R4 ひいらぎ祭 第1日目 米良美一講演会

妻高校創立100周年記念 地域共創事業 

ひいらぎ祭 文化の部

米良美一氏 記念講演

主題 「波欄万丈物語」~未来へ向けて~

 令和4年9月1日(木)にひいらぎ祭 文化の部がスタートしました。初日の午後、西都市民会館で妻高創立100周年記念 地域共創事業の一つとして日本を代表するカウンター・テナー歌手の米良美一氏を迎え、トークと歌の披露を行っていただきました。最初から宮崎弁で始まり、聴衆をぐっと引き寄せ、自身の生い立ちから、映画「もののけ姫」で宮崎駿監督との出逢いや今日に至るまで、聴く者の心を掴み時間の経つのも忘れる程でした。

 米良氏は、生まれつき骨が折れやすい難病を患っていることや、幼少期の辛い思い出を包み隠さずあっけらかんと宮崎弁で語り、その姿に勇気をもらい涙した生徒は多いと思います。今は、見返したいという思いより、周りの人を幸せにしたい、貢献したいという気持ちが強いと力強く語っていました。

 改めて、米良氏が西都市出身ということもあり、西都市から世界へ飛び出し、チャンスを掴んだことへの賞賛を贈るとともに誇りに思います。

 そして、「どこにいても、真面目に一生懸命に生きていれば、誰かがきっと見ていて、いつか必ずチャンスが訪れる。もしかしたら、今日私が、誰かをスカウトするかもしれませんよ。」と全校生徒に勇気と元気を与えていただきました。

 妻高合唱部とのコラボは「花は咲く」でした。米良氏と合唱部のハーモニーの美しさに鳥肌が立つ程の感動がホールを包みました。

 そして、最後は映画「もののけ姫」テーマ曲を合唱部と吹奏楽部とのコラボでした。米良氏の生き方と「もののけ姫」の歌詞が重なり、改めて歌詞の奥深さに感動を覚えました。

~♪ 悲しみと怒りにひそむ まことの心を知るは 森の精 もののけ達だけ もののけ達だけ♪ ~

 本当に夢のようなひとときでした。今回のこの講演は、きっと一生心に残るものになったことでしょう。妻高100周年yearを代表する行事となりました。米良美一さん、これからも多くの人に勇気と元気を与え続けてください。いつまでも応援しています。本当にありがとうございました。