2014年9月の記事一覧

素通りしなかった教頭先生

 昨日の昼休みに、3・4年生がくじを作っていました。その効果が表れ始めたようです。わくわく学習(ウッジョブ諸塚)の後に3・4年生教室前を通ると、教頭先生がくじを持って3・4年生に何か話しておられました。立ち止まって聞いてみると「あたりが入ってないんじゃないの~?」とおっしゃっています。手に持っているのは「はずれ」のくじ。教頭先生も3・4年生の教室に立ち寄ってくださり、くじを引いてくださったようです。でも「はずれ」・・・。「あたりも入っていますよ」と言ってくじの箱を確認する3年生でした。
 
【はずれかぁ・・・。手作りの商品はもらえないなぁ】【「あたり」入っていましたよ】
 
 このくじの効果で、休み時間の3・4年生教室は賑わっているようです。よかったね、3・4年生。

校長先生の「ウッジョブ諸塚」授業

 今日の2校時、5・6年生教室でわくわく学習(ウッジョブ諸塚)の授業が行われました。今日は、校長先生が9月10日に行われた「わくわく学習応援隊発足式」の時に出された困難点(課題)を確認し、これからどのようにこの学習を進めていけばよいのかを示してくださいました。
 まず、「ウッジョブ諸塚」の目的を確認しました。目的は「諸塚の林業活性化のための貢献する方法を考え、それを発信する」です。その目的を念頭に置いて、先日出された困難点を一人ひとり確認しました。
【色々な教材を用意してくださいました】
 
 【困難点(課題)】
  ○ 木の絵本作り: 絵本の内容(環境、絵・物語)
  ○ 木の製品づくり: 工作に終わってしまわないようにする。貢献・発信がみえるようにす  
              る。
  ○ 木と医療: 人(患者さん)とつながる手立て(説明するお願い文)
  ○ 産直住宅: 新しい発想の広がりをみせる。(産直住宅を豊かにする発想)人とつなが
   る。
  ○ 林業やりがいポスター: 多くの人とつながる。
 
 「これらの困難点(課題)を乗り越えたら、みんなのゴールが見えてきます」と校長先生が話されました。そして、オンリーワンの発想を入れれば、諸塚や林業の発展に貢献できると説明されました。 
 今日のめあては「諸塚のよさと自分のテーマをつなげることで、諸塚村の林業を元気にするオンリーワンを作ってみよう」です。そこで、子どもたちにオンリーワンの視点として「宝物」について考えさせました。
 まずは「当たり前と思っているものが実は宝物」ということです。夏休みに国内研修に参加した6年生。諸塚を離れ東京で過ごした経験から、諸塚だからこそある宝物を発見していました。
【当たり前にあるもの、それこそが宝】
 
 宝物として発表されたものには
  ○ 食
  ○ 木
  ○ 人
  ○ 空気(朝起きて深呼吸すると気持ちがいい。東京ではその気持ちよさを味わえなかっ 
   た)
  ○ 音(鳥の鳴き声、動物の鳴き声)
  ○ 水(直接飲むことができる)
  ○ 動物(シカ、イノシシ)
  ○ 木の実(クリ、どんぐり)
などがありました。あまりにも近すぎて見えていなかったこれらの宝物を、この授業で再認識することができました。
 次に「伝統は宝物」という視点で宝物を探しました。
  ○ 神楽
  ○ ザンゼツ(切り絵)
などが出てきました。他の地域には残っているところも少ない大切な伝統です。そして、校長先生は、ザンゼツと神楽、障子を組み合わせたふすまのデザインを考えられたそうです。それがこちらです。
【校長先生の作られたふすまのデザイン】 
            【それを見た子どもたち】
 
緑の背景に神楽と障子の格子模様がとっても素敵なデザインでした。校長先生の発想の豊かさに子どもたちの表情もパッと明るくなりました。
 
 最後に「見方を変えれば宝物は見える 鳥の目 虫の目」という視点を話されました。同じものでも、見方を変えれば見えるものが変わってきます。色々な立場に立って物事を見ることの大切さを教わりました。林業・人、木工製品をこれらの宝物と結び付けることで新しいものができるとのお話があり、その後、子どもたちは各担当の先生と具体的にどのようなオンリーワンができるかを話し合いました。
 
 話合いの後、その内容を一人ひとり発表しました。その時に「友達7人の発表を聞くことで、自分の考えが7倍にもなるよ」と校長先生が話され、子どもたちは熱心に発表に聞き入っていました。
   【柔軟な発想に宝が取り入れられ、素敵なアイディアが生まれました】
 
 ○ 木の絵本作り: テーマは水と空気で、諸塚だからこそいる川の生き物や直接水が飲め
            ることを内容に取り入れたい
 ○ 木の製品作り: 音の鳴るシーソーを作りたい、定規に諸塚の水を入れる、景色の写真
            を載せたしおりや、水の入った木のイヤリングを作ってみたい
 ○ 木と医療: 自然の音(シカの鳴き声など)を目覚まし時計に入れてみたい
 ○ 産直住宅: お年寄りにやさしい住宅づくり(スロープを使用)、ふすまにデザインをする
 ○ やりがいポスター: 諸塚のよさ(水・空気がおいしい)と自分の夢(花屋さん)と諸塚に咲
               いている花(フクジュソウ・キレンゲショウマ)をポスターの中に入れ
               る。
このような、オンリーワンの発想が出てきました。今回は10分程度でこのような内容を考えましたが、次回はじっくり担当の先生とも話し合いながら、諸塚の林業を元気にするオンリーワンを練っていきたいと思います。身近にある宝、これからも探していきましょうね。
 
 最後に振り返りをしました。6年生児童が「自分色で諸塚を発展させたい」と力強い振り返りをしていました。とても楽しみです。諸塚に生まれ、諸塚に住み、とても素晴らしい環境で成長してきた子どもたち、この故郷の宝を知ることで、きっともっともっと諸塚が好きになり、諸塚のためにできることを考えていくのではないかと思いました。そのサポートをしていくために、職員も五感を使って様々な角度からこの諸塚を見ていきたいと思います。
 
【わくわく学習応援隊の方からお借りした本もフル活用しましょうね】

1・2年生を振り向かせるために

 授業と授業の間の休み時間、1・2年生はいつも3・4年生教室を素通りして、5・6年生教室に遊びに行くそうです。その姿を見て、3・4年生は1・2年生が教室に来て欲しいなぁと密かに思っているそうです。そこで、1・2年生が3・4年生教室に来てくれるための手立てを考えました。それが「くじ」です。くじを準備して、1・2年生に引いてもらい手作りの商品を渡すというアイディアです。その商品を作るため、今日の昼休みに図書室で折り紙を折りました。「1・2年生はどんなものが好きかな~」と考えながら一生懸命作っていました。ちょうどその場にいた1・2年生に、「どうして素通りするの?」と聞いてみると、「3・4年生は休み時間でも復習などをしていて勉強をしている雰囲気があるからです」と答えていました。なるほど、それだったら仕方ありませんね。
 でも、勉強をしていない時はどうぞ3・4年生教室に寄ってみてください。楽しいことがあるかもしれませんよ。
 
【折り紙の本を見ながらせっせと作ります】【できたぁ!喜んでくれるかなぁ】

キンモクセイの香るころ 稲刈りをしました

 学校の裏にあるキンモクセイの木には花が咲き、とてもいい香りが職員室まで届いてきます。
 
【まだ満開とまではいきませんが、オレンジ色のかわいい花が咲いています】
 
 天気が心配されましたが、予定通り本日稲刈りが行われました。6月に地域の方の田んぼをお借りして、5・6年生が植えたお米。そのお米がたわわに実りましたので、全校児童での稲刈りです。
 
                 【6月の田植えの様子】
 まず、運動場で5・6年生担任の先生からお話がありました。昨年度、校長先生が作成された「仕事の心」を用いてのお話でした。①ものを大事にする②仕事は見つけるということをお話されました。「先生、何すればいいですかー?」と聞くのではなく、自分で何か仕事はないかなぁと考えて行動しましょうとお話がありました。
 
【「仕事は気付かないと見えてきません」  「仕事の心」より】
 
 そして、田んぼに続く坂道をみんなで登って行きました。田んぼに着くと5・6年生担任の先生が子どもたちに向けて、「ここに来る途中、先生は2つ気付いたことがありました」と話されました。それは①子どもたちが歩く道の草が刈ってあること②おいも畑に柵がしてあることだそうです。あまり、歩く人がいないこの道はすぐに草が元気に生えてきて、たまに通ると草をよけて歩かなければなりません。今回ご指導くださる地域の方が、前もって子どもたちのためにその通路の草を刈ってくださっていました。とてもありがたいことです。地域の方の子どもたちを思ってくださるお気持ちが、大変嬉しかったです。また、おいも畑の柵は電柵といって、イノシシが入って来ないように設置されたそうです。その柵に触れると電流が流れるようで、イノシシからおいもを守ってくれている大切な柵です。子どもたちが知らない間に、これだけのことをしてくださっている地域の方。本当にありがとうございます。
 
【おいもも元気に育っているようです。手前が電柵です。】
 
 まず、はじめに地域の方のお話がありました。「今年は雨が多かったので田んぼのコンディションが悪いです。今日刈ったお米は、1~2日田んぼに置いて乾燥させます」と話されました。
 そしていよいよ稲刈りのスタートです。「鎌を引っ張る時に気を付けるんだよ」とか「根元が刈りやすいよ」等と助言を頂きながら稲を刈っていきました。家の田んぼで稲刈りをしたことがあると話す子どももいて、経験のある子どもたちは手際良く刈っていました。
 
