日誌

第10回卒業式が挙行されました

雨雲が深く垂れ込め、ぽつぽつと雨降る卒業式の朝でしたが、学校の木々は新しい芽吹きに向けて潤い、咲き始めた桜の花もしっとりと美しい風情をみせていました。3月18日(金)、本校の第10回卒業式が挙行され、10期生40名が高等学校に向けてその一歩を踏み出しました。

気持ちよく3年生を迎えようと、朝から2年生有志何名かが3年生の教室に至るまでの階段や廊下を掃除してくれました。3年生40名は胸に花を付け、晴れやかな様子で式に臨みました。

卒業証書授与。一人一人名前を呼ばれ「はい。」と返事をして起立。代表として橋詰和佳さんが壇上にのぼり、全員分の卒業証書を受け取りました。校長先生は、式辞で、グローバル化が進み、変化が激しい現代社会において、困難に立ち向かい、たとえ失敗しようとも立ち直り、柔軟に、着実に前に進む力を身に付けていってほしい、と伝えられました。例に挙げられた幕末の志士・坂本龍馬の「時勢に応じて自分を変革しろ」という言葉は、卒業生の心に残ったと思います。記念品贈呈は、代表して2年生の永野凜太さんから3年生の村内賢伸さんに、電波時計と証書ホルダーが贈られました。在校生代表送辞は、2年生の小河由奈さんが、先輩たちのすばらしさ、さまざまな場面でお世話になったことを、凜とした声で堂々と述べてくれました。卒業生代表答辞は、德重ひかるさん。情緒あふれる語りかけるような口調で、3年間の思い出や、お世話になった方々への感謝の思いが詰め込まれた言葉たち。会場全体を包み込むようにやわらかで優しい時間が流れました。

来賓の方々にも来ていただき、全校生徒で卒業生の門出を祝いたいという思いは強かったのですが、感染症予防の観点から、今できることを精一杯の思いで実施しました。ありがとうございました。

卒業生の未来に幸多かれ。