2016年10月の記事一覧

読み聞かせ

 今日の朝の時間は読み聞かせが行われました。今回は、先日の秋祭りでもお世話になった地域の方の読み聞かせでした。まず、「秋祭りでは3・4年生のわくわく学習のインタビューや、6年生が青年と一緒に劇に参加をしていただいて、大変盛り上がりました。ありがとうございました」とお礼を言ってくださいました。
 今日は「うめじいのたんじょうび」、「イタチとみずがみさま」、「おこる」、「ちっちゃなねずみくん」の4冊の本を読み聞かせしてくださいました。
 「うめじいのたんじょうび」では、「あさづけきゅうり」や「たくあん」、「らっきょうのふたご」などが「うめじい」の歳を聞きだそうとしますが、「トーテンプー」などと言う「うめじい」の言葉を理解できません。そこで「つけものいしのじっちゃん」に相談に行きます。「うめじい」を慕う登場人物たちの会話や、「うめじい」のマイペースさが子どもたちをどんどん絵本の世界に引き込み、大きな笑い声をあげている子どももいました。
 「ちっちゃなねずみくん」は、自分にはない見た目の美しさ、大きさに憧れる動物たちが本当の大きさに気付くまでの過程を描いた絵本でした。大切なものは心の中にあることを再認識できる絵本でした。

      【今日もたくさんの絵本に出会えましたね】

 今回も本を読むことの楽しさを味わえた読み聞かせの時間でした。給食時間に、「今日読み聞かせに来てくださった方は、秋祭りで舞台に出た方だけど分かった?」と子どもたちに訪ねると、「知ってました!」と元気に答える子どももいれば、「え?分からなかった」と目を丸くする子どももいました。舞台の上と、読み聞かせの時では印象が違ったのかもしれません。本日は、朝早くからお越しいただき本当にありがとうございました。

表現集会から思い起こすもの

 今日、朝の時間に表現集会を行いました。今日は3・4年生の発表です。まずは、詩と俳句の発表をしました。「秋といえば」、「秋」、「十五夜」という秋を題材にした詩を発表していました。短歌・俳句では、秋祭りが題材でした。
【短歌】
 秋祭り みんなきらきら かがやいて おかしをたべて 楽しい時間
【俳句】
 秋祭り みんなでわいわい 楽しいな
 秋祭り 友達みんな 大集合

 その後、リコーダーの演奏と合唱をしました。


【はじめは緊張の面持ちでしたが、すぐに笑顔になりました】

 3・4年生の発表を聞いた1・2年生からは「笑顔で発表をしていてよかったです」、「リコーダーが上手に弾けていました」という感想がありました。5・6年生は、「詩や俳句では秋をモチーフにしていたと思います。俳句では、秋祭りのわいわいガヤガヤ話している様子が伝わってきました。また、合唱では鳥のように小さな声で歌うところがあったり、リコーダーの演奏では小さく弾くところと、大きく弾くところの工夫がみられました」、「詩では、『秋といえば』では、大きいおいもが取れたんだなぁということが分かりました。また、『秋』のクイズではあえて最後に果物の名前を出さないところが心をくすぐられました。『十五夜』の詩は読み方に気持ちがこもっていました」など、3・4年生のよいところをたくさん見つけてくれていました。


【発表を聞いた後のお返しのプレゼント、3・4年生は嬉しかったことでしょう】

 教頭先生からは、「『秋といえば』という言葉から、色々な表現ができます。他の人も色々な秋を見つけてみてください。また、クイズ形式の詩を聞いたのは初めてです。とても面白い内容でした。『十五夜』の詩では、特別な月を見られるのを待っている様子が伝わってきました。リコーダーの演奏と合唱では、リコーダーと声がうまく調和していました」と感想の発表がありました。

 日に日に秋が深まり、今朝の表現集会でも秋の賑やかさや、秋の風情、秋の味覚などを思い起こすことができました。短歌や俳句でもありましたが、先日の南川秋祭りでも子どもたちは大活躍でした。1~6年生は、箕舞(みいまい)で舞ったり、囃子をしたりしました。3・4年生はわくわく学習の発表をして、お祭りに来られている方々にインタビューをしました。また、6年生は秋祭りの準備から青年団の活動を手伝い、当日も劇に出演しました。


【秋祭りでは、子どもたちの活躍の場をたくさん設けていただきました】


【劇では青年の方々に混じって生き生きと役を演じていました】

 毎年毎年、違う秋に出会える荒谷小の子どもたち。今回の貴重な経験が、これからの学習に生かされます。子どもたちの発表や参加を快く受け入れてくださり、ありがとうございました。今年も素晴らしい秋祭りを見せていただきました。

