2017年11月の記事一覧
「宮崎県学校関係緑化優秀校(知事賞)」受賞!
11月25日(土)、宮崎県並びに県議会森林・林業活性化促進議員連盟、みやざき木づかい県民会議主催の「第12回『水と緑の森林(もり)づくり』県民ボランティアの集い」が、宮崎市のみやざき臨海公園周辺で開催されました。
その式典で、緑化優秀校(知事賞)の表彰が行われました。県内から12校の小学校が優秀校に選出され、押方小もその中の1校として表彰を受けました。
「森の学校」の押方小。学校周辺は、緑豊かな林や森に囲まれ、子どもたちも恵まれた自然環境を題材として生活科や総合的な学習などで自然について学んだり、学級園の除草や花の栽培、清掃活動など学校環境美化に取り組んだりしています。今回、その取組が評価されたようです。
授賞式では、12校を代表として押方小が表彰状を受け取ることになり、河野俊嗣宮崎県知事から直接私が受け取るという、誠に光栄な受賞となりました。
この表彰を励みに、より一層、押方地域の森林や自然環境を生かした環境教育に取り組んでいきたいと、新たな決意を固めた今回の受賞でした。
☆ これまでの押方小の先輩たち、そして、保護者や地域の方々の環境整備へのご協力など、地域の皆様のお陰もあっての授賞です。感謝いたします。
☆ 表彰状と、記念品として「壁掛け時計」、観葉植物の「アグラオネマ」もいただきました。校内で有効活用し、大切にし
ていきます。こちらもありがとうございました。
受け継がれる伝統「夜神楽」
北の地方では、雪便りも届き、一気に冬への足音が聞こえてくる季節になりました。この時期になると、いよいよ、ここ高千穂では、国の重要無形民俗文化財に指定されている「夜神楽」のシーズンに入ります。夜神楽は、秋の実りへの感謝と翌年の豊穣を祈願して、夜を徹して三十三番の神楽が氏神様に奉納されます。
押方地区でも、皮切りに先週の18日(土)、中畑神社の夜神楽が、五ヶ村西活性化センターを神楽宿として行われました。(※19日付け宮崎日日新聞の一面に掲載されました。)
その神楽で、押方小の子どもたち6名(3年生1名、5年生3名、6年生2名)が、奉仕者(ほしゃどん)となって舞いました。いつもの学校生活で見せる笑顔とは打って変わって、真剣な眼差しで堂々と舞う姿は、凜々しく、まさに「神の子」と化していました。また、20分ほどの長い時間、動きがいろいろと変わる舞を、笛や太鼓に合わせて間違えずに舞う姿には、感動を覚えました。舞が終わると観衆から大きな拍手を浴び、子どもたちの表情にも安堵感と満足感からか、ほっと笑顔が戻っていました。
高千穂の夜神楽も、近年、高齢者や人口減少の波に、ほしゃどんとなる後継者などの不足で開催が困難になってきている地区もあるようです。そのような中、この押方地区五ヶ村では、しっかりと昔からの伝統が守られ、後世へ受け継がれている様子を見ることができました。実は、今回も子どもたちの保護者もほしゃどんとして舞い、笛や太鼓を響かせておられました。先祖から子や孫へ代々伝えられている貴重な民俗文化財を目の前にし、この素晴らしい伝統芸能が、永代続くことを願うばかりでした。そして、改めて、押方小の子どもたちが、地域に育てられていることを実感した一夜でした。
☆ 「神の子」たちの真剣な舞は、とても凜々しくかっこよかったです!長い時間、いろいろと変わる舞をよく覚えているなあ、と感動しました。
☆ 将来、大人になったら、自分の子どもや地域の子どもたちにもしっかり伝統を引き継いでほしい、と願います。
自分自身に「心の『金メダル』」を!