   【上手に刈れました】          【絶好の稲刈り日和でした】
 
【校長先生のお手本を見て学びました】
 
 あぜの方の2~3列を手作業で刈り取ると、次は機械で稲刈りをしました。稲刈り機(バインダー)を使わせてもらっての稲刈り、初体験の児童が何名かいました。稲刈り機を使うと、次々に稲が刈られ、その上、ひもでひと括りにされて稲刈り機から出てきます。びっくりしました。
 
【これが稲刈り機から出てきたひと括りにされたお米です】【筋がいいとほめられました】
 
                【どんどん刈っていくよ~】
 
 
 
            【荒谷小1年目の職員も初挑戦!】
 
【荒谷小2年目、2回目の挑戦です】
 
 稲刈り機は思ったよりも重くなく、支えているだけで前に進んでいきました。見ているだけでは分からない、貴重な体験をさせていただきました。
 
 全ての稲刈りが終わり、全員で振り返りをしました。「稲刈りをした後の田んぼを見ると達成感を感じた」、「稲を刈る時のザクッという時の感触が気持ちよかった」、「稲が斜めになっているところがあったので、来年はまっすぐ植えたい」、「何もすることがない時に仕事を見つけることができた(はだしの人が多く危ないと思い、色々なところに置いてあった鎌を集めた)」、「初めての稲刈りでした。来年は初めての田植えです。田植えの植え方のコツを学びたい」等の振り返りの言葉が聞かれました。
 
          【1つの行事を通して、様々な感想をもちますね】
 
 そして、最後のお礼の言葉では「田植えの時は20㎝くらいだった稲が、今日見たら1m近くあってびっくりした。稲を刈る時、とても気持ちがよかったです。ありがとうございました。」と6年生児童が述べました。
 
  【貴重な体験でしたね】     【本当にありがとうございました】
 
 これまで、稲の管理や水の管理、鳥獣対策等をしてくださった地域の方。ありがとうございました。また、今日も子どもたちのために時間を作ってくださり、本当に子どもたちも職員も幸せです。この経験が後々、子どもの心に楽しかった思い出として刻まれることと思います。ありがとうございました。
 
     【絶景をバックに記念撮影】
 
 学校に帰ると、どろんこになった足や長靴をきれいに洗いました。なかなか取れない泥に苦戦していました。お家に帰って、もう一度きれいに洗いましょうね。
 
         【ごしごし】

ALTの先生と授業

 昨日、ALTの先生が荒谷小に来られました。この日は3時間目に3・4年生、4時間目に5・6年生の授業をしてくださいました。学校に来られた瞬間、何かが違う・・・それは髪の毛のスタイルが変わっていたことです。すっきりと散髪をされていました。
 
 3時間目の3・4年生の授業は、ALTの先生が変わって初めての授業でしたので、ALTの先生の家族や友人紹介をされていました。また、カナダの国旗の話もされていました。「日本の木といえば『桜』ですが、カナダの木は『メープル(かえで)』の木です」と話されていました。これから、日本のことも知っていただきながら、カナダのこともたくさん教えて貰いましょうね。
 
 
           【一緒に英語の発音も練習しました】

第68回秋季大運動会 その4

 いよいよ運動会も終盤です。次は子どもたちの団技「綱引き」です。練習中から、この団技は毎回どちらが勝つか分からない接戦の様相を呈していました。果たして、運動会本番はどちらが勝つのでしょうか。
 
                【絶対負けられない】
 
 1勝1敗で迎えた3戦目、結果は白の優勝でした。
 
 午後の部最後のプログラムは全校児童による全校リレーです。バトンをつないで、みんなでゴールを目指しました。
 
               【1年生からスタートです】
 
          【アンカーは6年生、最後までがんばれ!!】
 
 この全校リレー、優勝は赤団でした。いくら差があってもどちらも力を抜かない、最後まで諦めない姿が印象的でした。
 
 
 この全校リレーで午後の部の全ての競技が終わりました。次はいよいよ閉会式です。子どもたちが気になるのはもちろん「成績発表」です。優勝目指して頑張ってきた両団。固唾をのんでその時を待ちます。
 
   【成績発表の瞬間】          【競技の部優勝は白団でした】
 
【応援賞は赤団でした。気持ちのこもった応援が届きましたね】
 
             【本当に今日までよくがんばりました】
 
 閉会式では、校長先生が「甲乙つけ難い緊迫した運動会でした。ダンスや一輪車、神楽など見どころがいっぱいでした。『荒っ子の 全力見せろ 最後まで』のスローガンのとおり、声が枯れるまでがんばりました。」とお言葉をいただきました。また「荒谷小学校・荒川保育所は地域の学校・保育所です。これからもご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします」とあいさつをされました。
 そして、児童代表お礼の言葉では6年生3人がそれぞれの言葉で感謝の気持ちを伝えました。
 
【いつも先頭に立ってみんなを引っ張ってくれてありがとう】
 
 「優勝できたことが一番嬉しかった。スローガン通りにできたので、今日が今までで一番思い出に残る1日になりました」、「一輪車の大車輪が成功できて本当に良かった」、「2点差で優勝旗が取れなかったけど、この思いは5年生が引き継いでくれる」等と話していました。今までの練習や当日の応援等で声が枯れてしまった6年生。声を絞り出して伝えようとする姿に感動しました。
 
 閉会式後は解団式を行いました。そして、最後には赤・白関係なく、6年生の胴上げをしました。6年生の頑張りを全員でたたえました。
 
     【胴上げ、一生に何度してもらえるだろう。よかったね、6年生】
 
【団長を支え続けた副団長さん、お疲れ様でした】
 
 最後に、みんなで記念撮影をしました。第68回秋季大運動会の成功にみんな満面の笑みです。
 
      【素晴らしい運動会になりました】
 
 今回、荒谷小の運動会に地域の方々もたくさん足を運んでくださり、大変盛り上がりました。本当は運動場でたくさん動いて、おもいっきり走りたかったであろう子どもたち。でも、体育館でも運動場で行う運動会と遜色ないステキな運動会になりました。子どもたちの息づかい、気迫、熱気が間近で感じられる、熱い運動会になったと思います。
 地域の方々、保護者の方々の惜しみない拍手や歓声が子どもたちの力となりました。最高の舞台を作り上げてくださりありがとうございました。これからも荒谷小学校・荒川保育所をどうぞよろしくお願いいたします。
 
 

第68回秋季大運動会 その3

 おいしいお弁当を食べた子どもたちは、午前中よりもさらにパワーアップして午後の部に臨みました。午後の部は、「輪 輪 リズムにのって」という一輪車の演技です。1学期から少しずつ練習してきた一輪車。9月になると練習も追い込みに入り、毎日のように全校児童が運動場に出て一輪車の練習をしていました。そのため、ずいぶんと技術が上達してきました。その努力と汗の結晶をみなさんに見ていただく時がきました。みんな、気合いをいれて演技をしました。
 
  【担任の先生に励まされながら1・2年生も一生懸命練習しました】
 
【入学当初は全然乗れなかったのに今はスイスイ乗れます】【3年生もすいすい~】
 
         【大観衆の前でも冷静に演技ができました】
 
       【一輪車でもみんなを引っ張っていってくれました】
 
        【いつも前向き。努力を惜しみませんでした】
【下級生にも励ましの言葉をたくさん言ってくれました】
 
 
    【一輪車でジャンプ!】      【一輪車の車輪を足で回すスペシャル技】
 
                 【横乗りにも挑戦】  
 
               
 
       【プロペラです】
 
   【ガタンゴトン 電車です】      【大技:大車輪 大成功でした】
 
       【課題だったトヨタループ、大大大成功でした!!】
 
【14人の力が結集した一輪車の演技、感動的でした】
 
 その後、青年の方々の団技「あらとも青年隊」がありました。これは、アメ食い競争のようなもので、走っていくと水が張ってある洗面器が用意されており、そこに顔をちゃぽんと付けます。その後、粉の中に隠れているアメを探し、アメを口の中に入れたら走って帰ることができます。男女関係なく顔が真っ白くなったこの競技、参加してくださった方々本当にありがとうございました。
 
                【勇敢な方々でした】
 
 それから、子どもたちの大玉転がしがありました。パンパンに空気が入った大玉をころころころころ。団技は落とせないとばかりに、必死に大玉転がしをしました。
 
           【大玉を速く転がす技を生かしました】
 
        【最後はみんなで大玉を持ちあげて運びます】
 
 どちら団も一生懸命でしたが、この競技は赤が優勝しました。
 
 それから、子どもたちによるダンス「超 荒谷イモパラ 2014」がありました。このダンスもお手本のDVDを見ながら練習したり、自分たちが踊っている姿をビデオに映して動きを確認したりして、一生懸命練習を重ねたダンスです。楽しく踊る子どもたちの表情が素敵でしたし、「荒谷小!お~!!お!!」などと掛け声も入り、見ていて元気をもらえるようなダンスでした。
 
   【千手観音からスタート】            【くるくる回ります】
 
   【躍動感あふれます】               【いい表情です】
 
            【団長さんたちもかっこいいです】
   【きらきら輝いています】        【決めポーズ  決まった!!】
 
 会場全体が一体となったこのダンス、子どもたちが真剣に踊る姿は胸に込み上げるものがありました。素晴らしいダンスを見せてくれてありがとうございました。 
 
 
 
