日誌

第77回都城泉ヶ丘高等学校卒業式挙行される

前日は雨模様の空でしたが、3月初めての朝は、霞深くはありましたが雨も上がり、素晴らしい一日を予感させました。3月1日(土)第77回都城泉ヶ丘高等学校卒業式が挙行されました。当日、吹奏楽部は朝早くから準備をし音出しに余念がない様子でした。短い朝の会を済ませ、会場となる体育館に中学生から移動し、早めに着席して式を待ちました。9時20分、卒業生入場。ゆっくりとした歩みで、卒業生272名が厳かに入場してきました。国歌斉唱の後、卒業証書授与では、担任の先生による呼名の後「はい。」と返事と同時に起立していきます。返事をするひとりひとりの胸にはどのような思いが去来するのでしょうか。校長先生は、式辞で学年主任の先生の率直な思いを伝えられた後、自分自身を見くびらず自分の可能性を信じること、しなやかな折れない心で探究心とレジリエンスをもちつづけること、そして、明日からは正解の見えないステージを歩くことになるが学んできたことを取り入れてアップデートしながら、支えてくれる仲間をたくさんつくってほしい、と話されました。卒業生答辞は附属中学校の先輩である3年6組・牧誠一郎さんが、卒業生代表として述べました。77回生の歩んできた道のりを取りあげながら、そこで学んだことやそのときに感じた思いを届けてくれました。また、部活動を通して得た思い、先輩や後輩への思い、そして支えてくれた家族への思いは心に染みました。そして、ここにいるみんながいて泉ヶ丘が成っていること、それぞれがやるべきこと、やりたいことを決して忘れず羽ばたいていくと決意の言葉を述べてくれました。答辞の最後に「泉ヶ丘附属中学校」のことも申し添えてくれたことは、中学生及び中学職員一同、心から嬉しく感激しました。卒業式の歌は「仰げば尊し」「蛍の光」という古くから歌い継がれてきた歌を歌いました。伝統ある調べや美しい響きのことばたちは会場をやわらかく包み、何とも言えない感情の高まりがそこに在りました。中学生も歌詞カードを見ながら精一杯歌っていました。こうして3年間、そして附属中の先輩方は6年間、青春の日々を過ごした学び舎を巣立っていきました。「卒業生退場」の声がかかり、退場する卒業生達の顔には輝きが宿っていました。