学校の様子

2015年10月の記事一覧

ウッジョブ諸塚 中間報告会

 今日の1~2校時、5・6年生はウッジョブ諸塚(わくわく学習)を行いました。今日は、これまで考えてきた企画をプレゼンする時間です。めあては「計画(企画)をプレゼンを通して再構築しよう」です。自分の企画のアピールをして、それを聞いている子どもたちや先生方から質問や意見をもらいます。担任の先生は「自分がウッジョブの会社の社員として企画をプレゼンしてください」とお話がありました。

 子どもたちの多くが林業に携わる方々の人材確保というテーマですが、その切り口は様々です。ツアーを企画したり、パンフレットを作成したり、手軽に見られるものを考えていたり、CMを発信したりするという内容です。また、木のよさを発信する、木材がつなぐ人と人とのつながりを提案するという企画もありました。どれも子どもたちの思いの詰まったものばかりです。プレゼンをした後は、たくさんの質問もでました。具体的に考えなければならないところや、計画を練り直さなければならないところなど、発表者と対話をしながら一つ一つの計画を考えていくことで、次にするべきことが見えてきました。
 また、子どもたちは単に質問をするだけでなく、質問に答えた発表者の発表について自分なりに「つまり~ですね?」と聞き直していました。そして、発表者が考えている内容に対して、自分たちの経験から「○○のような方法はどうですか?」、「今日○○をしたので、方法は分かります」等、建設的な意見を述べていました。とても質の高い話合いでした。


     【場数をこなしている子どもたちは発表も堂々たるものでした】


【担当の先生方からも助言をいただきました】

 計画を綿密に作り方向性を示すことが、問題解決学習をする際の拠りどころになると思います。今は産みの苦しみがあるかもしれませんが、考え抜いて自分たちにできる林業への貢献・発信を見つけて欲しいと思います。

10月の全校朝会

 今日の朝の時間は10月の全校朝会が行われました。今日の校長先生のお話は「自然について考えよう」でした。秋になり、彼岸花が咲いたり、山々が少しずつ紅葉してきたりしています。これまでに撮った自然の写真を見せてくださり、四季のうつろいを感じました。
 また、宮沢賢治の「序」を読んで聞かせてくださいました。童話作家である宮沢賢治は自然や風景を心で感じ、それを物語の中で表しています。その一つである「いちょうの実」を読んでくださいました。そして、子どもたちにも手や肌、目、におい、息などで感じて想像して欲しいとお話がありました。学校にもいちょうがあります。いちょうの実やいちょうの木、物語と実際のいちょうが重なって、普段は何気なく見る学校のいちょうも違って見えきそうです。


          【秋は自然の変化を目にしやすい季節です】

 その後、生徒指導主事の先生から10月の目標についてお話がありました。10月は「物を大切にしよう」という目標です。特に記名と用具の後始末に重点をおきます。用具の後始末では6年生がぞうきんのかけ方について教えてくれました。ぞうきんの角を合わせてかける方法と、角を合わせずにかける方法のどちらがよいかを尋ねました。もちろん子どもたちは、ぞうきんの角を合わせてかける方法がいいと理解しています。
 角をそろえてかけると見た目もいいし、かけたところから落ちにくくなります。生徒指導主事の先生からは、「見た目の中には心が入ります。心は形です」とお話がありました。心を整えば、一つ一つの行動もていねいになると思います。運動会が終わって、静かな日常が戻って来ています。物を大切にする心をもって、1日1日をていねいに過ごしましょうね。


     【ぞうきんのかけ方一つをとっても、その人の心が表れますね】

感動再び

 今日はALTの先生がお越しくださいました。先日の運動会にもお越しくださったALTの先生に、その話をするとALTの先生がUSBメモリーを取り出されました。「運動会の時の一輪車のビデオです」と教えてくださり、給食時間に子どもたちに見せてくださるとのことでした。
 早速、ランチルームでスクリーンの準備をしていると、子どもたちがやって来ました。「今日は何ですか?」と楽しみな様子です。

 「いただきます」をした後に、ALTの先生がビデオについて説明をしてくださいました。子どもたちは一輪車のビデオを見られることがとっても嬉しいようで、「あ、○○くんどっかむいちょる」とか、「この時落ちそうやったよね」とか、「旗が紫色に見えるね」などと話しながらビデオを見ていました。何度みても子どもたちの演技は感動するもので、最後の見せ場「トヨタループ」の場面になるとみんなが息をのみました。ところが、肝心の「トヨタループ」はビデオに映っていませんでした。「あれ~!?」と笑う子どもたちにALTの先生が「sorry  sorry」と笑顔で返していました。


 【子どもたちの一所懸命な姿を見て、あの時の感動がよみがえりました】 

 ALTの先生が撮られた映像はドキュメンタリーのようで、とってもステキでした。このALTの先生の映像技術をいつの日か学ばせていただきたいなぁと思いました。ありがとうございました。