日誌

2018年度 美郷北学園ニュース

沖縄豊見城市交流団事前研修

 26日(火)、18:30より北郷林業センターにて標記事前研修会が開催されました。これは、美郷町青少年派遣交流事業の一環として、北郷地区と沖縄県豊見城市の5年生が毎年夏休みを利用して交流するもので、教育委員会と子ども育成連絡協議会が主催します。今年は、50回目の記念交流となります。交流のきっかけは、太平洋戦争中の学童疎開で旧北郷村を訪れた豊見城の子どもたちとのふれあいにまで遡ります。今年から西郷地区の5年生も参加することになりました。

 交流センターには、25名の児童とジュニアリーダー(中学生)4名、参加児童の保護者、引率者が集まりました。団長は大坪隆昭教育長です。

 開会行事の後、北学園中学部の岡崎裕也教頭先生(社会科専門)が、「平和学習」として太平洋戦争と沖縄について講義を行いました。

 第2次世界大戦と太平洋戦争、沖縄戦の意味、沖縄戦の様子と犠牲者、戦争と子どもたち、戦後の沖縄などをテーマにスライドをもとに詳しく解説されました。歴史学習をしていない5年生ではありましたが、同世代の子どもたちの様子に真剣に耳を傾けていました。また、実際に訪れる予定の「ひめゆりの塔」や「ガマ(避難壕)」の話には興味深そうでした。平和について学ぶよい機会となり、交流事業もいちだんと意義深いものとなりそうです。
 後半は、沖縄に持って行くプレゼントづくりをしました。北郷特産の「ほおずき」を使ったかわいらしい置物づくりです。子育連副会長の山下由香利さんのご指導の下、参加した親子で心を込めてつくりました。




 派遣交流は、7月28日(土)に出発し2泊3日の予定で、美らSUNビーチや美ら海水族館のほか、ひめゆり会館、糸数アブチラガマなどを訪ねたり、全沖縄子どもエイサーまつりに出演したりします。エイサーの練習も後日始まります。また、受け入れ交流は8月3日(金)から5日(日)までの3日間の予定です。