令和4年度 2A長期乗船実習
2A 長期乗船実習⑮
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月15日
0900通船が舷門横付。実習生始め40名弱が二見港に上陸開始しました。
待望の上陸に満面の笑顔でした。父島錨泊を上陸で締めくくることができ、良き思い
出になるでしょう。
隣に仮泊中だった「えひめ丸」が先に抜錨し本船直近まで寄せてくれましたので両船
総出で手を振り汽笛吹鳴し帰路航海の安全を祈念しました。
1730抜錨しソウフ岩経由で三崎向け北上します。 熱低2つは奇跡的に小笠原南方で
東西に別れました。
10月16日
昨夜1730、父島を後にしました。ソウフ岩を経由し北上中です。
偶然が重なり本船含め4隻の実習船が集合しました。一隻は函館寄港予定がミサイル
警戒態勢となり断念せざるを得ず、南下航海に変更との事。全船内航であっても国際情勢の影響
を受けています。
父島に続いてソウフ岩でも他県と一緒になり、実習生の学習意欲を刺激してくれました。
専攻科女子実習生から本船女子に無線連絡があり交流を深めました。写真をご覧下さい。
1~7. ストーン摺りは続きます。大変な作業ですが、船が綺麗になっていくのを実感する毎日です。
8. 愛媛県立宇和島水産高校の「えひめ丸」に遭遇。本船のすぐ近くで錨泊していました。
9~11. 遂に小笠原上陸日!実習生は通船での移動中も、笑顔がこぼれています。
12,13. 待ちに待った小笠原の地!土を踏むのは40日ぶり!
14~16. 小笠原で各々の時間を楽しむ実習生達。陸の有り難みを痛感すると共に、良いリフレッシュになりました。
17. そして抜錨して小笠原を発ちました。進路を三崎に向けます。
2A長期乗船実習 ⑭
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月13日
走錨を警戒しながら避泊継続中。陸に手が届きそうなところまで寄せていますが13
m/sまで吹き上がりました。発達中の熱低がそのまま西に抜けてくれるのを祈っています。
昨夕食ステーキ会は盛会でした。MC髙岡きんに君が音頭を取り、閉会は円陣の大合唱
にて実習生の青春の1ページを飾ることができました。思わずウルッとしている女子二名
の姿が脳裏に焼き付いています。
本日は感動もつかの間、教官の熱い指導の下、ストーン磨り作業に汗を流しています。
10月14日
日の出から雲が飛ばなくなりました。隣に避泊中のガット船は早速揚錨し内地向け北
上しています。
早朝に えひめ丸 薩摩青雲丸 をAISで補足しました。適地は限られますが、不規
則な突風も止み実習船3隻が視野内に錨泊となるかもしれません。各船実習生に良い刺激になるで
しょう。本船でも他県に負けないよう朝のラジオ体操から元気に取り組んでいます。
1. 船体整備実習①:錆打ち 2. 船体整備実習②:塗装
3~10. 船体整備実習③:ストーン摺り。石で古い木甲板を削ります。休憩中はぐったりするほどの大変な作業です。
11. 遂に小笠原に到着!久し振りの陸を見て感動する実習生たち。
12. 上陸は数日後。小笠原沖に仮泊します。
13~20. 海技免状取得に必要な救命講習。救命艇の操船や、船からの安全な飛び込みを学びます。
21. 二等航海士と通信長と学科主任。同期の仲良し3人組。 22. 通信長による講義中。
23~27. 小笠原に無事到着したことを記念して、これまでの航海の慰労と今後の航海の安全祈願を兼ねた焼肉会を行いました!操業前に続き、2回目の食事会です。
28. カラオケ大会も多くの実習生が歌い、大盛り上がりでした。
29. 最後には進洋丸のテーマソング「栄光の架橋」を、全員で円陣を組みながら歌いました。歌詞が染みる・・・。
2A長期乗船実習 ⑬
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月11日
緯度が下るに従い、気候帯が変わりました。高温多湿のため甲板作業は皆汗だくです。
熱帯低気圧の動静を最大限警戒しつつ航海を進めます。南方の等圧線が次第に密に
なって来ました。
実習生は胴の間ストーン磨り中。かつて帆船日本丸で木甲板手入れを仕込まれた大﨑
教官が実地で指導中なので、全力で取り組んでいます。夜の講義時間(本日船長)には電池
切れ確実でしょう。
10月12日
熱低が発達したのか、本日は曇天。ウネリが上がる前に父島島影に逃げ込み投錨しました。
陸上地形の影響で風速2-9m/s、風向風速が全く定まりません。午前中は天候悪化
の前に救命講習を実施しました。
透明度高く熱帯魚の泳ぐ海での飛び込みやボート操縦訓練は中々贅沢な内容です。
夕方は事務部サプライズ企画、実習生の日々の頑張りをねぎらい甲板上でステーキ食
事会をします。
1~3. 日本に向けて復航を開始!操業で使った合羽や救命胴衣をきれいに洗浄します。
4,5. 使った枝縄や釣針も収納。