 

第68回秋季大運動会 その2

 競技は1~4年生の徒競争で幕を開けました。折り返しのある徒競争ですので、少し走りづらそうでしたが、一生懸命走りました。
 
   【元気な声で返事をしました】       【よ~し、走るぞ~!!】
 
 その後は、保育所生のダンスでした。旗を持って隊形移動したり、元気よく旗を振ったりして踊っていました。2つ目のダンスは保護者の方と一緒に「妖怪ウォッチ」を踊りました。保護者の方も妖怪に変身して、楽しいダンスになりました。
 
        【保育所生もい~っぱい練習しましたね】
 
               【元気に飛び跳ねました】
 
    【よくがんばりましたね】
 
              【おうちの人と踊るのは楽しいね】
 
           【おうちの人が妖怪だったら怖くないね】
 
 その後、中学生~青年の方々による障害物競争がありました。障害物とは、ハードルの下をくぐったり、棒を軸にくるくる回ったりするものです。参加された青年の方々の身のこなしには脱帽でした。「お父さーん!肩が痛いっちゃろ!?無理してやることないが」と声をかける小学生もいました。そして、走り終えたお父さんに「お父さん大丈夫?」と言っていました。優しい子ですね。
 
 この障害走で大活躍をしてくれたのが中学生でした。障害物をうまくアレンジして、4人で楽しく走りました。場を盛り上げる術を知っている、荒谷小出身の中学生。素敵でしたよ。後日、給食の時間に2年生の男の子が「ぼくのヒーローは中学3年生の2人の男子です」と言っていました。この中学生というのが、今回運動会に参加してくれた中学生のことです。「どうしてヒーローなの?」と尋ねると、「踊りを踊る時ははじけているし、優しいし、言ったことはきちんとしてくれるからです」とのことでした。小学生から憧れを抱かれる素晴らしい先輩たちですね。
 
       【おっとっとっと】       【中学生:ハードルをくぐりぬけます】
 
【棒をもってぐるぐる。棒がない子は手を上げてぐるぐる】
 
 
【走ればいいところは横になってごろごろ】
 
 中学生の面白い動きに、体育館が笑い声で一杯になりました。中学生のみなさん、ありがとうございました。
 そして今回の運動会には、宮崎大学の学生さん4名も来てくださいました。以前、学校に来てくださった大学生1名が他3名の大学生を連れて来てくれました。競技にも参加してくださったり、職員の仕事を手伝ってくださったりして、運動会を支えてくださいました。とっても助かりました。ありがとうございました。
 
【大学生も積極的に参加してくださり盛り上げてくれました】
 
 次に行われた保育所生と小学生の団技では、みんなで力を合わせて1位を目指しました。昼休みにはムカデ競走の特訓をしていた5・6年生。結果はどうだったのでしょうか。
 
【保育所生(年長さん)のスタートです】 【重たいタイヤも持ちあげて走ります】
 
【これまでの練習では赤が勝っていたこの団技、白が優勝しました】
 
 その後は、ふれあい玉入れ等が行われました。ふれあい玉入れでは、多くの方々に参加してくださり、にぎやかな玉入れになりました。
 
           【諸塚といえば玉入れ!がんばれ~】
 
 それから、5・6年生の120m走がありました。直線を走る5・6年生のスピードは早く、迫力満点でした。
 
               【力強い返事でした】
              【最後まであきらめない】
 
 午前中の競技も残りわずかになった頃、子どもたちは荒小神楽を舞いました。この神楽では地域の方が太鼓を叩いてくださり、笛も吹いてくださいました。今まで太鼓に合わせての練習ばかりでしたので、笛が入ると雰囲気が変わり、より厳かな舞になるなぁと感じました。この日のために猛特訓された校長先生・教頭先生も一緒に神楽を舞われました。
 
                 【みんな真剣な表情でした】
 
        【地域の伝統芸能、しっかり継承していきましょう】
          【校長先生も教頭先生も汗びっしょりです】
 
【素晴らし舞でした。ありがとうございました】
 
 その後、来賓の方々やPTAの役員の方々、職員による左近太郎が行われました。ボールをかごに入れるのがなかなか難しかったです。
 
     【ナイスボール!】        【白団も最後までがんばりました】
 
 その後、オクラホマミクサ・チョイガマカを踊り、午前中のプログラムは終了しました。保育所生は午前中までの参加でしたので、解散式が行われました。解散式では、所長さんであるPTA会長さんが一人ひとりに声をかけて、参加賞を渡されました。「障害走では1年生よりも速く走れましたね」や「一番大きな声が出ていました」、「ラジオ体操がとても上手でした」等、その子のがんばりを認めてくださいました。自分だけにかけてくださったお言葉、嬉しいですよね。
 
      【この言葉だけで疲れがどこかに飛んでいっちゃいます】
 
 体育館での運動会、午前の部は予定のプログラムを全て終えました。次は午後の部です。見どころいっぱいの午後の部もぜひご覧ください。 
 
 
 
 
 

第68回秋季大運動会 その1

 9月21日(日)に第68回秋季大運動会が行われました。この日は、てるてる坊主の力も届かず、あいにくの雨でした。そのため体育館で運動会を行うことにしました。子どもたちは、19日(金)に体育館で運動会が実施された場合のための練習をしていました。またその日の運動会準備でも体育館でもできるよう設営をしていましたので、スムーズに体育館での運動会に入ることができました。
 ただ、運動会といえば「万国旗」です。それを飾るため、体育館の梁の部分に万国旗のひもを通さなければなりませんでした。2階のギャラリーの柵に万国旗を結びつける方法もありましたが、それでは2階から運動会を見る方々が見えにくいかもしれないということから、体育館の梁に引っ掛けるということになりました。ひもでボールをぐるぐる巻いて、そのボールをコントロールのいい体育主任の先生に天井めがけて投げて貰い、梁にひっかけるという作業をしました。体育館は天井が高く、梁にひもが通っても落ちてくるひもの長さが足りず、何度も何度も投げ続けました。そして、ようやく万国旗を飾ることができました。
  【体育主任の先生、肩が強いです】【高々とあがった万国旗、運動会の雰囲気が出ます】
 
 会場の設営が整い、いよいよ秋季大運動会の幕開けです。子どもと教師が円陣を組み、この運動会を絶対に成功させようと掛け声をかけました。
     【全力を見せようね!】
 
 そして、入場です。体育館で入場の練習をしたのは1度だけでしたが、大きな声を出し、腕を振り、足を上げ、一人ひとりの全力を見せてくれました。
 
   【待ちに待った運動会】            【連続優勝目指してがんばるぞ】
 
    【応援賞もとるぞ~】              【保育所生も元気に いち・に 】
 
  【今年は優勝奪還するぞ~】        【白団のチームワークはすごいよ】
 
     【よ~く声が出てます】
 
 子どもたちが入場してくると、開会式が始まります。立腰の姿勢を保ちながら、しっかりと前にいる方に注目できました。
【運動会が開催できることに感謝です】
 
 学校長あいさつでは、校長先生が「荒谷小学校14名、荒川保育所10名です。高学年のリーダーシップのもと、励まし合い、支え合い、助け合う姿をどうぞご覧ください。また、一人ひとりが目標に向かう姿にもご注目ください。みなさんには、心の金メダルをつかんで欲しいと思います」と話されました。また、最後には「本校は地域の学校です。地域の方々のご支援・ご協力があって成り立っています。ありがとうございます。」とも話されました。
 その後、PTA会長さんからもごあいさつをいただきました。「体育館で運動会ができるのは、荒谷小だからできることです。みんなで力を合わせて最高の運動会にしてください。私は、一輪車を楽しみにしています。また、保育所生のかけっこやダンスも楽しみです。70回の記念大会に向けて盛大に盛り上げてください」とお言葉をいただきました。
 
【いつも子どもたちのことをしっかりとみてくださるPTA会長さんです】
 
 次に児童代表あいさつがありました。ここは1年生が一人ひとりあいさつをします。何度も何度も練習を重ねてきた1年生。本番でも、「夏休みにたくさん一輪車の練習をしてきました」とか「ダンスの練習をいっぱいしました。力いっぱい元気いっぱい踊ります」等としっかりとあいさつができましたね。
 その後、誓いの言葉では、各団の団長さんが出てきて声高らかに誓いの言葉を述べました。「全力を尽くします」、「感謝の気持ちを込めて、笑顔を絶やさず楽しむことを誓います」等、最高学年らしい素晴らしい誓いの言葉でした。
    【緊張に負けませんでした】    【団を率いてきた団長さん、言葉も頼もしいです】
 
 開会式が終わると早速競技にうつりました。
 まずはエール交換です。赤団も白団も大きな声を出して、それぞれの団の健闘を祈りました。
 
 
     【白団にエール!!】             【赤団にエール!!】
 
【最後に荒谷小の健闘を祈ります】
 
 さあ、これから競技が始まります。どうぞお楽しみに。

雨の中の運動会前々日準備

 今日は、運動会の前々日準備でした。外は途切れることのない雨・・・。気温も下がり、荒谷小の子どもたちは長袖を着ている子が多かったです。
 14時くらいから、運動会前々日準備が始まりました。平日、しかも天気は「雨」にも関わらず、多くの保護者の方々、地域の方々にお集まりいただきました。
 【カッパ持参でお越しくださいました】
 
