学校の様子

2014年9月の記事一覧

わくわく学習応援隊発足式

 昨日、17時から荒谷小体育館で「わくわく学習応援隊発足式」が行われました。
 本校は、総合的な学習の時間(わくわく学習)のテーマを諸塚村の基幹産業である林業に焦点を当て、「ウッジョブ諸塚」として、再発見、貢献・発信などを学習内容として学習しています。この林業を中心とした「わくわく学習」をダイナミックに学習を展開するために、林業に深く精通されている方々に子どもたちの学習の支援者になっていただきたく、このような発足式を開催しました。今回、役場の方々(本校PTAの方)や地元企業の方、宮崎県東臼杵農林振興局の方々にお越しいただき、子どもたちの学習内容やこれからの林業についての夢を聞いていただきました。
 
     【林業に精通されている5名の方々にお越しいただきました】
 
 まずは1・2年生のわくわく学習の内容の説明を1・2年生の担任の先生が行いました。1・2年生は今年度「しいたけについて」学習を進めていきます。1学期にはしいたけ博士である本校PTAの方にも授業をしていただいています。しいたけをテーマにした理由は、諸塚村の特産物であることと、しいたけのこまうち以外、子どもたちはしいたけに関わっていないという現状からだそうです。
【2学期は椎茸のお世話や収穫をします】
 
 次に3・4年生です。3・4年生は、1学期に当時の耳川広域森林組合(諸塚)の所長さんから授業をしていただいています。その授業を受けて、地域の方々の思いや工夫・知恵を学びたいと考えているようです。具体的な内容としては、体験学習で見学した林業で使われる機械をおもちゃとして製作する、植え付けの時の工夫を学ぶ(植え付けのポイントや苗木袋の工夫等)そうです。
 
【発達段階に応じて学習内容が変化します】
 
 最後に5・6年生です。5・6年生は、1学期林業について多くのことを学びました。そして、次に林業を発展させるために自分たちにできることを考え、発表しました。
 5年生は、木で作ったヘアピン・しおり・松葉杖・シーソー等を製作したいという意見がでていました。また、木の香りの消臭剤も作ってみたいというおもしろいアイディアもありました。その他には、地球温暖化についての内容を木の絵本にして保育所生に読み聞かせをしたいという意見もありました。
 
【商品開発、おもしろいアイディアです】  【木で作った絵本、見てみたいなぁ】
 
 6年生では、林業をより発展させるために木がもたらす医学的な効果をパンフレットにしたい・木材の自給率を上げていくために産直住宅のよさをパンフレットにしたい、林業のやりがいがいっぱいつまったポスターを作成したい等の意見が発表されました。
 
【産直住宅、もっとたくさんの人に知ってほしい】【木材がもたらす医学的な効果を知りたい】
 
【林業をする上でのモチベーションとなるやりがい、みんなに伝えたい】
 
 子どもたちがまとめたこれらの意見について、実際に実現可能かどうかを、わくわく学習応援隊の方々に尋ねてみることになりました。しかし、なかなか手が挙がりません。「『尋ねる力』も大切なんだよ」と校長先生が子どもたちに声をかけると、手が挙がり始めました。
 以下は質問と回答です。
 
【質問】
 ○ 絵本の表紙を木で作りたいのですが、加工してできますか?
【解答】
 ○ できます。木は生きているので、割れないように工夫する必要があります。木工の専門  
  家がいるので、その方に習って作るといいと思います。
  ○ 原本があればできます。
【質問】
 ○ 木の医学的な効果はどのようにしたら分かりますか?
【解答】
 ○ 接着剤等を使って家を作るとシックハウス症候群を起こすこともありますが、木造でしっ
  かり作ると健康にいいです。ヒノキは殺菌成分がありますし、木は音を吸収します。また、
  柱1本でビール瓶3本分の水分も吸収しますし、空気が乾燥している時には水分を放出し
  ます。
 
【質問】
 ○ シーソーは誰に協力していただけばよいでしょうか
【解答】
 ○ すぐできると思います。ただ、作成したい時期を知らせることと、前もって設計図を作成
  しておく等の準備をしてください。
 
