校長トーク

校長トーク70回

   新型コロナウイルスの影響が様々なところで出てきました。コンサートが中止になったり、Jリーグの大会が延期になったり・・・。目に見えないウイルスと戦うのは、並大抵ではありません。改めて危機管理の難しさを痛感しております。
 そんな中、県立高校一般入試に向けて頑張っている子どもたちがいます。今、面接の練習をしていますが、回を重ねるごとに自分の意見をはっきりと堂々と伝えられるようになりました。そこで今日は、国連が定めた「17のゴール」について、それぞれのテーマを選んで考えを述べてもらうというむずかしいお題を出しましたが、全員見事に内容のある意見を述べてくれました。

 17のゴールとは、
     目標1【貧困】あらゆる場所のあらゆる携帯の貧困を終わらせる。
  目標2【饑餓】饑餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能 
         な農業を促進する。      
  目標3【保健】あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促
         進する。
  目標4【教育】すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習
         の機会を促進する。
  目標5【ジェンダー】ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強
            化を行う。
     目標6【水・衛生】すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確
           保する。
  目標7【エネルギー】すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エ
            ネルギーへのアクセスを確保する。
  目標8【経済成長と雇用】、目標9【インフラ、産業化、イノベーション】
  目標10【不平等】、目標11【持続可能な都市】
  目標12【持続可能な生産と消費】
  目標13【気候変動】、目標14【海洋資源】、目標15【陸上資源】
  目標16【平和】、目標17【実施手段】

 このように様々な17の課題を地球規模、世界規模で2030年までに解決しようと定めたものです。子どもたちの近い未来は、様々な事が大きく変化するとなると、今から未来について語り合うことが必要とされています。地域の良さであったり、自分の将来の夢であったり、「考える力」が求められているようです。
 それにしても、昔の高校受験には面接はなかったので、今の子どもたちは大変ですね。今はしんどいですが、きっとその時の経験が役立つ時が来ると思います。
 「頑張れ~受験生!」

校長トーク69回

 本日は、今年度最後の参観日でした。多くの保護者の方が来てくださいました。日頃の授業の様子を見ていただける貴重な機会です。学校としてもとても楽しみにしている取組です。気のせいか子どもたちも普段よりテンションが上がっていたような?
 さて、新型コロナウイルス!大変な事態が迫ってきています。一日も早く処方箋等対処方法が見つかると良いのですが・・・。本校でも、本日よりインフルエンザ同様の対応を全校的に始めております。これまでもお茶を入れた水筒持参やマスク着用、手洗い、うがいの徹底、換気や加湿器など、すでに様々な取組を行っておりましたが、マスクも手に入らない状況が続いているようでkoutyouす。引き続き消毒の徹底に加え、グループで食べる給食も前を向いて食べるようにして、様々な対応を考えております。見えないウイルスと戦うためには、できる限りの対応を試みていく所存です。
 コロナウイルスは、熱に弱いとも聞きました。医学界でも新薬の開発に尽力されていることでしょう。今、私たちにできることは、「予防」だと思います。人の多いところはできるだけ避けるとか、消毒を徹底するとか・・・。
 皆様、どうかお体に御留意されてお過ごしください。

校長トーク68回

 今朝は雪景色!今年は暖冬かと思いきや2月に入ってからの寒波でした。「子どもは風の子」と昔の人は例えますが、ほんとにそう思いました。朝、車を運転しているときに小学生の登校の様子を目にします。道路脇に残った雪を一生懸命かき集めて、学校まで持っていこうとする子ども。かき集めた雪を投げて遊びながら歩く子ども。みんなうきうきしていました。
 大人の私は自家発電が衰えてきているもので、一度雪を触ると手が冷たいまま!でも子どもたちは、そんな私にお構いなく手のひらにのせて楽しんでいました。
「子どもってなんて感受性が豊かなんだろう!」そんな様子を目にしていたら、なんか心がぽかぽかしてきました。「♪雪やこんこん、あられやこんこん~」と歌ってくれる子どもたち!きっと音楽の授業で習ったのかな?

校長トーク67回

 今日は、東京よりパナソニック教育財団の方が2名に来られました。1年生の体育の授業を見られて様々な角度からアドバイスをいただきました。本校はタブレットPCを授業で活用しており、その取組が認められて今年度より2年間の研究指定校を受けています。       子どもたちの様子をご覧になり、意欲的に取り組んでいるとお褒めの言葉をいただきました。先日はジェイミー氏から、今日はパナソニックの方から・・!やっぱり喜んでもらえたり、褒めてもらったりって気持ちが良いものですね!
「さすが、うちの子どもたち!」  
 今日は、14日。日頃の感謝を込めて、チョコにこだわらず、チョコっと「ありがとう!」って言ってみませんか?

校長トーク66回

 本日2月13日、10時5分からあるジョイFMラジオのジェイミー氏の番組で、先日の立志式での講演の様子を紹介してくださいました。子どもたちの聞き入る態度や面白いときには笑ってくれるところ、夢をもっていて未来の自分の事を考えていること・・・。
 自分のことを話す機会をいただいて、出逢えてとても良かったと話してくれました。
 こちらこそとても感謝しています。だって、目の前に本人が現れて皆大騒ぎ!ワクワク感いっぱいの子どもたちでした。ラジオでは、学校のことだけではなく、地区のことも絶賛していただきました。この出会いが、みんなにとって「夢の実現の一歩」になってくれると嬉しいですね!ジェイミー氏、本当にありがとうございました❤

