学校の様子

2016年5月の記事一覧

歯科検診の前に

 今日、朝の時間に歯科検診前の事前指導を行いました。毎年行う歯科検診が、どのような目的で実施されているのかを再確認しました。そして、歯医者さんになった気持ちで、子どもたちが自分の歯を検診しました。例えば、歯肉の色はどのような色かとか歯の中で茶色くなっている部分はどこか等、自分の歯を見ながら記録をしていきました。また、検診当日、学校歯科医の先生に聞いてみたいことも考えました。その中には「歯みがきのコツをおしえてください」、「大人の歯がはえてこないのはなぜですか?」、「この歯は何ですか(大人の歯なのか子どもの歯なのか)?」などの素朴な疑問が出てきました。歯科検診は6月3日金曜日に計画しています。
 6月4日~6月10日は歯と口の健康週間です。子どもたちが、自分の歯に興味をもち、歯の健康を意識した生活ができるような指導を続けていきたいと思います。


 【生涯使う大事な歯、子どもの時から大切にしていきましょう】

プール清掃

 今日の2~3校時はプール清掃を行いました。今日は、プールサイドの側溝やシャワーの洗い場、そしてプールの中を掃除しました。プールの中は、全校児童でデッキブラシやタワシを使って洗い、きれいに汚れを落としました。夏のような日射しの下での作業だったため、子どもたちは疲れたかな?と心配しましたが「いつもよりは汚れが落としやすかったね」と3年生が話していました。そして、颯爽と教室に帰っていきました。子どもたちは、これから始まる水泳学習を楽しみにしているのだと思います。


【1年間の汚れをゴシゴシ】【細かいところの汚れも落としました】


【1・2年生はタワシできれいに】【消防用ホースで水をまきました】


         【高圧洗浄機も登場!】
  
 2~3校時で落とせなかった汚れは、昼休み等を使って教頭先生や体育主任の先生等が掃除をしましたが、全てはできませんでした。今日落としきれなかった汚れは、明日の奉仕作業で保護者の方々にお手伝いをお願いしています。暑い中での作業になりそうですが、どうぞよろしくお願いいたします。

参観日

 昨日は5月の参観日でした。内容は4校時は授業参観、その後給食試食会、昼休みは子どもたちとドッヂボール、そして掃除をします。それから5校時は懇談、6校時は心肺蘇生法講習会です。
 4校時の学習は1・2年生は体育、3・4年生は音楽、5・6年生は英語活動でした。1・2年生は、体育館の平均台に水を入れたペットボトルを並べ、ボールを投げてそのペットボトルを倒せるように練習していました。なかなか当たらず「むずかしい~!」、「おしい!」などと言って一生懸命取り組んでいました。昨日は気温が高く、汗びっしょりになっていました。


【1・2年生:顔が真っ赤になるまでがんばりました。3・4年生:おうちの方に教えてもらいながら練習をしました。】

【5・6年生:おうちの方にも英語で話しました】

 給食の時間は、普段の子どもたちの給食の様子を見ていただきました。今年度は給食準備中は無言で準備をし、すばやく配膳ができるようにしています。また、1・2年生は少し早めに食べ始めて、時間内に全員が給食を食べ終われるようにしています。子どもたちの給食の様子を見ていたおうちの方は、「家ではこんなにたくさん食べんよね。学校じゃ食べるっちゃ~。」と驚いた表情をされていました。


【今回は8名の保護者の方が試食会に参加してくださいました】

 お腹いっぱいになった子どもたちが楽しみにしているのは、昼休みのドッジボールです。一昨日のチャレンジデーでは子ども対職員でドッジボールをしました。その日は2勝0敗で職員チームの勝利でした。そのため、子どもたちはおうちの方とのドッジボールに闘志を燃やしていたのです。


 【チャレンジデーのリベンジを果たせたかな?】

 結果は2勝1敗で子どもたちの勝利でした。朝、校長先生へのあいさつの時にもドッジボールへの意欲を話していた子どもが何人もいたようで、子どもたちの気合いが結果につながったようです。
 清掃時間には、おうちの方々に2階の窓ふきをしていただきました。ていねいに拭いていただきピカピカになりました。その後、懇談そして心肺蘇生法講習会です。
 心肺蘇生法講習会では日本赤十字社から2名の方がお越しくださいました。今回は19名(おうちの方10名、子ども3名、職員6名)が参加しました。一次救命処置(心肺蘇生とAED)を分かりやすく教えていただき、和やかな雰囲気の講習でした。AEDを用いての処置はショックを実行した後、次の解析をするまでの2分間胸骨圧迫と人工呼吸を続けました。2分間とは思えないくらいの長さで、一人で行うにはとても大変だということが分かりました。協力をしてくれる人を求めることの大切さを実感しました。


【大切なことは何かがよく分かりました】

【胸骨圧迫:どこを圧迫すればよいかも、実際に圧迫しながら学びました】

 昨日は、午前中から夕方までご参加くださりありがとうございました。子どもたちの学習・給食・清掃・昼休みを通して、学校での子どもたちの雰囲気や様子を見ていただいたと思います。子どもたちは、何事にも一生懸命で前向きに色々なことに取り組んでいます。これからも子どもたちが元気に学校生活が送れるよう、ご協力をよろしくお願いいたします。

森林体験学習

 昨日、森林体験学習を行いました。昨年度、子どもたちはスギを採穂して学校の畑に植え、一年間育ててきました。その苗のうち35本がしっかりと根をはり、植林できる苗に育っていました。植林をする場所は内の口の山です。この山は本校児童のおじいちゃんの山です。今回の森林体験学習のために、森林組合の方や役場の方、そして本校児童のおじいちゃんもお越しくださり指導をしてくださいました。