【質問】
 ○ 林業のやりがいは何ですか?
【解答】
 ○ 人材が必要です。プロセッサー等の機械を操縦するには資格が必要です。諸塚のため
  に何ができるかということを念頭に置いて、人材を生かす、知恵を出し合い実現すること 
  が必要です。
 ○ 「木が大きくなること」が1つのやりがいです。木が大きくなったということは、それだけ二
  酸化炭素を吸収したということです。それは地球温暖化を防ぐことにつながっています。
  また、木の根っこができれば土砂崩れを防止しますし、木が育つことにより水もきれいに
  なります。このような生活の恵みを感じることでやりがいを感じます。
   2つ目は「人材が育つこと」です。森は林業に携わる方々のチームワークによって育てら
  れています。それらの方々への感謝の気持ちがあります。
 
【質問】
 ○ 商品づくりで有力な情報が得られる場所はどこですか?
【解答】
 ○ 西郷の林業科学館で木工教室が開催されています。また、買い物をしている時に、意
  識して商品を見るようにしてください。希望として、プラスチックや鉄でできているものを木 
  で作るという挑戦をしていただきたいです。
 
【質問】
 ○ 商品づくりをするためにはどこに行けばいいですか?
【解答】
 ○ みなさんで地元の企業にきてください。そこで、専門家が教えます。
 
【質問】
 ○ 木の絵本の表紙にプリントはできますか?
【解答】
 ○ できます。諸塚村役場の名札は木で作られていて、これは木にプリントしたものです。
 
 子どもたちは率直な質問を応援隊の方々にぶつけ、応援隊の方々からは心強い回答をいただきました。大切なのは、何のためにするかということです。目的を意識し、受け身ではなく自分から取り組む姿勢をもって取り組みましょう。
 
 わくわく学習応援隊の皆様、お忙しい中、本校の子どもたちのためにお越しくださりありがとうございました。今回の発足式で、子どもたちは学習の見通しがもてたと思います。職員ではアドバイスできないようなことを、分かりやすくていねいにご指導くださり、大変有意義な会となりました。ありがとうございました。
 また、本日は発足式に出席できなかったわくわく学習応援隊の方からは、これからの学習に活用できる本を、それぞれの子どもたちにご用意くださいました。そのお気持ちが大変嬉しく思いました。ありがとうございました。
 
 最後に、PTA会長さんから「世界農業遺産について」の話がありました。
 現在、西臼杵(高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町)と椎葉村と諸塚村は高千穂郷・椎葉山世界農業遺産推進協議会を結成し、伝統的な農林業と文化を未来につなぐため、世界農業遺産認定を目指す活動を行っているそうです。全国で7つの地域がこのような活動を行っているそうで、9月8日に1次審査があったそうです。そして、諸塚村は見事1次通過したとのことでした。そして、本校のわくわく学習がこの活動の後押しになりますとお話をしてくださいました。諸塚村のため、林業の発展のために取り組んでいる子どもたち。この言葉をいただいてきっと喜んでいることと思います。
 
【諸塚村の取組、子どもたちも初めて知ったのではないでしょうか】

教頭先生のなが~い「月」

 毎週水曜日の下校指導。今回は教頭先生がお話をしてくださいました。教頭先生が持ってらっしゃる「月」の字、どこか特徴があります。
     【ヒントは9月です】
 
 子どもたちは、この「月」の字を見て、「ながーい!!」と言っていました。そう、長い月を教頭先生は書かれていました。9月は別名「長月(ながつき)」です。長月と呼ばれる理由には諸説あるそうですが、秋は夜が長くなるから長月という説を子どもたちにお話されました。そして、以前から校長先生が話されている「読書」のことと結び付けられ、秋の夜長にはぜひ読書をしてくださいと指導されました。2学期中に1人40冊の本を読むことが本校の目標です。
 秋の日はつるべ落としともいわれます。暗くなる前に早めに帰宅し、読書にも取り組みましょうね。  

宮大生が荒谷小に!(研究授業~事後研編)