キンモクセイの香る頃

 校舎の裏にあるキンモクセイの花が満開を迎えています。学校の中にもキンモクセイの芳しい香りが漂い、秋の深まりを感じます。キンモクセイの香る頃、荒谷小のなば木置き場はとても賑やかになります。その理由はしいたけがにょきにょきと生えてくるからです。今日、1・2年生がひょっこり顔を出していたしいたけを3つ収穫していました。今回も荒谷小の「しいたけはかせ」の3・4年生に、収穫してもいいものとまだ収穫時期ではないものの見分け方を教えてもらっていました。給食時間に、どのようなことを教えてもらったかを尋ねると「しいたけの内側に、クモの巣みたいなのが白くついている時はまだとれません」と答えていました。

 【キンモクセイ】  【しいたけさん こんにちは】

 5校時には、「ふせこみ」をしていたなば木を移動して、なば木置き場に立てかける作業をしました。「ふせこみ」をしている間にしいたけが出てきているなば木もあれば、黄色いきのこが出てきているなば木もありました。1年生は競うようになば木を運び、「僕は2本もてる」、「僕は3本もてる」等と言いながら重たいなば木を一生懸命運んでいました。

【置き場が足りないくらい、たくさんのなば木がありました】


  【2年生 もくもくと運び出します】


      【1年生 3本もちに挑戦!】

駄賃付け唄の練習

 今日の1校時、講師の先生を2名お迎えして駄賃付け唄の練習を行いました。これは、11月19日土曜日に諸塚中央公民館で行われる駄賃付け唄全国大会に向けての練習です。

   【毎年お越しくださる先生方です】

 はじめに全員で合唱をして、その後一人ずつ唄いました。そして、一人一人にアドバイスをしていただきました。


     【全国大会には全員出場予定です】


      【上学年はみんなのお手本です】

 「囃子がいいね~、馬もたまがるわ」、「『おどま~』のところは話すように唄ってみて」、「途中で息を吸わないように気をつけて」等、子どもたちの唄をほめつつ、分かりやすいアドバイスをくださいました。特に①唄の最初の一文字をはっきり唄う②唄じりで息を吸う③強弱をつけるという点に気をつけると唄が上達するそうです。初めて駄賃付け唄の練習をする1年生は、上級生が唄う姿を見て一緒に口を動かして、一生懸命覚えようとしていました。


【1年生 やる気を感じます】

 次回は10月28日(金)に練習を予定しています。それまでに、今日指導していただいたことを復習して、その成果を見ていただきたいと思います。「1年生は一人ずつ唄えるようにしておきましょう」と宿題をいただいたので、さらにやる気がアップしたと思います。
 本日は、朝早くからお越しくださりありがとうございました。来週もどうぞよろしくお願いいたします。
 

社会見学遠足(1・2年生)

 先週の金曜日は、社会見学遠足でした。1・2年生は諸塚村内の公共施設や店舗を見学しました。この日はあいにくの雨でしたが、子どもたちはカッパを着たり傘をさしたりして雨をよけ、元気に歩いていました。
 はじめに到着したところは、諸塚村役場です。ここでは消防担当の方からお話を聞き、その後消防車や救急車を見学しました。お話の中で、「諸塚村内で救急車が出動するのは年間何回くらいでしょう?①10回②50回③100回」というクイズが出題されました。多くの子どもが②50回と③100回に手を挙げていましたが、正解は③100回だそうです。およそ3日に1回は救急車が出動していることになります。頻繁に出動しているんだなぁと驚きました。

【小雨の降る中、分かりやすくお話をしてくださいました】


【働く車が勢揃いでした】

 消防車や救急車を見学した後は、放水体験をさせていただきました。子どもたちは、消防服を着てヘルメットをかぶって小さな消防士さんになりました。「放水はじめ!」というかけ声とともに、レバーをひき放水します。目標となるところをしっかり見て放水をしたら「放水やめ!」と言ってレバーを元に戻しました。子どもたちは水の勢いに驚いたようでした。消防の見学を終えて、「消防士になりたくなった人?」と尋ねると、多くの子どもたちが手を挙げていました。人の命や自然を守る消防士のお仕事に憧れをもったようです。


