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石寺原(いしでらばる)用水路

 4月26日㈯、梶山地区の方々に誘われて、石寺原(いしでらばる)用水路の源流へたどるという貴重な体験をさせていただきした。

 長くなりますが、本HPの梶山事典にある「石寺原用水路」の文面と、その時の写真を記載しました。長いですので、時間のある方はどうぞにっこり

 

い:石寺原(いしでらばる)用水路

・石寺原(いしでらばる)用水路工事は、茨木寿郎(いばらきじゅろう)、山下糺(ただし)・山下啓蔵(けいぞう)親子によって完成しました。

 むかし、梶山の石寺原は見わたすかぎりの原野で、竹林やぞうき林が民家の屋根をおおい、まむしやきつねが多く、夜道はめったに歩けないほどだったそうです。また、2回にわたって石寺原全体を焼きつくすほどの火事がおこりました。そのころ石寺原では、生活に必要な水を何度も沖水川にくみに行かなければならないほどたいへん水の便が悪かったため、すぐに火を消せずに思わぬ大火になってしまいました。

 人々は、原野に田が開かれること、生活に必要な水や防水用の水が確保しやすくなることを強くのぞんでいました。そこで、茨木寿郎(いばらきじゅろう)と山下糺(ただし)が、沖水川から水をひいてきたら、みんなが助かるのではないかと考えたのです。