11月も1週間経ち、今日は、「立冬」。暦の上では冬を迎えました。校庭のイチョウやモミジ、学校周辺の木々もずいぶん色付き始めています。
また、近頃は、毎朝のように学校は雲海の雲の中状態となっています。朝9時を過ぎてようやく太陽が顔を覗かせるようになります。
今朝は、11月の全校朝会でした。今回は、「校長先生の『宝物』」と題して、趣味のマラソン大会の完走証やゼッケンをもとに話をしました。
「『なぜ宝物なのか?』それは、簡単には手に入らないものだからです。」と切り出し、フルマラソンに向けての日々の練習の積み重ねや、大会でのきつくつらい思いなどについて伝えました。
そして、「完走証やゼッケンは、目に見える『宝物』ですが、目に見えない『宝物』に気付いたのです。」ということで、「途中で止めたいと思う弱虫の心と闘って、最後まであきらめない粘り強さ」をもつ自分に、目には見えない“心の『金メダル』”をあげたい。」と話しました。
明後日9日(木)から、押方小では持久走練習が始まります。そして、12月1日(金)の参観日に持久走大会を行います。「弱虫の心が現れても、途中で止まったり、歩いたりせず、きつくても最後までしっかり頑張り、みんなが“心の『金メダル』”を自分であげられるように。」あわせて、「体調の悪いとき、途中でいつもと身体の調子がおかしくなったときは、走らない!走るのをやめる!それも『自分の命は、自分で守ること』」と締めくくりました。
持久走を通して「努力すること」や「途中であきらめない粘り強さ」を「やかたの子」の心にも培いたい、そんな思いからの今回の話でした。☆ 「弱虫の心」を追い払って、自分で「心の『金メダル』」があげられるようにがんばりましょう!カゼなどひかないように、健康にも十分気を付けましょう!
☆ 郡の陸上大会や郡民スポーツ祭剣道での上位入賞者の表彰も行いました。おめでとう!「みやざきシェイクアウト」に参加しました。
今日、午前10時、宮崎県では、南海トラフ巨大地震を想定した県民一斉防災行動訓練「みやざきシェイクアウト」が実施され、本年度押方小も登録・参加しました。
緊急地震速報を見聞きした際に、速やかに身の安全を確保する行動がとれるようにするための訓練で、「DROP!(まず、低く)」、「COVER!(頭を守り)」、「HOLD ON!(動かない)」の3つを基本行動として取り組みます。
2校時の授業中でしたが、10時に緊急校内放送を入れ、訓練用音源を鳴らすと、各教室では、子どもたちが素早く自分の机の下に潜り、机の脚を握って訓練が終わるまで、そのままじっと待っていました。
9月にも、この訓練用音源を使って、昼休みに避難訓練していましたので、子どもたちも慌てることなく落ち着いてできたようです。また、昨年の熊本地震による揺れも経験している子どもたちですので、みんな真剣に取り組みました。
約2分間の訓練ですが、瞬時に避難行動をとる実践力の育成には、大変効果が期待されます。今後も「命」を大切にし、「自分の命は自分で守る」意識と実践力を身に付けた「やかたの子」を育成していきます。☆ 地震は、また、いつやってくるか分かりません。備えあれば憂いなしです。家でも家族で、防災や避難について話し合っておくとよいですね。
深まる秋を感じながら・・・。
11月を迎えました。二月めくりのカレンダーは、最後の1枚となってしまいました。月日が経つのは、本当に速いものです。昨日から朝の気温もグッと冷え込むようになり、夕方、民法テレビでは、「国見ヶ丘の雲海が見られた。明日も見られるかも・・。」というニュースが流れていました。
押方小の校歌の歌詞にある「国見ヶ丘」、そして、校章にもデザインされている「国見ヶ丘の『雲海』」。校区内にある雲海スポットだし、これを見ない手はない、と、今朝は早起きして、夜が明ける前に国見ヶ丘に行ってみました。学校から車で6~7分くらいで行ける場所です。
行ってみると、まだ暗い中、駐車場には既に3~40台の車が。展望所では、カメラを設置してみんな日の出を待っておられました。
東の山の端から空が次第にオレンジ色に変わり始めると、雲の海が見え始めました。西の阿蘇五岳を臨む方向でも、低い山が雲の上から頭を覗かせています。とても感動的で、心が洗われました。
日の出の時刻が近付くにつれ、車は7~80台くらいに増え、100名近くの人が訪れていたでしょうか。平日の早朝ですが、皆さん、昨夕のニュースを観ておられたのかもしれません。さすがに雲海の名所ですね。
以前にもお伝えしましたが、雲海が現れる朝は、学校もすっぽり雲(朝霧)に包まれ、子どもたちも雲海の中を登校してきます。なんともファンタスティックです。
「身近な自然に秋の深まりを感じながら、今月も『やかたの子』とともに、明るく元気に過ごしていきたい」と、天孫降臨、神々の故郷伝説の残る高千穂に現れた雲海に、願いを込めました。☆ まだまだ雲海の見頃は続くようです。気象情報をご確認の上、ぜひ、一度「国見ヶ丘」の美しい雲海をご覧になってください。防寒対策をお忘れなく!
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字押方561-1
電話番号
0982-72-2239
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0982-72-2477