 5校時は1年生の国語の研究授業でした。たくさんの方々が授業を見るとあって、1年生はちょっぴり緊張気味。
 
                     【どきどきどき】
 
 今日の単元は「おもいだして書こう」です。主に、「」(かぎかっこ)の使い方を学習しました。1年生の個性あふれる授業、子どもたちだけでなく、私たちも色々な学びをさせてもらいました。
  そして、その後1・2年生教室で事後研が行われました。今回の事後研は、子どもたちが普段学ぶ時と同じような授業形式で行われました。めあては「主体性のある学びについて考えよう」です。研究主任の先生が授業のように進めるこの事後研は、とても斬新で子どもたちの気持ちが分かるような気がしました。
 個人思考といって、一人で自分で考える時間は「5分」と設定されていましたが、考えがまとまらないと焦ったり、空回りをしたりして、無情にもタイマーのピピピピという音が鳴り、まとまらないまま発表をするというようなこともありました。子どもたちは、このような中で日々戦い、訓練されているんだということを身をもって味わいました。
 しかし、今回の事後研は考えるべき内容が明確であり、焦点化されていたので、横道にそれることなく様々な意見がだされました。大学生のみなさんも、しっかりとした意見をもっており、素晴らしい方々だなぁと思いました。
 
【大学生の柔軟な発想や意見・大学の先生のご指導・ご助言、ありがとうございました】
 
 今回のこの出会いは、子どもたちにとっても私たちにとっても大変貴重なものとなりました。このご縁を大切にして、これからも荒谷小の子どもたち、そして諸塚村の子どもたちを見守っていただけると有難いです。9月10日は、荒谷小に新しい風が吹き込んだ一日となりました。ありがとうございました。
 
 
 

宮大生が荒谷小に!(午前中~昼休み編)

 昨日、宮崎大学の先生と学生の方々が荒谷小に来てくださいました。何のためにわざわざ荒谷小まできてくださったのでしょうか。
 今年度、本校は校内研修活性化モデルプログラム開発事業というものに参加させていただいています。そのため、1学期から宮崎大学の先生方がたびたびお越しくださり、本校の職員研修に関しての指導・助言をしていただいております。そして、今回は7名の大学生まで連れてきてくださいました。
 まず、4時間目に3・4年生の国語の授業(複式指導)を参観されました。1つの教室に2学年が同時に学習をするという単独のクラスとは違う授業の形態ですので、新たな発見や難しさ等を感じられたかもしれません。
 
【授業が始まってすぐ、先生が3年生についている時は4年生は音読をしていました】
 
 その後、ランチルームでの給食です。配膳された給食を給食当番以外の子どもたちが運ぶのですが、その際、大学の先生と大学生の給食が分かるように目印を用意しました。それがこれです。
     【これは一体なあに?】
 
 ある職員は「バッタですか?」と言い、またある職員は「クロワッサンですか?」と言っていました。子どもたちに「これなんでしょう?」と尋ねてみると、「かいこ」、「バナナ」などと答えていました。正解は・・・「三日月」です。クロワッサンは三日月型のパンですので、おしかったです。9月8日が十五夜、9月9日が満月でしたので、月をテーマにして折り紙を折りましたが、分かりづらかったようです。
 
 今日の給食は、牛乳、むぎごはん、なつやさいカレー、キャベツのサラダでした。子どもの中には、「宮崎大学に行っている人ってすごいんですか?」と素朴な質問をしている子もいました。「どこの大学でもみんな一生懸命勉強しているよ」と大学生の方が優しく答えてくださり、子どもは納得していました。また、「私の作文が宮日新聞にのりました」と嬉しそうに話す子には、「じゃあ、校内に掲示している作文で、○○さんの作文を見つけてみるね」とおっしゃってくださっていました。そして、給食を時間内に食べられなさそうな子どもには、「もう少しだよ~、がんばれ~」と声をかけてくださり、たくさん子どもたちとコミュニケーションをとってくださっていました。
 
   【まるで兄妹・姉妹のようですね】    【色々なお話をしてくださいました】
 
          【子どもの話をじっくり聞いてくださいました】
 
【この笑顔で子どもたちももっと明るくなります】【子どもに寄り添ってくださいました】
 
               【ユーモアたっぷりでしたね】
 
【いつもより8名多い給食の時間、活気に溢れていました】
 
 そして、給食後は子どもたちが楽しみにしている昼休みです。この日は、大学の先生と大学生とサッカーをすることになりました。「大人の方々は、容赦ないかもしれませんががんばりましょう!!」と6年生が子どもたちに発破を掛けていました。
 
