令和4年度 2B長期乗船実習
2B長期乗船実習の様子⑦
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
6月29日(水)
予定変更し、午後から二見港に着岸することとしました。午前中の入港準備では
父島を眼前に見て、作業班実習生は喜んでいます。
帰途につきながら、漁具の整備実習です。 船体整備実習の様子。養生をしっかり行います。
しっかり養生。船乗りたる者、木甲板は汚さない! 担当の乗組員から船体塗装の基本を学びます。
6月30日(木)
日差し強く、父島はすっかり夏模様です。小笠原丸が入港着岸しました。
巨大な船体をリーフ(浅所)直近で急旋回させて定刻丁度に着岸する操船は
いつ見ても見事です。実習生も船尾デッキに大勢集まり見学していました。
停泊中にしかできない点検・実習があります。 主機関のクランク軸、カム軸の点検中!!
補機関の整備実習① 補機関の整備実習②
7月1日(金)
昨日離岸し、港内に投錨しています。実習生は船体整備作業の仕上げとして教官と
乗組員指導の下、木甲板のストーン磨り作業に汗を流しています。
プロジェクト学習の調べ物もあり、ハードな日々を過ごしています。
進洋丸の木甲板は実習生の頑張りで維持されます。 キレイに磨き上げて次の生徒へ引き継ぎます。
7月2日(土)
台風4号の進路予想が三崎寄港とピンポイントで被ることとなりました。急遽、対応避航措置を
検討した結果、父島寄港上陸は本日午前が最善策となり、既に同地を後にしたところです。
実習生は待望の上陸が実現し、お土産買いや海水浴に出かけていました。極々短時間に限らざるを
得なかった上陸とはいえ、宮崎出港以来の我慢と奮闘には一番のご褒美となりました。
休日返上での種々陸上対応に深く感謝申し上げます。
毎日の機器チェックもできるようになりました。 食事当番も上手にできるようになりました。
7月3日(日)
父島出港以来、好天と凪に恵まれ船速を伸ばしています。
今後、三崎での水揚げを完了し、その後は台風4号の通過を最も安全な避航措置にて待ちます。
実習生作業班は今日も木甲板のストーン磨り作業で汗を流しています。
2Bは少ない人数ですが最後までやりきります! 強力な助っ人!乗組員も一緒に磨き上げます!!
7月4日(月)
台風4号の関東到達前に三崎水揚げをすることとなりました。入港配置作業班実習生は
乗組員の指揮に従って、係船索の出し入れやアンカーS/Bをしています。
一様に油津出港時とは見違える動きです。
7月5日(火)
水揚げ完了しました。夕方は南風が吹き上がると予想し、離岸作業の安全の為、
出港を1500に繰り上げます。実習生は水揚げ見学を終え、午後は短時間の上陸が
許可されました。 スキップして(気分的に)上陸開始しています。
台風由来の荒天に注意し実習航海の最終盤、沿岸航海に臨みます。
水揚げ作業(荷役作業)もしっかり見学します。 太平洋の真ん中で獲ったマグロが次々と揚がります。
7月6日(水)
金華山の東に達し、凪の南三陸沖合いを快調に北進しています。 現在は荒天と
思われる銚子から茨城県沖を深夜に通り抜けて、台風崩れの低気圧から無事に逃れました。
今後の北三陸沖は べたガス視界ゼロに要注意です。
実習生は函館寄港前のプロジェクト学習発表に向け、勉強勉強の日々です。