     【筒先をしっかり支えて放水!】


        【初めての体験でした】


    【職員も体験させていただきました】

【同じところに当てるのは難しかったです】【あいさつは敬礼!】

 役場の後は、駐在所に行きました。駐在所でも、警察の方が子どもたちにお話をしてくださり、その後子どもたちから質問をしました。質問の中には「犯人を逮捕する時には何人でするのですか?」というものがありました。それには「緊急時は一人で対応して応援を呼びますが、基本的に犯人の人数より多い人数で対応します」と答えてくださいました。また、パトカーの中も見せていただきました。パトカーの中には、立ち入り禁止のテープやさすまた等が入っていて、子どもたちは「テレビで見たことある!」と口々に言っていました。見学を終え、駐在所でも「警察官になりたくなった人?」と尋ねると、多くの子どもたちが手を挙げていました。平和を守る警察官のお仕事のかっこよさを実感したようです。


 【諸塚村の事故の状況などもお話しくださいました】

 その後、2班に分かれて店舗見学兼買い物をしました。買い物では、商店街のコンビニエンスストアの方からお話があり、その後質問をしました。「一番売れる商品は何ですか?」との質問には「おにぎりやお弁当は毎日よく売れます。しかし、季節によって商品が変わるので、どれが一番かは分かりませんが、どの品物もよく売れます」と答えてくださいました。その後、300円以内でおやつを買いました。1年生と2年生がペアになっての買い物です。消費税もあり、難しい計算だったかもしれません。300円を超えてしまい、選び直すためにお菓子コーナーに戻る子どももいましたが、時間内に全員買い物ができました。


【お菓子のコーナーは子どもたちでいっぱい】


【バーコード読み取り体験】 【お目当てのお菓子は買えたかな?】

 その後、地場産品を売っているお店の見学に行きました。まずは、お店の商品見学です。お米やしいたけ、クッキーにドレッシング、こんにゃくに木のつみき、杉玉など品物はバラエティに富んでいました。こんにゃくは、本校児童の保護者の方が作られているとあって、その児童は「これ!これ作ってるっちゃが」と誇らしげな表情でした。ここでも、「お店屋さんになりたい人?」と尋ねるとたくさんの子どもたちが手を挙げていました。また、スタッフの方から「算数をたくさん勉強して計算ができるようになったらお店屋さんになれるよ」とか「国語を勉強して、作文を上手に書けるようになったら、お店の品物のPRも書けるから役に立つよ」とアドバイスをいただきました。

【お店の中で一番高いものは杉玉、一番安いものはアイスだそうです】

 見学が全て終わったら、歩いて伝承館まで行きました。途中にある通称「地獄坂」は、急勾配な坂道で子どもたちも職員も息を切らしながら上りました。伝承館に着くと、「ここは天国だ~!」ととびっきりの笑顔で喜んでいました。その後、お弁当を食べて一休みです。


【たくさん歩いたからお弁当が2倍も3倍もおいしく感じられました】


【お弁当の後は、先ほど買ったおやつが食べられます】

 あっという間にお弁当を平らげて、おやつの時間になりました。なが~いグミを食べる子ども、おみくじのガムを食べる子ども、おやつを交換して食べる子ども等、それぞれにおやつの時間を満喫しました。その後、伝承館の遊具や広場で遊んで諸塚小に帰りました。

【ふりかえりでは見学した場所の感想も発表できました】

 帰りのバスでも元気いっぱいの1・2年生、社会に触れてたくさんの夢ができて充実した社会見学遠足になりました。


    【バスで3年生を待つ間も笑顔いっぱい】


【憧れる人がたくさんになりました】

5・6年生の留守の間に

 今日は、5・6年生は青島集団宿泊学習2日目です。1~4年生にとっては、5・6年生不在の学校2日目です。
 この2日間で、少しずつ頼もしさを見せてきた1~4年生。給食時間には、「ぼくの給食を増やしてください」と言ったり、「おかわりできそうかもしれない」と言ったりしている子どももいました。そして、いつもはおかわりをすることがない低学年の子どももおかわりをして、おいしそうに食べていました。

【おかわり もりもり食べてね】【今日はハヤシライスにフルーツカクテルでした】

 昼休みが終わり、掃除の時間になりました。生徒指導主事の先生から「今日は5・6年生教室とランチルームを掃除しましょう」とお話があったので、子どもたちは2グループに分かれて掃除に取りかかりました。5・6年生教室では、教室の床や窓、黒板のレール等、帰ってきた5・6年生が気持ちよく教室に入れるように一生懸命掃除しました。ランチルームもピッカピカに掃除をしてくれていました。