 作業は運動場班と体育館班に分かれて行いました。運動場班はテントを組み立てたり、スギの葉をトラックに挿しこんだりしました。このスギの葉は、保護者の方が事前に用意してくださったものです。ありがとうございました。
 
【荒谷小周辺は、雨が降ると霧が発生します。そんな中、作業をしてくださいました】
 
    【雨にうたれました】
 
 運動会のプログラムに、輪抜き(わぬき)といって、約7mもある竹にフラフープを通し、それを下から上に投げて竹から抜くという競技があります。その竹を、保護者の方々が切りに行ってくださいました。
 
【気を付けて行って来てください】     【その後・・・こんなに長ーい竹が届きました】
 
 体育館班は、まずフロアにある体育用具を一ヶ所にまとめました。そうすることで、体育館のスペースが広がります。普段動かすことのないものを動かすと、たくさんのホコリが出てきて、大掃除のような雰囲気でした。すみずみまで、きれいにできてスッキリです。
【体育主任の先生がきれいにまとめられました】
 
 また、2階のギャラリーも解放するため、2階に置いている荷物も1ヶ所にまとめてスペースを作りました。その後、床をはき、ぞうきんで拭くとピカピカのギャラリーになりました。体育館班は主に子ども、そして女性の保護者の方が担当してくださいました。
 
  【きれいな通路が登場です】
 
 また、運動会には欠かせない万国旗。出してみると痛みが激しかったため、セロハンテープで補修をしました。カナダの国旗を見て、6年生の児童が「これを見て何か思い出さん?」と尋ねていました。すると5年生児童は「カナダ・・・?」と答え、「あー!!ALTの先生!!」と言っていました。この間の授業の印象が強かったのでしょうか。嬉しい言葉でした。
【破れている所はないかなぁ】           【あ、カナダの国旗】
 
 運動場と体育館の2ヶ所の運動会準備だったので時間がかかるかなぁと思っていましたが、保護者の方々や地域の方々のおかげでスムーズに進みました。そして、子どもたちも主体的に動き、予定より早く準備が終わりました。
 
 保護者の方々・地域の方々、雨の中、ご協力いただきありがとうございました。安心して運動会当日を迎えられます。子どもたちも、帰っててるてる坊主を作り21日が晴れるようにお願いするそうです。
 
【5・6年担任の先生が作った巨大てるてる坊主です。21日は晴れるでしょう】
 

運動会前々日の子どもたち

 9月21日(日)の運動会、天気予報では曇りのち雨のようです。そのため、子どもたちは体育館での運動会を想定して、急遽体育館での入場行進や競技の練習をしました。スタートの位置や走る場所、ダンスをする位置などを確認しながら行いました。徒競争等は、コーンを目印に折り返して走るのでコーンを回る時にスピードが遅くなっていしまい、なかなかスピードに乗れない様子でした。
 

【体育館いっぱいに響き渡る声で入場行進】【ダンスでは隊形が変わるので位置確認が重要です】
 
     【神楽も練習しました】
 
 
 午後からは、子どもたちと職員、そして保護者の方々や地域の方々がお越しくださり運動会の前々日準備を行います。運動場でも体育館でも実施できるように、どちらの準備も行います。どうぞよろしくお願いいたします。

るんるん やまびこ号

 今日は、県立図書館の移動図書館「やまびこ号」が学校にやってきました。県立図書館の色々な分野の本を借りられるとあって、子どもたちはとっても嬉しそうでした。
 はじめの会では、県立図書館の方から昔から読み継がれている本の紹介がありました。それは、「しろくまちゃんのほっとけーき」だそうです。色々なシリーズがあり、鮮やかな色彩がパッと目を引く絵本です。
 【保育所生も一緒に参加しました】
 
 はじめの会が終わると、早速お目当ての本を求め、やまびこ号に乗り込みました。順番は保育所生→1・2年生→3・4年生→5・6年生です。保育所生が本を選んでいる間は、外に出していただいている本を読んだり選んだりして、順番が来るまで待っていました。
 
【今回も大きな本に手が伸びました】
 
 いよいよ、小学生の番です。やまびこ号の中をのぞくと、「わ~!!○○シリーズがたくさんある~!!」と言って喜ぶ子や、一心不乱に本を探す子など様々でした。
 
 【どの本にしようかなぁ~】
 
 本は1人7冊まで借りられます。本を借り終えた子どもたちは、早速体育館で本を読んでいました。その表情は生き生きとしていて、とっても素敵でした。
 
    【算数の本も借りました】       【校長先生も子どもたちと読書です】
 
 全員が本を借り終えた後、体育館ではおわりの会が行われました。そこで、4年生が児童代表あいさつをしました。「私はランチの本や工作の本を借りました。学校や家でも作ってみたいと思います」と感想とお礼を述べていました。本は、色々な世界を教えてくれたり、考え方を教えてくれたりします。ぜひ、今日手にとった本をじっくり読んで、友達が借りた本も積極的に読んでいきましょう。校舎2階のやまびこコーナーに、やまびこ号で借りた本が並べられています。

教頭先生の散髪

 今日の昼休み、運動場で応援の練習をしている子どもたちを見ていると、いつもと違う光景が目に入りました。運動場に響く機械音、めいいっぱい伸ばされた脚立、ながーく延ばされた延長コード・・・これは春にも見た光景でした。
【職員室からみた運動場。右側は子どもたち。左側に教頭先生です。】
 
 実は、つつじの散髪をしてくださっていたのです。春にも教頭先生はつつじの散髪をしてくださっていました。それから奉仕作業等で地域の方や保護者の方が継続的につつじのお世話をしてくださっていました。おかげで、いつもきれいなつつじが荒谷小にはあります。今回、とても念入りにつつじの散髪をしてくださり、スッキリした装いになりました。
 子どもたちを見つめるつつじ、たくさんのお客様をお迎えするつつじ。運動会の準備は万端です。
 
【子どもたちは応援・教頭先生はつつじの散髪、それぞれの場所で力を出しています】
 
 運動会の日、ぜひ、つつじにもご注目ください。
 
 
 

保育所生と立て看板づくり

 2校時には、保育所生と立て看板を作りました。「何つくってるの?」と聞くと「くり」とか「しいたけ」とか秋ならでは、諸塚ならではの言葉が返ってきました。
 
     【しいたけ作成中】         【この茶色いものは・・・栗だそうです】
 
   【栗をより栗らしく工夫します】
 
 
 素敵な看板ができあがりました。立て看板作り大成功~!!
 
     【一人ひとりの作品もしっかり貼り付けました。いい立て看板です。】
 

こだわる運動会練習

 今日は朝の時間から、運動会の練習をしました。
 朝は一輪車の練習です。昨日の練習の時に、「本番で、一輪車の技の挑戦は2回まではしてもいいけれど、2回できると思ったら1回目は失敗してもいいと思ってしまうかもしれない。だから1回目で成功させるんだという強い気持ちをもって挑戦してください」と一輪車指導の担当の先生から話がありました。一発勝負という気持ちで今日も練習に臨みました。子どもたちは、昼休みも放課後も一生懸命一輪車の練習をしています。その成果が目に見えて出てきているので、今日の朝の練習も「成功させるよ!」とか「大丈夫、できるよ!」等と子ども同士で声を掛け合う姿が見られました。
 
【大技を成功させる確率もだんだん高くなってきました】
 
 それから、1時間目は神楽と団技(トラック競技)の練習をしました。
 神楽は「かぐらの動きを確かにしよう」というめあてをもって取り組みました。体育主任の先生から、「確か」とはどういうことだろうと問いかけられました。「確か」とは確実ということです。今回の神楽では、①腕を伸ばすこと②神楽の棒を立てることにこだわって練習をしようというお話がありました。また「地域の方々が大切にされている神楽です。心が変われば動きが変わります。手を肩の高さに保って練習しましょう」というお話もありました。
 
 【腕を伸ばすことにこだわるよ】
 
 その後の子どもたちの神楽の舞は、「腕を伸ばす」、「棒を立てる」ということに意識した
立派な舞でした。
 
  【腕がピンと伸びています】       【校長先生も練習に励まれました】
 
               【1年生も必死についていきます】
 
 神楽の練習が終わった後は、団技の練習です。この団技は、運動場1周を保育園の年長さんから小学校6年生が走ります。その内容は、リレー方式でハードルや平均台、タイヤ運び、二人三脚、ムカデ競走等で構成しています。年長さんはハードルと平均台、1・2年生はタイヤ運びとスキップ等、担当が決まっています。初めて行った団技の練習ですが、タイヤ運びは棒のどの部分を持ったら持ちやすいか等、子どもたちで考えていました。団技のめあては「団技(トラック競技)の仕方をおぼえよう」でした。しっかりとめあてを頭の中に入れ、行動する子どもたちの姿がありました。
    【タイヤ2本を2人で運びます。持ってみると大人でも重たいです。】
 
             【二人三脚、息をあわせて いち・に  いち・に】
 
 最後は、5・6年生のムカデ競走なのですが掛け声が「しいたけ・しいたけ・なーば  しいたけ・しいたけ・なーば」という独特の掛け声でした。この不思議な掛け声の秘密を給食時間に尋ねると、先日行われた諸塚中学校の運動会で、野球部の部活紹介で「しいたけ!しいたけ!乾燥しいたけ!」と掛け声をかけながら行進していたそうです。それをアレンジした形が「しいたけ・しいたけ・なーば」だそうです。両団とも、転びそうになったり、足に付けているムカデ競走専用の用具が外れそうになったりしていましたが、僅差で白団の勝ちでした。
本番はどうなるか楽しみです。
 
