学校の様子

2017年2月の記事一覧

これなあに?

 こま打ちが終わった後、1・2年生が花壇の前に座り込んでいます。「○○先生、これは何ですか?」と花壇の花からにょきっと生えているものを指さして質問をしていました。「虫を食べる花じゃない?」「草じゃない?」等と想像する1・2年生。一体この花、もしくは草は何なのでしょう?1・2年生が答えを見つける日を楽しみにしています。

【触ってみたり、のぞいてみたりしていました】

こま打ちの後

 全校児童でのこま打ちが終わった後は、1・2年生がふせこみの続きをしました。まずは、原木にたっぷりと水をかけます。その後、ブルーシートで原木を覆い水分が飛んでいかないようにします。


【今日は2年生が水やり当番で1年生が蛇口当番でした】


    【原木さん、ゆっくりやすんでね】

 この原木にしいたけがはえてくるのは、来年の秋だそうです。1年生が3年生になった秋ということになります。その頃年長さんは2年生、この原木を使ってしいたけの学習をしているのかなぁと思い浮かべるとワクワクしてきます。

しいたけ博士とこま打ち体験

 今日の5校時は、年に一度のしいたけのこま打ちをしました。毎年、このこま打ちにはしいたけ博士が来てくださいます。そして、保育所の年長さんも参加します。その理由は、小学校に入ってしいたけの学習をする時に、こま打ちの体験がとても役に立つからです。

【今年もご指導よろしくお願いします】

 まず、子どもたちが今日のこま打ちのめあてを発表しました。

【めあて】
○ 安全にする。
○ 今日のこま打ちで打った原木を、1年生や年長さんに育てて欲しいという気持ちを込める。 
○ こまを作った人、原木を切った人、原木を育てた人、苗木を育てた人など、色々な人に感謝の気持ちをもって取り組みたい。
○ 下級生に教えながら、自分でもこま打ちの手順を再確認しながらしたい。

 それぞれの子どもたちが、自分なりのめあてをもって、こま打ちの学習がスタートです。はじめに、しいたけ博士からしいたけについてのお話がありました。「今年はしいたけがはえないと思いますが、それは荒谷小だけではありません。しいたけを作っている方々に聞くと、どこもしいたけがはえてこないと言っています。その原因は気温です。暖かかったり、寒かったりして気温差が激しいのでしいたけが出てくるのを躊躇しているようです。3月になったらどっとはえてくると思います。」と教えてくださいました。

 お話の後は、早速こま打ちを始めました。下級生と上級生のペアや、保育所生と小学生のペアを作って行いました。


   【保育所生に教えながらこま打ちをしました】


【家でもこま打ちをする子が多く、手際よく進みました】

【こま打ち初体験の1年生】【年中・年少の保育所生も見学に来ました】

 「これ○○ちゃんの木よ。」と運んできてくれる子どもがいたり、保育所生が打ったこまに仕上げをしてくれる子どもがいたりして、みんなで協力しながらこま打ちを行っていました。そして、6年生は原木にドリルで穴を開ける体験もしました。原木に直角にドリルを当て、等間隔に穴を開けていきます。6年生は思い切りがよく、みるみる穴を開けていきました。


    【勢いよく回るドリル、6年生の初挑戦】


     【先生方も初挑戦】


【こま打ちの仕方も学びました】

 こまを打った33本の原木が出来上がりました。次に、これらを校舎の裏に運びます。そして、地面に置いてしばらくふせこみをします。「なぜ原木を地面に置いておくのでしょう?」としいたけ博士から質問がありました。すると3年生が「地面に置いておくと水がまきやすいから。」と答えました。それを聞いたしいたけ博士は「ほぼ正解!さすが1~2年生の時に学習しただけあるね!」と誉めてくださいました。実は今回使った原木は11月に切ったものだそうです。そのため、原木から水分が抜け軽くなっています。そこに、湿ったこまを打ってそのままにしておくと、こまの水分が抜けてしまい菌が原木に回らなくなるそうです。そのため、ふせこみをして、地面の水分を吸収させ、原木が乾燥しないようにするようです。


         【大事に運びました】


【校舎裏に原木が集まりました】

 全校で取り組むしいたけのこま打ちの作業はこれで終わりです。最後にふりかえりをしました。

【ふりかえり】
○ けがをせずにこま打ちをすることができた。来年は下の子に分かりやすく教えてあげたい。
○ 安全に教えることができた。また、保育所生が打った後の仕上げもしてあげることができた。
○ 教える中で、昨年の経験を生かすことができた。例えば、自分が先にこまを打って正しい打ち方を見せて教えるということ。
○ 思いを込めてこま打ちをすることができた。家でする時も協力しながらしたい。
○ めあてを達成できた。また、将来、自分が切った原木を荒谷小に届けたい。そして、今回のようにこま打ちをしてもらいたいと思った。