校長トーク65回

 2月7日は立志式でした。この立志式は、奈良時代から伝わってきた15歳を節目とした元服(げんぶく、げんぷく)といわれてきた儀式です。ずいぶん前から、中学校では2年生に気持ちを新たに3年生を迎えるためとか、受験に臨んでもらうとか、様々な理由で行われるようになりました。当日は、一人一人が自分の目標とする言葉を発表し、来賓や保護者の前で誓いを立てる場面を設けました。第2部は、テレビやラジオで有名な宮崎に住むオーストラリア出身のジェイミー氏をお招きして「オーストラリアからやってきた宮崎人・ジェイミーから見た日本」と題して講演を行っていただきました。笑いあり、感動ありのお話であっという間に時間がたってしましました。夢の大切さや、やりたいことがあったら行動することなど、お話の内容はどれも自ら実践されてきたことで、だからこそ引き寄せられるように聞き手に入ってくるので、とても楽しい時間となりました。実際にお話しされたジェイミー氏も本校での講演会を喜んでおられました。きっとこの出会いが縁となって、今日聴いた誰かの人生に、大きな影響を与えるのだろうと感じました。

私が2年生に贈った言葉は「江戸幕末期の思想家・教育者の吉田松陰」の言葉です。

       「志定まれば気さかんなり」
  人は目標が決まれば、意気が高まりその実現に向けて全力を尽くすことができます。
     どのような壁にも立ち向かって、志を実現できるでしょう。といった意味です。

  そして、「はじめの一歩」と「あきらめない」を加えました。

 
 日本の良さに触れ、日本に絶対に行きたいと思った15才のジェイミー少年の夢は、自分の行動力で実現しました。何かの縁で宮崎に住み、結婚し、今の生活が充実した人生を築き上げている!最後に、「ここは素晴らしいところです」と言われました。とても嬉しい言葉を子どもたちにいただきました!

校長トーク64回

 寒いから「冬」なのでしょう・・・ここ数日冬らしい日が続いています。
 日本は、四季がはっきりしているので「四季折々の風物」が豊かです。温泉一つとっても春の温泉、夏の温泉、秋の温泉、冬の温泉では全く違う雰囲気になります。一度、雪景色の見える温泉に入ったことがありますが、体は温かいのに空気が冷たくて・・・空から雪が降ってきて、それはそれは素敵な風景に心も体も癒やされました。
 そんな日本に行きたくて計画されていた外国の方も多かったと思います。しかしながら、今は新型肺炎の流行で「非常事態」。こんな事もあるとあきらめざる終えません。
 まずは「命」が優先!オリンピックに向けて準備を進めている日本だけに、一刻も早く終息して欲しいものですね。

校長トーク63回

今日は節分ですね!日本には、「鬼伝説」が数多くあるようです。たとえば「桃太郎」に出てくる鬼ヶ島の鬼。「一寸法師」に出てくる打ち出の小槌を持っていた鬼。「こぶ取りじいさん」のほっぺをとっていった様々な色をした踊り好きの鬼。
 日本では、鬼は妖怪と言われており、日本古来の書物や絵画にもよく登場してきます。「強い」「悪い」「怖い」「ものすごい」「大きな」などのイメージがあるようです。その他にも、「心を鬼にする」とか「鬼の目にも涙」「鬼の居ぬ間に洗濯」など、様々なことわざにも登場しています。神仏によっては、入り口の守り神であったり、観光名所になったり・・・中には優しい鬼も存在するとか?それにしても、とても空想のものとは思えぬほどリアルな生き物です。
 そもそも、節分に豆をまく習慣は、室町時代から厄を払うために始まったとか?わかりやすく言えば、節分は、「季節を分ける日で、みんなが健康で幸せに過ごせるように願って、悪いものを追い出す日」だそうです。それで、外に向かって投げる習慣がついたのかもしれません。日本人って様々なものに例えながら、生活を豊かにしていたのでしょうね!
 そういえば、最近ヒットしているアニメに「鬼滅の刃」があります。人間と鬼の戦いとか?とても感動するアニメと聞きました。まだ、読んでいないので是非、観てみます!
 ちなみに、校長室には、「福は内~幸は家」の暖簾が飾ってあります。鬼は「創造の産物」ならば、心の持ちようで変わるものなのかもしれません。
「福は家~鬼役の人も家」みんなで厄を追い払って、年の数の豆を食べて、元気な心身で過ごしたいものです!

校長トーク62回

 久しぶりに寒い朝でした。全国的には豪雪地域もあれば、夏の陽気の地域もあるほどのかつてないほどの寒暖差です。こんな時は体調を壊しやすいと聞きました。そんなときの対策として、「耳を温める」ととても効果があると通勤時間にラジオで聴かれた方も多いのでは?どうやら、耳には様々なツボであり神経が通っているそうで、耳当てをしたり、ホットドリンクで耳を温めたりすることで体調が回復するとのことでした。早速車の中でやってみましたが、確かに理にかなっている気がしました。是非、皆様もお試しください。
  今日の昼休みは、久しぶりに男子が運動場でキャッチボールをしている光景を目にしました。そういえば、昔、父と一緒にやったなぁって懐かしさが込み上げてきました。
 おやおや、まるで「巨人の星」みたい!そういえば、2月に入るとキャンプシーズン到来ですね!心待ちにしていた方も多いのでは?

校長トーク61回

 私立高校の入試が終わりました。3年生はさすがにホッとした表情でした。初めての経験でとても緊張したことでしょう。大人になると、就職試験だったり、資格試験だったり、自動車免許試験だったりと、気づけば結構いろんな試験や検定をクリアしています。
 経験を通して「こんな時はこうする」とか考えてながら、あらかじめ準備をすることができるようになるのかもしれませんね。
 次は、2年生の立志式を控えています。自分の思いや考えを伝えるってとても難しいですが、何にせよ「はじめの一歩」は必ずあるのですから・・・。
 少しずつ前進して欲しいと願っています。