブ諸塚に、今回の学びを織り交ぜて子どもたちと一緒に歩んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。

 

わくわく学習応援隊発足式 第2部(高学年発表)

 次に高学年の発表が行われました。
 まずは「林業発信」というテーマでの発表でした。「木材を使っている人たちは、今まで知られていなかったよさを見て使っているのではないか」「自分たちが知っていること以外にもよさがあるのではないか」という思いから、木材のよさを改めて見直しそれを発信していきたいということです。それを木の紙に印刷したポスターにしたいと考えています。応援隊の方からは「苗木不足というのは、苗木を挿す人の高齢化や穂木を採る人が少なくなっているという現状がある」とお話いただいたり、「ポスターを作る時には対象を考えることが大切」、「どういう気持ちで林業の魅力を感じているのかを絞ると面白い」などのアドバイスをいただきました。また、木の紙に写真を印刷できるかどうかについては、「印刷はできるが、木の色味が強いと写真が分かりにくくなる」などと注意点もお話いただきました。


【林業の魅力、自分で感じて表現できるといいですね】

 次に「指令:人材確保せよ」というテーマで発表をした6年生。新聞記事等から人材確保が必要だと感じたこの児童は「二度見」、「感動」してもらえるようなパンフレットを作りたいと考えました。この計画を聞いた応援隊の方からは「何のために、誰のために作るパンフレットなのかを明確にするといい」、「インパクトのある写真を使う」、「林業に携わる女性に注目しても面白い」等とアドバイスをいただきました。また、「こういう教育が諸塚を背負っていく。練って知恵を出して作ってみてください」と応援の言葉もいただきました。


【興味をもたせることが先決!との助言もいただきました】

 3人目は「心が動けば人が動く」というテーマで発表しました。諸塚の森のよさ、林業する人の姿、人材の必要性、林業のメリットを劇やCMを通して発信したいという内容です。このことを考えたきっかけは、諸塚村は林業立村で営むという考え方があるが、林業に携わる方々の高齢化や人材不足で林業立村が継続できるかどうか心配になったからです。そこで、人材確保を目標にCMという手立てを考えました。
 応援隊の方から「インターネット上の動画投稿サイトで配信するなら、15~30秒で考えてみてはどうか」とか「最初の何秒かでインパクトのあるものを見せる」、「林業をしている人はチームワークが抜群である。そのような様子も入れられるといいのでは」等、有難いご意見をいただきました。


【内容の構成が最重要課題ですね】

 6年生最後は「ハッピーなツアーに」というテーマでした。この児童も人材確保を課題と受け止め、今までにないようなツアーを考えてたくさんの方々に諸塚へ来てもらいたいと考えたそうです。そして、諸塚のよさをアピールすれば林業への人材確保にもつながると考えています。そのツアーに、木で歯ブラシやコップを作るという内容も盛り込む予定です。始めは、先着3名に木で作った歯ブラシ・コップを送ると考えていたのですが、先日観光協会の方に参加者が自分で作った方が記念になるし愛着も湧くとアドバイスをいただき、計画の内容を変更していました。
 応援隊の方からは「諸塚村でもツアーは何度も行っている。誰を呼びたいのか、日帰りか1泊2日か等も決めていくといいと思う」、「木でコップを作ることはできるが、彫刻刀で彫るのは難しい」、「コップはまげで考えるといいのではないか」等と専門的なお話もいただきました。


【村で行っているツアーの組み方も参考になりそうですね】

 次は5年生の発表です。
 まずは「絆プロジェクト」をテーマにした発表です。「諸塚村/むらづくり基本コンセプト」を読み、「諸塚村にひとづくりの基盤があるのは、地縁、血縁などを含めて、そこに住む人々がお互い助けあい、支えあっているからです」という内容にこの児童は着目しました。そこで、施設に入所されているおじいちゃん・おばあちゃんと家族の絆づくりをしたいという思いができ、このようなテーマになりました。具体的には木でフォトフォルダーを作成し、それに家族の写真を入れて貰いたいと考えているようです。
 応援隊の方々からは「安定する長さというものがある」、「ずっと残るものだからいい木で、腐らないものがいい」、「ヒノキとスギをマッチングさせるのもいい」、「円という形は縁起がよいとされ評価されている。円を使ってみても面白いのではないか」等、色々なアイディアをいただきました。


