学校の様子

税の有難さをしりました!

 7月12日(金)6年生を対象に租税教室を行いました。小林市税務課から2名の方を講師としてお招きしました。授業の冒頭では税の種類や消費税のことについて説明いただきました。税は国税、県税、市町村税の大きく3つに分けられること、消費税は10%のものと8%(食料品等)のものがあること、消費税による1年間の税収は約23兆円もあることなどです。また、税の種類には消費税以外にも所得税や住民税、たばこ税、酒税などがあることも説明いただきました。次に、「もしも税がない世の中だったら」というテーマの動画を視聴しました。税がなくなると、公共サービスが受けられなくなることを1つ1つの事例をもとに学ぶことができました。例えば、警察署や消防署を利用すると料金が発生したり、町にごみが溢れても誰も回収してくれなかったり、信号がなくなり事故が多発しても救急車をよべなくなったり、私有地の道路を通る際、通行料金を支払わなくてはならなくなったり、公園は管理者がいないため遊べなくなったりすること等々です。税がなくなったら今まで当たり前にできていたことができなくなる不便さに気づくことができたようです。その後、動画視聴のおさらいとして、次の7つのものに税金が使われているかどうかについて〇×クイズで考えていきました。道路や信号(〇)、ごみ収集車(〇)、救急車・パトカー(〇)、公園(〇)、学校・教科書(〇)、遊園地(×:入園料や乗り物代で運営されている)、デパート(×:品物を売って得た利益で営業している)。子どもたちは全問正解できたようです。ちなみに、子どもたちが1年間、学校で学ぶのに必要な費用は1人当たり約885000円で、1か月に換算すると74000円になるそうです。もしも税金がなかったら、学校に行くのも大変だったなと気づくことができました。最後に、1億円のレプリカを一人一人抱っこさせていただきました。

 今日の租税教室は、社会科の税の学習を深めるだけでなく、これからの生活に必要な学びになりました。公共サービスの有難さを深く感じ取り、税に対する意識も高まり、よりよい生活の実現に向け、一人一人考えて行動できると思います。