 外は秋晴れ。サッカー日和でした。運動場には即席のカラーコーンゴールが作られ、いよいよキックオフです。大学生の方々も運動着に着替えて、やる気満々でした。
 
【大学の先生が一番運動量があったのではないかというくらい真剣にしてくださいました】
 
 このサッカー対決、先取点を決めたのは何と子どもたちチームでした。コロコロコロと隙間を縫ってボールがゴールに入っていきました。その後は終始、大学生チームが有利な状況が続きました。そして、大学生の見事な弾丸シュートがきまりました。1対1となり、引き分けで終了となるかと思いきや、終了間際にまさかの子どもたちチームのゴール!!この対決、子どもたちチームの勝利でした。最後まで諦めず、攻めの姿勢を貫いた結果がでたのかもしれませんね。
 
 【結果は2対1で子どもたちチーム勝利】
 
 
 
 
 
 

残暑厳しい奉仕作業

 今週は晴れ間が続き、今日も秋晴れでした。日差しが強く、気温も上がる中、PTA奉仕作業が行われました。
 14時頃にはPTA会長さんが来校され、早速奉仕作業の準備をしてくださいました。15時から始まった奉仕作業は、主に草刈りが中心でした。9月21日(日)の運動会に向けて、運動場だけでなく、校舎の裏などの草を刈ってくださったおかげで、学校はとってもきれいになりました。
 お忙しい中、荒谷小のために時間を作ってくださり、参加してくださったPTAの方々・地域の方々、ありがとうございました。
 
 【草刈り機の音が学校中に響きました】      【手際よく草刈り機を使います】
 

運動会の全体練習

 今日の1時間目、運動会の練習が行われました。この時間は保育所生も一緒です。
 今日の内容は開会式の練習です。開会式の行進の時のめあては「揃える」です。何を揃えるかというと・・・
 ○ 声を揃える
 ○ 動きを揃える
 ○ 元気を揃える(声を大きく出す)
 
 入場行進の時には、「1、2!!」と声を出します。その声を大きく出すことが大切です。そして、腕を大きく振り、太ももの付け根から足を上げるという指導がありました。
 
  【行進の時にも立腰が大切です】      【団長さんはみんなのお手本です】
 
 そして開会式の練習では、礼のタイミングや礼の仕方、優勝旗等の返還の練習・児童代表あいさつの練習をしました。
    【しっかりと体を向けます】     【1年生もこの大舞台で元気にあいさつをします】
 
 その後、運動会の歌の練習をしました。運動会の練習は2部合唱となっており、赤団・白団で歌う箇所や歌詞が異なります。とっても元気に歌えました。
 
              【各団、この日一番声が出ていましたよ】
 
 今日は、初めての全体練習でしたが、保育所生も小学生もみんな一生懸命取り組んでいました。体育主任の先生から「君たち一人ひとりが荒谷小なのです」と話がありました。荒谷小を背負ってたつ子どもたち。その行動・振る舞いに全力を注いで、運動会を成功させましょうね。
 今日の練習のキーワードは「全力」でした。
 
 
 
 

今日は十五夜

 9月8日、今日は十五夜です。そこで、給食時間中に十五夜に関する内容を指導するため、ランチルームにプロジェクターやパソコンを用意していました。すると、4時間目が終わってランチルームに入ってきた子どもたちは、その機器を見て「今日は十五夜やからや」と言って、指導の内容を察知していました。季節の行事をよく知っているなぁと感心しました。
 
 指導の内容は3つです。①中秋の名月と言われる理由②おそなえものについて③お月見をする理由です。3つともクイズ形式(3択)で行いました。おそなえは月見だんごの他に、秋に収穫したもの(さといもなど)もおそなえするそうです。そのため、十五夜の月は芋名月ともいうそうです。
 今夜、夜空に出てくるお月さま、お天気もいいですし、きっときれいでしょうね。
 
