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サイエンス科の海洋研究について

8月末日。

サイエンス科1年生の生徒達が「海洋環境に関する論文」を提出しました。

探究活動のノウハウを学ぶための「プレ探究活動」として実施した研究です。

 

論文は大体こんな感じです(ある生徒の例。一部加工しています)。

1人1作品を提出します。

 

さて、生徒たちは如何にして論文を書いたのでしょうか…。

それは、7月にさかのぼります。

 

7月24日にサイエンス科1年生は「海洋実習」を行いました!

 

宮崎海洋高校の進洋丸にて沖合20km地点の大陸棚付近まで行き、海洋調査を行います。

水質やプランクトン、マイクロプラスチック調査に加え、気象海象調査などあらゆる調査を行います!

 

生徒達は、事前学習でそれぞれ論文に書くテーマを決めており

そのデータを自らの手で取得しにいくのです。

 

宮崎港を出発!

「帽振れ!」の合図で見送りの皆さんに帽子を振ります。

 

船内設備の説明を受けました。特に燃料やエンジン、船の性能について詳しく質疑応答ができました。

 

水質調査中の一幕。深層の海水をプランクトンネットで濃縮して、サンプルを採取しています。

 

こちらは、深層ではなく海洋表層のサンプル取得。

 

さらに、巨大なニューストンネットを曳航して、海面表層に浮くマイクロプラスチックを集めます。

実際は、マイプラの多くは黒潮に乗って太平洋に流れているらしく、宮崎沖ではあまり見つかりませんでした。

 

休憩中の一幕。タイ〇ニック?

 

今年も充実した海洋実習でした!

 

翌日、回収したサンプルは水質調査などの分析を行い、

データサイエンスで習った知識も使いながら詳細にデータをまとめました。

 

という訳で、自ら取得したデータを用いて、夏季休業中に頑張って初めての論文執筆を行いました。

まだまだ粗削りですが、このような経験が次年度の科学探究に繋がっていきます。