校庭にそびえたつ栴檀(せんだん)の木は、推定樹齢140年を超える。校歌にも歌われるように、学校のシンボルとして、開校当時から子どもたちの成長を見守ってきた。
一時、樹勢が衰えたが、地域有志の発起による「せんだんの木を守る会」が中心となって、多くの方々の募金により樹勢回復の処置を行い、現在に至る。
平成 8年 せんだんの木の樹勢回復工事
平成11年 日南市ふるさとの木(第52号)に指定
平成25年 せんだんの木の添え木補修及び周辺整備
※ 平成29年撮影の空撮動画です。こちらをクリック ⇒ 空撮動画 せんだんの木の特徴
関東以西の暖地に分布する落葉高木である。樹皮は松に似て暗褐色、漢方薬葉は羽状複葉で縁にぎざぎざがあり、互生する。
万葉の時代はアフチ(樗)として詩歌にも詠まれたりしたが、江戸時代頃にはセンダンと名を変える。
初夏に淡紫色で良い香りの小さな花(5弁の風車状)を多数つける。記録が残っていないため定かではないが、本校の校章は、せんだんの花に由来すると思われる。紫色の雄しべは、雌しべの周りに筒状に集まったような形をしている。花が散ると、緑色の丸い実がなり、秋には黄色く色づく。
古くから、漢方薬として駆虫薬、除虫剤、整腸・鎮痛剤として活用されてきた。