KVIS Exchange Program 2025
11月2~6日にかけて、タイのKVISを訪問し、交流プログラムに参加しました。
【日程】
11月2日 宮崎→福岡→タイ・バンコク→KVIS
11月3日 学校案内・授業参加
11月4日 校外研修(国立公園、伝統建築・歴史散策)
11月5日 全校集会参加、VISTEC訪問、お別れ会
11月6日 タイ・バンコク→福岡→宮崎
【概要】
[気温・天気]
朝・晩 約24度 昼 約29度 晴れ・乾季(一日だけ夕方雨。)
※年々雨季が長くなっている。
[立地]
バンコクから車で2時間のジャングルの中に、WANGCHANG Valleyというスマートシティを開発。先端技術産業、大学院、高校(KVIS)、ショッピングセンター、マンションなどがあり、アメリカのシリコンバレーを意識しているようであった。
[設立]
王妃の意向もあって10数社の国営企業とエネルギー省が合同で設立した学校。WANGCHANG Valleyの中にあり、民間企業や大学院と連携できる。
[学校の様子]
1学年72名で高校3学年、全校生徒約210名。全寮制で授業料、食費、寮費すべて無料。水曜日は授業はなく、大学教授が来校してその講義を受講したり、校外の大学や企業に出向いて講義を聞いたり、各自図書館で学習したりする日。金曜日の午後は授業はなく、半日研究にあてる。授業はすべて英語で行われる。
[進路]
海外の大学がメイン。日本、中国が人気。日本は東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学、九州大学などに進学。奨学金制度もあり、奨学金をもらうためにテストが毎月実施される。先生たちも国内大学ではなく海外を推進。イノベーター、起業家、研究者を輩出したいと考えている。
Day1 宮崎→福岡→タイ
Day2
Day3
Day4
Day5
【参加生徒の言葉】
今回のタイへの研修では、日本で見たことがなかったような高度な技術を実際に見ることができ、刺激を受けました。また、タイの文化を学んだり、KVIS の生徒の授業に参加し、日本との違いを楽しむことができました。多くの人と英語で話し、新しい視点も得ることができました。様々なことを教えてくださり本当にありがとうございました。
KVISを訪れ、いろいろなことを肌で感じ、多くの優秀な生徒たちと英語で交流できた経験は、私にとってかけがえのないものとなりました。初めてお会いした時、緊張していた私にやさしく話しかけてくださりありがとうございました。KVISの帽子もとても気に入っています。KVISで学んだことをこれからの成長に繋げたいと思います。本当にありがとうございました。
今回のタイ研修では、日本で過ごしていては決して体験することができないような貴重な経験をたくさんすることができました。すばらしい経験をさせていただきありがとうございました。
【全体をふりかえって】
今回の研修を振り返り、印象に残ることが2点ありました。
彼らが表現力・自己決定力・対応力といった力を日に日に身につけていく姿を見ることができました。はたから見ればたった3日間かもしれませんが、目の前で時を追うごとに変わる姿は驚きでした。自分の考えをしっかり持って行動し、自分の気持ちを臆することなく表現していました。これこそが多様な社会を生き抜くために必要なスキル(力)だと思っています。KVISの教育方針が「”情熱”と”幸せ”をベースにして、一人一人の良さ(強み)を伸ばす教育、そのために一人一人に全て選択させる」とおっしゃっていました。そのおかげもあると思いますが、本当に3人とも自立して、自分らしさを日に日に見せてくれました。
次は、KVISの先生から言われたことです。この学校はご存知の通り、国営企業が中心となって作った、言わば国家プロジェクトの一環です。ですからアジアを中心として、ヨーロッパなどからも毎年多くの生徒を受け入れているそうです。その経験から見ても、今年のこの3人の研修に参加する態度は類を見ないと言っていました。全てに積極的で、笑顔で、好奇心旺盛な態度に感銘を受けていました。彼らはすでにグローバルスタンダードのレベルにあると思っています。
以上のように、多くの刺激を受け、未来の自分、また未来の日本を考えさせられる大変充実した研修になりました。