学校の様子

表現集会

 今日の朝の時間は表現集会が行われました。今日は3・4年生の発表でした。3・4年生は運動会の作文を書いていて、それぞれ「運動会の宝物」、「ゴールテープ」、「つらいときこそ忍」という題名をつけていました。
 それぞれの子どもたちの作文を聞いて、運動会で一番がんばりたいところ(目標)を決めていて、自分の思い描いた自分になれるように一所懸命努力していたことが分かりました。また、「空につきささるように」とか「雲がパッと晴れたように」等の表現が作文を聞いている私たちの想像を膨らませてくれました。

【運動会を通して、諦めない心や練習を続ける大切さを学んだようです】


【「つらいときこそ忍」これからも胸に置きたい言葉ですね】

 作文を聞いていた子どもたちは感想を発表しました。主に高学年が発表しましたが、高学年の発表の内容は「○○がぐっときました。○○さんが言っていた『一生懸命』とはどのようなことですか?」などと、感想の発表だけでなく質問も入っていました。それに答える3・4年生ですが、うまく答えられない時は「例えば○○のようなことです」などと、質問された人が答えやすいように5・6年生が付け加えました。3・4年生が質問に答えると5・6年生は「つまり○○さんは~ということですね」と3・4年生の答えを自分なりに解釈して伝えていました。

 荒谷小ではにっこりトーク(話合い活動)を充実させるために、日々子どもたちも職員も修行中です。今回の表現集会で3・4年生担任の先生のアドバイスを聞きながら、3・4年生が答えたり、5・6年生が質問の内容を分かりやすくしたりして、言葉のやりとりが続いていきました。そうすることで、一つの言葉の裏側にあったものが見えてきて、よりその児童が言いたいことが伝わってきたように思います。授業中だけでなく、1日の学校生活を通してにっこりトークをすることで、自然と子どもたちの中にそのスキルが身につき、話し合うことの楽しさも味わえることにつながることを感じました。


【質問された人が答えやすい表現を考えました】

 最後に、1・2年生担任の先生が講評を話されました。3・4年生の表現方法がとても素晴らしいということを誉めてくださいました。5・6年生もこのような表現方法で作文を書くそうです。1・2年生もたくさん勉強して、3・4年生のような表現ができるようにがんばるそうです。


【とっても充実した表現集会でしたね】

できたー!

 今日の1時間目から4時間目まで、とんとんとんとん金づちを打って、はてなひよこの基地や船を作っていた子どもたち。講師である3年生児童のおじいちゃんのご指導のおかげで、無事に出来上がりました。
 3・4年生教室に行ってみると、できあがった基地や船を使ってかくれんぼをしていました。「これは、はてなひよこの枕です」と見せてくれた枕は、ビニール袋の中に木のくずが入ったものでした。はてなひよこの大きさに合わせて、小さな枕でした。はてなひよこに関するグッズがたくさん出来上がっている3・4年生教室はテーマパークのようになっています。

         【学習したもので囲まれた教室になっていますね】


【船の先はちゃんととがっていました】

 講師の先生には、子どもたちと一緒に給食も食べていただきました。隣に座った子どもはとっても嬉しそうでした。
 今回の授業で、講師の先生をはじめ、朝早くから材料を準備してくださった保護者の方、ありがとうございました。おかげ様で、子どもたちの意欲は高まり、よい学びの時間になったと思います。本当にありがとうございました。


【給食も一緒に食べてくださいました。ありがとうございました】

とんとんとんとん

 今日は3・4年生の図工の学習にスペシャルゲストが来てくださいました。それは、ウッジョブでもお世話になっている3年生児童のおじいちゃんです。今回は、はてなひよこ(3・4年生のウッジョブから生まれたひよこ)の船や基地を作るそうです。そのために、4年生の保護者の方がたくさんの木材を準備してくださいました。とってもきれいな板で、「家ができそうなきれいな木材です」と校長先生もおっしゃっていました。