【円のフォトフォルダー、面白そう】
 
 最後は5年生の「永久に続け、林業立村」というテーマでした。この児童は宮崎県の豊富な森林資源の需要があるということを新聞記事で読んでから、あまりにも木を切り過ぎると宮崎県の森林が失われると危惧していました。しかし、森林組合の方から「山一面木がない山はない。切ってもちゃんと植えるので、宮崎県の森林が失われることはない」との言葉をいただき安心したようでした。「一方、穂木を採る人や苗木を育てる人が少なくなっているという問題もある」とのお話から、、宮崎県の森林がなくならない秘密を発信したり、林業の仕事をする方の人材確保をしていきたいと考えました。
 応援隊の方からは、「人材確保の手段はインターネットやハローワークなど色々あるが、一番いい方法というものはない」、「おじいちゃんから孫に引き継ぐという形も注目されている」、「女性登用を考えている」等、人材確保の手立てをたくさん教えていただきました。


【たくさんのエールをもらいましたね】

 全員の発表が終わり、ふりかえりをしました。中学年の児童は「枕にはヒノキがいいと教えていただいてよかったです。ぼくは木の枕を作ります」と宣言をしました。高学年の児童は「木のコップや歯ブラシについて、ネットや本で調べたいと思います。そしてたくさんの人を諸塚に呼び込みたいです」とツアーへの意気込みを語りました。

 今まで学習してきた中でのハテナが解消された子どもたち、そして新たな課題をもらった子どもたち。様々な職種の方々が応援隊に入ってくださり、色々な見方を学ぶことができました。子どもたちにとっても職員にとっても大変充実した時間になりました。わくわく学習応援隊の皆さま、本当にありがとうございました。

わくわく学習応援隊発足式 第1部

 7月1日、昨日はわくわく学習応援隊発足式が行われました。この日に向けて子どもたちはわくわく学習(ウッジョブ諸塚)で学習をしていく自分たちの課題・これからの方向性を考えていきました。わくわく学習応援隊発足式は、それらを応援隊の方々に聞いてもらい、意見をいただくことができる大変貴重な場です。プレゼン発表の練習も重ね、いよいよ本番となりました。

【わくわく学習応援隊:5名の方々がご参加くださいました】

 まずは、8月に行われる第2回学校の森・子どもサミットで発表するプレゼン(ウッジョブ諸塚「森は宝だ」)を6年生4名が発表しました。このプレゼンは昨年度学習してきたウッジョブ諸塚の内容と今年度の内容をつないだ内容になっています。子どもたちが話した言葉や意見が盛り込まれていて、とても分かりやすいものになっています。


【それぞれ役割分担して発表しました】

 その後、中学年の発表です。中学年はこれまでの学習を新聞にまとめていました。
 「せい品新聞」では、木のいいところを①香りがとてもいい②湿気を出す③リサイクルできる④ぬくもりを感じるなどとまとめていました。そこから、森林組合で聞いた諸塚のスギのいいところ(FSC認証、きれいで丸い木など)を加え、木のよさを生かした製品を考えたそうです。それは、木のランドセルや木の文房具、そして一押しは木の枕だそうです。その理由は眠る時にぐっすりと眠れそうだからとのことでした。この発表を聞いた応援隊の方から、木の枕のカタログを見せていただきました。実現できそうな予感がしてきましたね。