 最後のふりかえりでは、「神楽の舞などでもチームワークを強めて白団に勝ちたい」や「神楽の練習の時に肩から腕をおろさないように気をつけてできた」等と発表していました。このふりかえりをすることで、達成感を得たり、次の時間の目標ができたりしますね。
 
 【ここまで腕を上げると素敵ですね】
 
 
 
 この運動会の練習中に地元の自動車会社の方が、大玉に空気を入れてをわざわざ学校まで運んでくださいました。ありがとうございました。子どもたちは、この大玉でも戦略を練ることでしょう。
 
     【早くころがしたいなぁ】

ハッピーバースデー

 今日、お誕生日を迎えた赤団の団長さん。そこで、ほたきゅう(保体給食委員会)の児童が、お誕生日の人だけが付けられるバッチとメダルを渡しました。
 いつも団を率いて盛り上げてくれる団長さん。お誕生日おめでとう!!
 今日は給食が少し多めに残ったので、おかわりもしてくれました。負けじと白団の団長さんもおかわりをしていました。もちろん1年生~5年生もおかわりの列に並び、あっという間におかわりのおかずは無くなりました。もりもり食べる子どもたち。たくましいです。
 たくさん食べて大きくなあれ!!
【ゴージャスなバッチ、嬉しいですよね】  【白団の団長さんから赤団の団長さんへ】

ゲストティーチャー 今回は・・・

 5・6年生の家庭科の時間、5・6年生教室から聞こえるこの音。「ガタンガタンガタン・・・ガタン・・ガタン」一体何が行われているのでしょうか。
 実は、5・6年生は今エプロンづくりをしています。そのエプロンづくりにかかせないのがミシンです。このミシンで縫う作業を9月8日(月)から始めています。しかし、思うように動いてくれないミシン。9月12日(金)には、そのミシンを上手に使いこなす手芸の達人(5年生の保護者)にゲストティーチャーとしてお越しいただきました。
【エプロンのふちをミシンで縫っていきます】
 
 ミシン3台を駆使して、次々にエプロンを縫っていく子どもたち。でも生地が分厚いところは、ミシンがうまく動きません。そんな時は「生地が厚いからゆっくり縫ってごらん」等と助言をいただきながら、順調にミシンでエプロンを縫っていきました。
 

【ミシンに糸をかける作業も勉強です】 【まっすぐに縫うため、集中します】
 
 ミシンを何度か使ううちに、ゲストティーチャーの先生がそばにいなくても、子どもたちは自分たちでミシンを動かして縫うようになってきました。
 
【布を引っ張りながら工夫して縫っていました】
 
 2時間かけて、ほとんどの子どもたちがエプロンのミシン縫いを終えることができました。自分だけのエプロンにご満悦の表情を浮かべていました。このエプロンを着けて、おうちでもたくさんお手伝いをすることでしょう。
 
 時間が余った子どもは、先日のわくわく学習応援隊発足式でお借りした、林業に関する本を熱心に読んでいました。2学期は、わくわくすることがいっぱいありますね。
 
 
  【ぼくは建築関係の本です】
 
 お忙しい中、子どもたちのためにご指導くださりありがとうございました。
 
 

Welcome to ARATANI

 7月にALTの先生と涙のお別れをした子どもたち。さびしい思いを抱えたまま過ごしていた日々も、9月11日を境にそのさびしさも吹き飛んでいってしまいました。
 今日は、新しいALTの先生が荒谷小に来てくださったのです。7月までは女性の先生でしたが、今回は男性の先生です。主に英語で会話をされるALTの先生とコミュニケーションを図るためには、身振り手振りを用いたり、子どもたちも英語を使っての会話に挑戦したりして、勉強になることばかりです。
 これから楽しくALTの先生と英語の勉強をしたり、遊んだりしましょうね。
 
 【4時間目は5・6年生の授業でした】    【もちろん給食も一緒に食べましたよ】

9月11日の宮大生の読み聞かせ

 9月11日木曜日の朝の時間、宮崎大学の大学生のみなさんが荒谷小の子どもたちのために読み聞かせをしてくださいました。
 たくさんの本を準備してくださっていて、時間が許す限り読み聞かせをしてくださいました。子どもたちは、これまでも保護者の方等に絵本の読み聞かせをしていただいていますが、初めての体験をしたそうです。それは、2人で1冊の本を読むというスタイルの読み聞かせです。「わにさんどきっ はいしゃんどきっ」という絵本では、一人がわにさん役、一人が歯医者さん役になりそれぞれのセリフを言います。わにさんも歯医者さんも同じような言葉を言うのですが、歯医者さんに行かなければならないワニさん、患者さんが来てドキドキする歯医者さん、立場の違いから同じ言葉をいっても、言葉の裏に隠されている気持ちが全く違って、とても面白い本でした。
 
        【時折、笑い声も聞こえる楽しい読み聞かせでした】 
 
 また、2冊の本を2人で読むという読み聞かせもありました。それは、「ぼくのおべんとう」、「わたしのおべんとう」という絵本の読み聞かせです。これは、絵本が連動していて、「わたしのおべんとう」の中にあるからあげを交換しようと言うと、不思議と「ぼくのおべんとう」の中にからあげが移動したり、「ぼくのおべんとう」のミートボールが「わたしのおべんとう」に移動したりする、まるで絵本が生きているような動きのある楽しい絵本でした。「ブロッコリーがきらいなんだよ」という絵本のセリフには、「ぼくのお父さんと一緒だ!」と思わず声を発している子どももいました。
 
【どちらのお弁当もと~ってもおいしそう】
 
 最後には、「プアー」という本を読んでくださいました。これは、「プアー」っと言うと犬の耳や鼻が膨らんだり、足が伸びたりします。「プアー」っという言葉だけで、場面が変化する面白さに最後まで釘付けの子どもたちでした。
 
 今回の読み聞かせのために、県立図書館や宮崎大学の図書館でたくさんの本を借りてきてくださった大学生のみなさん、本当にありがとうございました。今回子どもたちは、様々な本との出会えて更に本の面白さを感じたと思います。また、みなさんと出会える日を、子どもも職員も楽しみに待っています。本当にありがとうございました。
 
【みんなで思い出の写真をパチリ】

運動会予行練習

 今日は朝の時間から3時間目までを使って、運動会の予行練習を行いました。もちろん保育所生も一緒です。
 まずは、入場行進です。腕を伸ばして、足を上げ、大きな声を出して「全力」で行進をします。
 
         【練習の成果もあり、堂々の入場行進でした】
 
 次に開会式です。校長先生のお話の中で、運動会をする理由を「運動会や運動会の練習は心と身体を強くするためのものです。赤団、白団と分かれていますが、これは自分との闘いなのです。自分に挑戦する気持ちを忘れないでください」とお話されました。連日の暑い中での練習、昼休みの応援練習、これは誰のためでもない、自分のためですね。現状に満足をせずに、常に挑戦する心をもち続けて欲しいと思います。
 
 【目的が明確になりましたね】
 
 開会式の練習の間、顔を上げ、登壇する人にしっかりとおへそを向けて話を聞いていた子どもたち。早速、自分への挑戦が始まっていました。
 
 
 【ラジオ体操にも熱を込めます】
 
 その後、応援の練習をしました。全校児童14名の荒谷小は、応援は全員で前に出て行います。1年生も大きな身振り手振りで団を盛り上げています。月曜日・水曜日・金曜日の昼休みは応援の練習をしていますので、チームワークもバッチリです。
 
            【どちらの団も楽しそうに応援をしていました】
 
 それから、徒走や表現等の練習もしました。保育所生がダンスを踊っている時は、待機している小学生の子どもたちが、一緒にダンスを踊っていました。
 
【1・2年生男子、よく踊りを知っています】
 
 その後、一輪車や大玉ころがし、綱引きも行いました。
 一輪車は、2学期に入ってからめきめきと頭角を現してきた子どもたちがいて、本番が楽しみです。
 大玉ころがしは、大玉があると仮定して行いました。以前、どのように転がしたらよいかを学習しているので、子どもたちの動きは本当に大玉があるようなものになっていました。
  綱引きは、実際に行いました。両者譲らない戦いで、いい勝負をしていました。コツは「上を見ること」だそうです。
【一輪車は始めの部分だけ行いました】 【この動き、大玉が見えるきがします。】
 
              【白団も赤団もがんばれ~!!】
 
 予行練習が始まった直後は、空には雲がかかって涼しいくらいでしたが、だんだんと青空が見え始め、暑い中の予行練習になりました。しかし、子どもたちは適宜水分補給を行い、誰一人欠けることなく予行練習をやり終えました。
 今日を合わせると運動会まであと10日です。残りの10日間で、子どもたちの心と身体はもっともっと鍛えられ、たくましくなることでしょう。今日はよくがんばりました。
 
【バトンパスの練習もしました。スムーズにできるようになるまであと少し】

わくわく学習応援隊発足式

 昨日、17時から荒谷小体育館で「わくわく学習応援隊発足式」が行われました。
 本校は、総合的な学習の時間(わくわく学習)のテーマを諸塚村の基幹産業である林業に焦点を当て、「ウッジョブ諸塚」として、再発見、貢献・発信などを学習内容として学習しています。この林業を中心とした「わくわく学習」をダイナミックに学習を展開するために、林業に深く精通されている方々に子どもたちの学習の支援者になっていただきたく、このような発足式を開催しました。今回、役場の方々(本校PTAの方)や地元企業の方、宮崎県東臼杵農林振興局の方々にお越しいただき、子どもたちの学習内容やこれからの林業についての夢を聞いていただきました。
 