【月を仰いで、収穫を感謝しながらお月見をしましょうね】

沖縄の味を荒谷小風に

 今日の給食にゴーヤーチャンプルーが出ました。給食を食べる前は、「ゴーヤー食べられるかわかりません」、「苦いですか?」、「家でもほとんど食べません」等と口々に不安な言葉を口にしていました。
 実際、給食のゴーヤーチャンプルーを食べると「おや?甘い」と不意を突かれた様子。苦みは全くなくすき焼きのような甘さのあるゴーヤーチャンプルーでした。子どもたちも「全然ゴーヤーの味はしませんでした」と言っており、早々と食べてしまっていました。諸塚の栄養士さんのレシピ、それに調理員さんの腕により、子どもたちが苦手なゴーヤー料理が、とびっきりのおいしいいゴーヤー料理になっていました。ありがとうございました。
 
【小さいおかずのお皿(ゴーヤーチャンプルー)はすぐに空っぽになりました】

大玉を速く転がすには

 昨日、5時間目に全校体育がありました。内容は大玉ころがしの学習です。
  【だいぶ空気が入りました】
 
 その前に少しだけダンスの練習をしました。運動会まで時間があまりないので、時間の使い方を工夫して練習ができる時間を生み出しています。
 
【千手観音:みんなの息を合わせてね】
 
 次にめあてを考えました。学習内容を知った子どもたちが、自らめあてを立てられるように体育主任の先生が 声をかけます。今日のめあては「速く転がすにはどうしたらいだろう」でした。このめあてを、腕を曲げて肘で子どもたちは空中に書きます。この時に、○(句点)は足を曲げて大きく書くよう指導がありました。めあてを書き終えた子どもたちは、少し息があがっていました。
【肘でめあてを書く様子:色々な場面で体力づくりができます。】
 
  次に「押し方」と「ターンの仕方」について各団、団長さんを中心に考えました。その際、座って話合いをする団があったり、動きながら話合いをする団があったりしました。そこで、話合いの仕方についての助言が体育主任の先生からありました。
 
 ○ 言葉だけでなく実際、身体を動かしながら話し合う。
 ○ 動きが見える位置まで自分から移動する。
 
 このような助言をもとに、子どもたちは話合いを進めました。
  【大玉と身体との距離や、ターンでのスピード等の話合いをしていました】
 その後、全体で集まり「速く転がす」ための方法を発表しました。
 
 「押し方」
 ○ 速すぎず遅すぎず
 ○ 追いつける程度
 「ターン」
 ○ 少しスピードを落とす(コーンの周りをターンする時に前に行きすぎてしまわないように)
 ○ 大玉の外側にいる人は回り込み、大玉の内側(コーン側)にいる人は大玉を押さえる。 
  (速くターンができるように)
 ○ コーンを回る時には小さく回る
 
 このような意見が発表されました。そこで、体育主任の先生から発表の仕方についても指導がありました。「意見を発表する時には、必ず根拠(理由)を付けて発表する」ということです。そうすれば、その意見がより説得力のあるものとなります。今回は理由を付けて発表した人が何名かいました。この発表の技術は、これからの学習にも生かしていけそうですね。
 まとめとして、「押し方」は身体から離れない程度、「ターン」はスピードを落とし、大玉の内側の人と外側の人で役割分担するということを確認しました。
 その後、今のまとめの内容を使って、実際に大玉ころがしをしてみました。「頑張れ―!!」、「いいよ-!」等と仲間を応援する声が自然と出て、本番さながらの大玉ころがしになりました。結果は46秒で赤団の勝ちでした。(白団は57秒)
 
 少しでも速く転がせるように各団作戦を練ってくることと思います。本番の子どもたちの大玉を転がす細かい動きにもぜひご注目ください。

全校体育とかぐらの稽古(地域の方から学びました)

 今日は、朝の時間から子どもたちは運動場に出て、一輪車の特訓をしていました。21日(日)に迫った運動会、今まで練習してきた成果を披露する最高の舞台で最高のパフォーマンスができるよう、一生懸命練習をしています。
 
【1年生には高学年が補助をしてくれました】
 
 1時間目はまず、運動場で体育をしました。今日は、短期集中で練習をしているダンスの練習です。今までは体育館での練習でしたが、運動場で踊る位置を確認しながら、また隊形の変化も確認しながら練習をしました。
 
