ブログ

52年前の梶山小児童の作文 その2

私たちの学校と百周年(52年前の5年生児童作文)
私たちの学校は生徒数127名という小さな学校です。この小さな学校も今年の10月11日で100周年になるそうです 私の父・叔父・祖母と勉強した学校ですし、私と弟が勉強している学校でもあります。この梶山小学校が100周年を迎えるなんてずいぶん長いんだなぁと思うことがあります。


私の父の話によると、父の小学校時代は、一クラス四十数名いたり、多い学年は二組もあったりしたそうです。昔の小学校の生徒数に比べると、現在は人数が少なく、ちょっぴり寂しい感じがします。しかし、お父さん・お母さん方に運動場の草取りや整理をしてもらい、またボールや鉄棒など、スポーツ道具も一年一年とだんだん揃って、今年も健康優良校にも選ばれました。私たちはこんなきれいな学校で、のびのびと勉強や運動に励むことができてとてもうれしいです。


この前の運動会の時、青年の人の「この学校の運動場もきれいになったね。」というささやき声が聞こえました。それを聞いて私は、昔、この学校の運動場はどんなところだったのだろうと考えました。そして、もしタイムマシンがあって自由に昔の学校に行けるのだったら覗いてみたいと空想しました。私は、今は5年生だけど1年生に入学したばかりの時は樹木園や体育館などはなく、池はあったけど今のようにきれいではなかったように思います。
ちょうど体育館ができるかできないかの時で、私も1年生の頃、東京の建設大臣の瀬戸山三男さんに「体育館をぜひ作ってください。」と手紙を出したりしたこともあります。今ではとても立派な体育館があり、雨の日でも思いっきり体育の勉強ができます。


でも、やがては私も卒業してこの学校も母校となるのです。 1年1年、年が経つにつれて変わり、歴史となっていくでしょう。この100周年を祝って梶山小学校が末永く盛んになっていくことを願っています。

◆2回にわたって、50年前位の梶山小児童の作文を読んでいただきました。今回、紹介した方は、現在63.64歳位だと思います。
◆家族や学校、そして地域などをとても大事にしている様子がうかがえます。それと、りっぱな自分になることに、多くのエネルギーを注いでいるように感じます。