学校の様子

2015年10月の記事一覧

久しぶりのお誕生日給食

 今日は、3ヶ月ぶりのお誕生日給食でした。8月生まれの2名の子どもと、本日誕生日を迎えた子どもを合わせて合計3名のお誕生日給食です。久しぶりの牛乳かんぱいに、誕生日を迎えた子どもたちはとっても嬉しそうでした。子どもでも大人でも、誕生日を祝ってもらえるというのは嬉しいものです。これからも、先輩方を見習って元気にすくすくと成長していって欲しいと思います。
 お誕生日おめでとう!


【1年前より、ぐ~んとお兄ちゃん、お姉ちゃんになりました】

ウッジョブで所長さんに質問

 今日の1校時、3・4年生はウッジョブの学習をしました。本日は、3・4年生のために耳川広域森林組合諸塚支所の所長さんがわざわざお越しくださいました。そして子どもたちに、「今、みなさんが勉強していることは、これからの模範となるものだと思います。必ず残るものですので、まずはやってみましょう。やってみないと分からないことはたくさんあります」とエールの言葉をいただきました。

【うれしいお言葉でした】

 早速、授業のスタートです。この時間のめあては「所長のお話をしっかり聞いて次の活動につなげよう」です。子どもたちは自分たちの計画を発表したり、所長さんに質問をしたりしました。

 まずは、安全のためのヘルメットを考えている4年生の発表です。「安全くん」と名付けられたこのヘルメット、「切りすぎ予報」や「天気予報」、「時刻予報」がヘルメットに付けられているタッチパネルで知らせてくれます。また、地元の林業会社の社長さんから、ヘルメットに笛を入れてみてはどうかとアドバイスももらったそうです。これは伐採の合図の時に使用するもののようです。
 この「安全くん」について、所長さんは「林業はとても危険な仕事です。崖の所だったり、傾斜が違ったりして、絶えず違う場所での仕事になります。ありとあらゆるところでその環境に適応しながら仕事をしなければなりません」と林業と安全は切っても切り離せないものだということを教えてくださいました。4年生が考えた3つの「予報」の中全てにアドバイスをいただきましたが、特に「天気予報」について多くのアドバイスをいただきました。「天気予報」に熱中症の要素も取り入れたらもっとよいものになるとのことです。夏場の暑さによる熱中症対策は、林業の世界でも重要なこととされているそうです。そこで、体温計や身体の水分量が分かるようなものがあるといいのではとご指導くださいました。また、ヘルメットには①安全を守るもの(強固なもの)②かぶりやすいもの(かぶっていて負担にならないもの)が求められるとのお話もしてくださいました。

      【ぼくの「安全くん」どうですか?】

 次に、スギで枕を作る3年生です。試作品を作ったようで、スギを板状のチップにしたものと、のこくずにしたもの2種類を作ったそうです。スギの香りを生かしたいため、ネット状のものに入れていました。板状にしたものは、実際に寝てみると硬くて頭が痛かったそうです。また、のこくずにしたものは、くずが落ちてしまうという欠点があるとのことです。そこで、枕にするにはチップとのこくずのどちらがよいかを質問しました。すると「まず、試作品を作ってみて問題がでてきたことがいいことです。」と、子どものやる気・行動力を誉めてくださいました。そして、「スギやヒノキには吸水性があり、枕の材料にはいいと思います。燃料ボイラー用のチップ(丸いチップ)というものもあります」と、アドバイスをくださいました。


     【左がのこくず、右が板状のチップです】

 最後に、林業に関するカルタを作成している3年生です。この児童は林業のやりがいについて学習をしています。5・7・5で林業に関する言葉を考えているのですが、50音全ては考えることが難しく、現在難航しているようです。そこで、森林組合の皆様のお力もお借りしてカルタを作りたいとのことでした。また、カルタは木で作りたいようです。しかし、木で作ると乾燥した時に裂けてしまいます。木の香りも残したいという思いもあり、どのようにしたらよいかを所長さんに訪ねました。すると「名刺用の薄い木を使うといいかもしれません。これは紙に薄い木を貼り付けるので、裂けることはありません。」とのアドバイスをくださいました。また、丸いカルタを考えているという意見にも「年輪を生かすといいかもしれないね」とも教えてくださいました。


【カルタのお手伝い、どうぞよろしくお願いいたします】

 子どもたちや職員が考えても出てこなかったアイディアをプロの方に伝授していただき、子どもたち、そして3・4年生の担任の先生の目はキラキラ輝いていました。また、子どもたちが行っている活動や計画を認めてくださり、応援してくださるお言葉に子どもたちの意欲はかき立てられたのではないでしょうか。ふり返りでも、「夏に熱中症が多いように、冬はかぜが多いから、ホッカイロをいれようかなとも思いました」といただいたアドバイスから、自分なりの考えを深めている児童がいたり、「自分が考えていた生地が本当にあったんだなと思いました」と、自分の考えに自信をもったりしている様子がうかがえました。