【相手の目をみて堂々と発表ができました】

 次に「森もり新聞」の発表でした。森が減っているということを聞いた3年生、そこから本やインターネットで森林が減っている原因を調べました。すると①木の切り過ぎ②酸性雨③森の手入れをする人が少なくなっている等が分かったようです。そこから森を守る諸塚の人々の思いを聞いたり、林業と環境のことをテーマにしたかるたを作ってみたいと考えたそうです。そして最後に「森林が減少していることに対して自分ができることは今は分からないけれど、必ずできることはあると思います。それをこれから考えていきたい」と発表していました。
 この発表を聞いて、応援隊の方々から環境の勉強をしていくことにエールを送られました。かるたについても、厚さがキーポイントであるともアドバイスをいただきました。また、「森林が減っているのは日本で起こっていること?それとも外国で起こっていること?」と質問が出されました。そのことについてはまだ分からない様子で、応援隊の方からは「外国で起こっていることなんですよ」とお話をいただきました。また、焼畑や放牧で森が減っていくこともあると助言をいただきました。

 最後に「命がけ新聞」の発表でした。林業の仕事で心配される危険なことを①動物による危険(イノシシ→穴を掘る、ダニ→かまれる、ハチ→刺される)②機械による危険(チェンソー→ぶつかる、重機→崖から落ちる)にまとめていました。イノシシが穴を掘ることの危険は、以前苗木を育ててらっしゃる地域の方からお話いただいた「イノシシが掘った穴に落ちて3ヶ月入院しました」という言葉が心に残っていたようです。
 それらのことから、命を守るための用具や機械等をまとめていました。そして、いのちを守るための未来のヘルメットを考案していました。このヘルメットをかぶると天気・危険な動物・木が倒れること等が分かる、好きな音楽が流れるそうです。そして、安全で軽くて涼しくて楽しく、水も飲める、しかも太陽光という画期的なアイディアを発表していました。
 そして、応援隊の方々には「大きな木が倒れるところを見せて欲しいです」とリクエストをしました。

 応援隊の方からは「木が倒れるところはなんぼでも見せてあげます」と嬉しいお言葉をいただきました。また「林業で一番起こしてはならないことは事故です。そのためにもミーティングを密にし、防具も充実させます」とお話いただきました。また重機を使うには免許や資格が必要であることも教えてくださいました。そしてちょっとした工夫をすることで林業に携わる方々の安全を確保することができるとも話され、その工夫を考えていくという方向性が見えてきたように思います。


【視点が様々でアイディア満載でした】【林業のプロから誉められ自信がつきましたね】

学校保健委員会(立腰指導)

 昨日の参観日では学校保健委員会も行われました。今回は親子で立腰指導を学習しました。講師は5・6年生の担任の先生です。テーマは「立腰がもたらす心身への効果、体幹を鍛えることの大切さ」です。
 「姿・形が整えば自ずと内も整う」と話され、立腰をすることでもたらされる様々な効果をお話されました。立腰をすることで子どもたち自身が感じている効果としては、「話がしっかり入る」、「集中力がつく」、「何かを意識するようになる」、「行動が早くなる」等が出てきました。子どもたちも自然に立腰ができるようになり、話を聞く時の姿は凜としています。


【同じものを見ても立腰をしている時としていない時は見え方が違います】
 
 立腰をすることで脳を元気にし、脳を鍛えているともお話をされ、まずは大人がやって見せることが大切であるとご指導いただきました。そこで、親子で立腰チェックをしてみました。


 【おへその下に力を入れます】   【どんなことに気を付けるかも話し合いました】


【先生も入って気を付けることを確認】

 この立腰指導の話を聞いて子どもたちは、「立腰をすると集中力が続いたり、行動が速くなるので、運動や行動をする時は立腰をしたい」、「朝ごはんをだらだら食べていたけれど背筋を伸ばして食べたい」、「立腰は生きている全ての中で使えることが分かった」などと振り返りをしていました。
 普段行っている立腰の効果を改めて学習し、明日からまた意識して立腰をしてくれると思います。ぜひ、ご家庭でも子どもたちの腰骨にご注目ください。