   【5・6年生教室】      【ランチルーム】

 明日は社会見学遠足で、1~3年生は村内の各所へ行き、4年生は日向に行きます。来週の月曜日には、全校児童でまた一緒に学校生活を送ることができます。5・6年生が一体どのような学びをもち帰ってくるのか、そして1~4年生の成長した姿を5・6年生に見てもらえる楽しみな月曜日になりそうです。     

4人でなわとび

 業間の時間になりました。1・2年生の4人がとびなわを持って運動場に出てきます。2年生がとびなわを回して、長縄を始めました。広い運動場の片隅を使っての遊びですが、大きな笑い声が聞こえてきたり、「これ簡単に跳べるよ!」と自信に溢れた声が聞こえてきたりしました。長縄は、最近上級生と一緒に昼休みにしている遊びの一つです。上級生がいなくても、日頃の遊びの延長が見られるなぁと嬉しく思いました。


  【がんばれ1年生!】   【笑顔がはじけました】

 3校時の5分前になると「あと1回ね」と2年生が声をかけて、さっと長縄をやめて教室にあがっていきました。無邪気な1年生としっかり者の2年生、とっても仲良しな1・2年生でした。

4人だけ

 今日から5・6年生は、2泊3日の青島宿泊学習に出かけていきました。とっても頼りになる5・6年生がいないこの3日間は3・4年生が中心になって学校を引っ張っていってくれることでしょう。そう思ったのも束の間、2校時には3・4年生が外に出て校外学習の準備をしていました。今日は、2~3校時に地元の林業会社の仕事の様子を見学に行く日だったのです。わくわくした表情を浮かべる3・4年生、担任の先生と校長先生と一緒に軽やかな足取りで学校を後にしていました。

 【いってらっしゃ~い】
 
 残った1・2年生はどうしているかなぁと思って教室をのぞいてみると、1年生も2年生も国語の学習をしていました。2階に響くのは1・2年生と先生たちの声だけ。この時間は子どもたちが4人だけしかいない荒谷小です。しかも、今日は保育所も遠足に出かけています。子どもたちにとっては淋しいような、ちょっと特別な気分ではないでしょうか。

  【もくもくと学習に取り組む1・2年生でした】


      【3・4年生教室】      【5・6年生教室】

 業間の時間は、今日しか味わえない1・2年生貸し切りの運動場を使っていっぱい遊んでくださいね。

M2学習

 先週の金曜日に、荒谷小で中学年のM2学習(集合学習)を行いました。諸塚小・七ッ山小・荒谷小の3・4年生は合わせて26名です。
 1校時は目の保健指導を行いました。10月10日は目の愛護デーです。それを前に、涙やまばたきの大切さについて学習しました。涙は目を元気にするものであること、そしてその涙はまばたきによって目に届けられることを学びました。


【テレビやゲームをする時はまばたきが少なくなります】


  【1分間に6回のまばたきを体感してみました】

 2~3校時は体育で、ミニ運動会をしました。時折小雨が降る天候でしたが、徒競走や大玉ころがし、綱引き、リレー等全力で取り組んでいました。応援では、それぞれの学校の応援を紹介しあい、初めてする応援にも見よう見まねで一生懸命声を出し、身体を動かしていました。

【選手宣誓は荒小の3・4年生】


  【それぞれ団長・リーダーを決めて応援開始!】


【息を合わせて大玉を転がします】 【接戦の徒競走】

  【ゴールまで全力疾走】【保育所生も応援に来てくれました】

 終盤の綱引きでは、圧倒的に赤団が強く赤団の2連勝でした。荒谷小の秋季大運動会でも赤団は強かったのですが、諸塚小の運動会でも赤団は綱引きに強かったそうです。

   【安定した強さの赤団と引きずられる白団】

 綱引きでは赤団の優勝でしたが、最後にもう一度対戦をお願いしました。最後の1回は教頭先生に白団に助っ人として入って貰いました。


 【さあ、どっちが勝つ?】

すると、じわりじわりと白団が綱を引き寄せ、赤団が引きずられていきました。


   【白団優勢!】

そして、白団が一気に畳みかけて最後の1回は白団が勝ちました。教頭先生の力を借りて1勝できた白団の子どもたちは、はにかんだ笑顔で喜んでいました。

 それぞれの学校の特色を出して行ったミニ運動会は無事に終わりました。臨機応変に対応ができる3・4年生の子どもたちの姿に頼もしさを感じることができました。


 

