日誌

1年生、医療講話を聞く~キャリア探究~

6月20日(火)7時間目に、1年生医療体験学習「医療講話」の時間を設け、現場で働く医師の方のお話を聞きました。本校生徒が本校を受検した理由として、「医療従事者」となって多くの人の役に立ちたいと考えたから、というものも毎年多くあります。ですから、生徒たちはこの医療講話を楽しみにしていました。この日、講師としておいでくださったのは、都城市郡医師会病院に勤務されている久保佳祐先生です。先生は、医師として働きだして8年。救急医療を専門として、人々の命と向き合う日々を送られています。「救急医って何をするの?」という素朴な疑問に対し、あらゆる場面での危機的対応に携わること、ドクターカーやドクターヘリで出動することもあること、初期診療や救命救急医療を行うこと、災害医療の場に赴くことなど、本当に多くの場面で働いていらっしゃることが分かりました。中でも難しいのが「判断と決断」。命に関わる場面での判断や決断ですので、迅速に行うことが求められます。本当に大変なお仕事をされているのだなと痛感しました。当然、やりがいも苦労も共に在るそうですが、状況の悪い患者さんを救命でき、患者さんやその家族に明るい笑顔が戻ったときは本当に嬉しいとおっしゃっていました。先生のお話から、宮崎県には救急医がまだまだ不足している状況であることも伝わってきました。先生が歩んでこられた道のりで出会われたすばらしい仲間たちと共に宮崎県の医療に尽くしていただいていることに感銘を受けました。生徒たちには、今の学校生活を楽しみ悔いのない日々を送ること、この環境で生活できていることに対し周りへの感謝の気持ちを忘れないことというメッセージを贈ってくださいました。最後に生徒を代表して瓦田佳子さんが御礼の言葉を述べました。

お忙しい中、時間を割いてお話しくださいました久保先生、多くの準備をしてくださいました都城市郡医師会病院の皆様に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。