 これらのふりかえりを聞いて、しいたけ博士が「めあてとまとめをしっかりもって取り組んでいることがすごいです。また、下級生や保育所生に対する優しさもみられました。日曜日の学習発表会では、みなさんのそのような姿を見に行きたいです。」とお話しくださいました。
 しいたけのこま打ちを通して、人とのつながり(林業に関する方々とのつながり・先輩後輩とのつながり)や安全について学んだ子どもたちでした。しいたけ博士、本日はお忙しい中お越しくださりありがとうございました。


【ふせこみをした原木は4月末~5月くらいに組んでおくとよいとアドバイスをいただきました】 

学習発表会リハーサル

 2月26日(日)は学習発表会です。そのため、今日の2~4校時に学習発表会のリハーサルを行いました。
 1・2年生は、できるようになったことの発表をします。一輪車や英語など、1・2年生の成長した姿が見られるのを楽しみにしています。 
 3・4年生もできるようになったことを発表します。リコーダーの演奏や詩の発表など見どころ満載です。
 5・6年生は神楽の「弓の唱経」を歌います。戸下や南川の神楽を彷彿とさせるような雰囲気になるのかもしれません。

 【保育所生の年少児・年少々児は魔法使いに変身】


  【年中・年長の女の子は当日着物を着ます】

  【年長の男の子は、当日袴姿で登場します】

  【1・2年生の発表、今日は冒頭のみ練習しました】


【3・4年生はリコーダーからスタートです】


【5・6年生、どんな構成か楽しみです】


 【箕舞 囃子に合わせて舞いました】

 わくわく学習の発表では、1・2年生はしいたけの学習を通して学んだことを、劇「なばたろう」で表現します。これまでたくさんの方々から教わったしいたけの知識が楽しい劇になっているため、保育所生も楽しく見ていました。3~6年生のわくわく学習の発表は、ポスターセッションです。一人ひとりテーマが違いますが、どの子どもも諸塚のことを考えて学習をしてきました。どの発表もじっくり見たくなる内容だと思います。

 今回のリハーサルを通して、さらによい発表にするためのポイントとして①目線②拍手の仕方③声の大きさがあげられました。目線は一定の方向を向くこと、拍手をするときは気持ちを込めてすること、大きな声でゆっくり、はっきりとした声で発表することなどを確認しました。ふりかえりでは、「心の中では地域の人への感謝をもって発表していたけれど、それが目線や声に出ていませんでした。本番では、目線や声にも感謝の気持ちを表して発表したいです。」「当たり前のことができていない自分に腹が立ちました。でも、その姿が自分の本当の姿だと思いました。今日から、当たり前のことが当たり前にできるように努力して、立派な中学生になれるようにしたいです。」と発表していました。この学習発表会のリハーサルは、発表の流れを確認するだけではなく、日ごろの自分たちの行動をふりかえり、改善するきっかけになる時間になったようです。


【一つ一つの行動に心を込めます】

「おもちゃまつり」

 今日の1・2校時に「おもちゃまつり」を行いました。この「おもちゃまつり」は2年生が1年生におもちゃの作り方を説明して、1年生に楽しんでもらうものです。この日のために、各学校の2年生がおもちゃの材料を準備したり、説明文を書いたりしてきていました。おもちゃの材料は、紙コップや色画用紙、ストローに糸等、身近にあるものばかりです。おもちゃは、「糸電話」「フーフーボール」「フリスビー」「ダンボールごま」など全部で6種類ありました。
 早速1年生は2~3人のグループに分かれて、作ってみたいおもちゃのブースに行きました。糸電話を作った子どもは、担任の先生と一緒に遊んでいて、先生から小さな声で名前を呼ばれると「聞こえたー!!」と言って、とっても嬉しそうな表情をしていました。
 2年生は、準備した説明文をもとに1年生に作り方を教えていました。それ以外にも「画用紙は何色がいい?」「何を書きたい?」等と、声をかけながら作業を見守っていました。

   【糸電話作り】     【ダンボールごま作り】

【2人で協力して説明をしました】


【まゆ玉転がし、うまく転がるかな?】【フーフーボールは息の加減にコツがあります】

【保育所生も制作したり見学したりしました】

 あっという間に2時間が終わり、ふりかえりの時間になりました。「今日は、練習した説明がきちんと言えてよかったです。また、1年生が『楽しい』と言ってくれたのがうれしかったです。」「1年生が楽しく遊んでくれたり、保育所生も遊んでくれたのでよかったです。」等とふりかえっていました。しっかりと準備をして臨んだ2年生、ルールを守って取り組んだ1年生のおかげで、どの子どもたちも生き生きとした表情で取り組みました。きっとこの「おもちゃまつり」、子どもたちの思い出に残る時間になったことでしょう。