「こめかり」

 先週の木曜日に全校児童で稲刈りを行いました。諸塚では稲刈りのことを「こめかり」と言います。「こめかり」、お米への愛情を感じられる言葉だなぁと思い、「こめかり」と聞くと諸塚にも秋が来たなぁと感じます。
 さて、今回も田んぼを貸してくださっている地域の方ご夫婦がお手伝いをしてくださいました。「こめかり」をする時の注意点としてはけがをしないこと、一本一本を大切にすることをご指導くださいました。

    【刃物が一番切れる角度は35度だそうです】

 今年は雨が多く、土がぬかるんでいて機械を入れることができませんでした。そのため、初めて全てのお米を手刈りすることになりました。地域の方も、全て手刈りで「こめかり」をするのは初めてだそうです。


【田んぼの端の方はあまりぬかるんでおらず、快調に進みました】


    【自分で「こめかり」ができた~】

 しかし、田んぼの中に行くにつれてだんだん足下がぬかりはじめて、田んぼから足を抜くのが大変になりました。そこで、子どもたちは履いていた長靴と靴下を脱ぎ、裸足で田んぼの中に入っていきました。「うわ~、この感触気持ちいい~!」と行って田んぼの土の感触を楽しみながら「こめかり」をしました。そんな子どもたちに、「田んぼの土はきめが細かいから、洗うときにしっかり洗いないよ~」と地域の方が声をかけてくださいました。

 【裸足になって、おもいっきり「こめかり」ができる!】

 「こめかり」をしている最中に、「刈った米は投げたらだめよ。ものは何でも投げたらだめ」、「速く、ていねいにするとよ」、「刈った米は揃えて並べててね。後で米ふみをする時に楽なようにね」等、と地域の方が子どもたちに教えてくださっていました。これらの言葉は「こめかり」の時だけに大切なことではなく、日常生活の中でも大切なことだなぁと思いました。ものを大切に扱うことや、雑な作業をしないこと、後のことを考えて作業すること等、「こめかり」を通して大切なことを学んだと思います。



       【6年生は最後の「こめかり」】


  【ずっと笑顔でした】

 手刈りでの作業は体力のいるものでしたが、1年生も最後まで作業をしました。刈り取った後の田んぼを見るとすがすがしい気持ちになりました。
 ふりかえりでは、「感謝の気持ちをもって刈ることができました。もちつき大会ではおもちをたくさん頬張りたいです」、「今回の学んだことを、家での稲刈りにも生かしていきたいです」、「ばあちゃんは、膝が痛くてもこのような作業をいつもしています。改めてばあちゃんはすごいなぁと思いました」等、「こめかり」を体験して新たに芽生えた感情もあったようです。
 最後に万歳三唱をして、地域の方の母校でもある荒谷小の校歌を歌って田んぼでの「こめかり」が終了しました。

 
  【全員で校歌斉唱】

 学校に戻って手足を洗い、その後に道具の後始末をしました。「きれいに洗わんとさびるよ」と地域の方もおっしゃっていたので、5・6年生がピカピカになるくらいきれいに鎌を洗ってくれました。10月の全校朝会で生徒指導主事の先生が話された、「後始末」を5・6年生が率先してしてくれたことで、来年の「こめかり」にもつなぐことができたと思います。


【泥をていねいに落としました】

 「こめかり」の後は、乾燥、脱穀等まだまだ作業があります。それを地域の方が子どもたちに変わって担ってくださいます。これからも感謝の気持ちをもって、これからの行事にも臨んで欲しいと思います。

【どろんこになった「こめかり」、貴重な体験でした】

読み聞かせ

 今日、朝の時間に読み聞かせが行われました。読み聞かせをしてくださるのは、一昨年度本校を卒業した子どもの保護者の方です。
 はじめに、「こめだしえびすさま」という紙芝居を読んでくださいました。昔、働き者で正直者のおじいさんおばあさんがいました。2人が畑仕事をしていると、土の中からえびすさまが出てきました。それを大切に神棚にかざったおじいさんとおばあさん。不思議なことに、そのえびずさまの鼻の穴からお米が出てきました。それを見た隣の欲深いおじいさん。さてさて、えびすさまをどうするのでしょうか。本校は今日の5・6時間目に稲刈りがあります。今日の行事にピッタリな紙芝居でした。