     【森林組合の方々】

   【森林組合(作業班)の方々】

      【諸塚村役場の方】

【本校児童のおじいちゃん。毎年お世話になっています。】

 まず、森林組合の方が資料を準備してくださり、「山が出来るまで」、「山から木材が出るまで」、「木材製品が出来るまで」の木材の流れを説明してくださいました。その中で、「下刈」は植え付けをして6年間行うこと、造林の中では一番大変な仕事であることや、除伐は11年生の木が対象であり、間伐は20年生以上の木が対象であることなど、改めて学んだことがたくさんありました。また、植付の手順も教えてくださいました。


【これが子どもたちが育てた苗木です】

 一人約3本を植え付けます。地面を15㎝~20㎝掘るのですが、根っこが出てきたり石が出てきたりして思うように掘れません。すると「ちょっと上の方を掘ってみてん」と森林組合の方がアドバイスしてくださったり、クワの持ち方を教えてくださったりしました。また、一昨年度のウッジョブで林業に携わる方々の命を守りたいという思いから作った「きけんおまもリュック(苗木袋)」を背負って植林を行った子どももいました。実際に使ってみて「『きけんおまもリュック』は軽いからいいけど、苗木を取り出すところはもうちょっと大きく穴を開けた方がよかったです」と感想を言っていました。

【『きけんおまもリュック』には枕もついています】

【1年生は初めての植林、どんな感想をもったかなぁ?】

 気温はそんなに高くありませんが、一本の苗木を植え付けるのも体力が必要で、子どもたちの顔には汗がにじんでいました。
 ようやく植付が終わり、次に森林組合(作業班)の方々とのにっこりトークを行いました。子どもたちからはたくさんの質問が出ました。例えば「なんで坂道に植えているんですか?」(1年生)には、「平らな所には野菜やお米を植えています。また、坂の方が日が当たりやすいです。そして木に根がはり、土砂崩れを防ぐことにもつながります」という答えをいただきました。また「なぜ林業のお仕事に就いたんですか?」(6年生)には「先祖代々山があって、その山を守るために林業に就きました。」、「作業班で山の仕事を覚えると、家の(山の)仕事にも役立つのでこの仕事をしています」等の答えをいただきました。

【作業班には女性の方もいらっしゃいました】

【若い方々からもお話を聞くことができました】

 【やりがいも聞くことができました】

 今回の森林体験学習では、一昨年度・昨年度からのつながりがありました。また、女性の方や若手の方との関わりももつことができました。この森林体験学習を通して、子どもたちはどのような思いをもったのか、これからの子どもたちのウッジョブに注目です。

 今回の森林体験学習にはたくさんの方々にご協力いただきました。森林組合の方には事前に打ち合わせのための時間も設けていただきました。子どもたちのために、ていねいなご指導をしてくださり、本当にありがとうございました。いい形でウッジョブをスタートすることができました。


【これからもどうぞよろしくお願いします】


【子どもたちは、植付をした苗木を今後見に来たいと言っていました】


【打合せ風景:色々なアイディアを出していただいたおかげで充実した森林体験学習になりました。】

読み聞かせ

 今日の朝の時間は荒谷小の保護者の方による読み聞かせでした。今日は3冊の絵本を用意していただいていました。「きっとみんな同じような経験をしたことがあると思って選んだ3冊です」とおっしゃっていました。

 1冊目は「ギリギリかめん」です。ギリギリにならないとあわてない「こうたくん」、しかし時間ギリギリになると「ギリギリかめん」に変身します。ものすごい早さでごはんを食べ、ものすごい早さで歯みがきもします。慌てるから忘れ物もします。そんな「こうたくん」の前に「コツコツかめん」が現れました。何でも地道にコツコツする「コツコツかめん」。「こうたくん」はどっちの「かめん」を選ぶのでしょう。読み終わった後、保護者の方が「『ギリギリかめん』と『コツコツかめん』、どっちになりたい?」と聞くと、子どもたちは「コツコツかめん!」と言っていました。子どもでも大人でも「コツコツかめん」でいたいという気持ちは同じようです。

 2冊目は「おこる」です。「ピーマンを残して怒られた」、「兄弟げんかしておこられた」、「友達に靴を隠されておこった」等、なんで人は「おこる」のだろうと考えます。「おこったからって気持ちがスッキリするわけではないのに」と。「おこる」こと、少なくしていきたいなぁと思うような本でした。

 3冊目は「のぞいてみたら」です。「はなちゃん」はおかあさんに怒られて家を飛び出し、知らない場所まで歩いていきました。そこには大きな崖があります。その崖にはたくさんの穴が空いていました。中を覗いてみると、海の中の様子が見えたり、森の中の様子が見えたり、恐竜が生きているところが見えたりしました。色々な景色が見える穴ですが、最後の穴を覗いてみた時に「はなちゃん」の家が見えました。その家の中では一体何が起こっているのでしょう。色々な世界に連れて行ってくれるステキな絵本でした。

 子どもたちは今日の読み聞かせの時間に、たくさん笑い、ちょっぴり考え、心がじわりと温まったと思います。子どもたちは「『ギリギリかめん』面白かった~!」と満足そうに教室に帰って行きました。朝早くから、読み聞かせにきてくださりありがとうございました。


      【夢中で読み聞かせを聞いていました】