2014年9月の記事一覧

大玉を速く転がすには

 昨日、5時間目に全校体育がありました。内容は大玉ころがしの学習です。
  【だいぶ空気が入りました】
 
 その前に少しだけダンスの練習をしました。運動会まで時間があまりないので、時間の使い方を工夫して練習ができる時間を生み出しています。
 
【千手観音:みんなの息を合わせてね】
 
 次にめあてを考えました。学習内容を知った子どもたちが、自らめあてを立てられるように体育主任の先生が 声をかけます。今日のめあては「速く転がすにはどうしたらいだろう」でした。このめあてを、腕を曲げて肘で子どもたちは空中に書きます。この時に、○(句点)は足を曲げて大きく書くよう指導がありました。めあてを書き終えた子どもたちは、少し息があがっていました。
【肘でめあてを書く様子:色々な場面で体力づくりができます。】
 
  次に「押し方」と「ターンの仕方」について各団、団長さんを中心に考えました。その際、座って話合いをする団があったり、動きながら話合いをする団があったりしました。そこで、話合いの仕方についての助言が体育主任の先生からありました。
 
 ○ 言葉だけでなく実際、身体を動かしながら話し合う。
 ○ 動きが見える位置まで自分から移動する。
 
 このような助言をもとに、子どもたちは話合いを進めました。
  【大玉と身体との距離や、ターンでのスピード等の話合いをしていました】
 その後、全体で集まり「速く転がす」ための方法を発表しました。
 
 「押し方」
 ○ 速すぎず遅すぎず
 ○ 追いつける程度
 「ターン」
 ○ 少しスピードを落とす(コーンの周りをターンする時に前に行きすぎてしまわないように)
 ○ 大玉の外側にいる人は回り込み、大玉の内側(コーン側)にいる人は大玉を押さえる。 
  (速くターンができるように)
 ○ コーンを回る時には小さく回る
 
 このような意見が発表されました。そこで、体育主任の先生から発表の仕方についても指導がありました。「意見を発表する時には、必ず根拠(理由)を付けて発表する」ということです。そうすれば、その意見がより説得力のあるものとなります。今回は理由を付けて発表した人が何名かいました。この発表の技術は、これからの学習にも生かしていけそうですね。
 まとめとして、「押し方」は身体から離れない程度、「ターン」はスピードを落とし、大玉の内側の人と外側の人で役割分担するということを確認しました。
 その後、今のまとめの内容を使って、実際に大玉ころがしをしてみました。「頑張れ―!!」、「いいよ-!」等と仲間を応援する声が自然と出て、本番さながらの大玉ころがしになりました。結果は46秒で赤団の勝ちでした。(白団は57秒)
 
 少しでも速く転がせるように各団作戦を練ってくることと思います。本番の子どもたちの大玉を転がす細かい動きにもぜひご注目ください。