【運動量の多いこのダンス、力を振り絞ります】
 
 その後、体育館に移動して大玉ころがしの練習をしました。大玉は今年購入して、ピカピカの新品です。今回は大玉ころがしのコツを体育主任の先生に教えてもらい、大玉を使わず、転がす動きを確認しながら練習しました。
 
【2人1組で大玉を転がします】
 
 2時間目は地域の方が学校にお越しくださり、かぐらの指導をしてくださいました。地域の方が「こうして、こっちから回るとよ」と子どもに指導してくださると、子どもたちは「あ~!!」と納得したようで、かぐらの練習がスムーズに進みました。
 
          【地域の伝統芸能、子どもたちが継承していきます】
 
【一言一言しっかり頭に入れましょうね】
 
 最後に、子どもたちはふりかえりをしました。そこで3つのキーワードがでてきました。
 
1 腕を伸ばす
2 交差する時の動きを確認する
3 模範のグループを参考に練習をする
 
 これらをしっかりと意識しながら、これからもの練習をしていきましょう。
 地域の方からは最後にお言葉をいただきました。「大切なことは動きを合わせること。先路(せんじ)の人は下級生の動きをしっかりと見て合わせてください。あとはかわいいからいいでしょう!!」と嬉しいお言葉をいただきました。その後、体育主任の先生が「今のお話の中でのキーワードは?」と子どもたちに尋ねると、「かわいい・・・」と口を揃えて答えていました。確かに荒谷小の子どもたちはみんなかわいいです。ただ、先ほどのお話のキーワードは「動きを合わせる」です。それをきちんと確認してかぐらの稽古は終わりました。
  
【暑い中、熱心にご指導くださいました】  【代表の児童がまとめのあいさつをしました】
 
 荒谷には戸下神楽と南川神楽の2つがあります。子どもたちは小さいころから神楽に触れて育ってきています。この貴重な伝統芸能を受け継いで、後世にも伝えていけるようしっかりと学んでいきましょう。また、神楽を舞う意味なども考えながら舞えるといいのかなとも思いました。
 
 本日はお忙しい中、子どもたちのために貴重な時間を作ってくださりありがとうございました。きっと子どもたちも、新鮮な気持ちで神楽に取り組めたことと思います。運動会では、子どもたちの堂々とした舞をみていただけると嬉しいです。
 
 大玉は今、一生懸命空気を入れています。早く転がしてみたいね。
 
【2時間かけてようやく赤い方の玉に空気が入りました。次は白い玉です】

諸塚ウッジョブ 2学期の始動!

 今日の5時間目は、わくわく学習(諸塚ウッジョブ)が行われました。1学期は諸塚村内の企業の方々に講演をしていただいたり、体験学習を受け入れていただいたりして、林業について学びました。
 今日はその学習をもとに、林業に関して自分がやってみたいことをそれぞれ出し合い、その目標達成のための計画づくりをしました。今回から、校長先生や教頭先生、養護教諭の先生がわくわく学習のサポーターとして授業に参加しました。これから子どもたちが目標を達成するための過程を一緒に歩むため、これらの先生方は一緒に悩んだり知恵を出し合ったりしていきます。
 
【「わくわく学習」なのだから、わくわくするような時間にしたいですねと話がありました】
 
 5・6年生7名は「商品開発部:担当校長先生」、「設計部:担当教頭先生」、「ポスター部:5・6年生担任」、「絵本部:養護教諭」に分かれて、計画を立てました。どの企画も面白そうなものばかりで、先生方は胸がわくわくでしたよ。
 最後の振り返りの時間には、それぞれの計画を発表しました。子どもたちの考えの中には、大人では思いつかないような木材の使い道が色々とあり、発想の豊かさに感心しました。来週には、これらの計画をもっと具体化していく予定です。9月10日の発表に向けて職員も子どもたちも正念場を迎えます。
 