     【林業に精通されている5名の方々にお越しいただきました】
 
 まずは1・2年生のわくわく学習の内容の説明を1・2年生の担任の先生が行いました。1・2年生は今年度「しいたけについて」学習を進めていきます。1学期にはしいたけ博士である本校PTAの方にも授業をしていただいています。しいたけをテーマにした理由は、諸塚村の特産物であることと、しいたけのこまうち以外、子どもたちはしいたけに関わっていないという現状からだそうです。
【2学期は椎茸のお世話や収穫をします】
 
 次に3・4年生です。3・4年生は、1学期に当時の耳川広域森林組合(諸塚)の所長さんから授業をしていただいています。その授業を受けて、地域の方々の思いや工夫・知恵を学びたいと考えているようです。具体的な内容としては、体験学習で見学した林業で使われる機械をおもちゃとして製作する、植え付けの時の工夫を学ぶ(植え付けのポイントや苗木袋の工夫等)そうです。
 
【発達段階に応じて学習内容が変化します】
 
 最後に5・6年生です。5・6年生は、1学期林業について多くのことを学びました。そして、次に林業を発展させるために自分たちにできることを考え、発表しました。
 5年生は、木で作ったヘアピン・しおり・松葉杖・シーソー等を製作したいという意見がでていました。また、木の香りの消臭剤も作ってみたいというおもしろいアイディアもありました。その他には、地球温暖化についての内容を木の絵本にして保育所生に読み聞かせをしたいという意見もありました。
 
【商品開発、おもしろいアイディアです】  【木で作った絵本、見てみたいなぁ】
 
 6年生では、林業をより発展させるために木がもたらす医学的な効果をパンフレットにしたい・木材の自給率を上げていくために産直住宅のよさをパンフレットにしたい、林業のやりがいがいっぱいつまったポスターを作成したい等の意見が発表されました。
 
【産直住宅、もっとたくさんの人に知ってほしい】【木材がもたらす医学的な効果を知りたい】
 
【林業をする上でのモチベーションとなるやりがい、みんなに伝えたい】
 
 子どもたちがまとめたこれらの意見について、実際に実現可能かどうかを、わくわく学習応援隊の方々に尋ねてみることになりました。しかし、なかなか手が挙がりません。「『尋ねる力』も大切なんだよ」と校長先生が子どもたちに声をかけると、手が挙がり始めました。
 以下は質問と回答です。
 
【質問】
 ○ 絵本の表紙を木で作りたいのですが、加工してできますか?
【解答】
 ○ できます。木は生きているので、割れないように工夫する必要があります。木工の専門  
  家がいるので、その方に習って作るといいと思います。
  ○ 原本があればできます。
【質問】
 ○ 木の医学的な効果はどのようにしたら分かりますか?
【解答】
 ○ 接着剤等を使って家を作るとシックハウス症候群を起こすこともありますが、木造でしっ
  かり作ると健康にいいです。ヒノキは殺菌成分がありますし、木は音を吸収します。また、
  柱1本でビール瓶3本分の水分も吸収しますし、空気が乾燥している時には水分を放出し
  ます。
 
【質問】
 ○ シーソーは誰に協力していただけばよいでしょうか
【解答】
 ○ すぐできると思います。ただ、作成したい時期を知らせることと、前もって設計図を作成
  しておく等の準備をしてください。
 
【質問】
 ○ 林業のやりがいは何ですか?
【解答】
 ○ 人材が必要です。プロセッサー等の機械を操縦するには資格が必要です。諸塚のため
  に何ができるかということを念頭に置いて、人材を生かす、知恵を出し合い実現すること 
  が必要です。
 ○ 「木が大きくなること」が1つのやりがいです。木が大きくなったということは、それだけ二
  酸化炭素を吸収したということです。それは地球温暖化を防ぐことにつながっています。
  また、木の根っこができれば土砂崩れを防止しますし、木が育つことにより水もきれいに
  なります。このような生活の恵みを感じることでやりがいを感じます。
   2つ目は「人材が育つこと」です。森は林業に携わる方々のチームワークによって育てら
  れています。それらの方々への感謝の気持ちがあります。
 
【質問】
 ○ 商品づくりで有力な情報が得られる場所はどこですか?
【解答】
 ○ 西郷の林業科学館で木工教室が開催されています。また、買い物をしている時に、意
  識して商品を見るようにしてください。希望として、プラスチックや鉄でできているものを木 
  で作るという挑戦をしていただきたいです。
 
【質問】
 ○ 商品づくりをするためにはどこに行けばいいですか?
【解答】
 ○ みなさんで地元の企業にきてください。そこで、専門家が教えます。
 
【質問】
 ○ 木の絵本の表紙にプリントはできますか?
【解答】
 ○ できます。諸塚村役場の名札は木で作られていて、これは木にプリントしたものです。
 
 子どもたちは率直な質問を応援隊の方々にぶつけ、応援隊の方々からは心強い回答をいただきました。大切なのは、何のためにするかということです。目的を意識し、受け身ではなく自分から取り組む姿勢をもって取り組みましょう。
 
 わくわく学習応援隊の皆様、お忙しい中、本校の子どもたちのためにお越しくださりありがとうございました。今回の発足式で、子どもたちは学習の見通しがもてたと思います。職員ではアドバイスできないようなことを、分かりやすくていねいにご指導くださり、大変有意義な会となりました。ありがとうございました。
 また、本日は発足式に出席できなかったわくわく学習応援隊の方からは、これからの学習に活用できる本を、それぞれの子どもたちにご用意くださいました。そのお気持ちが大変嬉しく思いました。ありがとうございました。
 
 最後に、PTA会長さんから「世界農業遺産について」の話がありました。
 現在、西臼杵(高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町)と椎葉村と諸塚村は高千穂郷・椎葉山世界農業遺産推進協議会を結成し、伝統的な農林業と文化を未来につなぐため、世界農業遺産認定を目指す活動を行っているそうです。全国で7つの地域がこのような活動を行っているそうで、9月8日に1次審査があったそうです。そして、諸塚村は見事1次通過したとのことでした。そして、本校のわくわく学習がこの活動の後押しになりますとお話をしてくださいました。諸塚村のため、林業の発展のために取り組んでいる子どもたち。この言葉をいただいてきっと喜んでいることと思います。
 
【諸塚村の取組、子どもたちも初めて知ったのではないでしょうか】

教頭先生のなが~い「月」

 毎週水曜日の下校指導。今回は教頭先生がお話をしてくださいました。教頭先生が持ってらっしゃる「月」の字、どこか特徴があります。
     【ヒントは9月です】
 
 子どもたちは、この「月」の字を見て、「ながーい!!」と言っていました。そう、長い月を教頭先生は書かれていました。9月は別名「長月(ながつき)」です。長月と呼ばれる理由には諸説あるそうですが、秋は夜が長くなるから長月という説を子どもたちにお話されました。そして、以前から校長先生が話されている「読書」のことと結び付けられ、秋の夜長にはぜひ読書をしてくださいと指導されました。2学期中に1人40冊の本を読むことが本校の目標です。
 秋の日はつるべ落としともいわれます。暗くなる前に早めに帰宅し、読書にも取り組みましょうね。  

宮大生が荒谷小に!(研究授業~事後研編)

 5校時は1年生の国語の研究授業でした。たくさんの方々が授業を見るとあって、1年生はちょっぴり緊張気味。
 
                     【どきどきどき】
 
 今日の単元は「おもいだして書こう」です。主に、「」(かぎかっこ)の使い方を学習しました。1年生の個性あふれる授業、子どもたちだけでなく、私たちも色々な学びをさせてもらいました。
  そして、その後1・2年生教室で事後研が行われました。今回の事後研は、子どもたちが普段学ぶ時と同じような授業形式で行われました。めあては「主体性のある学びについて考えよう」です。研究主任の先生が授業のように進めるこの事後研は、とても斬新で子どもたちの気持ちが分かるような気がしました。
 個人思考といって、一人で自分で考える時間は「5分」と設定されていましたが、考えがまとまらないと焦ったり、空回りをしたりして、無情にもタイマーのピピピピという音が鳴り、まとまらないまま発表をするというようなこともありました。子どもたちは、このような中で日々戦い、訓練されているんだということを身をもって味わいました。
 しかし、今回の事後研は考えるべき内容が明確であり、焦点化されていたので、横道にそれることなく様々な意見がだされました。大学生のみなさんも、しっかりとした意見をもっており、素晴らしい方々だなぁと思いました。
 
【大学生の柔軟な発想や意見・大学の先生のご指導・ご助言、ありがとうございました】
 
 今回のこの出会いは、子どもたちにとっても私たちにとっても大変貴重なものとなりました。このご縁を大切にして、これからも荒谷小の子どもたち、そして諸塚村の子どもたちを見守っていただけると有難いです。9月10日は、荒谷小に新しい風が吹き込んだ一日となりました。ありがとうございました。
 
 
 

宮大生が荒谷小に!(午前中~昼休み編)

