日誌

地域学習(クマガイソウ自生地を知る)

 4月27日(木) 中学1年生は、地域学習と環境教育の一環として、鳥屋岳で校外学習を行いました。

 この鳥屋岳は県の天然記念物に指定されている希少植物クマガイソウ自生地です。ちょうど特別公開されている時期でしたので、一般参加者の方々と一緒に見学をすることが出来ました。

 

 「高千穂森の会」では、災害に強い水源の森、優良大径材生産の森、生態系を育む生命の森、癒やしの森、遊学の森という構想の下に活動を行っているそうです。

  見学のようすは以下の続きをご覧ください。

 

 夏が見ごろのキレンゲショウマも群生しています。

 間伐によって杉の木の間隔も広く、さまざまな山野草が自生している明るい森でした。

 

 希少植物のクマガイソウもたくさん咲いています。マルハナバチとの関係も教えていただきました。

 

 枝打ちや下草刈りなどの手入れがされていないとどのようになってしまうのかも教えてもらいました。

 

 野草の生えていない所は、小石や礫が崩れ落ちてきています。山の保水力も失われていることがうかがえます。

 

 珍しい植物も見ることが出来ました。

  葉の模様でヒノキ、アスナロなどの区別ができることも知りました。

 

 なんとも言えないいいにおいに包まれています。スギやヒノキも太く大きく成長しています。

 幹が太くなると、木材としての価値も高まるそうです。

 

 鳥屋岳山頂の展望所に着きました。記念写真です。

  阿蘇五岳もはっきりと見ることが出来ます。上野地区のキャンプ場もよく見えました。

 

 とても真剣に話を聞き、質問もしました。森を守り育てる活動について学ぶことが出来ました。

   

 山を下りるときにも、足を止めてのぞき込んで見ています。

 

 最後に、代表の興梠幸男さんにお礼の言葉を伝えました。

 学校に着いたところで、公用車を運転していただいた高千穂町役場の方にもお礼を伝えました。

 

 今回の校外学習では、生徒もとてもわくわくしながら楽しく学ぶことが出来たようです。

 「また来たいです。キレンゲショウマの時にも来たいです」という感想もありました。

 お世話になりました高千穂森の会の興梠様、町教育委員会の藤野様、田尻様、本当にありがとうございました。