日誌

本校の様子

卒業式

令和4年3月1日(月)、本校体育館で海洋科学科3年生(71名)の卒業証書授与式が行われました。昨年度に続き、新型コロナウイルス感染防止の観点から、体育館に入るのは卒業生と保護者、職員のみとし、在校生は各教室でライブ配信を視聴する形で式に参加しました。
 卒業証書授与では、担任の呼名でその場に起立し、各クラスの代表生徒が持永校長より証書を受け取りました。卒業生の大きな返事や凜とした立ち姿が、これまでの3年間の成長を物語っていました。
 在校生代表の堀内さんからは、「先輩方がお手本となって私たち在校生を導いてくださったこと、とても感謝しています。変化の激しいこれからの時代に立ち向かっていく先輩方の船出を心より応援すると共に、いつでも母なる港である本校に、顔を見せに来てください。」と送辞が述べられました。



卒業生代表の中野くんの答辞では「自分が生きてきた18年間で、海洋高校で過ごした時間は、最も素晴らしい3年間でした。実習等で辛いときも互いに切磋琢磨できる仲間に出会えたことは一生の宝物です。これからの旅立ちに不安や期待が入り交じっていますが、立派に社会人として成長していきたいと思います。今まで育ててくれたお父さん、お母さん、学校の先生方、同級生のみんな、本当にありがとう。」と様々な方への感謝の言葉がありました。



 式後はそれぞれのクラスに戻りホームルームを行い、お世話になった先生方や級友たちと最後の時間を過ごしました。

 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。海洋高校で過ごした3年間は、どのようなものだったでしょうか。コロナ禍で学校行事や日常生活に多くの制限があり、皆さんがやりたいことを我慢しなければならないことが多くあったと思います。その中でも最上級生として下級生を導きながら、最大限の努力をしてくれたことにたいへん感謝しています。そんな皆さんだからこそ、これから社会に出て大きな壁にぶつかったとしても、必ず乗り越えてくれると信じています。
 皆さんの今後の御活躍を心より応援しています。

進路体験発表会

 2月15日(火)に、1,2年生を対象とした進路体験発表会を行いました。
 この取組みは、3年生が自分の進路先である企業や学校の概要や試験内容、進路決定までの取組等を発表することにより、1,2年生の進路選択の一助とすることを目的としています。今年は、動画による説明を行った3年生もいます。
 発表の中には、無遅刻・無欠席を心がけることの重要性や、目指す進路についてできるだけ早期に考えるといった具体的なアドバイスもあり、1,2年生はメモを取りながら熱心に聞いていました。説明をしてくれた3年生の皆さん、ありがとうございました。

 

水産海洋基礎「宮崎の海(生物・環境など)に関する講話

 2月7日(月)に、宮崎大学の村瀬准教授を外部講師としてお招きし、「宮崎の海(生物・環境など)について」の講話を実施しました。
 本校と、村瀬先生の研究拠点である宮崎大学延岡フィールド(水産実験場)をリモートでつなぎ、Zoomによる配信で講話をしていただきました。内容は、宮崎県の海に生息する魚たちの豊かさ、自然環境の重要性についてのお話で、生徒達は真剣に聞き入っていました。
 「そこにあるのが当たり前だと思っていた宮崎の海が、こんなに貴重なものだとは知らなかった」「環境の保全のために、自分たちにできることをしていきたい」などと感想を述べる生徒が多くいました。
 1年生の科目「水産海洋基礎」の1年間のまとめとして、地元の海に改めて目を向けるとても貴重な機会になったと思います。
 村瀬先生、大変興味深いお話をありがとうございました。

 

 

2年B組 長期乗船実習乗船式

 112日(水)に、2年B組の長期乗船実習乗船式を行いました。

 待ちに待った長期乗船実習。新型コロナウイルス感染症の影響により、進洋丸が外洋に出るのは約1年半ぶりのこととなります。

厳かな雰囲気の中、25名の実習生たちは不安と期待が入り交じった表情で乗船式に臨みました。

 

 持永校長・小野船長からの激励の言葉のあと、実習生代表あいさつをした伊藤くんは、「辛いときもクラスの皆と協力して乗り越えます」と実習への意気込みを語っていました。

 

 将来、海洋国家日本を背負って立つ存在として、立派に成長して宮崎に帰ってくることを、生徒および職員一同待っています。

 それでは、いってらっしゃい!