日誌

2024年度(令和6年度)のスタート!~新たな未来へ~

天気予報は午後から晴れ。予想を上回り、10時を回る頃にはよい天気になりました。明日からはしばらく好天が続くようです。雨降って地固まる。その地面から、活き活きとしたみずみずしい新たな芽が天に向かって伸びゆこうとしています。今日は始業の日。生徒たちにとっての新たな年度、新たな学年の始まりの日です。昨年度末に決定をみた、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の一年目。日々積み重ねる毎日にすべきこととして何か目に見えて大きな変化があるわけではないのですが、学びを重ねていくうちに、指定による恩恵をさまざまな場面で受けていくことでしょう。「ハイスクール」と名のつく指定ですが、中学生もともに恩恵にあずかれるのは、附属中ならではのよさです。4月9日(火)。7時前後から生徒たちが少しずつ登校する姿を見せ、学校らしいにぎやかさが戻ってきました。まず大専心(大清掃)で、自分たちのスタートの場を、そして明日入学してくる1年生を思って学校をきれいにしました。続いて体育館に移動して新任式がありました。先日14名の先生が旅立たれて寂しかった学校ですが、新たに18名もの先生方が赴任され、喜びも一入です。中学校所属、または中学生に授業をしてくださる先生は次の3人の先生です。

   杉田和代先生(数学)…高崎中学校から赴任されました

   堀内賢治先生(美術)…宮崎西高校から赴任されました

   常盤井咲也加先生(中学校事務)…小林小学校から赴任されました

また、係活動や部活動で今後お世話になる先生方もいらっしゃると思います。先生方、どうぞよろしくお願いいたします。

 

新任式に続いて、一学期始業式校長先生は、一年前にお話しくださった「ワシの子」のお話をさらに深めて話してくださいました。題して「ワシの子にもの申す」。自分がワシの子とも知らず、ニワトリだと思い込み、ただ大空を飛ぶワシに憧れるだけのワシの子に対して「どうすれば飛べるのだろうか」と探究せず、「自分は飛べない」と諦めるだけで挑戦してみようとしないのか、と疑問を投げかけられました。そのうえで、「泉の生徒たちは、みんなすごい才能をもつワシの子」だけれど、まだ十分に覚醒しきっていない状態だから、これから「探究心」を伸ばし、「レジリエンス」を強くしてみんなで一緒に成長し、未来に向かって伸びていこう、と話されました。その後全員で今年度初めての校歌を歌いました。

 

中学生は場所を移動して中学生集会を開き、改めて新任の先生のお話を聞き、歓迎の拍手でお迎えしました。続いて新学期の抱負を、2年生代表・黒木颯斗さん3年生代表・下沖由依さんが発表しました。それぞれ今までの自分を振り返り、どう変えていくか、どう挑戦していくかをしっかりと前を見つめて述べました。教頭先生からは「夢中になろう」と自分が本当に好きで夢中になって取り組むことを追い求めていくすばらしさを話していただきました。生徒支援部の先生は、「いのちを大切に 心身共に健康に 周りを思いやる」といった基礎・土台の上に、主体的に挑戦してほしいということ、学習担当の先生は、「未来を拓く探究心とレジリエンス」を育むために授業や課題についてどう取り組み改善していくかということを話してくださいました。

 

 

  

新しい年度、きらきらと輝くやる気に満ちた表情の生徒たちを見ると、これから先の泉ヶ丘がますます楽しみになってきました。学級写真撮影を終えた帰り道に見た、義友会館横の木の青葉がまぶしく輝いていました。