              【様々な大きさの板がたーくさん】


【先生とギコギコ、奥では船の形を考える4年生】【尺目で測ると測りやすい!!】


【金づちが指に当たるけど、慎重にとんとん】【船の先をとがらせて、海賊船にしたい】

 「のこぎりはまっすぐ引くとよ」と教えてもらったり、とんとんとんとんと金づちの音が響くと「お!調子がでてきたな!!」と言葉をかけてもらったりして、はてなひよこの船や基地が少しずつ少しずつ形になっていました。
 さて、どんなものが出来上がるのでしょうか。完成が楽しみです。

ウッジョブ諸塚 中間報告会

 今日の1~2校時、5・6年生はウッジョブ諸塚(わくわく学習)を行いました。今日は、これまで考えてきた企画をプレゼンする時間です。めあては「計画(企画)をプレゼンを通して再構築しよう」です。自分の企画のアピールをして、それを聞いている子どもたちや先生方から質問や意見をもらいます。担任の先生は「自分がウッジョブの会社の社員として企画をプレゼンしてください」とお話がありました。

 子どもたちの多くが林業に携わる方々の人材確保というテーマですが、その切り口は様々です。ツアーを企画したり、パンフレットを作成したり、手軽に見られるものを考えていたり、CMを発信したりするという内容です。また、木のよさを発信する、木材がつなぐ人と人とのつながりを提案するという企画もありました。どれも子どもたちの思いの詰まったものばかりです。プレゼンをした後は、たくさんの質問もでました。具体的に考えなければならないところや、計画を練り直さなければならないところなど、発表者と対話をしながら一つ一つの計画を考えていくことで、次にするべきことが見えてきました。
 また、子どもたちは単に質問をするだけでなく、質問に答えた発表者の発表について自分なりに「つまり~ですね?」と聞き直していました。そして、発表者が考えている内容に対して、自分たちの経験から「○○のような方法はどうですか?」、「今日○○をしたので、方法は分かります」等、建設的な意見を述べていました。とても質の高い話合いでした。


     【場数をこなしている子どもたちは発表も堂々たるものでした】


【担当の先生方からも助言をいただきました】

 計画を綿密に作り方向性を示すことが、問題解決学習をする際の拠りどころになると思います。今は産みの苦しみがあるかもしれませんが、考え抜いて自分たちにできる林業への貢献・発信を見つけて欲しいと思います。

10月の全校朝会

 今日の朝の時間は10月の全校朝会が行われました。今日の校長先生のお話は「自然について考えよう」でした。秋になり、彼岸花が咲いたり、山々が少しずつ紅葉してきたりしています。これまでに撮った自然の写真を見せてくださり、四季のうつろいを感じました。
 また、宮沢賢治の「序」を読んで聞かせてくださいました。童話作家である宮沢賢治は自然や風景を心で感じ、それを物語の中で表しています。その一つである「いちょうの実」を読んでくださいました。そして、子どもたちにも手や肌、目、におい、息などで感じて想像して欲しいとお話がありました。学校にもいちょうがあります。いちょうの実やいちょうの木、物語と実際のいちょうが重なって、普段は何気なく見る学校のいちょうも違って見えきそうです。


          【秋は自然の変化を目にしやすい季節です】

 その後、生徒指導主事の先生から10月の目標についてお話がありました。10月は「物を大切にしよう」という目標です。特に記名と用具の後始末に重点をおきます。用具の後始末では6年生がぞうきんのかけ方について教えてくれました。ぞうきんの角を合わせてかける方法と、角を合わせずにかける方法のどちらがよいかを尋ねました。もちろん子どもたちは、ぞうきんの角を合わせてかける方法がいいと理解しています。
 角をそろえてかけると見た目もいいし、かけたところから落ちにくくなります。生徒指導主事の先生からは、「見た目の中には心が入ります。心は形です」とお話がありました。心を整えば、一つ一つの行動もていねいになると思います。運動会が終わって、静かな日常が戻って来ています。物を大切にする心をもって、1日1日をていねいに過ごしましょうね。


     【ぞうきんのかけ方一つをとっても、その人の心が表れますね】