 昨日、宮崎大学の先生と学生の方々が荒谷小に来てくださいました。何のためにわざわざ荒谷小まできてくださったのでしょうか。
 今年度、本校は校内研修活性化モデルプログラム開発事業というものに参加させていただいています。そのため、1学期から宮崎大学の先生方がたびたびお越しくださり、本校の職員研修に関しての指導・助言をしていただいております。そして、今回は7名の大学生まで連れてきてくださいました。
 まず、4時間目に3・4年生の国語の授業(複式指導)を参観されました。1つの教室に2学年が同時に学習をするという単独のクラスとは違う授業の形態ですので、新たな発見や難しさ等を感じられたかもしれません。
 
【授業が始まってすぐ、先生が3年生についている時は4年生は音読をしていました】
 
 その後、ランチルームでの給食です。配膳された給食を給食当番以外の子どもたちが運ぶのですが、その際、大学の先生と大学生の給食が分かるように目印を用意しました。それがこれです。
     【これは一体なあに?】
 
 ある職員は「バッタですか?」と言い、またある職員は「クロワッサンですか?」と言っていました。子どもたちに「これなんでしょう?」と尋ねてみると、「かいこ」、「バナナ」などと答えていました。正解は・・・「三日月」です。クロワッサンは三日月型のパンですので、おしかったです。9月8日が十五夜、9月9日が満月でしたので、月をテーマにして折り紙を折りましたが、分かりづらかったようです。
 
 今日の給食は、牛乳、むぎごはん、なつやさいカレー、キャベツのサラダでした。子どもの中には、「宮崎大学に行っている人ってすごいんですか?」と素朴な質問をしている子もいました。「どこの大学でもみんな一生懸命勉強しているよ」と大学生の方が優しく答えてくださり、子どもは納得していました。また、「私の作文が宮日新聞にのりました」と嬉しそうに話す子には、「じゃあ、校内に掲示している作文で、○○さんの作文を見つけてみるね」とおっしゃってくださっていました。そして、給食を時間内に食べられなさそうな子どもには、「もう少しだよ~、がんばれ~」と声をかけてくださり、たくさん子どもたちとコミュニケーションをとってくださっていました。
 
   【まるで兄妹・姉妹のようですね】    【色々なお話をしてくださいました】
 
          【子どもの話をじっくり聞いてくださいました】
 
【この笑顔で子どもたちももっと明るくなります】【子どもに寄り添ってくださいました】
 
               【ユーモアたっぷりでしたね】
 
【いつもより8名多い給食の時間、活気に溢れていました】
 
 そして、給食後は子どもたちが楽しみにしている昼休みです。この日は、大学の先生と大学生とサッカーをすることになりました。「大人の方々は、容赦ないかもしれませんががんばりましょう!!」と6年生が子どもたちに発破を掛けていました。
 
 外は秋晴れ。サッカー日和でした。運動場には即席のカラーコーンゴールが作られ、いよいよキックオフです。大学生の方々も運動着に着替えて、やる気満々でした。
 
【大学の先生が一番運動量があったのではないかというくらい真剣にしてくださいました】
 
 このサッカー対決、先取点を決めたのは何と子どもたちチームでした。コロコロコロと隙間を縫ってボールがゴールに入っていきました。その後は終始、大学生チームが有利な状況が続きました。そして、大学生の見事な弾丸シュートがきまりました。1対1となり、引き分けで終了となるかと思いきや、終了間際にまさかの子どもたちチームのゴール!!この対決、子どもたちチームの勝利でした。最後まで諦めず、攻めの姿勢を貫いた結果がでたのかもしれませんね。
 
 【結果は2対1で子どもたちチーム勝利】
 
 
 
 
 
 

残暑厳しい奉仕作業

 今週は晴れ間が続き、今日も秋晴れでした。日差しが強く、気温も上がる中、PTA奉仕作業が行われました。
 14時頃にはPTA会長さんが来校され、早速奉仕作業の準備をしてくださいました。15時から始まった奉仕作業は、主に草刈りが中心でした。9月21日(日)の運動会に向けて、運動場だけでなく、校舎の裏などの草を刈ってくださったおかげで、学校はとってもきれいになりました。
 お忙しい中、荒谷小のために時間を作ってくださり、参加してくださったPTAの方々・地域の方々、ありがとうございました。
 
 【草刈り機の音が学校中に響きました】      【手際よく草刈り機を使います】
 

運動会の全体練習

 今日の1時間目、運動会の練習が行われました。この時間は保育所生も一緒です。
 今日の内容は開会式の練習です。開会式の行進の時のめあては「揃える」です。何を揃えるかというと・・・
 ○ 声を揃える
 ○ 動きを揃える
 ○ 元気を揃える(声を大きく出す)
 
 入場行進の時には、「1、2!!」と声を出します。その声を大きく出すことが大切です。そして、腕を大きく振り、太ももの付け根から足を上げるという指導がありました。
 
  【行進の時にも立腰が大切です】      【団長さんはみんなのお手本です】
 
 そして開会式の練習では、礼のタイミングや礼の仕方、優勝旗等の返還の練習・児童代表あいさつの練習をしました。
    【しっかりと体を向けます】     【1年生もこの大舞台で元気にあいさつをします】
 
 その後、運動会の歌の練習をしました。運動会の練習は2部合唱となっており、赤団・白団で歌う箇所や歌詞が異なります。とっても元気に歌えました。
 
              【各団、この日一番声が出ていましたよ】
 
 今日は、初めての全体練習でしたが、保育所生も小学生もみんな一生懸命取り組んでいました。体育主任の先生から「君たち一人ひとりが荒谷小なのです」と話がありました。荒谷小を背負ってたつ子どもたち。その行動・振る舞いに全力を注いで、運動会を成功させましょうね。
 今日の練習のキーワードは「全力」でした。
 
 
 
 

今日は十五夜

 9月8日、今日は十五夜です。そこで、給食時間中に十五夜に関する内容を指導するため、ランチルームにプロジェクターやパソコンを用意していました。すると、4時間目が終わってランチルームに入ってきた子どもたちは、その機器を見て「今日は十五夜やからや」と言って、指導の内容を察知していました。季節の行事をよく知っているなぁと感心しました。
 
 指導の内容は3つです。①中秋の名月と言われる理由②おそなえものについて③お月見をする理由です。3つともクイズ形式(3択)で行いました。おそなえは月見だんごの他に、秋に収穫したもの(さといもなど)もおそなえするそうです。そのため、十五夜の月は芋名月ともいうそうです。
 今夜、夜空に出てくるお月さま、お天気もいいですし、きっときれいでしょうね。
 
【月を仰いで、収穫を感謝しながらお月見をしましょうね】

沖縄の味を荒谷小風に

 今日の給食にゴーヤーチャンプルーが出ました。給食を食べる前は、「ゴーヤー食べられるかわかりません」、「苦いですか?」、「家でもほとんど食べません」等と口々に不安な言葉を口にしていました。
 実際、給食のゴーヤーチャンプルーを食べると「おや?甘い」と不意を突かれた様子。苦みは全くなくすき焼きのような甘さのあるゴーヤーチャンプルーでした。子どもたちも「全然ゴーヤーの味はしませんでした」と言っており、早々と食べてしまっていました。諸塚の栄養士さんのレシピ、それに調理員さんの腕により、子どもたちが苦手なゴーヤー料理が、とびっきりのおいしいいゴーヤー料理になっていました。ありがとうございました。
 
【小さいおかずのお皿(ゴーヤーチャンプルー)はすぐに空っぽになりました】

大玉を速く転がすには

 昨日、5時間目に全校体育がありました。内容は大玉ころがしの学習です。
  【だいぶ空気が入りました】
 
 その前に少しだけダンスの練習をしました。運動会まで時間があまりないので、時間の使い方を工夫して練習ができる時間を生み出しています。
 
【千手観音:みんなの息を合わせてね】
 
 次にめあてを考えました。学習内容を知った子どもたちが、自らめあてを立てられるように体育主任の先生が 声をかけます。今日のめあては「速く転がすにはどうしたらいだろう」でした。このめあてを、腕を曲げて肘で子どもたちは空中に書きます。この時に、○(句点)は足を曲げて大きく書くよう指導がありました。めあてを書き終えた子どもたちは、少し息があがっていました。
【肘でめあてを書く様子:色々な場面で体力づくりができます。】
 
  次に「押し方」と「ターンの仕方」について各団、団長さんを中心に考えました。その際、座って話合いをする団があったり、動きながら話合いをする団があったりしました。そこで、話合いの仕方についての助言が体育主任の先生からありました。
 
 ○ 言葉だけでなく実際、身体を動かしながら話し合う。
 ○ 動きが見える位置まで自分から移動する。
 
 このような助言をもとに、子どもたちは話合いを進めました。
  【大玉と身体との距離や、ターンでのスピード等の話合いをしていました】
 その後、全体で集まり「速く転がす」ための方法を発表しました。
 
 「押し方」
 ○ 速すぎず遅すぎず
 ○ 追いつける程度
 「ターン」
 ○ 少しスピードを落とす(コーンの周りをターンする時に前に行きすぎてしまわないように)
 ○ 大玉の外側にいる人は回り込み、大玉の内側(コーン側)にいる人は大玉を押さえる。 
  (速くターンができるように)
 ○ コーンを回る時には小さく回る
 