6~10. 復航作業は船体整備が主になります。今日は船体洗いをしました。
実習生もずぶ濡れになりながら、進洋丸18年に感謝を込めて磨きます。
11~12. 神奈川県立海洋科学高等学校の『湘南丸』とすれ違い、実習生同士で手を振り合いました。
同じく日本を遠く離れ、海に学ぶ同志と会えて、実習生はふんどしを締め直した気分でした。
13. 小笠原の上陸可否をかけた航海士からの課題テスト。結果やいかに・・・
14. 学校ではあまり話さなかったクラスメイトとも、多くの時間を共有し仲が深まっていきます。
15. 昼食がなんとハンバーガー!実習生も大喜び。
2A長期乗船実習 ⑫
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月7日
昨夜、無事に千秋楽の縄を揚げ終えました。胴の間にて記念撮影をしていますので、
教官から送付された画像をご覧下さい。皆一様に満たされた笑顔で写っています。
本日は操業で汚れた合羽保護具を洗っています。追い風と連れ潮が帰路航海の船足を
伸ばしてくれています。
10月8日
南西方向に低気圧の初期状態と思われる等圧線の「折れ」が出来はじめ先行き不穏な
雲行きになりました。時間的余裕を入れて帰路に就いたので、往路の様な延着にはならない計
画です。今日から省エネ優先して減速して行きます。
08-12当直班は子午線正中時計算を完了できず全没。操業期間、当直と講義で指
導してきた三航士(先輩)の面目を見事に潰しています。4級海技士筆記免除の道は険しいです。
10月9日
昨日1500頃、偶然に偶然が重なり実習船湘南丸とピンポイントで近接遭遇しまし
た。湘南丸は三崎再出港し漁場向け東航、本船は父島向け西航。
ウネリに向かって大きくピッチングする湘南丸を間近に、全実習生が手を振り旗旒信
号とロングホーンで見送りました。台風11号と13号を連続で回避してきた今次航海は台風アタリ年の様相です。
危惧していた熱帯低気圧がフィリピン東方~小笠原諸島南方に発生(2個)しそうです。
本船進路方向に発達北上しないことを祈っています。
10月10日
東のウネリが次第に高まって来ました。小笠原南方の低気圧が熱低に発達している過程とみています。
本日甲板作業は錆打ち錆止めに始まり胴の間ストーン磨りです。実習生は甲板長からの熱の入った安全対策
と手順説明を一生懸命聞いていました。
昨日の英文ログブックテストは29名中4人合格!指導担当の三航士(先輩)がまた泣いています。
1. シネマ・イン・進洋丸!操業が休みの日に映画で涙を流しました。
2. 三等航海士の講義中。実習生がみんな彼を慕い、懐いているようです。
3. お世話になった機関室の掃除。 4~7. いよいよ操業の最終日(千秋楽)!投縄作業中の実習生。
8. プロジェクト学習で漁場選定を行っている班も、早朝から船長と縄入れの場所を最終調整します。
9~13. 最後の揚縄。大きなマグロも揚がり、実習生も笑顔!
14. 逆光の指導教官
15. 千秋楽は、枝縄の片付け(釣切り)も並行して行いました。
16~19. 船長の総評の後、全員で記念撮影。操業お疲れ様でした!
20. 二等航海士(髙岡きんに君)から実習生全員に、お菓子のサプライズをしていただきました!
2A長期乗船実習 ⑪
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
10月4日
操業期間残りわずか。餌も残りわずかとなりました。最後の2回を残して適水(泊)
し本日は冷凍作業やプロジェクト学習です。 実習生の行動が教官の評価に堪えれば(?)午
後にお楽しみ映画祭や魚釣りが許可される模様です。結果やいかに。
10月5日
この時期この海区らしい穏やかな東風が今日も続いています。これまでと違うのは某
国から発射されたミサイルがこの水域に着弾したらしい事です。本校だけでなく海上保安庁
からの直接連絡もありました。ISPS操練で備えては来ましたが、一層注意していきます。
実習生には昨日、教官からフリータイムが多く出た模様で、シイラ釣りや映画鑑賞で
リフレッシュしていました。 総員元気に操業再開しています。
10月6日
5代目進洋丸 実習航海18年の集大成として 千秋楽の操業位置決めは実習生が担
当しました。坂元、廣瀬、児玉、椎葉がプロジェクト学習『漁場形成』をテーマとして、14回ま
での釣果・潮流・プランクトン密度・水温変化等々を熟慮して決めました。 潮はシナリオ通りに流れ
ています。大きなメバチが沢山釣れる事を乗組員も期待しています。
1~7. 操業もいよいよ大詰め。総員笑顔で、でも真剣にマグロを揚げています。
8. 船長も揚縄に参戦します。
9,10. プロジェクト学習。今回は寄生虫調査班と国際信号旗班。
11. ゴミ観測中のヒトコマ。こんなに陸から離れた外洋でも漂流するゴミの量に驚きます。
12,13. 機関当直。船員たるもの、エンジンのことも学ばなければ!