【荒谷小のもち米も黄金色に色づいているはず】

 2冊目は「ほしじいたけとほしばあたけ」です。これは、諸塚村の中央公民館に9月1日から貸し出している本で、ほとんどの子どもたちが読んだことのない絵本でした。「絵がとってもきれいな本なので、絵をしっかり見て欲しいです」と話されて読み聞かせをしてくださいました。しいたけのお世話をしている本校の子どもたちは、干ししいたけがどのようなものかを知っています。そのため、絵本に出てくる「ほしじいたけ」と「ほしばあたけ」にすぐに気持ちが入ったようでした。きのこ村のほだぎの里に住んでいる「ほしじいたけ」と「ほしばあたけ」は、日なたにいるのは好きだけど、水につかることが大の苦手です。仲間のきのこたちと楽しく過ごしていたのですが、ある日突然ピンチが訪れます。その時に「ほしじいたけ」と「ほしばあたけ」がとった行動は。子どもたちは、「ほしじいかけ」の勇気ある行動と「ほしばあたけ」のたくましい姿に歓声をあげていました。

 今日は荒谷小にぴったりの紙芝居と絵本をお持ちいただきました。面白い絵本がある中央公民館にも足を運んでみたくなるような読み聞かせの時間でした。本日は、朝早くからお越しいただきありがとうございました。稲刈り、がんばります!


【今日も元気に一日がスタートできました】

しいたけはかせたち

 今日の4校時に、1・2年生がしいたけ原木の選り分けをしました。しかし、どれを残したらいいのか、処分したらいいのかが分かりません。そこで、荒谷小のしいたけはかせたち(3・4年生)に協力をしてもらいました。判断のコツとして①蹴ったり叩いたりしたら原木が崩れるものは処分する②原木の皮が剥がれるくらいだったら残す③原木の上も下も確認すると教えてくれました。

   【見分け方を伝授】     【足でコンコン】


【慣れた様子で原木チェック】   【よーし、運ぶぞ~】

 1・2年生が原木チェックをしている間に、担任の先生は草取りをしました。


【緑のじゅうたんのような草でした】

 3・4年生は低学年の頃から、「しいたけ博士」にしいたけ作りの術を教わっています。そのため、しいたけに関しては知識も豊富で、それらが子どもたちの力になっています。3・4年生のおかげで、原木の選り分けが順調に進みました。ありがとうございました。



   【平成26年度 しいたけ博士のしいたけ講座】


【平成27年度もしいたけを学び続けました】



 

「頑張った先にあるもの」

 今日の朝の時間は、体育館で10月の全校朝会を行いました。
 校長先生からは「頑張った先にあるもの」というお話がありました。運動会が終わってから1週間が過ぎ、改めて運動会を振り返りました。「頑張った先に何があったか」を子どもたちは考えました。1年生は「(できることがふえて)うれしかった」、6年生は「運動会を成功することができて達成感を感じた」と振り返りました。そのように感じることができたのは、子どもたち一人一人が全力で頑張ったからだと話されました。そして、これからも子どもたちに「挑戦」をして欲しいと話されました。この「挑戦」は「習字をがんばる」、「そろばんをがんばる」等の身近なことでもよいそうです。大切なのは、「挑戦」をするために、自分がどうなりたいか「決意」し、それを「継続」することです。「継続」するためには、きつい時でも諦めずに「絶対にできる」という「自信」をもつことが大切だそうです。これからもたくさんの行事が子どもたちを待っています。コツコツと努力を継続して、「頑張った先にあるもの」に再び出会えることを願っています。


【頑張った人にしか見えないもの、それは大きな宝になります】

 その後、生徒指導主事の先生からのお話がありました。今月の目標は「物を大切にしよう」です。そのために、特に記名と用具の後始末を頑張ります。後始末では、図書室を使った後の様子や水道や手洗い場の使い方の様子を写真で見せてくださいました。それらの写真の共通点は「やりっ放し」でした。後始末という課題を全員で認識し、これからはそのことでも成長した姿を見せてくれると思います。


【終わりよければ全てよし】

 3時間目は、1・2年生が運動場で一輪車の練習をしていました。今週行われるM2学習のミニ運動会に向けて必死に頑張っていました。途中で一輪車から落ちたり、転んだりしても、また立って一輪車に乗っている1年生。運動会では上級生にリードしてもらって一輪車に乗っていましたが、今回は大きな声を出してリードする2年生。上級生がいない分、難しいところもあるかもしれませんが一輪車の演技を成功できるよう、1・2年生の挑戦が続いています。がんばれ!1・2年生!!


     【心をひとつに練習を積み重ねています】