 本日は、子どもたちと一緒に悩んでくださり、そこから色々なアイディアを出してくださいました。私たちだけでは分からないことを具体的に教えてくださり、子どもたちにとっても職員にとっても林業の学びの楽しさを感じることができる時間でした。お忙しい中、お越しくださり本当にありがとうございました。これからも、一所懸命ウッジョブに取り組む子どもたちを応援してくださいますようお願い申し上げます。本日はありがとうございました。

荒谷の味覚

 今日の4時間目、家庭科室で3・4年生が何かをしていました。家庭科室の前を通ると「誰か来た!」と言って、何をしているか見られたくない様子です。給食の時間「家庭科室で何をしてたの?」と聞きたい気持ちを抑え、午後職員室にいると3・4年生がおにぎりを持ってやってきました。「登下校中に拾った栗で栗ごはんを作りました!」と嬉しそうに話していました。3・4年生で20個以上の栗を拾ったそうです。きれいな黄色い栗がところどころに見えるおにぎり、全校児童分あるようです。
 秋の味覚、荒谷の味覚をいただきますね。ありがとうございました。


【栗ごはん いただきまーす】

宮崎大学の先生と大学生が荒谷小に!

 昨日、1年生の国語の研究授業が行われました。その研究授業やその後の研修に参加してくださるため、宮崎大学の先生と大学生3名が荒谷小にお越しくださいました。
 4時間目は、3・4年生の複式指導を参観されました。大学生の方々は複式指導を初めて参観するとのことでした。人数の多い学校とは違う雰囲気や指導法を見ていただいたと思います。


【大学生のみなさんも熱心に参観されていました】

 給食は子どもたちと一緒に食べてくださいました。「大学の先生って教科で違うんですか?」との質問に「例えば国語だったら、国語の先生だけでも4人くらいはいらっしゃるよ」と話してくださったり、子ども同士で「どこの大学に行きたい?」と話したりしていました。大学というまだ見ぬ世界に憧れを抱いているようでした。

 そして5校時、研究授業が始まりました。「サラダでげんき」という物語文の学習でした。めあては「ありが でてきたときのようすを よみとろう」でした。一つ一つの言葉にこだわり、言葉の意味を確認しながら、場面の様子を読み取っていました。例えば、「こそこそ」という言葉の意味を捉える時には、一度ろうかに出て「こそこそ」教室に入ってくるよう指示がありました。2名の1年生はにっこりトーク(話合い活動)をしながら、実際にそろりそろりと歩いて「こそこそ」を表現するために、何度も何度も静かに歩いていました。その他にも「ずらり」や「ちょっぴり」の意味を押さえ、どのような読み方をすればよいかを考えました。2人の息の合ったにっこりトークに思わず顔がほころびました。


【はじめは緊張していた1年生】  【「こそこそ」ってどんな歩き方?】


【砂糖を使ってちょっぴりを表現】 【言葉の意味を理解した後の音読は工夫がいっぱい!】
 
 1学期の国語の授業の時と比べると、大きく成長していた1年生。その姿から、私たちが学ぶことがたくさんありました。1年生よくがんばりましたね。ありがとうございました。


【大学の先生の貴重なご意見をいただき、また大学生の積極的な発言も勉強になりました】

今日は学校評議員さんも参観日

 今日は参観日でした。3校時に参観授業、4校時に懇談が行われました。いつもと違うのは、今日は学校評議員さんがお越しくださっていることです。3時間目の参観授業には、保護者の皆様と一緒に各クラスの授業の様子を見ていただきました。


【10時前からお越しいただき、校長先生や教頭先生のお話を聞いていただきました】


       【2年生はにっこりトーク(話合い活動)をしているところです。】


               【3・4年生 いつもやるき満々です】


               【5・6年生 学び方を心得ています】

 おうちの方々が来られるだけでも緊張すると思いますが、今日はそれよりもたくさんの方々に学習している様子を見ていただきました。いつものように、熱心に学習に取り組んでいましたね。

 そして、給食の時間になりました。今日は給食を評議員の皆様と一緒に食べました。評議員さんは、「パンは週に何回あると?」、「席替えは月に何回あると?」等と子どもたちに話しかけてくださっていました。また、授業を見て「複式やと、片方の授業をしていても、もう片方がどんなことを話しているか聞いとかんといかんよね。こっちで授業をしているのに、向こうで話し合っていたことをちゃんと聞いてたからすごいなぁと思ったよ」と感想も話してくださいました。また、「子どもたちがやる気があるのが分かる!」とお褒めの言葉もいただきました。


               【色々な話ができてよかったですね】

 学校評議員さんは朝早くから、保護者の皆様も午前中、学校にお越しくださりありがとうございました。日頃から子どもたちは、勉強に運動に遊びに全力投球です。いつも生き生きとした表情で学校生活を送っています。これも、皆様のお力添えの賜物だと思っております。これからも学校評議員さんや地域の方々、保護者の皆様には色々とご協力をお願いするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。