インフルエンザ等の感染症への対応
 インフルエンザの予防には、基本的な生活習慣を身につけることが大切です。家族がインフルエンザにかかると、家庭内で次々と発症してしまうケースもめずらしくありません。予防のためには、家族が協力して取り組むことが必要です。
 インフルエンザは,誰もがかかる可能性があります。欠席者やその家族に対する噂話や流言は、病気以上に相手を傷つけることになります。思いやりの心をもって,冷静な判断・行動をお願いします。
 
 インフルエンザや麻しん(はしか)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)等の感染症は、本人の療養と子ども同士の接触を遮断して、それ以上の蔓延・流行(学校の児童生徒だけでなくその家族)を防ぐため、学校保健安全法の定めにより、医師から登校の許可があるまで出席停止となります。感染が拡大すると、教育委員会と協議し、学級閉鎖等の措置を取る場合もあります。

インフルエンザ出席停止期間基準早見表.pdf

 
学級閉鎖等の影響
1 自覚症状がなくても感染している可能性(潜伏期間1~3日)があるため、発症していないお子さんも外出を控えましょう。塾や習い事、買い物、外食も控えるべきです。
2 お子さんの急な発症に備えるために、保護者が仕事を休まなくてはならない場合もあります。
3 学級閉鎖等が長期化した場合は、授業時数(学校教育法施行規則の規定)を確保し、子どもたちの学力を保証するために、1日7時間授業の時間割を組む場合もあります。
 
感染症予防のために家族全員で取り組んでください。
1 帰宅後のうがい、石けんによる十分な手洗い(15秒以上)を。
  ※手ふき用のタオルは,家族でも別々の物を使用します。
  ※歯みがき、舌みがきも効果があるそうです。
2 十分な睡眠、バランスのとれた栄養を摂り、体力や免疫を高める。
3 咳エチケットを励行しましょう。
4 人込みなどへの外出を控え、外出時はマスクの着用をしましょう。
5 症状が少しでも現れたら、病院に行きましょう。
 ・発熱(37℃以下でもインフルエンザの場合があります。)
 ・悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛、腰痛、咳、鼻づまりなどの症状
 ・嘔吐や腹痛など胃腸症状があらわれる場合もあります。
★注意:合併症として肺炎や脳炎をおこすことがあります。また、市販の解熱剤の使用が、重い合併症と関係しているといわれています。発熱時はむやみに手持ちの解熱剤等を使用せずに、医師や薬剤師に相談しましょう。
※ 会社によっては、職場への感染拡大を防ぐため、本人が発症した場合、家族が発症した場合の就業規則があります。