学校から

いのちの講演会

6月16日(月)に、小林市キャリア教育支援センター(佐土原先生)のご紹介で、東京から大谷貴子(おおたに たかこ)さんが講演に来てくださいました。

大谷さんは、 現在、全国骨髄バンク推進連絡協議会副会長(第2代会長)を務めており、日本の骨髄バンクを立ち上げた方です。

大阪出身の大谷さんは、ご自身が、25歳の時に慢性骨髄白血病にかかり余命宣告をされたのですが、「この病気と闘うには!」と病気の勉強をし、英語の文献を読み、アメリカで骨髄移植という道が開かれていることを知りました。

その時に「私は生きるためにこれまで勉強してきたんだ!」という気づきがあったそうです。

その後、署名を集めたり、新聞社に記事にしてもらったり、政府に依頼したりしながら、ついには日本に無かった骨髄バンクを立ち上げたのです。

大谷さんは、お母様との骨髄の型が一致し、国内で手術をし、一命を取り留めましたが、その後も世の中の人が困っていることに向き合い、改善する取り組みを続けてこられています。

大谷さんの話を聞きながら、骨髄バンクの大切さはもちろん、学ぶ意味、前向きに生きること、何かを変えるのは一人一人だということなど、さまざまな大切なことを学びました。

そして、こんな風に人のためになり、そして明るく前向きに生きる大人になりたい!と思わせてくださる方でした。

お話の後、生徒は感想や質問を書き、大谷さんに一人一人持っていきました。

大谷さんは一人一人の意見に感想や答えを書いてくださり、全体でも質問に答えてくださいました。

これから、生徒もいろんな困難に立ち向かっていくときに、勇気をいただけるお話でした。

本当に貴重なお話をありがとうございました。