 このような意見が発表されました。そこで、体育主任の先生から発表の仕方についても指導がありました。「意見を発表する時には、必ず根拠(理由)を付けて発表する」ということです。そうすれば、その意見がより説得力のあるものとなります。今回は理由を付けて発表した人が何名かいました。この発表の技術は、これからの学習にも生かしていけそうですね。
 まとめとして、「押し方」は身体から離れない程度、「ターン」はスピードを落とし、大玉の内側の人と外側の人で役割分担するということを確認しました。
 その後、今のまとめの内容を使って、実際に大玉ころがしをしてみました。「頑張れ―!!」、「いいよ-!」等と仲間を応援する声が自然と出て、本番さながらの大玉ころがしになりました。結果は46秒で赤団の勝ちでした。(白団は57秒)
 
 少しでも速く転がせるように各団作戦を練ってくることと思います。本番の子どもたちの大玉を転がす細かい動きにもぜひご注目ください。

全校体育とかぐらの稽古(地域の方から学びました)

 今日は、朝の時間から子どもたちは運動場に出て、一輪車の特訓をしていました。21日(日)に迫った運動会、今まで練習してきた成果を披露する最高の舞台で最高のパフォーマンスができるよう、一生懸命練習をしています。
 
【1年生には高学年が補助をしてくれました】
 
 1時間目はまず、運動場で体育をしました。今日は、短期集中で練習をしているダンスの練習です。今までは体育館での練習でしたが、運動場で踊る位置を確認しながら、また隊形の変化も確認しながら練習をしました。
 
【運動量の多いこのダンス、力を振り絞ります】
 
 その後、体育館に移動して大玉ころがしの練習をしました。大玉は今年購入して、ピカピカの新品です。今回は大玉ころがしのコツを体育主任の先生に教えてもらい、大玉を使わず、転がす動きを確認しながら練習しました。
 
【2人1組で大玉を転がします】
 
 2時間目は地域の方が学校にお越しくださり、かぐらの指導をしてくださいました。地域の方が「こうして、こっちから回るとよ」と子どもに指導してくださると、子どもたちは「あ~!!」と納得したようで、かぐらの練習がスムーズに進みました。
 
          【地域の伝統芸能、子どもたちが継承していきます】
 
【一言一言しっかり頭に入れましょうね】
 
 最後に、子どもたちはふりかえりをしました。そこで3つのキーワードがでてきました。
 
1 腕を伸ばす
2 交差する時の動きを確認する
3 模範のグループを参考に練習をする
 
 これらをしっかりと意識しながら、これからもの練習をしていきましょう。
 地域の方からは最後にお言葉をいただきました。「大切なことは動きを合わせること。先路(せんじ)の人は下級生の動きをしっかりと見て合わせてください。あとはかわいいからいいでしょう!!」と嬉しいお言葉をいただきました。その後、体育主任の先生が「今のお話の中でのキーワードは?」と子どもたちに尋ねると、「かわいい・・・」と口を揃えて答えていました。確かに荒谷小の子どもたちはみんなかわいいです。ただ、先ほどのお話のキーワードは「動きを合わせる」です。それをきちんと確認してかぐらの稽古は終わりました。
  
【暑い中、熱心にご指導くださいました】  【代表の児童がまとめのあいさつをしました】
 
 荒谷には戸下神楽と南川神楽の2つがあります。子どもたちは小さいころから神楽に触れて育ってきています。この貴重な伝統芸能を受け継いで、後世にも伝えていけるようしっかりと学んでいきましょう。また、神楽を舞う意味なども考えながら舞えるといいのかなとも思いました。
 
 本日はお忙しい中、子どもたちのために貴重な時間を作ってくださりありがとうございました。きっと子どもたちも、新鮮な気持ちで神楽に取り組めたことと思います。運動会では、子どもたちの堂々とした舞をみていただけると嬉しいです。
 
 大玉は今、一生懸命空気を入れています。早く転がしてみたいね。
 
【2時間かけてようやく赤い方の玉に空気が入りました。次は白い玉です】

諸塚ウッジョブ 2学期の始動!

 今日の5時間目は、わくわく学習(諸塚ウッジョブ)が行われました。1学期は諸塚村内の企業の方々に講演をしていただいたり、体験学習を受け入れていただいたりして、林業について学びました。
 今日はその学習をもとに、林業に関して自分がやってみたいことをそれぞれ出し合い、その目標達成のための計画づくりをしました。今回から、校長先生や教頭先生、養護教諭の先生がわくわく学習のサポーターとして授業に参加しました。これから子どもたちが目標を達成するための過程を一緒に歩むため、これらの先生方は一緒に悩んだり知恵を出し合ったりしていきます。
 
【「わくわく学習」なのだから、わくわくするような時間にしたいですねと話がありました】
 
 5・6年生7名は「商品開発部:担当校長先生」、「設計部:担当教頭先生」、「ポスター部:5・6年生担任」、「絵本部:養護教諭」に分かれて、計画を立てました。どの企画も面白そうなものばかりで、先生方は胸がわくわくでしたよ。
 最後の振り返りの時間には、それぞれの計画を発表しました。子どもたちの考えの中には、大人では思いつかないような木材の使い道が色々とあり、発想の豊かさに感心しました。来週には、これらの計画をもっと具体化していく予定です。9月10日の発表に向けて職員も子どもたちも正念場を迎えます。
 
           【斬新なアイディアがたくさんでてきました】
 
【最後はしっかりとお礼のあいさつをしました】
 
 林業という素晴らしい教育資源がある諸塚村、子どもたちのアイディアでもっともっと林業をアピールできるといいなと思います。

ハッピーハッピーハッピーバースデー

 今日は、1・2年生の担任の先生の誕生日でした。そして、8月にお誕生日を迎えた子どもたちも一緒に牛乳かんぱいをしました。
 
【1・2年生担任の先生の周りには笑顔がたくさん生まれます】
 
    【8月生まれのお友達。待ちに待った牛乳かんぱいでした。】
 
 やっぱりみんなでお祝いをするお誕生日は格別でした。

いつどこで遭うか分からない地震

 1923(大正2)年午前11時58分、関東大震災が起こりました。この地震はマグニチュード7.9と推定される巨大地震であり、死者10万5385名、全潰全焼流出家屋29万3387に上ったそうです。
 それから91年、今でも日本各地で地震が頻発しています。つい先日も日向灘を震源とする地震が起きたばかりです。防災の日の今日、本校でも地震の避難訓練を実施しました。地震を知らせる放送が鳴ると、子どもたちは机の下に身体を隠していたようでした。そして、地震の揺れがおさまったことを知らせる放送が聞こえると、頭を守りながら運動場に避難をしました。
【隣の保育所生も一緒に避難しました】
 
 その後、校長先生からのお話がありました。まず広い場所に出て、逃げる時は歩かずに小走りで避難するよう指導がありました。次に地震が起きた時の身を守る方法を教えてくださいました。子どもたちは、地震が起きた時に机の下に隠れましたが、その隠れ方のポイントです。
 
 ○ 机の脚の対角線を手で支える。
 ○ 机の脚を支える時は上の方をもつ。
 ○ 顔は上を向けておく。(状況を確認する)
 
 これらのポイントを踏まえて、机の下に身を隠すと「おさるさんのポーズ」のようになるそうです。子どもたちには「おさるさんのポーズ」として学習しました。
 
【命を守る学習です。真剣に聞きましょう。】 【これが「おさるさんのポーズ」です】
 
 次に、広い所で地震に遭った時の身の守り方です。これは手を頭で隠して「だんごむしのポーズ」というそうです。
【この時、お尻は地面に付けません。すぐに動けるようにです。】
 
 最後に、火事が起きた時の「煙に巻かれないポーズ」です。地震の時には、時に火事も起こることもあります。煙を吸わないように、腕で鼻と口を覆います。
 
【ハンカチが手元になくてもこうすれば、煙を吸わずにすみます。】
 
 また、登下校の最中には危険箇所を確認しながら歩くようにお話がありました。道路に石が落ちている所は、地震が起きた時等には土砂崩れが起こる恐れがある場所であり、広い道や広い場所は安全であるということを指導していただきました。日頃から常に危機意識をもって、身を守ることを意識しながら行動することが大切です。そして、この避難訓練をいかに真剣にするかということも大切ですとのお話がありました。
 
 それから教室に戻り、地震に関するビデオを見ました。その後、生徒指導主事の先生から「地震が地震で終わらないことがあります。海が揺れれば津波になるし、ストーブ等が倒れて火事になることもあります。」とのお話がありました。この2次災害で命を落とすということも意識しておかなければなりません。日頃からの備え・危機管理を十分にしておかなければならないし、常に子どもに言い聞かせておかないといけないなと感じた避難訓練でした。
 
【阪神大震災や新潟中越沖地震・東日本大震災の地震の様子がビデオで流れました】
 
 その後、先日生徒指導主事の先生からの宿題「お家で地震に遭ったらどうするか?をお家の人と話し合ってみよう」の発表をしました。発表の内容は以下のようなものでした。
 
 ○ 1階ではなく2階に避難する。
 ○ 布団と枕を使って頭を保護する。
 ○ 「お母さんが守ってあげる」と言われた。
 
 土砂崩れや津波等の時は「垂直避難」と言って、遠い所よりも高い所に避難することが原則だそうです。反対に「水平避難」は火事の避難方法で、より遠くへ逃げることが重要になるそうです。いつどこで起きるか分からない自然災害、その場に居合わせた時に最善の行動が取れるよう、私たちも学び続け、子どもたちに継続して指導していきたいと思います。
 
【積極的に発表をしてくれた2年生】 【垂直避難を分かりやすく教えてくださいました】