大会報告

演劇専門部より

〈演劇専門部〉無観客開催について

第43回宮崎県高校総合文化祭演劇部門(観劇について)

9月29日(水)~10月2日(土)に4日間にわたり開催されますが、新型コロナウィルス感染症蔓延防止重点措置対策のため、無観客開催となりました
保護者の皆様の入館も出来ませんので、ご了承ください。





第41回演劇技能発表会

第41回演劇技能発表会(報告)

令和3年7月22日(木・祝)~7月23日(金・祝)に、無事に本年度も、下記の講習会(演劇技能発表会)を開催することが出来ました。

昨年度と同様、演技講座は、講座会場を2会場に分けて、密を作らないように配慮しながらの開催となりました。

第21回宮崎県高等学校演劇春の発表会(報告)

第21回宮崎県高等学校演劇春の発表会(報告)

令和3年2月11日(祝)メディキット県民文化センターで開催予定であったこの発表会。
新型コロナウィルス感染症対策のために、大会開催が困難となったため、会場を二転三転しながら、なんとか、3月11日に、宮崎市佐土原総合文化センターにて開催することが出来ました。

開催地変更に当たりましては、県内の公共ホールの皆様に、心からの配慮を頂きましたことを、御礼申し上げます。

また、開催日が3月11日となったことから、2010年に本県で開催された、全国高校総合文化祭みやざき総文視察で訪問されていた、福島県実行委員会のみなさんより、当時の写真をお借りし、さらに、福島県飯館高校サテライト校作『サテライト仮想劇・いつかその日に』を映像で抜粋して全員で鑑賞した後、全員で黙祷を捧げることができました。
本来ならば、みやざき総文の次は、ふくしま総文でした。
同じ高校生が、同じ時を、それぞれの地でどう過ごしてきたのか、思いを馳せる一助になってくれればと思います。

開催に当たりましては、
①大会2週間前からの健康観察記録、事後2週間の健康観察
②大会1週間以内の家族に体調不良者がいないか、県外との往来はないか
等の保護者確認を義務づけました。

幸い、無事に大会を終えることができたので、安堵しています。
これからも、コロナ対策を全員で実施しながら、大会が開催できますよう、
ご協力をお願い致します。

第73回宮崎県高等学校演劇研究大会 大会報告

第73回宮崎県高等学校演劇県大会(報告)

令和2年11月7日(土)~11月8日(日)に、三股町文化会館のご協力で、本年度も無事に県大会を実施することが出来ました。

コロナ下での大会開催であるため、県大会出場校には、厳密なコロナ感染対策・健康観察記録をお願いした上での開催でした。

高校総合文化祭は無観客でしたが、この時期は、コロナ感染率がやや下がっていたこともあり、一般観客を入れて開催することが出来ました。
通常の開催に加え、一般観客のコロナ対策・入場管理まで執り行って頂いた、三股町文化会館に、心から御礼申し上げます。

大会成績は、以下の通り。
最優秀賞1校のみが、熊本県で開催された九州大会に出場。

最優秀賞   『まいごの まいごの』 都城商業高校 (生徒創作)
優秀賞1席 『この橋で いつか』 宮崎東高校・通信制(顧問創作)
優秀賞2席 『いとの食堂』    佐土原高校(生徒創作)
優良賞   都農高校、宮崎南高校、宮崎日大高校
創作脚本賞 『ひなた荘より、春を待つ君へ』(生徒創作)
舞台美術賞 該当なし

都城商業←都城商業高校(生徒創作)
 『まいごの迷子の』






宮崎東 
 宮崎東高校・通信制→
(野村由美作)
 ひとり芝居
 『この橋で、いつか』
佐土原

 

←佐土原高校(生徒創作)
  『いとの食堂』



宮崎南 
  
  宮崎南高校(生徒創作)→
    ☆創作脚本賞
 『ひなた荘より、
  春を待つへ』            


都農高校 
←都農高校(既成)
  『クィーンの身代金』


 *都農高校は、令和2年度をもって閉校  
  となりました。



宮崎日大
   
  宮崎日大高校(生徒創作)→
    『自画像』






〈県大会審査員〉
 あべゆう (こふく劇場・俳優。現在休団中)
 村田遼太郎(劇団いかがなものか・俳優。)
審査員

文化を育む土壌


                                  専門部会長 段 正一郎(延岡高等学校 校長)

 昔話を好むのは、年を取った証拠ですが、実際年を取ったのだから、もういいのです。昔話をします。
 私が教員になったのは昭和54年で、国語の教員だという理由だけで、有無を言わさず演劇部の顧問にさせられました。当時の演劇部の顧問会は、酒飲みの巣窟でした。泊まりがけの演劇講習会やコンクールの懇親会では、酒癖の悪い顧問が東京から呼んだ高名な審査員にからんだり、深夜までお互いの劇を批判しあったりと、大荒れになるのが常でした。
 そんな飲み会を嫌がる人もいましたが、でも私は、いい年をした大人の先輩教員が、いつまでも万年書生のような議論をしている光景は嫌いではありませんでした。また、そんな酒飲みは、毎年渾身のお芝居を持ってきました。最近は、飲み会に出る人も少なくなりましたし、飲んでもスマートな酔い方をする人ばかりになりました。
 文化の反対概念は、利便性とか効率だと私は考えています。荘子でしたか、混沌にお礼をしようとして穴を開けていったら、混沌が死んでしまったという話がありましたが、私たちは文化を育てようと唱えながら、一方では文化を殺そうとしているのかもしれません。演劇を始め、部員数の減少を生徒減に帰する理屈があるとするなら、それは違うと思います。学校も含めて、私たちの社会のどこかに、文化の育成を阻む要素があるのだと、私は思っています。
 さて、今年も佐土原高校が5年連続で県代表になりました。ここ数年の中では、最もいい作品だったと私は思います。佐土原高校の健闘を称えつつ、演劇専門部の隆盛のためには、どこかに佐土原高校を凌ぐ作品を作って欲しいという思いもあります。