           【斬新なアイディアがたくさんでてきました】
 
【最後はしっかりとお礼のあいさつをしました】
 
 林業という素晴らしい教育資源がある諸塚村、子どもたちのアイディアでもっともっと林業をアピールできるといいなと思います。

ハッピーハッピーハッピーバースデー

 今日は、1・2年生の担任の先生の誕生日でした。そして、8月にお誕生日を迎えた子どもたちも一緒に牛乳かんぱいをしました。
 
【1・2年生担任の先生の周りには笑顔がたくさん生まれます】
 
    【8月生まれのお友達。待ちに待った牛乳かんぱいでした。】
 
 やっぱりみんなでお祝いをするお誕生日は格別でした。

いつどこで遭うか分からない地震

 1923(大正2)年午前11時58分、関東大震災が起こりました。この地震はマグニチュード7.9と推定される巨大地震であり、死者10万5385名、全潰全焼流出家屋29万3387に上ったそうです。
 それから91年、今でも日本各地で地震が頻発しています。つい先日も日向灘を震源とする地震が起きたばかりです。防災の日の今日、本校でも地震の避難訓練を実施しました。地震を知らせる放送が鳴ると、子どもたちは机の下に身体を隠していたようでした。そして、地震の揺れがおさまったことを知らせる放送が聞こえると、頭を守りながら運動場に避難をしました。
【隣の保育所生も一緒に避難しました】
 
 その後、校長先生からのお話がありました。まず広い場所に出て、逃げる時は歩かずに小走りで避難するよう指導がありました。次に地震が起きた時の身を守る方法を教えてくださいました。子どもたちは、地震が起きた時に机の下に隠れましたが、その隠れ方のポイントです。
 
 ○ 机の脚の対角線を手で支える。
 ○ 机の脚を支える時は上の方をもつ。
 ○ 顔は上を向けておく。(状況を確認する)
 
 これらのポイントを踏まえて、机の下に身を隠すと「おさるさんのポーズ」のようになるそうです。子どもたちには「おさるさんのポーズ」として学習しました。
 
【命を守る学習です。真剣に聞きましょう。】 【これが「おさるさんのポーズ」です】
 
 次に、広い所で地震に遭った時の身の守り方です。これは手を頭で隠して「だんごむしのポーズ」というそうです。
【この時、お尻は地面に付けません。すぐに動けるようにです。】
 
 最後に、火事が起きた時の「煙に巻かれないポーズ」です。地震の時には、時に火事も起こることもあります。煙を吸わないように、腕で鼻と口を覆います。
 
【ハンカチが手元になくてもこうすれば、煙を吸わずにすみます。】
 
 また、登下校の最中には危険箇所を確認しながら歩くようにお話がありました。道路に石が落ちている所は、地震が起きた時等には土砂崩れが起こる恐れがある場所であり、広い道や広い場所は安全であるということを指導していただきました。日頃から常に危機意識をもって、身を守ることを意識しながら行動することが大切です。そして、この避難訓練をいかに真剣にするかということも大切ですとのお話がありました。
 
 それから教室に戻り、地震に関するビデオを見ました。その後、生徒指導主事の先生から「地震が地震で終わらないことがあります。海が揺れれば津波になるし、ストーブ等が倒れて火事になることもあります。」とのお話がありました。この2次災害で命を落とすということも意識しておかなければなりません。日頃からの備え・危機管理を十分にしておかなければならないし、常に子どもに言い聞かせておかないといけないなと感じた避難訓練でした。
 
【阪神大震災や新潟中越沖地震・東日本大震災の地震の様子がビデオで流れました】
 
 その後、先日生徒指導主事の先生からの宿題「お家で地震に遭ったらどうするか?をお家の人と話し合ってみよう」の発表をしました。発表の内容は以下のようなものでした。
 
 ○ 1階ではなく2階に避難する。
 ○ 布団と枕を使って頭を保護する。
 ○ 「お母さんが守ってあげる」と言われた。
 
 土砂崩れや津波等の時は「垂直避難」と言って、遠い所よりも高い所に避難することが原則だそうです。反対に「水平避難」は火事の避難方法で、より遠くへ逃げることが重要になるそうです。いつどこで起きるか分からない自然災害、その場に居合わせた時に最善の行動が取れるよう、私たちも学び続け、子どもたちに継続して指導していきたいと思います。
 
【積極的に発表をしてくれた2年生】 【垂直避難を分かりやすく教えてくださいました】